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2008年9月29日 (月)

小説葛野記:2008/09/29(月)京都の空は、秋雨だ

 夏期の閑散としたキャンパスだけでなく、極早朝の葛野キャンパスを傘さして歩き、研究室にはいり電気を付けてマシンを稼働させ、珈琲をセットして、バルコニーからキャンパス全体や遠く雨に曇る東山を眺めると、生きる生きている、充実感がみなぎってくる。

 人間は単純なところがあると、心から思う。大昔、百万遍の北キャンパスの研究所・図書室の窓から、雑誌書架を整理しながら東山を眼前にし、眼下の大学植物園を眺めていたころも、同じだった。単純なことで気持ちが晴れるわけだ。

 余は、青年時から今に至るまで、様々な大学キャンパスで人生をすごすことになった。学生から始まって、いろいろな立場を経験したが、抱え込む問題や課題、立場の違いによる軋轢、そういう負荷とは関係なく、大学キャンパスの全景が好きだった。

 学生時代から大学キャンパスを一歩も出なかったという点では、箱入り男の世間知らずだと、自覚する。しかし、今となっては、世間知らずであれ、書生・処世法であれ、みんな仲間は退職してしまった。余もいずれそうなる。なにもかも平坦化して、同じになる。そして誰もいなくなった、の思いが深い。

 朝の内に授業を二つもった。情報図書館学では昨年と同じく、情報リテラシーのDVDを40分見てもらい、感想を書いてもらった。自分自身を客観視する「メタ認知」は好評だったし、総じて印象のよいDVDであると再確認した。
 目録の授業では、副長にTruth執筆内容を説明してもらった。後期の個人課題についてである。そのあと、MacBookで延々と電子紙芝居を上演した。ときどき余は壇上に上って解説した。マウスを忘れたせいか操作はぎごちなかった(笑)

 そんな様子で、また次の責務がまっている。
 秋雨というのだろうか、まだ京都の空は曇っている。

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2008年9月28日 (日)

NHK篤姫(39)薩英戦争と徳川家茂(いえもち)

承前:NHK篤姫(38)嫁姑よりも勝海舟と坂本龍馬

 今夜、攘夷と鎖国について真剣に考え込んだ。
 その中を上洛した家茂、それを心配する天璋院と和宮。
 長州は下関で商船を砲撃し攘夷を決行した。その結果、英仏連合軍に上陸され、武装解除された。その後、英国は薩摩に艦隊を動かし、艦砲射撃で城下を火の海にした。

 鎖国。
 大東亜戦争の後、この言葉が肯定的に語られることは無かった。現代、鎖国をとなえる人を見聞きしない。国際的に政治も経済も文化も、お互いに手を取って仲良くなろうという世界観が主流を占めている。なにか、うさんくさい。付き合いたくない国と戦争しょうとはおもわないが、なぜ交渉し、商売し、付き合う必要があるのか。

 日本で鎖国が250年間続き、その間国内外で大きな戦争がなかったのは事実である。江戸時代は鎖国のかわりに、日本が諸外国に進出した事例も、例外を除いてはなかった。

 鎖国の効用はあったはずだ。鎖国が破られそうになった幕末、反動的に攘夷が長州および朝廷から生まれた。開国とは、主に西欧諸国の植民地争奪戦に分け入ることだった。だから、当時の人達は悩んだ。現代の開国とは、世界に金をばらまき、国際紛争に首を突っ込み、本来必要としない分までの食料や燃料を高く買い込んでいる。だから現代の人も病んでいる。

 篤姫は政治状況のうち、薩摩の攘夷(薩摩は斉彬、久光ともに開明的だったが)と徳川家茂のとるべき政治行動について悩んだ。和宮は家茂の公事と私事の軋轢に悩み、朝廷との関係に板挟みになった。

 現代はNHK篤姫を鑑賞しても、後智慧があるから、当時の見通しが立つが、当時の人達はどんなに英明な人でも、先が見えにくかった。

 江戸の徳川幕府は250年間、鎖国を維持してきたことで、長い歴史の中で、内乱のほとんどない治世をもたらした。政治体制として、その後の明治、大正、昭和、平成と数えてもまだ140年程度だから、徳川幕府は長期安定政権だった。しかも島原の乱などはあったが、幕末にいたるまで大過なく過ごした。室町幕府は応仁の乱以降は特に幕府のていをなしておらず、戦国時代だった。その前の鎌倉幕府になると、時代が古くて、どんな様相だったかよく分からない。江戸時代よりも住みにくかっただろう。

 篤姫が徳川家を守ることに気持をさだめ、和宮が嫁として徳川を守る方向に傾いてきたのは、後智慧としてよくわかる。徳川を守ることが平和を維持することだった。

 鎖国は一つの方法だと、今夜確信した。
 今後も、日本は食料自給自足を真剣に考え、エネルギーを独自に自足させる科学技術を考え、そこそこの軍備を持ち、いつでも鎖国・攘夷するだけの力を蓄える必要がある、と篤姫を見ながら思った。
 この思いや考えは、引き籠もりがちな私の性向から出ているとも言えるが、私は異国の人達と無理に付き合って商売することが佳いことだとは思っていない。みんな、国際性とか世界的というか、先進諸国の勝手さを正当化する政治経済思想の幻想に半世紀以上踊らせているような気になった。

 自給自足できる底力をもってこそ、自立できる。今夜の篤姫は45分間で、戦後生まれの私の幻想を打ち砕いた。日本は幕末の悩みからまだ抜け出せていない。
 輸入品は、いつでも切り捨てられる嗜好品、遊び道具だけでよいだろう。高級輸入車が入らなくなっても、外国映画が見られなくなっても、いつでも切り捨てることができる。

 そういう風に思えた。 

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高台の図書館:鉄道図書館(2)試験走行→DD51+ED790(Nゲージ)

承前:高台の図書館:鉄道図書館(1)基盤
参考:国鉄時代のレールバス:キハ02形レールバス(TOMIX)

Nゲージ小型・机上ジオラマ
 小型ジオラマを机上で運用する利点は、持ち運びが可能なので、私のような教員にとっては一般教室に簡単に移動できることが第一にある。もともとベニヤ板と発泡スチロールが主体なので軽い。他には、スペースを気楽に使える。運転するのも、造るのも、かたづけるのも30X60センチ程度だと手軽に出来る。そして、制作費が安価になる。レールやポイントや塗料など、総合的にみると随分楽になる。
 
 しかし、ミニカーブレール(TOMIX)で列車を走行させるのは難しいことが多い。平面ならもう少したやすくなるが、高台の図書館のコンセプトは、高台に図書館を置き、そこに図書館列車を横付けすることにある。だから、短距離にもかかわらず急坂を設けざるをえなくなり、そのためにレールの至る所で凸凹が発生する。
 凸凹と言ってもレールの継ぎ目付近で一ミリ程度のことだが、これが実車だと1/150縮尺だから150ミリ、つまり15センチ程度の高低差が線路の継ぎ目で出来ることになり、不自然になる。

急坂急カーブ走行の条件
 こういう技術的な問題をうまくこなさないと、言葉の上での「図書館列車」コンセプトは、モデルレベルでも走行しない。だから、何度も何度も走行テストを繰り返す。繰り返す中で一定の条件が明確になってきた。

1.レールの半径
 レールの曲率は、動画のレベルではもう変えられない。このレールの場合、最小の半径10センチをさけて、その上の半径14センチを使っている。ミニカーブレールは、あと半径17センチのものもあるが、それは30X60センチの基盤におさまりきらなくなる。
 なお、「邪馬台国周遊図書館ジオラマ」の走行テストでは、この半径17センチ(177ミリ)のミニカーブだと、お召し列車の動力車や、蒸気機関車、新幹線レベルの車両でも、ほぼ通過する。いずれも車輪が多く、車体長が長い、つまりミニカーブレールを走らないタイプ車両である。

2.レールの勾配
 勾配を表すのには、実車とモデルではそれぞれ規格があるが、ここでは言及しない。
 実際のモデル製作では、発泡スチロールに溝を付けたり、薄いスチロールで高低を調整している。目で見てなんとなく「これくらいは坂がないと」とか「こんな急坂にするのは不自然」と、すなわち経験的に決定している。

3.走行機関車(動力車)
 走行する機関車の条件をまとめてみた。

3.1 カーブを回り切る必要がある
 TOMIXのミニカーブレールには先述の、半径10、14、17センチがある。ここで走行させるには、車輪の数、つまり台車や車軸の多さに影響を受ける。車体長は20m級以下がよい。さらに、動力車の場合は車軸が多いと可動部分が狭くなり、半径におさまりきらなくなる。
 非動力車の場合は、台車を一回転するくらいの修正が可能だが、動力部を含む車軸や台車周辺を調整するのは難しい。
 また一般に、KATO製の動力車は特殊な急カーブには向かない。TOMIX製品も「ミニカーブレール対応」と書いてない動力車は相当に調整が必要となる。

3.2 登坂力が必要
 平面なら問題はないが、私の設計するジオラマは、図書館の無いような秘境や田舎へ、移動図書館として「図書館列車」が走ることにあるから、急坂急カーブをスムーズに走る能力が必要である。
 MODEMO製の箱根登山鉄道タイプだと、半径10センチのループ急坂をじっくり上り詰める能力があるが、他社の高速設計された動力車は難しい。
 ただし、動画のTOMIX製、ED79-0タイプ(ないし、別のED79-100)は出色の力を見せる。これは発進停止も理想的な動きを見せる。

 動力車の調整事例として、動画のDD51ディーゼル車を注視するとわかる。真ん中にある非動力台車を取り外している。遊輪なのだが、急坂急カーブでは、この台車がレールと不都合な接触を見せた。精密模型を志向する人から見ると乱暴な方法ではある。

3.3 静音
 これはMODEMO製の急坂対応タイプや、上述のTOMIX製ED79系で考えたことだが、机上に乗る小型ジオラマの場合、静音は必要である。TOMIX製ED79タイプは、MODEMO製と遜色ない静音であった。

4.客車(非動力車)
 非動力車の場合、小型・急坂急カーブジオラマでの走行は、動力車よりも簡便になる。15m級までなら問題なく走る場合が多い。ただし、台車がなく車軸が左右に回転しないもの、たとえばトーマス号のような2軸が多い車体固定車軸は、問題が生じる。
 台車付きであっても、カプラーの形態によっては、台車回転に制限があって半径10センチのミニカーブレールは難しいことが多い。この場合は回転付近をカッターナイフで削ることで対応する。精密モデル志向の人には難しい決断となる。
 さらに20m級の車体だと、半径10センチのカーブは無理と考えた方が良い。

備考1
 動画では、最初に先頭車両として近江鉄道クハ1202(TOMYTEC製の鉄道コレクション第6弾内)が見えているが、途中で脱線し隠れてしまい、そのまま先頭にディーゼル車が現れた。先頭に車重の軽い車体を置き、後部から押すと、レールが複雑な場合脱線が多くなる。
 力持ち、静音タイプの動力車を重連にしたのは、多様なケースでも走行するかどうかを確かめたかったことが第一にある。
 しかし動画では、高台の図書館急坂へバックで入る場面で、動力車の難渋を感じる。これは非力さとか登坂力のなさではなく、実はポイント部分の接触が悪かったので、グリースをほんの少し注入したことが原因だった。つまり、ポイント周辺のレールが薄い油膜で覆われて、動輪がスリップし始めたわけである。さっそくクリーナーでレールを拭き、動輪、車輪を清掃したが、なかなか元に戻らない。初心者のミスと言える。

備考2
 YouTubeを今後活用していきたい。実際に走行する雰囲気を静止画で表現するには特殊な写真技術がいると分かってきた。動画は少し簡便に表現できる。

高台(1)←続く→高台(3)

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2008年9月26日 (金)

昭和の鉄道模型をつくる(33)木造平屋住宅

承前:昭和の鉄道模型をつくる(32)カワムラ理髪店

33:部品と工作(木造平屋住宅)

3301:木造平屋住宅(正面)
3303:木造平屋住宅(背面)

 この建物は昔の市営住宅とか、官舎とか、なにかしら国や地方の規格住宅という印象があります。全国一律の設計があったのでしょうか(調べればわかるでしょう)。平屋なのが記憶を刺激します。昔、父が言うには「平屋建ては贅沢なんだ」と話がありました。父親と息子達とで自宅を大半造った頃のことです。(設計から基礎打ち、その他、左官のまねごと(粗壁は私も塗りました))。完成した当時の実家は、当然二階建てで、私はその六畳一室をもらいました。

 京都市の岡崎を自動車通勤で通っていた頃、だれかお金持ちが長期間かけて家を造っていたのが印象深いです。ゆっくり造っていました。大きな敷地に、平屋建てということが、車窓から毎日眺められたのです。
 完成したとき、門からうかがうと、やはり平屋の上等な建物でした。
 (実は、後日に分かったのですが、今のパナソニック、つまりナショナル、故・松下幸之助さんが施主だったのです)

 今回の模型、二個一の平屋って、よくこんなにうまく造ったものですね。模型開発関係者は、図書館なんかへ行って、過去を調べて設計するのでしょうか。楽しそうです。

33:鉄道模型の達人/野月貴弘(のづきたかひろ)

331:野月貴弘
 野月貴弘さんは35歳で「鉄ミュージシャン」と書いてありました。車掌DJらしいです。ところが、鉄ミュージシャンも車掌DJも、一体どんなお仕事なのか、まるっきり想像を絶しますtaurus。列車情景の音が音楽の中に組み込まれているのでしょうね。

 一番気になったのは、野月さんのスタジオの目線にあるNゲージレイアウト、その上のディスプレイ専用高架線でした。確かにディスプレイ専用だから、両端が切断されたままなのですが、それが機能的に見えて、この仕様に惹かれたのです。
 私の場合は、ジオラマ自体が小さくて、いくつかの列車編成を試すときとっかえひっかえするのですが、一々箱ケースからの出し入れなど、面倒なのです。数種類をさっと見渡して比較するときなど、いつも眼前の高架橋に並んでいると便利だろうな、と思いました。
 もう一つは野月さんが中学生の頃に、キハ58(古典的なJRディーゼル車)を基本にして、「アルファコンチネンタル(注)」という改造車を作ったことです。掲載写真は小さいのですが、キハ58系には見えない異国風の汽車が鎮座していました。私もやってみたいですね。題して「アルファコンチネンタル仕様の図書館列車(笑)」。

注:アルファコンチネンタルの大きい写真をネットで探していたら、「敷き布レイアウト」にありました。

33:ジオラマ/レイアウトの制作(21)路面軌道を作る 2

332:ジオラマ/レイアウトの制作(21)路面軌道を作る 2
 先回の続きですが、純粋の鉄道模型工作がどれほど繊細な工程を必要とするのか、目の当たりにして、少し凹んでいます。以前、建物の窓枠を作る記事でも鬱しました。
 要諦を二つ抽出しますと、一つは塗装です。レール全体にマスキングテープを貼って、「ニュートラルグレーのジェッソを刷毛で全面塗りする」。次に軌道部のプラスチックは、模型用塗装スプレーのニュートラルグレーを吹き付け、その上からダークイエローを薄めに吹き付ける、……。微妙ですね、手が震え、頭が痺れそうな細密仕事です。できませんなぁ(笑)

 次に仕上げですが、道路中央に白いICテープを貼りセンターライン。さらに車両進入禁止ラインには黄色のICテープを貼る。ICテープは以前ずいぶん気になったのですが、いまだに発見出来ません(お店のこと)。それにしても、細いICテープを貼っている我が身を想像すると、肩がこって眼精疲労をまねくような鉄道模型工作に、私は記事を読んでいるだけでいささか疲れました。
 やはりですね、叩きモデラーが性に合っていそうです。

33:昭和の『鉄道模型』をつくる

333:昭和の『鉄道模型』をつくる;33
 この号にはビートルズやジャイアント馬場のことなど興味深いものが多いのですが、巻頭「土讃線」をメモしておきます。ここ数回、巻頭シリーズ「昭和レトロ列車でなつかしい紀行」が気に入っているのだと思います。
 実車にはほとんど興味が無くて、写真を撮った経験は、これまで明治村の古代車と、嵯峨野トロッコ列車と、新幹線のジェット戦闘機のようなタイプと、京阪特急ダブルデッカーくらいでしょうか。だから、以前なら四国の土讃線をキハ58系ディーゼル車が走る、というような記事を見ても頭に入らなかったと思います。ところが、最近は「ああ、行ってみたい。風景を走る列車を写真やビデオに収めたい」と、思うようになったのです。将来、この冊子の巻頭シリーズを最初から読み直したくなりました。以下、惹句を引用しておきます。
土讃線 多度津~高知◎126.6km
香川県(讃岐)と高知県(土佐)を結ぶJR土讃線は、”四国縦断鉄道”とも呼ばれている。そこを走っているのは御年47歳のキハ58系。日本屈指の秘境、四国山地で奮闘するレトロ列車に会いたくなった--。


大きな地図で見る
(土讃線の大歩危駅)
 どんなところかを地図で見て、「あは!」と声を上げました。つまり愛用している「大歩危トロッコ号」が走っている線だったのです。どれほど私がこれまで実車軽視か分かるというものです。気がつかなかったのです。記事にはトロッコ号のことが書いてなかったのですが、これは「昭和レトロ列車」とは製造後30年以上の車両という規定に従っているようです。
 写真や記事の見所は、トラス橋上の「土佐北川駅」、そしてスイッチバック駅が二つ(坪尻駅と、新改駅)もあることでしょう。
 瀬戸内海の多度津駅を12:51発、途中坪尻駅で下車して50分程度散歩。「全国屈指の秘境駅」らしいです(笑)。次の列車に乗って、14:57阿波池田駅到着。ここで一泊。翌朝、阿波池田駅を5:33発か5:58発に乗車。土佐山田駅をすぎて、高知に着いたのはいつ頃でしょうか?
 阿波池田で午後に一泊し、翌早朝に乗ったのは、こだわりというのでしょうか、キハ58+28編成が早朝に二本しかなかったからのようです。いやはや、実車志向は窮屈ですねぇ(gemini)。

33:未来の図書館、過去の図書館
 迷ったときは初心に戻る、という単純な原則は大体いつでも有効です。その後のいろいろなことで状況は変化し自分も変わるものですが、最初の決心や印象は大切です。
 その初心をどこまで遡らせるかについては、いろいろ考えもあるでしょう。確実なことは、人間の記憶は幼少時、少年少女時代のものの方が末永く残ります。

 多数の中から「一人」を特定できる、あるいは本人が「私」といえる、その者の自我、人格とは、時間と成長にそって、外界情報をとりこんで消化し判断し行動してきたこと、つまり経験の記憶重層によって形成されているのだと思います。
 それならば総ての志が潰えたとき、現時点の人格にゆらぎが生じたとき、人はどこまで遡るのでしょう。多分、少年少女時代の経験の記憶だと思います。そこまでもどれば、現在の迷いを正すことができるはずです。

 ところで。初心に戻ること、もっと具体的に。
 未来の図書館を考えるとき、私はずっと初心「二階建てトロッコ鉄道図書館」を提唱してきました。
 しかし最近、夏期論文(『日本の美術史/保田與重郎』、の可視化)という責務を果たし終え、そして勤務先のさまざまな職務に没頭し、研究者とのお話や学生達との交流によって、時間的にも、この初心・図書館列車にゆらぎが生じてきました。その一番の現れは夏期中に内心「色塗りまでは」と思っていた「邪馬台国周遊図書館ジオラマ」をさっさと、天井にかたづけてしまったことです。すでに走行テストが大成功だったにもかかわらず(注)。

 事情は様々ですが、私が夏期論文の優先度を90%にあげたことが第一の原因でした。
 なぜなのか。
 その夏期論文の初心が20代まで確実に遡れる内容だったからです。わずか半年の「邪馬台国周遊図書館列車ジオラマ」や、そこを快走する「二階建てトロッコ鉄道図書館」は、製作展示部屋を学生達に明け渡す事情もあって、頭から消したのです。古い初心を優先し、新しい初心を隠したのです。

 今朝、このあたりの心理操作に、これまで無意識に書いてきた「未来の図書館、過去の図書館」というタイトルの意味が私自身に分かってきました。なぜ紙メディアに拘り、図書や雑誌を列車に乗せて、日本の深山幽谷・山岳鉄道を温泉列車付きで走らせたいのか。
 紙メディアも、鉄道も、温泉図書館列車を走らせるのも、田舎の無人駅を図書館列車の停車場とするのも、古い初心(図書館)です。そして未来への初心(図書館)とは、こうしたアナログなインターフェースをもって、これまでにない図書館を作ることなのです。

 さて。
 久しぶりに、京阪特急ダブルデッカー車と、大歩危トロッコ列車とを、古いディーゼル機関車DE10タイプに組み込んで、走らせてみます。そのことで、新しい初心を取り戻してみます。

注:相当に複雑なレイアウト(線路配置)だったので、設計した通り走るかどうかが最初の難題だったのです。それがうまく行ったのだから、一気呵成に山やら川やら神社まで、夏期中にやってやれないことはなかった、ということです。

32←→34

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2008年9月25日 (木)

小説木幡記:2008/09/25(木)無題です

1.小泉元首相が今度の選挙には出ず、隠退するとのこと。まだ、若いのに。
2.京都伏見の寺田屋は、やはり明治期再建と、京都市が判断を下した模様。そうか、寂しいな。
3.いろいろ読書をしすぎて、飽和状態になったので、読書感想文を書けなくなった。寝るしかないな。
4.いろいろ特殊Nゲージ列車をつくりすぎて、鉄道模型記事を書けなくなった。押し入れに隠すしかないな。
5.いろいろ考えすぎて、考えられなくなった。嘘つけ!
6.今夜はイカの煮物だった。うまいモンだ。
7.知人が滋賀県の高島市の別荘地のような所に家を設け移ったようだ。うらやましい。継体天皇?
8.今日は会議がたっぷりあった。至福(あはは、嘘ですよぉ~)
9.今日は同僚と仕事の話もたっぷりあった。結構未来的だな、定年の先のことまで話になった。
10.ともかく、余は数十年の長きにわたり「引き籠もり症」のようだ。治す気も治る気も全くないが(taurus

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2008年9月24日 (水)

小説木幡記:2008/09/25(水)プルートゥ06とTruth25

 火曜日の休みの日に、浦沢直樹・プルートゥ06を読んだ。
 ずっと読んできたので、先回記事をMuBlogで捜したら、プルートウ:Pluto(3)が、2006.04.18に書かれた切りで、もう二年半も書いていない。
 ああ、そうなんだ04号で途切れたわけだ。つまらないから書かなかったんじゃなくて、壮絶な悲哀感に押しつぶされて、筆とるあたはず状態に陥ったのだ。
 おもいだした、アトム。

 感想文を書くとしたら、一旦04号までもどり、05、06と書かないと、ロボットMuのことだからまた失調する。そんなこんなで、今夜は一行メモ。
「プルートウの06号は、刑事ゲジヒトの物語です。ぐぅぐぅぐぅ~と来ましたね。言葉になりません」
 ↑これではいかにもそっけないので、豪華版附録について一言↓
「附録に別冊30ページの長さで『月に向かって投げろ!』がありました。再読になりますが、珠玉の短編小説=漫画の佳さがありました。」
 これでもそっけなさすぎるので、もう少し。

↓Pluto06/浦沢直樹.小学館 p7より引用
Pluto06p7 本題の、プルートウ6号。ゲジヒトの造形と、p7の花売り少年ロボとの出合場面は永遠に余の記憶にのこりそうだ。

 上右・傷病少年帰還兵ロボットの倒れ姿、花を守っている。
 上左・ゲジヒトが抱え上げる、少年ロボがゲジヒトを見上げた表情。
 下右・立ち上がった旧式ロボットの、がに股。
 セリフ・少年ロボ「戦争で壊れてから、バランスが悪くて……」
 セリフ・ゲジヒト「いや……」「そうか……」

 漫画というメディア表現の極致がある。「戦争で」が無くても、「壊れてから」で傷病少年帰還兵ロボットの過去がすべて現れる。そして少年ロボであることは、顔つき、その柔和な丸い眼で即座にわかる。どれほど旧式のロボットかは、そばの超高性能最強のゲジヒト・ロボット刑事と比較すると一目でわかる。
 次のページ8では、少年ロボの左手が単純な義手じゃなくて、……。つまり観光客とのやりとりに使われていることもわかる。
 ゲジヒトやアトムになると、ロボット識別装置が誤動作をおこす場合もある。人間と変わらない。それに比して、この少年ロボットは、痛々しいまでに旧式をさらけ出している。頭も半分無くなっている。

 このページに来て、突然現れた少年ロボットに、余は愕然とした。上右で「おや?」と思い、上左で「ちいさい、プチロボなのか?」と想像し、下右で「可愛らしいロボット」と、味わった。しかし、その背後で、余の心に強い印象が焼き付けられてしまった。それがこの6号に対する、余の感想文である。

 今日水曜日の夕方、葛野図書倶楽部2001屯所で、機関誌「Truth25」が隊員達の手によって完成した。余が会議会議の後にようやく屯所を覗いた時は、あらかたの隊員達が帰宅したあとで、副長(編集長)、局長(編集顧問)、そして経理局長が残っていた。
 研究室にもどりざっと眺め、木幡研に帰ってから精読した。火曜に読んだPluto06を思い出していた。
 感動的に「よい出来」だった。 

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2008年9月23日 (火)

20世紀少年:本格科学冒険映画 (第一章)/堤幸彦監督、浦沢直樹原作・脚本 (映画)

承前:浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか

20centu2
(写真:同映画のパンフレット表紙)

本格科学冒険映画
 私が深層も表層も合わせて、こころから楽しめるのは、あるいは楽しみたいのは、「本格科学冒険映画」だったのだと気付かされました。幼少時には、鉄人28号やアトムが空を飛び、長ずるにいたっては、光瀬龍(百億の昼と千億の夜)や眉村卓(消滅の光輪、引き潮のとき)の深宇宙にときめき、また啓示空間をながながと飛び続ける無限郷愁号に乗りたくなり、最近は神林長平の雪風パイロットになりたくなり、……。もちろんエジプト古代ピラミッドの遺跡にオーパーツがあって、それに触れたらたちまち異次元空間、宇宙人の乱舞、と。エイリアンやプレデターやターミネータは、まだ人が知らない頃から上映日に通ったもんです、もうトモダチですね。

 好きなんですねぇ。だから自然に、見る映画、読む小説はそういう、世間ではSF、私にとっては心の故郷ハイマート、原型世界に近いものが多かったです。他方、……、なんでミステリィと考え込む時、それは冒険、犯人探しの疑似科学、つまりはSFへと、大きな輪がとじるわけです。ε=┏( ・_・)┛
 少年少女が走り回る、科学冒険映画は特に好きでした。「ヒルコ 妖怪ハンター(沢田研二)」なんかはテープにとってあって、今でも毎年一人で見ています。竹中直人の先生役ってものすご印象深いですよ。この映画、20世紀少年でも、ピエール・一文字という瞬間芸的な強烈な印象をのこした竹中さん、すごいですよぉ~。

最初に結論
 さて、20世紀少年:Twentieth Century Boys、の話でしたね。おもしろかったです。満足passfullnoodle
 最初に結論。未見の人へ、将来DVDで見る人へ。
 映画は全部で三部作らしく、私がみたのはその第一章。主人公のケンジが姪(カンナ)を背負ってコンビニを切り盛りしている時代から、悪の巨大ロボットに殴り込みをかけるまでの範囲でした。まだ、本格科学冒険映画にはいたらず、少年少女泥んこ物語の尾を引いています。しかし、悪も善も役者はたいがい出そろっています。あと、超能力美少女カンナの活躍は、二章、三章で楽しむことになります。

 さらに予備結論。
 物語の流れとか、理屈とか、謎とかは、気にしないで見るのが一番ですね。私は、まっさらの気持で映画館に入りました。要するに心のハイマートへの、無限への郷愁にひたるつもりで入ったのです。日曜の朝、そこそこの観客に混じり、見終わった後で階段にいくと、少年少女達が延々と列をつくって入場を待っていました。その列をみて、自分の予期したことや、見終わった後の感想が間違っていなかったと、安心しました。少年少女たちと私の間には、40~50年、つまり半世紀の隔たりがあるのですが、多分、思いは一緒だと感じました。

 世界征服をねらう悪者たちに、正義の少年少女達が立ち上がり、最後はぶんどられた鉄人28号に、成長した青年たちが切り込みをかけ、自爆していく。おお、涙。

付記:鉄人28号が登場するわけじゃないのです。ただ、敷島博士が作ったとほのめかされる変なボロ・ロボットは、これは多分鉄人30号くらいに相当するわけですね、ね、草葉の陰の横山光輝センセ! 私は、金田少年がラジコンロボを操作しているのを、雑誌少年で毎月見ていた男なんです。
付記:記憶では、鉄人シリーズ号は、最初は悪の手先だったようにうっすらと。この映画では、悪の「ともだち」が敷島博士を拉致して、作らせたようです。

登場人物と俳優たち
 丁寧な造りです。
 少年少女たちが遊ぶ原っぱや、コンビニの内部、JK達のサロン(?)ファンシーショップとか、テロリストの烙印を押されたケンジたちが潜む地下鉄改造要塞、ホームレスの住まう橋下の家、ケンジがロックバンドをやっていた頃の派手な「メークと衣裳」写真(これ、絶品でしたよ、唐沢寿明君)、ケンジが根性入れをしたロック演奏のアンプとエレキギター、その音、波動、ああロック! たまりません、Muは実は往年のスティング、好きなんですぅ。ケンジ君はTレックスなんですなぁ。

 細部がてんこ盛りでした。
 つまり、この映画は、細部を楽しむものです。「ともだち」が誰かとか、なんでどこから巨大ロボットが現れたのか、現れる前はどこに潜んでいたのか、巨大トレーラーで運んだのかとか、太陽の塔ロボットは空から飛んできたのか地から湧いてきたのか、とかそういう物語の必然性なんか考えるのは、お馬鹿さん。細部に惚れ込むべき映画なんです。

1.気になる俳優
 田村マサオ役(ARATA): 怖いですね。不気味ですね。こんな人がそばにいたらちびりますねぇ。だれが人選したのか知りませんが、この男が歩いていて突然たちどまり、ギャーと叫んだときは肝が凍りました。実在の旧某邪教集団の信者って、こういう雰囲気の人が多かったですね。
 隣人になるのは避けたいです。
 で、ARATA、知りませんなぁ。有名なかたなのですか? でも既知未知関係なく、すばらしい雰囲気をだしていました。こういう人が悪集団、「ともだち」教団にいないと、悪の佳さが薄まります。迫真の演技でしたよ。

 神様役(中村嘉葎雄): コンビニで、仲間のホームレス達とケンジをおびき寄せるシーンが印象深いです。仲間を指揮して、あたかも弁当をパクル振りをしながら、ケンジを自分達の橋下家に引っ張り込むわけです。この時の集団万引きの息のあった芸が、良かったですよ。
 この神様爺さんは時々予知能力を見せます。生きていたら第二章以降が楽しみです。この映画は、突然人が死ぬので不安です。例によって誰が何故死ぬかなんて、考えたら駄目ですよ。そういう理屈の通る映画じゃないのです。

 万丈目胤舟役(石橋蓮司): ともだち教団の幹部らしいです。禿のロン毛って、それに「目つき」、俳優とはこの世の「人」の性格を極端に表現する者のことだと、再認識しました。セリフなんかまったく覚えていません。なんか、そこにぬわぁと現れただけで、びびりました。

2.男優女優全部気に入った
 パンフレット掲載の、主演級のケンジ(唐沢寿明)、オッチョ(豊川悦司)、ユキジ(常盤貴子)のことは後回しにして、その次のステージにいる、ヨシツネ、マルオ、モンちゃん、ケロヨン、ドンキー(青年)、ヤマネ、フクベエ、キリコ。全部気に入りました。
 強いていえば、ヨシツネ(香川照之)、うむうむ名優です。なんか自信なさそうで、怖がりで、そんな役がぐっときました。ヤマネ(小日向文世)は、同窓会の席から、こそっと襖をあけて退出するシーンがものすごく印象に残りました。

3.最優秀少年賞
 これも、迷いに迷ったあげく、やはり第一印象として、ドンキー少年時代(吉井克斗)を選びました。この少年が青年時代の俳優木戸三郎とそっくりだったことも受賞の要因(笑)ですが、監督の演出力もあったでしょうが、みていて抱腹絶倒、凄いと連発呻き声をだしておりました。
 鼻水たらたらの手拭いを首にまいて、韋駄天(いだてん)のように裸足で自転車をおいかけ「お~い、遊ぼうよ、一緒に」と走り抜け、いつのまにか自転車を追い越してしまう雰囲気が最上でしたね。
 ケンジたちがドンキーにすり寄られて、なんとも言えない、断り切れない、でもキショい少年という、そういう少年時の独特の雰囲気が、これ以上ないほどに再現されて、『この映画の見どころ一番、ドンキー少年の「走りすりすり」』と、決まった次第です。

4.主演助演・男優女優賞
 この映画をみるまでは、なんとなく芸能界をうさんくさく思っていました。少年時代ずっと京都市右京区太秦(今の映画村)近くで、大部屋俳優達のしんどさを見てきたので、あるいは名優たちの裏話をきいてきたので、「男子一生の仕事」じゃないなぁ、と思っていたわけです。

付記:当時、東映、大映、松竹とかの映画スタジオがあって、そこに出入りする俳優女優達の卵が、常時私の家で下宿していたのです。けっこう遊んでもらったし、懐かしいのですが、こましゃくれた「ぼく」は一方で冷淡な目でも見ていたようです。理由は、生活態度が、級長で生真面目な当時の「ぼく」とはかけ離れて見えたからでしょう。そして、少年時にあまりに裏話を聞き過ぎると、正しい評価視点を持てなくなるのかも知れませんなぁ。

 しかし、この映画で私は、もしもエエ男や女に生まれ変わったなら、俳優女優達になりたいと、思ったのです。
 唐沢も豊川も常盤も絶品の人物像を描きつくしておりました。
 ケンジ(唐沢)みたいに、コンビニで姪をお守りしてロックへの郷愁にときどき沈み込む男。なんか得体の知れないエネルギーを秘めたオッチョ(豊川)になって、東南アジアでもどこでも男らしく踏み込んでいける漢になりたい。ユキジ(常盤)みたいな美形で強い女に生まれ変わって、税関公務員しながら、ケンジみたいな男を見付けたらよい人生だなぁ~と、いささか倒錯的な思いに襲われもしたのです。

 限られた生でありとあらゆる人生、人間を演じる俳優とか女優は、すばらしい職業だと思いました。
 だから、この映画は、俳優達を老若男女、大判振る舞い、おもいきり集めてきて、思い切り走らせた、そういう映画なのです。
 よかったです。第二章を心待ちしています。

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2008年9月22日 (月)

小説木幡記:2008/09/22(月)ブルーな日は吉日

Mublue
(ブルーノート、since1962)

 8月の末、24日の日曜日だった。その夕べにNDK(日本文学データベース研究会)の懇親会があったので、早めに木幡を出て京都の木屋町界隈を散歩していた。そしたら、おもしろい看板にでくわした。昔から知っていた名称だし、中に入ったことさえぼんやり覚えているのだが、ともかく懐かしい絵柄だった。

 しかし今、写真を眺めていて、先月に歩いた所を思い出そうとして、まったくどこなのか分からない。記憶にずれがあって、大昔はここじゃなかった、そんな気がして、別の店なのか? しかし1962年。ふむふむ。

 そこで、ブルーノート。
 秋だからブルーになる。余の「ブルー」は世間の意味と違っている。濃紺をさすのだろう。深海に近い。光の少ない濃青の世界。憂鬱とは違ってくる。他人がみればブルーな顔がますます深まるようにみえるだろうが、そうじゃない。いたって機嫌はよい。ただ、脳天気なまでに考え込む季節が秋、それがブルーな日々なのだ。

 脳天気なまでに考え込むとは? つまり後先見ず、野放図に考えに浸り込む様態なのだ。だから日常のあれこれは停滞する。それでも考え込むと爽快だし、顔つきは不機嫌の不機嫌になってくるが、心中は光の輪が何重にもなって回転している。気持がいい。それが秋のブルーな日々。

 というわけで。
 この夏出掛けた所は、大勢で飛鳥に一回、後は記憶にない。街には、一度はこの8月末、祇園で飲んだり、蕎麦を食べたり、フランソワで珈琲したなぁ。あと一回は映画だった。20世紀少年。そして件の長浜ラーメンと六曜社のアイス珈琲。これは以前にも書いた。

 夏期論文は完成した。
 なにもかも、ダッチロールしながら、それでもブルー調で進んでいく。

 重要メモ。
 一眼レフカメラの連写が、必ずエラーを起こしていた。連写なんかする腕じゃないが、興がのると無意識にシャッターを連続して押すものだ。その時エラーを起こす。うまく記録格納出来なくなるわけだ。最初は、畏友Jo氏と行った恭仁宮跡で気付いた。それからずっと気付き通しだったので、連写はやめていた。

 最近、若い○氏が教えてくれた。ファームウェアとかいうものをキャノンのサイトからダウンロードして、カメラにセットすると治る、と。じゃまくさかったが、やってみた。
 治った。凄いことじゃ。ダウンロードしてごにょごにょするだけで、連写エラーが無くなった。
 ところが、このごにょごにょが曲者じゃった。まるでPCと変わらない。結構マニュアルはややこしい。そうか、現代の一眼レフカメラは、PCなんだろう。そう思えば、納得。

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2008年9月21日 (日)

NHK篤姫(38)嫁姑よりも勝海舟と坂本龍馬

承前:NHK篤姫(37)篤姫と久光:お互いの心象が興味津々

 嫁と姑は今でもよくある話ですが、舅と婿の話はそれほどないですね。現代は入り婿形式が少ないからかもしれません。ただ、どちらにしても、そういう細やかな人の心は難しく、私の判断ではなんともいたしかねます。というわけで、いつもの予習は、勝海舟と坂本龍馬のことを調べておきましょう。

~それから数時間後~

 ドラマを見終えて30分近くもため息をついておりました。予習と絡めて言いますと、完全な見当違いとなったのです。たしかに、勝海舟と坂本龍馬の対面は興味深く見終えたのですが、このドラマはやはり女性が主人公だけあって、今夜も視点を篤姫と和宮からずらすことが出来ませんでした。小松帯刀さんが20代で薩摩藩国家老になったことも素晴らしい事だったのですが、岩倉具視や桂小五郎やが登場したのも、それなりに気持は湧くのですが、やはり篤姫と和宮の「女性」らしい対立の厳しさには、負けましたね。

 篤姫にはこれまで心ひそかに、二心無く声援を送ってきたわけですが、それにしても和宮さんの今夜の表情は冴えていました。
 嫉妬。
 そう、はげしい嫉妬心を篤姫に、クールなままぶち当てます。こういう技を使うわけですね。虚ろなほど暗い顔で「一人で、お祈りいたします」と、篤姫の「一緒にご無事を祈りましょう」という誘いをにべもなく振り切った激しさには、心が凍えました。義母と妻とが、二人して家茂の武運、じゃなかった、無事の帰還を祈るのは当然なのですが、若い、まだ十代じゃないでしょうか、和宮にはその理屈が通りません。我が背を死地においやったのは、天璋院さん、あんたなんよ、責任とれますのか! その冷え切った目もと。

 そりゃ無茶ですよ、和さん。
 と、言っても聞く耳もたぬ幼い妻。こればっかりは、端でだれがどう言っても和さんは嫉妬と恐怖と悲しみから抜け出すことが出来ないでしょう。倒幕の嵐が吹き荒れる、長州藩が跋扈する都へ、愛しい上様をたきつけて行かせたのは誰じゃ。憎い!
 その憎しみは、そばにいる篤姫へなだれ込みます。和さんは、天璋院篤姫さんしか、憎む相手がいないのです。愛憎表裏とは申しません、憎しみを露骨に出せる相手が、江戸には篤姫しかいないわけです。

 こまりました、篤姫。
 こういう幼き者の純な憎しみを総身にうけて立つ宮崎さんも、実際は20代初期、役としてはまだ20代半ば過ぎのことじゃないでしょうか。無理ですよ。無理を承知で、篤姫はおそらく悲哀感を持ちながら、大御台所としてけなげに立ち居振る舞うことでしょう。人間は、素晴らしいです。

 あと一つ、挿入話。
 篤姫と滝山の掛け合いがおもしろいですね。
 滝「上様をたきつけたのは、天璋院さまでしょう、正直に言ってください」と、目を使ったセリフ。
 篤「と~んでもない。わたしは何もしらない。なんのこと?」と、爆笑死そうな気持をぐっとおさえて真面目顔。
 やはり、みなさん役者やなぁ~。
 なお、二心無き私は近頃、滝山さんの臈長けた風情がいたく気に入っておりまするcapricornus

予習:勝海舟と坂本龍馬
 まず勝海舟は御家人とは言っても、生家は貧乏だったようだし、この御家人衆というのも250年間も平和が続いた江戸時代末期・幕末では、相当に存在意義が薄れていたようです。もともとは、徳川軍団の忠誠心あふれる武士団だったわけです。

 ちょっと豊かな旗本と同じく、一応徳川家の直臣ではありますが、御家人は将軍と顔を合わせられるわけでもなく、重要な仕事もない、それが御家人というわけです。今で言うと、年収数百万円以下の家臣達で、家督を継げたらましですが、次男坊三男坊になると、不良になるしか生きていけない世界のようです。勝さんの家は石高41石程度でしたから、年収で200万円前後でしょうか? (石高参考:武士は喰わねど

 他方、坂本龍馬の生家は、それなりに収入はあったのですが、土佐藩での身分としては、完全な武士扱いをされていない、原住民扱いだったようです。つまり、郷士(ごうし)と言って、山内家の家臣団(上士、城下士)とは別扱いだったわけです。簡単にいうと、山内家が入る前から土佐にいた人達で(長宗我部氏の遺臣)、ずっと下級武士だったのでしょう。
(坂本家は、その郷士という身分を何代か前に入手した商人らしいです。一説には、明智光秀の子孫とか、????話もありますが)

 勝海舟も坂本龍馬も、幕末の動乱がなければ歴史には顔を出さない人達だったでしょう。特に、いまだに思うのは、もし現代に龍馬が生きていたら、学業も途中放棄、会社務めもまず落伍者になっていたと想像します。家が豊かだから若い頃に江戸で剣術修行(遊学)に励んでいたので、そういう根性はあったと思いますが、なんとなく奇想天外すぎて、世間には受け入れられない人だったと、思います。

 その勝海舟を斬りにいったのが今夜の坂本龍馬でした。あっというまに弟子入りしました。ドラマでは、どんな風に描かれるのか楽しみですが、着目点は(笑)、

1.なぜ龍馬は勝を斬ろうとしたのか。
2.なぜ勝は見知らぬ龍馬と対面したのか。
3.勝は龍馬に何を話したのか、
4.龍馬はその、どの部分に感動したのか。
5.龍馬がさっそく弟子入りしたのは、彼がおっちょこちょいなのか、それとも考えあってのことなのか。

 そういう着目点に、注目して私は今夜のドラマを楽しみます。もちろん、篤さんと和さんの、家茂さんを間においた心の戦いも、ちょっとだけ見てみましょう(笑)。

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2008年9月20日 (土)

岩風呂温泉図書館列車・嵐山号

承前:嵯峨野鉄道図書館ジオラマ

Muimg_4556
(嵯峨野鉄道図書館・本館前の嵐山号:岩風呂温泉図書館列車)

はじめに
 今年(2008)の春までは、ひたすら、新しい図書館コンセプトとして、二階建てトロッコ図書館列車を考えてきました。すでに初号機・愛宕号はお披露目し、二号機(長期研究会議用・大型書庫付き列車)もほぼ完成に近づいています。これら、および今後製作する改造列車の殆どは、この「二階建てトロッコ図書館列車」になる予定です。

 しかしその間、ふと「窮屈さ」も味わい出しました。どれほど眺望のよい二階テラス、密室の地下読書室、そして開放的なトロッコタイプの読書室を設けても、頭を使う「読書」にかわりはありません。船と同じく逃げ場のない、軽い拘束感があればこそ、おたのしみ読書・研究空間として図書館列車が優れていても、それだけでは頭が充血してしまいます。

 そこで。
 今回は、岩風呂温泉図書館列車・嵐山号を考案し、モデルを製作しました。例によって「叩きモデラー」のすることなので、整形、色づけ、細部とまったく不首尾なものではありますが、これをもって想念(capricornus妄想とも~言うらしい)の一端は伝わることと考えました。もちろん、いつか別の温泉列車を作るときは、もっと技術が伸びているはずです(*^-^)。

 どうか、四季折々、嵯峨野鉄道図書館に来館・来車された時は、時間があれば、嵐山号の岩風呂に浸かり、保津川の渓流をながめ、次の「お楽しみ読書・研究」の糧として楽しんでください。お待ちしております。

嵐山号の細部

岩風呂温泉図書館列車・嵐山号(0)
岩風呂温泉図書館列車・嵐山号(1)
岩風呂温泉図書館列車・嵐山号(2)

 写真を御覧ください。
 嵐山号は先頭の気動車に給湯タンクや諸設備を積んでいます。そして2号車が岩風呂温泉車になっています。写真では、2号車の左右を脱衣室としていましたが、気動車寄りの車室は温泉管理者のスペースとしたほうが良いですね。
 悩んだのは、男女混浴温泉にするかどうかでした。
 しかし今の考えでは、「たとえ水着でも、スケスケの鉄道に乗るのは恥ずかしい」という声を反映し、時間制にするつもりです。
 (スケスケ湯船が不評の場合は、濃色で隠すか、スダレをぶら下げるなどの改善をしましょう)
 3号車はいまのところ、大歩危トロッコ号をそのまま組み込んでいます。二階建てトロッコの愛宕号を組み込むことも可能ですが、気動車の牽引力がぎりぎりなので、実走させるには、15m級の三両編成が頃合いです。

嵯峨野鉄道図書館ジオラマ世界

岩風呂温泉図書館列車・嵐山号(3)
 今春に改造した左側の愛宕号が、愛宕山上図書館分館に向かっています。右側の嵐山号は、嵯峨野鉄道図書館本館を出発したところです。
 今のところ、未来の図書館列車を直截に表現したモデルはこの2編成(愛宕号、嵐山号)ですが、嵯峨野鉄道図書館ジオラマにそれぞれを組み込みますと、相乗効果があって、私のイメージはますます堅固に強固にふくれあがって来ました。
 次は、専門領域の長期滞在図書館列車として、会議室や大型書庫まで揃えた図書館列車をお披露目します。そういう「頭が充血する」列車にこそ、今回の岩風呂温泉車が似合うのだと思います。

附録:岩風呂温泉図書館列車の製作(Nゲージ列車改造)
☆嵐山1号:箱根登山鉄道の非動力車(MODEMO)
 愛惜する同車体が激しい転覆脱線(1m下に落下激突)で、天井がひび割れしました。その天井部を切り取り、そこにタンクを乗せました。動力部はTOMIXの15m級モーターです。

☆嵐山2号:高松琴平電車・トミーテック社の「鉄道コレクション
 鉄道コレクションという、安価で珍しいコレクションがあります。500円と少しで、確か、中身はわからないタイプでした。何気なく手にして、しばらく眺めていました。
 レトロな、高松琴平電車でした。
 原型を保持したかったのですが、そこに同社の台車をはめ込み、重りをのせて、岩風呂温泉図書館に改造することにしたのです。
 工夫は、中の透明窓枠が箱形のプラスティックだったのですが、これを天井を底にして、つまり逆様にセットし直しました。もちろん、天井は切り取りました。
 大学キャンパスをぶらぶら歩いて、適当な小石を拾い、それを水洗いし乾燥させて、中に入れました。
 上から、セメダインをぼとぼとと流し込み、一昼夜おいて、スケスケ湯船が完成しました。

★反省点
 塗装は吹きつけでしました。最悪ですねぇ(笑)。叩きモデラーの面目躍如。これ以上に下手には塗れませんなぁ。あとでクリア(透明)吹きつけでツヤ消しするつもりでしたが、如何にも「下手」姿が愛しくなり、その工程も省きました。
 切り出した部分は一応ヤスリをかけましたが、技術不足。でこぼこしています。
 水表現のセメダインは簡単なので気に入っていますが、どうやっても白濁してしまいます。これは融けたのじゃなくて、もともとこういう透明度なのでしょう。今回は、白濁温泉として、納得しておきました。
 本当はもっと透明感があって、岩が見えるようにしたかったのです。
 フィギュア(人形)を中に浸けることも考えましたが、さすがに裸人形はさがしても無かったです。もしかしたら、海水浴場のシーナリー用があるかも知れませんが、そうすると、タオルとかいろいろ面倒なので、止めました。 

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2008年9月19日 (金)

六十六万アクセス(66万/全体114万):MuBlogの分析

承前:六十四万アクセス(64万/全体111万):MuBlogの分析(2008.08.25)

観測日時:2008/09/19(金) 23:29
MuBlog累計アクセス数:6600291日当たりの平均: 400.75
 (開設日2004/03/07 記事数 1,521 件 コメント 4,103 件 トラックバック 1,174 件  )
サイト全体アクセス数:1142787 1日当たりの平均:693.86
↓解析対象期間: 2008年8月20日(水) ~ 2008年9月18日(木)

(0) MuBlog66万アクセスの感想
 今回のアクセス傾向は先回64万アクセス時(2008.08.25)と少し変動があった。

 浦沢直樹『20世紀少年』が実質的な(トップページを無視する)一位になり、関係記事としては25番目にも別のが出ていた。この映画を先週に見ているので、記事を書こうと想っている。そこでは書かないことをこの場でメモ。

 映画20世紀少年について、ネット記事をみていると原作との関係を気にしている人が多かった。パンフでは監督さんもそんな文を寄せていた。私は記憶が最近おぼろなので、この漫画も、内容やあらすじ、要点や主張をほとんど覚えていない。だからまっさらの「映画」として見たので、純粋の映画鑑賞文を書くつもりだ。一番気に入ったのは老若出演者だった。少年少女がそのままオジキ・オバサンになった点が拍手喝采だ。でMuBlog一位、これは理由がわからない。「ネタバレ」というキーが読者猫にマタタビ状態をもたらしたのだろう。実は、ネタバレをした覚えもないので、心外でもあるがban

 ご愛敬というか内心とても嬉しいのは、24番の卑弥呼、これはやはり底流に深く広く、邪馬台国マニアがおられるのだろう。次は、親魏倭王の金印発見記事だなgemini

 26番の映画「姑獲鳥の夏」は2005年の夏記事だから、余程京極ファンの気持ちが強いのだと思う。そうそう、次作目(もうりょうのはこ)の映画評を書いていない。一作目をしのぐ面が多々あったのだが、書けない。事情は単純で、ロケ地が外国だったからだ。パンフを見る前に映像から強い違和感、昭和戦後すぐの日本じゃない、という気持が湧いてきて、あとで確認し、もう書けなくなってしまった。単純なMuであった。

 文藝路線がすたれたように見えるが、常に森博嗣、松本清張、瀬戸内寂聴、小野不由美、貴志祐介、アン・ライスさんらの顔が見えるので安心。いわゆる純粋文学がないのは、これはMuの気持を真っ正直に反映している。つまり、純粋文学がなくても私は生きていける。単純なMuであった。

 15番の「自作鉄道模型」はカテゴリーであって、最近のMuBlogはNゲージのジオラマ(レイアウト)関係や、講談社の昭和の鉄道模型関係のアクセスが高まってきた。まだ半年から1年の経験しかない異世界だが、これは晩期研究テーマに決めているので、今後も記事数が増えるはずだ。汽車や電車を図書館にする構想は、なかなか受け入れられないが(笑)、イメージは胸張り裂けんばかりに強く、幻視しているので、少なくともジオラマとしては確定的な姿を今後も現していくだろう。図書館列車・ジオラマ自作の醍醐味は、イメージをそのまま「動くもの」として定着出来る点にある。その意味では自作PCも、ゲームやその他ソフトウェア製作も、同じ風情がある。

 ああ、ロボット。少年司書ロボ~。うむ、うむ。なんとかこの技術思想を、ジオラマに組み込みたいな。

 年1PC自作。これも、うむうむ。次回はきっと、シリコンディスクのRAID自作かな(ちょっとまったぁ! シリコンディスクの連装は、そういう理屈はあり得るのかな?)

 NHK篤姫、あるいは毎年のNHK大河ドラマについては、「ファンが多いのだな」としか言いようがない。昔、なんの気なしに「新選組!!」の感想文を書き出してから、いつのまにかMuBlogの王道になってしまった。記事作成に注ぐ労力は、最小のものだが、今のところ日曜夜から月曜にかけてのアクセスは異様な数になるので、そっとそのまま書き続けるつもりだ。日頃、人間嫌いを標榜しているわりには、歴史的人物の心理をああやこうやと岡目八目、勝手に書き散らしている。まあ、なにを書いても篤姫や和宮、あるいは由布姫が私に糾弾の電話やメルをかけてくる心配がないから、気が楽なのじゃ老脳。

(Muさん、わたくしは、そういう気持で、そう言ったわけじゃない。このピンぼけ男!)とは本人から言われない。

(1)ページ別アクセス数:1ヶ月分:MuBlog のみ

アクセス数: 23,578
訪問者数: 18,556
解析ページ 訪問者 アクセス
1 トップページ 733 1,336 4.0% 5.7%
2 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 951 1,188 5.1% 5.0%
3 NHK篤姫(17)小松帯刀前夜 651 779 3.5% 3.3%
4 NHK篤姫(36)寺田屋事件 496 630 2.7% 2.7%
5 NHK篤姫(34)和宮降嫁 496 599 2.7% 2.5%
6 NHK篤姫(32)勝海舟と桜田門外の変 477 588 2.6% 2.5%
7 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 482 531 2.6% 2.3%
8 NHK篤姫 391 436 2.1% 1.8%
9 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 283 429 1.5% 1.8%
10 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 252 388 1.4% 1.6%
11 NHK篤姫(35)心心:和宮の心・西郷の心 289 373 1.6% 1.6%
12 NHK篤姫(33)和宮の許嫁 293 360 1.6% 1.5%
13 昭和の鉄道模型をつくる(31)飯田郵便局  208 273 1.1% 1.2%
14 Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 211 254 1.1% 1.1%
15 自作鉄道模型 222 252 1.2% 1.1%
16 ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方 156 224 0.8% 1.0%
17 NHK篤姫(37)篤姫と久光:お互いの心象が興味津々 170 219 0.9% 0.9%
18 涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社) 127 181 0.7% 0.8%
19 NHK篤姫(09)薩摩の話:幾島の特訓 121 151 0.7% 0.6%
20 CPU空冷装置・換装のお勧め・SAMURAI-Z 87 150 0.5% 0.6%
21 涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース 70 146 0.4% 0.6%
22 地図の風景 129 145 0.7% 0.6%
23 みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 113 143 0.6% 0.6%
24 卑弥呼の墓(008) 箸墓古墳の大規模周濠確認 77 138 0.4% 0.6%
25 050316・20世紀少年/浦沢直樹(漫画:小学館) 119 127 0.6% 0.5%
26 姑獲鳥の夏:うぶめのなつ(映画) 102 125 0.5% 0.5%
27 NHK篤姫(31)出藍の誉れ・幾島去る 88 108 0.5% 0.5%
27 読書余香 98 108 0.5% 0.5%
29 NHK篤姫(30)将軍家茂と井伊大老 84 103 0.5% 0.4%
30 HD(ハードディスク)の直付け増設のお勧め 86 97 0.5% 0.4%
30 涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600 46 97 0.2% 0.4%
32 20世紀少年(21)/浦沢直樹 81 96 0.4% 0.4%
32 NHK篤姫(29)落飾した篤姫:天璋院 84 96 0.5% 0.4%
34 涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS 55 89 0.3% 0.4%
35 京都の書店 77 87 0.4% 0.4%
35 涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink 66 87 0.4% 0.4%
35 新世界より/貴志祐介 (上下):日本のアンチユートピア小説 77 87 0.4% 0.4%
38 古いノートパソコン・再生のお勧め:SONY-Vaio(2000年)に外付けハードディスク 70 85 0.4% 0.4%
39 金魚水槽の掃除(2005/12/04) 72 83 0.4% 0.4%
40 CPU空冷装置・掃除のお勧め 55 80 0.3% 0.3%
41 室町和久傳(むろまち・わくでん) 66 79 0.4% 0.3%
42 昭和の鉄道模型をつくる(19) 喫茶店(ラメール) 62 78 0.3% 0.3%
43 枝魯枝魯(ぎろぎろ)の一夜 66 74 0.4% 0.3%
44 On30レイアウト:庭園鉄道趣味/森博嗣 63 72 0.3% 0.3%
45 てらだや:寺田屋 55 70 0.3% 0.3%
45 ηなのに夢のよう/森博嗣 55 70 0.3% 0.3%
45 図書館司書採用試験問題概説:県立図書館・関西・200702 66 70 0.4% 0.3%
48 じょうしょうこうじ:常照皇寺 51 69 0.3% 0.3%
49 勤王志士・古高俊太郎邸跡と、しる幸:私の京都・河原町通{四条→三条} 52 68 0.3% 0.3%
49 神々の乱心/松本清張<感想文 その1:上品な吉屋特高係長> 50 68 0.3% 0.3%
49 スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 55 68 0.3% 0.3%
52 冷蔵庫の応急修理・20年ほど昔の日立製 59 67 0.3% 0.3%
53 ヴァンパイア・レスタト/アン・ライス 54 66 0.3% 0.3%
53 二階建て図書館列車考(4)Maxとき、上越新幹線(E1系新塗装) 59 66 0.3% 0.3%
55 NHK篤姫(01)薩摩の話:島津斉彬(なりあきら) 60 65 0.3% 0.3%
55 小説木幡記:2008/09/01(月)コピペの問題:複製と切り貼り細工 46 65 0.2% 0.3%
57 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(04) 塗り、川と池と滝 38 63 0.2% 0.3%
57 ノート・パソコンのハードディスク保守(シャープのメビウス・ノート) 54 63 0.3% 0.3%
57 嵯峨野鉄道図書館 51 63 0.3% 0.3%
60 涼夏2007PCの自作:目次とまとめ 46 62 0.2% 0.3%
61 私の京都:四条大橋と三条大橋の美味しいところ 47 58 0.3% 0.2%
62 私の京都:ブックファースト京都河原町店 32 57 0.2% 0.2%
62 0501010・大晦日の鍵善と八坂神社 35 57 0.2% 0.2%
62 昭和の鉄道模型をつくる(28) 酒屋(青木酒店) 44 57 0.2% 0.2%
62 昭和の鉄道模型をつくる(32)カワムラ理髪店 48 57 0.3% 0.2%
66 うさじんぐう:宇佐神宮 34 56 0.2% 0.2%
67 登喜和(ときわ)のステーキと春の京北周山町 34 54 0.2% 0.2%
67 「壬申の乱」の関係地図 38 54 0.2% 0.2%
69 昭和の鉄道模型をつくる(03) 駅舎(面影橋駅) 43 53 0.2% 0.2%
69 私の京都:蛇塚古墳:魔界巡礼秦氏の謎 37 53 0.2% 0.2%
71 20世紀少年(20)/浦沢直樹 41 52 0.2% 0.2%
72 最古の前方後円墳(邪馬台国?)東田大塚古墳、矢塚古墳 31 51 0.2% 0.2%
72 美味しいところ 45 51 0.2% 0.2%
74 甘樫丘東麓遺跡(あまかしのおか・とうろくいせき)と蘇我入鹿邸跡 31 50 0.2% 0.2%
74 【少しずつ進める癖/森博嗣】への共鳴感 43 50 0.2% 0.2%
76 昭和の鉄道模型をつくる(11) ポイントマシン(電動化の磁石)とDCフィーダー(送電線) 35 49 0.2% 0.2%
76 しじょうかわらまち:私の京都;四条・三条・河原町 31 49 0.2% 0.2%
76 日本・歴史・古代:白鳥伝説/谷川健一 41 49 0.2% 0.2%
79 ti voglio bene : t.v.b (リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ) 36 48 0.2% 0.2%
79 目次:嵯峨野鉄道図書館ジオラマ 17 48 0.1% 0.2%
79 自作ロボット 45 48 0.2% 0.2%
82 昭和の鉄道模型をつくる(27) 薬局(大内薬局) 33 47 0.2% 0.2%
83 涼夏2007PCの自作 (2)ハードディスクとDVDのセット 30 46 0.2% 0.2%
83 隠された十字架--法隆寺論/梅原猛 35 46 0.2% 0.2%
85 昭和の鉄道模型をつくる(20) 魚屋(魚政) 32 45 0.2% 0.2%
86 前方後円墳の航空写真 25 44 0.1% 0.2%
86 ミスター・スタンプス・ワインガーデン:Mr. Stamp's Wine Garden [その1] 32 44 0.2% 0.2%
86 ながればし:流れ橋(上津屋橋) 29 44 0.2% 0.2%
89 益田岩船(ますだのいわふね) 26 43 0.1% 0.2%
90 皇国の守護者(9)皇旗はためくもとで/佐藤大輔 40 42 0.2% 0.2%
90 NHK篤姫(05)薩摩の話:養女とジョン万次郎 33 42 0.2% 0.2%
90 二階建て図書館列車考(3)京阪特急ダブルデッカー(8000系) 32 42 0.2% 0.2%
90 地図の蠱惑:未踏地 31 42 0.2% 0.2%
94 昭和の鉄道模型をつくる(30) 音羽書店 26 41 0.1% 0.2%
94 読書の素 38 41 0.2% 0.2%
96 時間の習俗/松本清張(新潮文庫) 24 40 0.1% 0.2%
96 昭和の鉄道模型をつくる(21) 八百屋(丸茂青果) 28 40 0.2% 0.2%
96 NHK篤姫(24)篤姫の頓知 27 40 0.1% 0.2%
96 昭和の鉄道模型をつくる(29) 米山写真館 29 40 0.2% 0.2%
96 Blogメモ 38 40 0.2% 0.2%
101 秘花/瀬戸内寂聴 著 <感想:世阿弥の佐渡島> 35 39 0.2% 0.2%
101 NHK篤姫(22)老中・阿部正弘の死 34 39 0.2% 0.2%

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解析ページ 訪問者 アクセス
1 NHK篤姫 351 351 9.0% 9.0%
2 トップページ 341 341 8.8% 8.8%
3 NHK篤姫(17)小松帯刀前夜 309 309 7.9% 7.9%
4 NHK篤姫(34)和宮降嫁 270 270 6.9% 6.9%
5 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 202 202 5.2% 5.2%
6 NHK篤姫(36)寺田屋事件 135 135 3.5% 3.5%
7 NHK篤姫(22)老中・阿部正弘の死 108 108 2.8% 2.8%
8 NHK篤姫(33)和宮の許嫁 95 95 2.4% 2.4%
9 小説葛野記:2008/05/08(木)毎日が日曜日定食 91 91 2.3% 2.3%
10 NHK篤姫(32)勝海舟と桜田門外の変 67 67 1.7% 1.7%
11 NHK篤姫(37)篤姫と久光:お互いの心象が興味津々 66 66 1.7% 1.7%
12 NHK篤姫(29)落飾した篤姫:天璋院 49 49 1.3% 1.3%
13 NHK篤姫(21)愛の理屈--側室お志賀の心 44 44 1.1% 1.1%
14 ηなのに夢のよう/森博嗣 35 35 0.9% 0.9%
15 NHK篤姫(31)出藍の誉れ・幾島去る 32 32 0.8% 0.8%
16 ほうしょうかん:鳳翔館・平等院ミュージアム 31 31 0.8% 0.8%
17 NHK篤姫(05)薩摩の話:養女とジョン万次郎 30 30 0.8% 0.8%
17 NHK篤姫(30)将軍家茂と井伊大老 30 30 0.8% 0.8%
19 NHK風林火山(39)第一次川中島の景虎と晴信 25 25 0.6% 0.6%
19 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 25 25 0.6% 0.6%
21 バックナンバー 24 24 0.6% 0.6%
21 2004年09月05(日)曇雨:地震と新撰組西本願寺 24 24 0.6% 0.6%

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検索ワード/フレーズ 割合
1 二十世紀少年 ネタバレ  G Y M 466 3.0%
2 小松帯刀 篤姫  G Y M 306 1.9%
3 丕緒の鳥  G Y M 275 1.8%
4 勝海舟  G Y M 268 1.7%
5 篤姫 和宮  G Y M 197 1.3%
6 篤姫  G Y M 154 1.0%
7 小松帯刀  G Y M 115 0.7%
8 GA-G33M-D S2R  G Y M 99 0.6%
9 アクリル PCケース 自作  G Y M 97 0.6%
10 うぶめのなつ  G Y M 95 0.6%
10 寺田屋事件  G Y M 95 0.6%
12 20世紀少年 感想  G Y M 91 0.6%
13 和宮  G Y M 89 0.6%
14 じぶり  G Y M 78 0.5%
15 丕緒(ひしょ)の鳥  G Y M 75 0.5%
15 昭和の鉄道模型をつくる  G Y M 75 0.5%
17 幾島  G Y M 72 0.5%
18 篤姫 小松帯刀  G Y M 65 0.4%
19 篤姫 寺田屋事件  G Y M 63 0.4%
20 20世紀少年 まとめ  G Y M 62 0.4%
21 昭和の鉄道模型  G Y M 60 0.4%
22 二十世紀少年 浦沢直樹  G Y M 56 0.4%
23 篤姫 小松  G Y M 44 0.3%
24 金魚 水槽 掃除  G Y M 41 0.3%
25 二十世紀少年 ともだち  G Y M 39 0.2%
26 落飾  G Y M 38 0.2%
27 大奥滝山  G Y M 35 0.2%
27 篤姫 幾島  G Y M 35 0.2%
29 篤姫 勝海舟  G Y M 33 0.2%
29 小松帯刀 側室  G Y M 33 0.2%
31 島津斉彬  G Y M 30 0.2%
31 20世紀少年 感想  G Y M 30 0.2%
31 NHK篤姫  G Y M 30 0.2%
34 レスタト  G Y M 29 0.2%
35 甘樫丘  G Y M 27 0.2%
36 昭和の鉄道模型 改造  G Y M 26 0.2%
36 じょうしょうこうじ  G Y M 26 0.2%
38 神々の乱心  G Y M 25 0.2%
39 自作PCケース アクリル  G Y M 24 0.2%
39 椿井大塚山古墳  G Y M 24 0.2%
41 箸墓  G Y M 23 0.1%
41 HD 増設  G Y M 23 0.1%
41 森博嗣 Gシリーズ  G Y M 23 0.1%
41 RAID 自作  G Y M 23 0.1%
45 NHK 篤姫  G Y M 22 0.1%
46 SAMURAI Z  G Y M 21 0.1%
46 篤姫 生麦事件  G Y M 21 0.1%
46 京都 ぎろぎろ  G Y M 21 0.1%
46 ハードディスク 増設  G Y M 21 0.1%
46 鉄道模型 自作  G Y M 21 0.1%
46 箸墓古墳 地図  G Y M 21 0.1%
46 伏見夢百衆  G Y M 21 0.1%
53 xp raid  G Y M 20 0.1%
53 小松 篤姫  G Y M 20 0.1%
55 森博嗣 退職  G Y M 19 0.1%
55 和宮 篤姫  G Y M 19 0.1%
55 ジぶり  G Y M 19 0.1%
55 丕緒(ひしょ)の鳥  G Y M 19 0.1%
59 20世紀少年 あらすじ  G Y M 18 0.1%
59 宇佐神宮 謎  G Y M 18 0.1%
59 佐野藤右衛門  G Y M 18 0.1%
59 紅鮎  G Y M 18 0.1%
59 21世紀少年 ネタバレ  G Y M 18 0.1%
59 上津屋橋  G Y M 18 0.1%
65 パソコン ハードディスクの交換方法  G Y M 17 0.1%
65 鍵善  G Y M 17 0.1%
65 京都 大型書店  G Y M 17 0.1%
65 寺田屋 焼失  G Y M 17 0.1%
65 寺田屋事件 篤姫  G Y M 17 0.1%
65 卑弥呼の墓  G Y M 17 0.1%
65 xp raid インストール  G Y M 17 0.1%
65 常照皇寺  G Y M 17 0.1%
65 皇国の守護者 感想  G Y M 17 0.1%
74 プチロボX  G Y M 16 0.1%
74 金魚 水槽の掃除  G Y M 16 0.1%
74 生麦事件  G Y M 16 0.1%
74 森博嗣 名古屋大学  G Y M 16 0.1%
74 室町和久傳  G Y M 16 0.1%
79 箸墓古墳  G Y M 15 0.1%
79 鍵善 地図  G Y M 15 0.1%
79 ミホミュージアム  G Y M 15 0.1%
79 京都 桜田  G Y M 15 0.1%
79 英姫  G Y M 15 0.1%
79 ノートパソコンのハードディスク交換  G Y M 15 0.1%
79 ηなのに夢のよう  G Y M 15 0.1%
79 スマート珈琲  G Y M 15 0.1%
79 ヴァンパイア レスタト  G Y M 15 0.1%
79 時間の習俗  G Y M 15 0.1%
79 asus raid 設定  G Y M 15 0.1%
79 cpu 掃除  G Y M 15 0.1%
79 益田の岩船  G Y M 15 0.1%
92 保田與重郎 碑  G Y M 14 0.1%
92 貴志祐介 新世界より  G Y M 14 0.1%
92 美瑠姫  G Y M 14 0.1%
92 しる幸  G Y M 14 0.1%
96 アクリルケース 自作  G Y M 13 0.1%
96 勝海舟 篤姫  G Y M 13 0.1%
96 三輪そうめん 森正  G Y M 13 0.1%
96 小松帯刀 子孫  G Y M 13 0.1%
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検索ワード 割合
1 篤姫 1,557 9.9%
2 二十世紀少年 662 4.2%
3 小松帯刀 568 3.6%
4 ネタバレ 532 3.4%
5 京都 473 3.0%
6 自作 416 2.6%
7 和宮 399 2.5%
8 勝海舟 333 2.1%
9 丕緒の鳥 319 2.0%
10 感想 275 1.8%
11 20世紀少年 254 1.6%
12 鉄道模型 234 1.5%
13 寺田屋事件 204 1.3%
14 地図 196 1.2%
15 アクリル 182 1.2%
16 ジオラマ 147 0.9%
17 森博嗣 137 0.9%
18 raid 131 0.8%
19 ハードディスク 127 0.8%
20 PCケース 125 0.8%
21 幾島 119 0.8%
22 GA-G33M-D S2R 111 0.7%
23 RAID 107 0.7%
23 昭和の鉄道模型をつくる 107 0.7%
25 ノートパソコン 106 0.7%
25 昭和の鉄道模型 106 0.7%
25 NHK 106 0.7%
28 うぶめのなつ 102 0.6%
29 寺田屋 101 0.6%
30 掃除 100 0.6%
31 風林火山 98 0.6%
32 小松 97 0.6%
33 金魚 90 0.6%
33 設定 90 0.6%
35 じぶり 87 0.6%
36 まとめ 84 0.5%
37 丕緒(ひしょ)の鳥 83 0.5%
38 小説 80 0.5%
39 xp 79 0.5%
40 模型 73 0.5%
40 交換 73 0.5%
42 ともだち 71 0.5%
42 浦沢直樹 71 0.5%
44 レイアウト 69 0.4%
45 写真 66 0.4%
46 20世紀少年 64 0.4%
47 卑弥呼 62 0.4%
48 水槽 59 0.4%
49 十二国記 58 0.4%
50 日立 57 0.4%
50 落飾 57 0.4%
52 松本清張 55 0.4%
52 ぎろぎろ 55 0.4%
54 箸墓古墳 52 0.3%
54 しる幸 52 0.3%
54 邪馬台国 52 0.3%
54 増設 52 0.3%
54 アクリルケース 52 0.3%
59 レスタト 50 0.3%
60 windows 49 0.3%
60 prius 49 0.3%
62 21世紀少年 48 0.3%
63 新世界より 47 0.3%
63 新撰組 47 0.3%
63 XP 47 0.3%
66 ケース 46 0.3%
66 HDD交換 46 0.3%
66 Nゲージ 46 0.3%
69 鍵善 45 0.3%
70 神々の乱心 44 0.3%
71 配線 43 0.3%
72 ノート 42 0.3%
72 冷蔵庫 42 0.3%
74 鉄道 41 0.3%
74 ハードディスク交換 41 0.3%
76 cpu 40 0.3%
77 インストール 39 0.2%
77 伏見 39 0.2%
77 pc 39 0.2%
80 側室 38 0.2%
80 生麦事件 38 0.2%
80 ケースファン 38 0.2%
80 CPU 38 0.2%
80 あらすじ 38 0.2%
85 解説 37 0.2%
85 HD 37 0.2%
85 37 0.2%
88 箸墓 36 0.2%
88 桜田門外の変 36 0.2%
88 修理 36 0.2%
91 歴史 35 0.2%
91 大奥滝山 35 0.2%
91 改造 35 0.2%
91 分解 35 0.2%
95 宇佐神宮 34 0.2%
95 二十一世紀少年 34 0.2%
95 nhk 34 0.2%
95 水滸伝 34 0.2%
99 島津斉彬 33 0.2%
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27 石川 45 0.7%
28 愛媛 44 0.6%
28 沖縄 44 0.6%
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32 青森 36 0.5%
33 福井 34 0.5%
34 岩手 33 0.5%
35 山口 32 0.5%
36 徳島 31 0.5%
37 秋田 28 0.4%
37 宮崎 28 0.4%
39 山梨 26 0.4%
40 佐賀 23 0.3%
41 香川 22 0.3%
41 長崎 22 0.3%
43 島根 20 0.3%
43 山形 20 0.3%
43 和歌山 20 0.3%
43 高知 20 0.3%
47 鳥取 16 0.2%

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2008年9月17日 (水)

国鉄時代のレールバス:キハ02形レールバス(TOMIX)

Mu067

承前:小説木幡記:2008/09/06(土)高台の図書館そして職場人生(注:この承前記事は、写真だけ関係していますpass

昔のレールバス
 以前から木幡研では「高台の図書館駅」を作っていますが、一向にすすみません。原因はジオラマを全方位から眺めて、それぞれに趣があるように考えてきたのですが~無理、ですねぇ。目玉の「前方後円墳苑地公園」を見下ろす「高台の図書館駅結構」はうまくいきそうですが、それ以外が難しい。それと、どうしても読書の秋、工作よりもついちょっと小説やDVDに手が出てしまいます。と、泣き言は止めましょう。

 さて、巻頭の写真、右側のちっこい車両に注目してください。私は勝手に「亀バス」と名付けました。調べてみると、旧国鉄時代の「キハ02形レールバス」と分かりました。入手した動機は、他の機関車や客車に比べて、ものすごく小さくて、田舎っぽくて、レトロに見えたからです。

 私が考える図書館列車は、現代都会に用をなすよりも、図書館もないような山奥や、不便な所、総称して田舎(いなか)向けなのです。なぜそうなのかは、年齢や回想や、紙印刷物(プリンテッド・マター)やらが混じり合って、そういう結果が出たのだと思います。
 しかし理屈は、今朝は止めておきましょう。

 一目みて、この亀バスが実に田舎の情景にあうのじゃなかろうか、と思ったわけです。ディーゼルで、単線をとろとろ走る、駅とも言えないようなバス停みたいな無人駅で、止まる。もちろん利便性、足の便がもっとも大切だと思うのですが、館としての移動図書館を未来に想定するなら、このゆったり、まったり、少々ゆるいような雰囲気がものすごく合うのじゃないかと、心から思ったのです。

 高台の図書館にはまだ、現代風が入っていますが、将来純田舎(例えば、広島や岡山の山奥用)風図書館を造るときは、主図書館列車にしてみたいです。

Nゲージ模型の使用感
 諸元はTOMIXのケースに詳細がなかったので、調べてみました。
 ものすごく簡単にいうと、これはバスが鉄路を走ったと考えてよいでしょう。1950年代まだ戦後すぐですね、当時の国鉄総裁がドイツでみかけ感動し、日本風のレールバスを実現するに至ったらしいです。
 大きさが10mの長さで、高さは3mと、現在の二階建てバスよりも小さいです。エンジンや制御装置もすべてバスから転用したそうです。トラックに乗っている普通のディーゼルエンジンなんですね。

 このNゲージ模型もそれなりの由緒があるようです。
 TOMIXは何度か製品化したわけですが、最初のころは、この小ささにみんなが驚いたようです。左側にある現代の電気機関車金太郎と見比べて下さい。これくらい小さいと技術的に、滑らかな走行が難しいわけです。

 私なりの感想では「よくまあ、こんなちっこい亀を、すいすい走らせたものよ」です。車輪が2軸というのは、集電(レールから電気をとる)とか、急坂にものすごい弱点が出るのです。左側の金太郎君は、モータは一個でも、8軸の車輪が全部動輪となっていて、8軸全部から集電できるので、途中でカックン、ギッコン、しないわけです。

 亀君がなぜ、こんな制限のなかで、Mu流急坂急カーブを順調にすいすい走るかの謎は? ウェイトにあると想像しました。重りですね。でっかいのが車体に搭載されていて、レールをきっちり押さえ込んでいるのです。それと、連結部分の自由度が高くて、お互いの列車干渉が少ないから、滑らかに走るわけです。

付記
 写真の金太郎(EH500)やミニ金太郎(ED79-100)用には、図書館列車として、現在KATOの食堂車(5065)「オシ17」を改造しています。これは平屋の屋根付き、ごく普通の昔の食堂車なのですが、40人が着席できるテーブルや、厨房室があって、図書館列車に転用するのが非常に楽なタイプです。そのうち、ご披露します(taurus)。

 またものすごい力持ち機関車、金太郎やミニ金については、後日詳細をレポートします。ともかく、現代のNゲージ模型がどれほど精密果敢な走りをみせるか、それは実際に経験してみると目点になり、驚愕します。ただし、Mu流のレトロっぽい図書館ジオラマに、どうフィットさせるかは宿題ですね。(山奥田舎が電化されているのでしょうかfish

写真:亀、金太郎、ミニ金太郎

亀と金太郎
キハ02形レールバス、ED79-100形電気機関車
JR EH500形電気機関車(2次形・GPS付)

参考
  国鉄キハ01系気動車(ウィキペディア)

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2008年9月15日 (月)

小説葛野記:2008/09/15(月)敬老してください、と言ったわけじゃないが

シニア料金だなんて
 今朝早朝京都駅のコンコースを、荷物を持ちながらエドルン君のあとを足早に付いていった。「エドルン君の旅行鞄を持って、後を付いて歩けるのも、あと何年邪労脳」と、内奥の声がこだましていた。
 そういう気持ちを実は楽しんでいたし、まだ歩ける、まだ元気、まだまだ死ねぬpenguin
 世間では、敬老の日らしい。
 加齢の辛さばかりでなく、楽しさも記録しておこう。ただし、駅のコンコースを歩けるという条件内で。

 昨日、新京極のいつもと違う映画観に、朝一番でかけた。「新京極シネラリーベ」だった。そこで初めて料金表をみたら、大人1800円、学生1500円、子供とシニア1000円だった。これは快適だった。知っては居たが、映画館へは滅多に出かけず、希に「お誕生祝い(笑)」のDVDを相互に見るくらいだから。約半額とは、年を取るのもよいもの邪と、思ったね。もう少し言わせてもらえば、ガソリンや新幹線や、図書代金や、飲み屋や珈琲屋や、なにもかも半額になると、それこそ「日本に生まれて、よかったなぁ」「年をとるのもよいものや」と、……。
 なんの後ろめたさもなく、優先座席に座れるのもよいが、そんなんで誤魔化さず、半額京阪電車になれば、上々。

 新幹線の珈琲店で話していたら、江戸ではなんとそこら中でシニア料金制度が普及しておるようじゃ。京都はどうなんじゃろう。出歩かないので分からないが。博物館の特別展も半額になるとよい脳。特別展は、どこもかしこも高額じゃ。

京都駅がなにか新しくなった
 二階の通路に、伊勢丹の店舗やろうか、新しい店が出来ていた。別に、買い物マニアじゃないから気にならないともいえるが、その奥がひろびろとしたカフェになっていた脳。ああ、知らんかった、京都駅。SUVACOとか書いてあったが、今ネットみたら、今年の3月にオープンしちょった。木幡や葛野村に住んでいると、世間から遅れる!

 そいで、時間があったので、地下一階の三省堂書店に出向いたら、丁度8:30開店で、同時に入店した。珍しく内田康夫先生の上下、目新しい図書を衝動買いした。浅見光彦探偵とは違うものだ。ついでに、平野某の、これも変わり種の「ミステりー」があったが、上下高価なので、止めた。(平野某君、すまぬのう)

博物館で富岡鉄齋の蝦夷を見た
 余の遊びも定番化しておって、一つは例の山奥へドライブして「大和し美し(やまとしうるはし)」という特別展で、小説家・川端康成と、画家・安田靫彦(やすだゆきひこ)との交流を知り、そして二人の所蔵品をじっくり眺めた。
 勿論川端本人の自筆原稿は、読みやすく感心したし、書斎再現部屋もよかった。安田の絵は、古代の大和を描いたものがいくつもあって、「上手だなぁ」と感心した。
 ところで、カタログが2700円もしたので購入しなかった。もう少しシニア料金にすれば買っていたのにね。

 この年になるとね、実は、世の中が違って見えてきて、たとえノーベル賞作家であっても、超一流の画人であっても、「そのころ、考えていたことは、余とは変わらぬ」と、度胸が出てくるもんじゃ。おとしめているのじゃない。作品は別にして、人間、そんなに変わりはしない。「余が、EH500タイプ金太郎のえも言えぬ走行音や牽引力にうっとりしているのと、川端のだんなが小汚い骨董品を愛でるのとは、違いはない。川端のだんなは、骨董品は一流でなくてはいかん、と言っておるが、それは偏屈頑迷固陋の証なんや。君に、「叩きジオラマ図書館」をつくる恍惚の境地はわからんじゃろう、のう川端君」と、つぶやいておる人も、おるかもしれんtaurus

 権威を引きずり下ろしたり、目線にあわそうとしているのじゃない。人は老ゆる、という現実。そして人の心の真実を、所蔵骨董品を眺めながら、思った人もおるじゃろう、と想像したわけ。老いも死も実に万人公平じゃ。

 余は、川端か安田か、どちらの所蔵品か忘れたが、富岡鉄齋のでっかい屏風絵で、蝦夷の人たちを描いたものが、いたく気に入った。鉄齋という人の絵は、余好みになりそうじゃ。まるで、漫画みたいに、楽しい。イノシシさまにひれ伏してお供えしているアイヌの人たちの姿に、声をあげて感動した。

 そうそう、漫画みたいと言えば、昨日『聖(セイント)☆おにいさん』中村光、とかいうのを買った。噂では超絶のギャグマンガらしい。なにしろ、ブッダとキリストさまが現代に甦るのだから、これほど功徳のあるマンガはなかろう。余は、このご両人を幼少より尊敬しておったからのう。信心深いMuであった。

 で、特別展。埴輪の頭もよかった。聖徳太子少年象も気に入った。やはり、川端も安田も目利きじゃったのう(笑)。ただし、目利きといえば、青山二郎の特別展は格別によかった、というのが木幡研の結論やった。

映画や読書:夏休みが終わった
 映画は最初は別のを先に見ようとおもったが、日曜の夜に一回だけ上映となっていたので、急遽変更して「20世紀少年」を朝一番に鑑賞し、もてる余力で、京都の長浜ラーメン(細ラーメンとチャーシュー、甘みのスープがたまらん、750円)、さらに力余って六曜社地下で超絶のアイスコーヒーとドーナツ! 満足な映画鑑賞となったわい。

 映画は世界征服をたくらむ悪の組織相手だから、別に後日独立記事を立てましょうぞ。
 読書は松本清張の『眩人』を昨夜ようやく読了した。ふむ。これも後日に別記事立てましょうぞ。忙しい。

 僅かな時日の楽しみだったが、これで本夏の夏期休暇は終わった脳。
 今朝からは、敬老の日というのに、夏期論文第四ステージに突入する。
 人生というのは、終わりが来るまで終わりはないようじゃ。新幹線が半額になるのは、いつのことじゃろう。

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2008年9月14日 (日)

NHK篤姫(37)篤姫と久光:お互いの心象が興味津々

承前:NHK篤姫(36)寺田屋事件

 今夜は、篤姫と久光と、そして小松帯刀の江戸城での会見が山場になりそうです。
 その前に、おそらく後半で話題になる「生麦事件(なまむぎじけん)」を予習し、附録としました。
 それではまた、今夜お会いしましょう(笑)

さて今夜のドラマ。生麦事件は、幕末エピソードの一つとして描かれたようです。

 篤姫と、久光と小松帯刀と大久保さんとの、それぞれの気持の違いを見ておりました。
 まず篤姫と和宮とは、お互いの行き来もはじまり、少しずつ気持が通うようになりました。将軍家茂をはさんで、徳川「一家」という共通の認識が生まれたわけです。
 その中で、篤姫は実家・故郷の薩摩が、朝廷の威を借りて(薩摩の考えが濃厚な)勅使を派遣してきたこと、さらに武力恫喝があったことに腹をたて、対面した久光に不信感を持ちます。他方、和宮は兄の天皇から、公武合体、異国攘夷の使命を授けられ、嫁いできましたが、すでに家茂から「攘夷はできません」と、知らされています。

 篤姫も和宮も実家・故郷の思惑と、徳川の実情とが異なることを分かっています。篤姫は政治家としての久光の戦略・戦術に、気質として同意できません。和宮は実母やお付きの朝廷方との気持が徐々に煩わしくなってきた雰囲気を見せています。

 相矛盾する、敵対する関係を調停するのは、篤姫の智慧をもってしても、今夜は解決できないわけです。
 大久保さんは「鬼になって」双方の矛盾を、策略や恫喝を使ってでも解消します。
 小松帯刀さんは、久光や大久保の謀略的・恫喝的な方法に納得していません。そして、篤姫や勝海舟と出会うことで、自分自身の考えを検証することができたようです。

 で、ドラマとして島津久光や大久保一蔵の考え方ですが。
 篤姫は他家に嫁いで、もう実家とは無縁の者、という考えが色濃く出ておりました。
 その背景には、久光の心中に、250年以上も薩摩を外様大名として押さえ込んできた徳川からの独立運動があると思いました。手始めは、幕政への参画ですが、実の所は、それは政治的道筋であって、行き着くところは薩摩=日本、だったのではないでしょうか。久光さんの表情をみているかぎり、そこまで行く! という雰囲気がにじみ出ていました。
 大久保さんは、鬼になって、それを行使する顔つきでした。

 というわけで、世間は篤姫や和宮の板挟みに一顧もせずに進んでいきます。徳川も、薩摩も、朝廷も主義主張、大義名分で動くわけですから、篤姫や和宮や小松帯刀の、人と人との交流、温かい気持ちに重きを置く人生観とは異なってしまっています。
 そういう篤姫達の心を救うのは、おそらく勝海舟であり、坂本竜馬なのかもしれません。西郷どんはむつかしいこともあるのですが、やはり、久光や大久保とは違った人だったのでしょう。
 どんな心で人生を歩むのか。考えさせられますね。 

附録:生麦事件

大きな地図で見る
地図:京急本線生麦駅

 1862(文久2)年の夏、江戸から薩摩へ帰国する島津久光の大名行列が横浜市鶴見区・生麦村を通過中に、イギリス人4名(女性1名)が騎馬のまま行列にぶつかり、激昂した薩摩藩士が中のリチャードソン(男性・商人)を斬殺し、他は負傷しました。

 このことで問題がこじれて、幕府はイギリスに謝罪金を渡したのですが、薩摩は下手人の処罰を拒否し、薩英戦争(1863年夏、鹿児島へイギリス艦隊が押し寄せ、艦砲射撃をした)となりました。薩摩の被害は少なかったのですが、英国艦隊の威力を再認識し、あらためて薩摩からイギリスへ謝罪・講和となりました。

 ところが皮肉なもので、この後に薩摩とイギリスは急激に接近し、いわば英国は親薩摩国になり、明治維新(1868年)につながっていったわけです。つまり、生麦事件が変じて、薩英るんるん状態heart04になったわけです。

 生麦事件を、当時の日本の、野蛮な事件と考える人もいますが、いまどきのゲリラが外国人を拉致して殺害する犯罪的な事件とは様相が異なります。
 つまり、世界中、文明国でなくても、その國の王とか貴族とか、目上の人に対しては、外国人と言えども礼を尽くすのが慣例であり、それを守らないと、その国の関係者から死罪を含む処罰をうけるのは当然なわけです。「そんな風習は知らない」では済まないことです。

 現在のアメリカで、大統領の行列や州知事の行列に、数名がバイクや車で突っ込んできたら、おそらく十中八九射殺されるでしょう。
 当時の英国女王や国王の行列、あるいは貴族の行列に、馬や馬車で外国人数名が突っ込んできたら、まず生命の保証は無かったことでしょう。

 参考書やネット記事、辞典での知識では、当時のイギリス人の何割かは、東洋を蔑視し、その国が大事にしている慣習などを無視する風潮があったようです。一般に、手慣れた外交官関係者はそのあたりのことを、充分に理解し、無闇な軋轢をさけるものです。生麦事件のイギリス人達は、それを無視した、あるいは見識がなかった、甘く見ていた。
 今のロシアでも、そんなことをしたら、あっというまにプーチンされますね(笑)。

 というわけで、穏やかに言うと、お互いに不幸な事件だったわけです。
 きつくいいますと、当時の海賊国家イギリスは、気持の上で世界中が英国植民地(独立後のアメリカも含め)だったわけでして、原住民の儀式(大名行列)なんかは、猿の芝居にしか見えなかったのでしょう。
 そして、斬殺された。
 無知と傲慢は罪です。心しましょうぞ。 

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2008年9月13日 (土)

小説木幡記:2008/09/13(土)一週間

 先週の土曜日に、夏期論文『日本の美術史』の絵解き、初稿を完成したとたんにめまぐるしい心身変化が生じて、その間、大学責務もあって、這々の体で過ごしたら、もう土曜日になってしまった。その間、夏期論文のことは完全に抹消しようと努めたので、古い時代の仏像建築絵画、美術関係は禁句。

1.眩人(げんじん)/松本清張
 結局、以前から夜間に数ページずつ読んできて、今は半分になってしまった。読むのが惜しいほどに美味しい小説というか、歴史読み物だ。第一部は、留学僧・玄昉(げんぼう)が唐国で拝火教に出会うところ。
 今読んでいる第二部は、玄昉が連れ帰ったペルシャ人(いろいろ表現がある)、李密翳(り・みつえい)の手記で始まる。この男がなかなか良いのだ。

2.温泉図書館列車
 葛野研では、「邪馬台国周遊図書館列車ジオラマ」を、かたづけた。学生達が屯所を使い出したので、90x120センチの板やスチロールを机上に置いておけなくなったから。完成度はまだ3割で終わった。クロスポイントや、8個もの電動ポイントは、全部順調に動き、列車は生きているように走るが、山の整形、川の整形はできなかった。また2月頃までまたないと。

 その間、葛野研でのミニジオラマ(30x60センチ)「山裾の図書館」もまだまだだが、温泉図書館列車はほぼ出来上がってきた。後は、列車岩風呂の底に「水」表現のなにかを流し込むだけになった(笑)。温泉タンク付きなので、15m級の車両二台編成になった。
 以前から作ってきた、二代目の、「二階建て図書館会議室&書庫列車」も、あとアクリル天井をはるだけになった。

 どの編成も意味意義付け、使用法はまとまっているが、どのジオラマも山有り他にあり急勾配急カーブなので、機関車に毎朝悩む。今のところ、「金太郎 EH500二次形」が一番確実なのだが、電気機関車で、しかも車輪が8軸もある4000kwの力持ちを、田舎の風景に走らせる違和感が残る。ふむふむ。

 とはいうものの、ごく最近入手したTOMIXの ED79-100という4軸の小型電気機関車は絶品だな。静音。ものすごいトルク。そして、フライホイル効果と思うが、始動、停止が実に現実的にゆるやかになる。捜せば、名品があるものだ。

3.その他
 ともかく、だるくって、つらくって、ぼんやりして、緊張が断続的にあった一週間だった。昨日は屯所に隊員が二名いたので、安いケーキをたべながら、「センセなぁ、食欲あらへん。それに、だるい。死ぬんかなぁ~」とぼやいたら、「それは、夏ばてなんです」と、明快な答えがあった。葛野の子らは、みんな賢い、医術診断もこころえておる(leo)。

☆さて、連休
 そうやね。博物館いったり、映画みたり、読書したり、余もようやくまともな人生を手に出来るようじゃ。ふむふむ。

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2008年9月 9日 (火)

小説木幡記:2008/09/09(火)乱流失速

夏期論文
 先週末に、夏期論文第三ステージが完了した。70%の出来具合なので、これは第四ステージに繰り越される。要するに、詰めのない部分が残った。
 来週から、当初予定の倍の二週間かけて第四ステージにはいろう。

七人の侍/黒澤明
 その土曜の夜は、「七人の侍/黒澤明」を3時間半ほど熱中した。島田勘兵衛役の俳優志村喬(しむらたかし)に大満足し、映画自体の丁寧さに感動した。20歳前後に見ているのだが、まるっきり感動の質が違った。若年時は感性が豊かな面もあるが、事の本質が分からない。
 若いことには、誇らしい面も多々あるが、総じて愚かしく馬鹿馬鹿しい時期だと痛感した。

 しかし、幾つか気付いたことがある。
 種子島(鉄砲)の取り扱いへの不満はメモしておこう。当時の鉄砲は本体だけでは役に立たず、火薬、鉛玉、火縄、火打ち石、筒込め棒など付属品がいくつかないと、使えないはずだ。その描写が足りなかった。
 久蔵(宮口精二)が夜陰に紛れて野武士の鉄砲をぶんどってきたが、付属品は写っていなかった。
 菊千代(三船敏郎)が敵斥候・見張りの鉄砲を味方の振りして取り上げたが、火縄を描写するに終わった。敵の腰には確かに付属品の一部がぶら下がっていたが、それをむしり取る場面がなかった。

 若い勝四郎(木村功)と志乃(津島恵子)の関係描写は美しかったが、無駄に思えた。おそらく時代がロマンを求めたのだろう。
 水車小屋が炎上する中で、菊千代が孤児になった赤ん坊を抱いてへたり込んだ描写<俺がこの赤ん坊だったんだ!>は、世界的に誉める人が多いようだが、余は描写がクドイとおもった。「悲嘆は後にして、早く逃げろ」と、思った。これもおそらく戦後間もないころの世相が求めた演出なのだろう。

 以上の不満をメモした上で、この映画が世界的に超一級あつかいされているのが、全身でわかった。多くの映画関係者が強い影響をうけたという事実も、実感できた。

 好きな場面は、勘兵衛が村に着いて、まず見回るところ、絵地図をもとに作戦をねる場面。
 野武士の砦にとらわれた、百姓利吉(土屋嘉男)の女房(島崎雪子)が、物音に気がついて起き上がった前後と、火に気がついた時の表情。
 水車小屋のジサマ、儀作(高堂国典)。余の父が大正時代に上京せず、そのまま山奥にいたなら、こんな風になっていただろうと、想像した。

乱流失速
 日曜はこともなく、はればれしい気分で読書していた。読書メガネを葛野忘れたのが辛かったが。軽い老眼鏡と虫眼鏡で読んだ。
 ところが昨日月曜の朝から、不調を感じ始め、午後遅くには起き上がれないくらいの失調に襲われた。
 今週は重い責務が待っている。
 土曜の夏期論文・緊張解除、明日からの別の緊張。
 月曜日はその狭間の乱流失速だったのだろう。
 今朝は脱水症状の中で、緩解を味わっている。
 要するに、緊張緩和が失速をもたらし、次の緊張がバランスを戻す。
 余の心身は、なにか、扱いにくいところがある。それでもまだ生きておる。

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2008年9月 7日 (日)

NHK篤姫(36)寺田屋事件

承前:NHK篤姫(35)心心:和宮の心・西郷の心

 今夜のNHK篤姫は、島津の実家が兵を率いて上京し、さらに久光が勅使を護衛して江戸幕府へ迫るという内容なので、テーマは江戸と薩摩の板挟みで苦しむ「篤姫」の心とすればよいのですが。

 しかし、それは今夜見終わってからの感想、鑑賞文にまとめるとして、事前の予習を巻末に添えておきます。伏見寺田屋事件のことです。いま、京都では「寺田屋焼失問題」が、ちょっとした話題になっているのです。

今夜のこと
 今夜22時頃に書きます。

篤姫の圧力
 見終わって、ふぅ~とため息をつきました。
 宮崎篤姫さんは演技に圧力がありますね。想い出の品々を火にいれて、家茂のわびを聞いたとき、「私は徳川の人間です」と言ったとき、グゥ~と押さえつけられました。
 今夜はTVブラウン管(まだ液晶じゃないのです(笑))が張り裂けんばかりの、篤姫の圧力を味わいました。

 火に名品を投じる篤姫をみて、家茂、天寿院さま、和宮さま、御所方達、お付きの重野、滝山さん~、それぞれが胸にこたえた表情を見せていました。特に、和宮さまは、家茂さんに、「薩摩のことは、天璋院さんに聞けばよくわかるでしょう」と言いはなったあとなので、複雑だったことでしょう。
 天璋院さんが、過去を火にくべるのをみて、女、というよりも人間の覚悟を間近に感じ取ったのだと思います。和宮さんも、降嫁というのですから、実質的な皇籍離脱を意味していますね。「内親王」という品(ひん)は、本人だけのものであり、今は御所方お付きに取り囲まれていますが、徳川に組み込まれない限り、住む家は三界にはないのです。だから、実は篤姫大御台所の覚悟は、和宮さんの覚悟にも通じていくのです。

 家茂(いえもち)さんの気持ですが、これもよく分かります。
 家茂さんも紀州の殿様から一人で江戸城に入って、井伊大老の激しい政治にどきどきし、10歳ほど年上の聡明な篤姫が、後見役として相談に乗ってくれたのですから、「母上さま」は少し白々しいですが、「姉上様」と考えると、その姉上を泣かせてしまったのですから、辛いところだったでしょう。
 ところで。
 よく考えてみると、篤姫は大御台所ではあっても、この頃は以前の島津斉彬や、阿部老中のような幕閣の支援がなく、そばの重野、老練の滝山以外には、強力な後ろ盾が無かったわけです。たよりになるのは、年若い家茂将軍だけだったのですから、その家茂から自分に向けた不信感をちらりとでも感じ取った篤姫は、いわゆる「ご乱心」じみた決意を自分に言い聞かせて、乗り切るしか無かったのでしょう。

寺田屋事件
 詳細は午前中に記した予習にまかせて、今夜の上意討ちについての感想です。
 まず、西郷さんはまたしても島流しになりますね。久光と下関で会合する約束を破って、大阪へ行ったわけです。何故行ったのかは、突出組を宥めに行ったのかどうかは別途調べないとよく分かりません。

 ただ、小松さんや大久保さんを前にして、「私は、結局久光さんとは仕事を一緒にできないようだ」と、もらします。斉彬の死がまだ尾を引いているわけです。このあたりの鬱さかげんは、なんとなく足利尊氏を思い出します。そして西郷さんの場合は、「すでに死んだ男」と、自分自身を見ている様子でした。

 このことで、寺田屋事件には西郷さんが関与しなかったことになります。
 さらに刺客を放つとき、久光は小松と大久保に「残れ」と、言います。
 久光の気持ちを想像して見ていました。
 彼は、小松帯刀の愚直なまでの忠義と、大久保の冷徹な性格を、彼自身がコントロールしたかったのではないでしょうか。だから西郷が間に入ることを嫌ったのでしょう。そして、上意討ちになるような修羅場に、小松や大久保を出したくなかったのだと思います。武力温存の心でしょうか。

 と言うわけで、見終わって、やはり心地好い疲れがありました。
 世間の大奥もの、家庭ドラマ、とはひと味違っていますね。

附録:予習・寺田屋事件と寺田屋のこと
 「寺田屋事件」のことは幕末史として、多数の記事がネットにあり、そして教科書、百科事典と情報は豊富です。小説では司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』(文庫で八冊ありますが、あっというまに読めますtaurus)にもありますし、数年前のNHK新選組!!や、再来年平成22(2010)年のNHK龍馬伝でも、エピソードとして描かれると思います。

 事件の概要は、1862年4月の深夜、薩摩藩過激派・有馬新七(先回、小松帯刀や大久保さんの制止を振り切って誠忠組からも飛び出した人ですね)らが、島津久光の放った刺客達によって、「寺田屋」で惨殺された事件です。
 突出した過激派が粛清されたと思ってよいでしょう。後に朝廷の一部公卿からは久光が感謝されているので、複雑な内情もあると思います。

 今夏、例の「葛野図書倶楽部2001」の隊員が、「戊申(ぼしん)戦争」をテーマにして、仲間達と伏見界隈を調査したようです。「寺田屋事件」などは戊辰戦争前史として、詳細な報告を年末に出してくれる予定ですcancer。その者らに聞けばもっと「寺田屋事件」も詳しく分かると思いますが、ここでは「幕末に、伏見寺田屋で事件があって、薩摩藩の過激派が、島津久光の命令で粛清(しゅくせい)された」にとどめておきましょう。

 今日の予習は、その「寺田屋(MuBlog)」が、当時幕末1862年頃の家屋ではなくて、鳥羽伏見の戦いで焼失した後、明治の遅くに西隣の土地に作られたものである、という話です。ですから、現在旅館や観光資料室をかねている「寺田屋」は幕末の物ではなく、寺田屋事件も竜馬襲撃も「現在の寺田屋」で起きたわけではない、となります。

 京都新聞の記事サイトを御覧下さい。

 以前からこの話はくすぶっていたし、なにかしら京都市の態度も煮え切らなかったのですが、最近確かに京都市の観光案内サイトから「寺田屋」が消されているのです。
 Googleを使って「寺田屋」で検索された「京都市観光文化情報システム」に、消される前のキャッシュ情報がありました。

 私は寺田屋には何度か行きまして、嘘っぽく思ったのは「刀傷」「風呂場風呂桶」や「竜馬居室」でした(笑)。本当かなと思ったのは、薩摩藩過激派が刺客に討たれた一階の居間でした。こういう話は、長く生きていると時々経験するので、ショックはないのですが、以前倶楽部の大勢と行ったときに、それらしく騙った記憶があって、「笑ってすませるか」「いやいや、そんな話は覚えておるまい」とするか、迷うところです。

 寺田屋東隣の空き地に立った石碑の写真が京都大学図書館サイトにあります。明治27年5月に建てられたようで、その中の前から12行目に「寺田屋遺址」とあるわけです。これが焼失の根拠の一つになっているようです。

歴史の真実と事実。
 事実としては、おそらく寺田屋は一旦消えたのだと思います。明治27年の石碑に「寺田屋遺址」と書いてあるのは、私の考えでは重い事実です。明治時代の最高位「参謀総長兼神宮祭主(Mu注:神宮とは伊勢の皇大神宮、つまり伊勢神宮のことでしょう)陸軍大将大勲位(Mu追加:有栖川宮)熾仁親王」が関与したものですから、事実誤認は少ないと思います。もちろん、このタルヒト親王は和宮の元許嫁だった方です。

 風説では、熾仁親王殿下におかせられましては、和宮さんと別れてからは、たびたび伏見に出向き船宿で若いお女中と昵懇になったようです。その間に生まれた子どもが~お女中の実家亀岡で育てられ~と、いろいろ興味深い話はインターネットにありますが、検証する力がないのでほのめかしで、とめおきます。 

 現在の寺田屋へ行くと、分かりやすいパンフレットが入手でき、そこに当時の復元家屋図版があります。私が思うに、刀傷とか竜馬居室という断定を取り下げて、「鴨居が低いので、刀傷がこんな風に残るでしょう」とか「竜馬さんは船宿寺田屋のこんな風な二階から、伏見港を眺めていたのでしょう」と、復元モデルとすれば、問題は全くなくなると思います。
 (焼失といっても、全焼か半焼かで、部材が使われた可能性があるのかどうか?)

 なにしろ歴史というのは、国宝金印がニセモノと取りざたされたり、箸墓の被葬者が卑弥呼かどうかで命がけの論争(cat)があったり、法隆寺が再建かどうかで問題があったり、聖徳太子は居なかったという説もあるくらいですから、古いことはよくわからないものですね(爆)。

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2008年9月 6日 (土)

小説木幡記:2008/09/06(土)高台の図書館そして職場人生

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 新聞で「大きな試練から逃げないで」(たつみ都志=武庫川女子大学教授)という記事が目に入った。
 (産経新聞:平成20年(2008年)9月5日・金曜日夕刊)
 花形の総菜メーカーに就職して順風満帆と思われていた卒業生を励ました内容だった。
 卒業生は就職後、九州店舗で成果をあげて、大阪の百貨店に栄転、すぐに本社企画部に抜擢され、同級生も、その筆者先生も驚きの目で見ていた青年だった。しかし会った時の落ち込みが激しく、【能力の限界を感じる。接客が好きだったのに企画。まだ3年目の平社員が年上の店長に通達しプレゼンテーションをする苦痛。上司に叱られるたびに自己嫌悪。一人暮らしの部屋で涙している】という内容だった。

 たつみ先生(未知)は、大きな試練から逃げたら駄目。体の成長に応じて大きな殻を捜すヤドカリ的人生を選ぶなら、耐えるべき。上司の駄目出しをありがたく思い、成長の糧にするのがよいでしょう、と励ました。そして「何でも話せる友人をつくりなさい」と、握手して別れた。

 さて。
 たつみ先生は女性のようだ。私は男性だ。卒業生となると、双方ともこれは女性になる。
 私はたつみ先生のエッセイを読んで、その内容が心にとまった。そして女性教員と男性教員では微妙に感じ方や話すことが異なることに気付いた。個々人の相違かな? とも思ったが、なんとなく男女の違いだろうと、「感じた」。

 最近卒業生と話す機会があった。
 数年前に彼女は人もうらやむ就職を得た。というのは、かねがね耳にしていた希望条件にぴったりした職場に、さる年の初夏に決まったのだ。後で内定話を聞いて、私は「うん、そうだろうと思っていた」と言った。つまり、希望する内容と彼女の資質や能力に調和が取れていて、自然に思えたのだ。

 研究室に来てくれて、貢ぎ物じゃなかった土産物を手渡してくれた時も、近所で昼食を取り始めたときも、笑顔はあった。しかし「どうなんだ?」と、聞いたときから様子が変化してきた。もともと我慢強く聡明で、相当にセルフコントロール能力の高い学生だった。つまり、安定していた学生だった。
 結局、顔をみてから一時間後に、彼女はぽつぽつ話し出した。

 話す内容は、上述のたつみ先生のエッセイと実に似通っていた。おそらく彼女本人からすると「そんな栄転とか抜擢とは無縁ですぅ」と言うだろうが、外からはそう見えるし、事の本質は同じだった。

 ところが。
 私は結果として、たつみ先生とは別の励ましというか、感想を述べた。
 「辛さがずっと続き、それを冷静に見つめて、本当に駄目だと思ったら、転職、辞職、故郷に帰る道を選ぶのも人生です」と、言い切った。

 せっかく得た就職先を、数年前の教師が「帰郷もよし」と、言い切ったことは冒険かもしれない。私はそこまで他人の人生に関与できる立場ではない。しかし、私は言った。

 実はその言葉の前には、口にはださなかったが「人生の、本当の事を言おうか」という内言が私の中にあった。よい大学を卒業し、教授になったり、大企業の幹部になったり、今もそうである知人友人は沢山いる。しかし、どんな道を選んでも、花はあり蜜もあり、そして落とし穴も猛獣もいる。人もうらやむ最良の環境を得ても心中は闇の人もおれば、世間的に一ランクも二ランクも環境が悪くても、極楽の人もいる。

 実に人生は様々なのだ。
 人生の本当の話は、決断にあり、その決断内容は世間的な一般常識とはずれがある。
 本人が本当に冷静に長時間かけて考えた結果なら、自分で手にした物を棄てて、別の道を選ぶことも良い、というのが今の私の診断・決断なのだ。

 もちろん、そんな本当の話は彼女がAランクに位置するほど聡明で安定した卒業生だったから、明言した。とりとめもなく「厭になったから」「飽きたから」「しんどい」レベルなら、そんな「本当の話」は言わない。「おお、つらいのでしょうね、でも明日はよくなるかも。またね」(笑)程度で済ませないと、身が持たない。

 さて「余」自身のことを一言。
 余も日々辛い。能力の限界は何十年か前に痛感していた。日々学生や目上の人や、同僚から駄目出しを喰らっている。余と同年代でも、こいつの方が能力が高いな、とか、迫力あるな、と思う人間は沢山いる。学生であっても、もし余が20代なら「こいつには、負けるなぁ~」と思う者達が沢山いたし、今もいる。
 自信喪失して、葛野研や木幡研で涙ぐむことがある。

 しかし「高台の図書館」設計、製作、運用を考えると、気持が静かになり、身内の底からふつふつと意欲がわいてくる。「まだまだ、辞めてなるものかぁ~」と、雄叫びしそうになる。こんな「前方後円墳と周濠」を眺められる景色のよい高台の図書館や、図書館列車をイメージできるのは、世界中に「余」しかおらん!
 その自負が最近の余を支えておる。

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2008年9月 5日 (金)

On30レイアウト:庭園鉄道趣味/森博嗣

1on30_2小さいレイアウト
 森博嗣『庭園鉄道趣味』を眺めていたら、珍しく「小さいレイアウト」(Muはジオラマと呼んでいます)製作がありました。
 庭園鉄道は一般的には大きい物で、機関車に人が乗って運転し、客も乗るのが多いです。そしてレールが普通の庭に敷かれるわけです。それに対して、「小さいレイアウト」というのは、人が乗れないちいこい列車が、それらしく造った箱庭のような中を走るのをさします。

 私はおおざっぱな考えなので、庭園鉄道は現実の庭で走らせて、人を乗せるものが多い鉄道模型。
 レイアウト(ジオラマ)は、手のひらに載るくらいの小さな列車が、箱庭を走る鉄道模型、と考えています。
 私がいつも二階建てトロッコ図書館列車を走らせているのは、線路幅が9ミリしかなく、列車一両が1/150に縮尺された手のひらにおさまる世界です。Nゲージ(線路幅9ミリのこと)と呼んでいます。そこにある模型の山や森や鉄橋や風景は、まとめて「レイアウト(ジオラマ)」と呼びます。

 森先生のblogやwebサイトを眺めていると時々室内用「レイアウト」の写真が見えます。昔から作られていたようですが、私はしりませんでした。少なくとも、日本で普及しているNゲージや、それ用のレイアウト記事は見あたりません。

参考<Gゲージのレイアウト>

 だから、(小さな)レイアウト製作のことが比較的詳しく書いてあるこの図書は、珍しく思えたのです。もちろん、私がいつも触っている列車とは、親子ほどの大きさですが(笑)。

森流小レイアウト製作

1.レールとポイント
 On30というと、Nゲージしか知らない私には不思議な規格(附録注)ですが、やや幅広(線路幅が16.5ミリ?)のレールとポイント(線路切り替え機)が部屋にあったようです(笑)。
 エンドレス(周回)レールと、ポイント一つでレイアウトを作るというのは、これは初歩ではなくて老成したスタイルです。私のような素人ですと、複雑怪奇なレールを配置して、ポイントだけでも8機ほど用意して、引き込み線だらけ、周回の多重化など、実に煩い線路配置を考えるのですが、枯れてくると、「周回レールに引き込み線一本」という、単純極まる設計をなさるわけです。
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2.基盤はベニヤ板と発泡スチロール
 厚さ5センチで、45x90センチの発泡スチロールがこのレイアウトの基本です。机上に乗りますね。
 この発泡スチロールを、同じ大きさのベニヤ板2枚で挟み込む手法をとられました。
 上部が3ミリ、下部が9ミリの厚さ。
 部材はホームセンターで簡単に入手できますが、こういう手法があるとは知りませんでした。
 サンドイッチ状態に接着するのは、木工ボンドと推測します。

3.岸や窪地を作る
 カッターナイフでベニヤ板や発泡スチロールを切って、段差を付けます。鉄橋や川を作るイメージですね。
 大型カッターナイフで3ミリほどの板なら切れます。

4.山とトンネルは段ボール
 これも私は知りませんでした。新聞紙を丸めたりして山の原型を作ることは知っていましたが、段ボールでちゃかちゃかとトンネルや山の稜線を作るのは、新手法(私にとって)ですねぇ。

5.レールを敷いて、もう試運転
 レールを接着剤(多分、クリアボンドかな?)で貼り付けて、もう試運転です。
 ここがおもしろいのですが、模型機関車は比較的大きな規格で、その車輪の幅はHOゲージと言われる16.5ミリのものです。でっかい車体に小さな車輪幅と想像してください。
 ナローな雰囲気ですねぇ~。

 そして、救われる記事内容がありました。
 45x90センチですから、Oゲージ(線路幅32ミリ)やHOゲージ(線路幅16.5ミリ)にとっては、とても小さな空間ですから、カーブを機関車が曲がりきれないわけです。それを車両の下部を方々削って、台車や車輪が曲がるように調整するわけです。
 私の「高台の図書館」ジオラマは、30X60センチですから、Nゲージ(線路幅9ミリ)でもカーブがギリギリなのです。だから、車輪の多い車両は真ん中の台車を外したり、下部にある飾りを方々取り去って削って、急カーブでも車輪が擦れないように調整しています。
 それは外道と思っていたのですが、森先生もやっておられるので、あながち外道でもなく常道正道のようで、安心しました(笑)。

6.山と岩
 山はわかりました。段ボールの枠組みに、発泡スチロールをちぎって貼り付けるようです。
 しかし岩はよく知りませんでした。「コルクの木の皮」というのがあって、それを貼り付けると岩になるようです。
 ところがコルクの木の皮は、東急ハンズあたりに行かないと売っていないようです。森先生は、やっとハンズで見付けたので、10年分くらいまとめ買いされたようです。
 この気持よくわかりますね。無い物は徹底的になくて、もし見付けると買い占めたくなります。

 実は、これまで岩がどうしても岩にならなかったのです。コンクリートにしか見えないのです。コルクの木の皮なんですねぇ~。
 東急ハンズは京都にはないはず。
 私は、森先生にファンレターをだして、このコルクの木の皮を安値で譲っていただこうと密かに思いましたtaurus

7.紙粘土と木造足組橋
 山の仕上げは紙粘土のようです。
 これも私は、昔想像したのは「紙粘土」で、実際にジオラマを作りだしたときは、プラスタークロスという石膏布を水につけて整形する方法でした。このプラスタークロスは一本が千円以上する高価なものです。便利ですが、高いですね。
 森先生は、「紙粘土」です。私も宗旨替えして今後は紙粘土を多用しようと思いました。
 やはり、最初のイメージは正しいようですね。
 ただし、私が最初に想像したのは、新聞紙を切り刻んで鍋にいれて水と糊をいれて、ぐつぐつ煮るという、ものすごいレトロな手法で作る紙粘土でした。今時、そんなことをする人はいませんなぁcancer

 木造足組橋は、さっき鉄橋と言いましたが、木を組み合わせて作る山奥風の橋です。これは一度は作りたいですね。3ミリ角材で作られたようです。

8.色塗り
 色は、多分アクリル絵具だと思います。
 繪を書いたり色を塗ったりするのは、「作家森博嗣」のもう一つの得意技ですから、真似は出来ません。上記のような絵を描くのが関の山の私には遠い世界ですが、「1年くらい、ときどき色を足していく、という感じの作業になりそう。限りなく完成に近づくものの、けっして完成はしない、双曲線のグラフみたいなものですね」という文章に感動しました。
 レイアウト(ジオラマ)は、一挙にできるものではないようです。「高台の図書館」ジオラマも、いまだに発泡スチロールを整形しています。毎日10分程度ですよ。

9.まとめ
 先述のように、私は森先生のいわゆる「レイアウト」は、よく知らないのです。しかしこの記事を読む限り、相当な経験をお持ちのようです。あれだけの庭園鉄道を運用しているのですから、当然とはおもいますが(笑)。
 ただし、この「小さいレイアウト」に限って言うならば、一流のシェフが精根こめて料理を作るという雰囲気ではないのです。そこが余計にこの図書に惹かれところです。
 そうですね。
 手慣れた人が(老若男女をとわず)、冷蔵庫に残ったあり合わせの肉や野菜や卵をつかって、さささっと、絶品の味の夕食を作る、そんな感じでしたね。

庭園鉄道趣味カバー写真

庭園鉄道趣味/森博嗣(カバー)
  もし、ちっこいNゲージを普通の庭で走らせたら、それは庭園鉄道なのでしょうか?aries 
 あるいは現実の庭を、映画セットのようにそれらしい山紫水明、あるいは西欧風庭園にすれば、庭園鉄道は「レイアウト(ジオラマ)」と呼んでもよいわけでしょうか? 
 よく分かりませんが、こういう設問は無意味なのでしょうpenguin
 「庭園鉄道」とは、この本を読めば、間違いなく、庭園鉄道だと分かります。

附録:On30という規格
 On30という記号の特に「30」の意味を識者に伺ってみました。
 その前に、私は「Oゲージの汽車が、HOゲージのレールを走る」と想像しました。つまり大きい汽車が小さい幅のレールを走るわけです。なんとなくアンバランスで、奇妙な可愛らしさがかもし出されます。森先生の著書の写真の列車は、大体そういうタイプのようです。

 WikipediAでOn30 を見ると、まだ英語でした。
 「On30 is the most common term used to describe the modelling of narrow gauge railways in O scale on HO (16.5mm) gauge track. 」
 つまり、Oスケール(日本では1/45縮尺)列車をHOゲージの線路で走らせる、と。

 さて、30という記号ですが、識者が教えてくださった内容は、「Oスケールは1/45で、30×25.4÷45=16.9で、ほぼHOゲージの16.5mmになります。」とのこと。翻訳すると、<Oスケールだが元々の線路はナロー(狭軌)30インチ>となるのでしょう。30インチx25.4ミリは、762ミリですから、もともとの実物レール幅が76センチほどの狭いナローな線路を走る列車を、Oスケールで縮尺(1/45)すると、線路幅が16.9ミリになり、これはHOゲージ模型の線路幅(16.5ミリ)なわけです。
 それにしても。
 私は未だに、スケール(現物をどこまで縮尺するのか)と、ゲージ(鉄道模型の線路幅)とを混同してかんがえるから、迷路に迷い込むようです。

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2008年9月 3日 (水)

小説木幡記:2008/09/03(水)気分は戦場・夏期論文

1.燃える第三ステージ:夏期論文
 余は感想文は自然にいくらでも、どれだけでも書けるのであるtaurus。MuBlogの累々たる1500以上の記事をみればそれはよく分かる。なれど、こと「論文」とかになると、時速300キロのスーパー・スピードが一挙にガス欠寸前の徒歩レベルになる。理由を今朝考えてみた。論文は一定の形式を持つ。他分野の人が読んでも「うん、なるほど」と、思うように書かないとクズ論文になる。それが難しいのだ。
 だからカタツムリになってしまうsnail

 昨日は寝食わすれて夏期論文に打ち込んでいた。まるで、大人買いした漫画本20冊を一日でまとめ読みするような物だ。MuBlog記事を書くのを忘れてしまった。
 しんどいことだったが、すべてのデータは完成完了したので、結論はでた。あとは延々と書くだけになった。しばらく不眠不休になるのじゃろう。

2.燃える読書三昧:相変わらずのミステリー
 この8月も、合間をぬって読書三昧に沈み込んでいた。と書くと、なにやら上記の1と矛盾を来すよう邪が、人とは矛盾したものであると深く認識するのが大人のあかしcoldsweats01

 ちょっと気に入った物を列挙して、メモとする。平成20年の夏、Muはかくのごとき素晴らしい読書環境にめぐまれて、知育(爆)にはげんでおった。難読症の方には、申し訳ないことだが、他に特技がないのでよろしかろう。

  ボーン・コレクター/ジェフリー・ディーヴァー (文春文庫、上下)
  石の猿/ジェフリー・ディーヴァー (文春文庫、上下)
  異邦人/パトリシア・コーンウェル (講談社文庫、上下)
  珍妃の井戸(ちんぴのいど)/浅田次郎 (講談社文庫)
  *読書継続中図書 眩人(げんじん)/松本清張 (中央公論社)

 この9月はもう読めなくなるので、上記の「眩人」を再読できればそれで満足。眩人は昔に、どこかの図書館で借りて読んだが、再読していて実におもしろい。余は脳がしっかりしていないので、再読しても新品の読書に感じられる。経済的にできておる脳。

3.燃える読書感想文:書こうとすると書けないもんじゃね( ̄ー ̄)ニヤリ
 最近(ああ、数日前かぁ)コピペ問題で読書感想文に言及したが、そのとたんに書くのが煩わしくなった。で、メモを残しておこう。

  ボーン・コレクターはね、映画でみるよりも緻密でよろしいな。人差し指一本しか動かせない、かつて優秀な鑑識部長が犯罪捜査に関わる設定がおもしろいね。助手役の、モデルをしていた若い女性警察官が、だんだん成長していく過程が気に入った。どれほど美しく恵まれた頭脳をもっていても、心にかかえる深い問題が、爪かみなどの自傷に現れ、関節炎で痛む足を引きずりながら、捜査にのめり込んでいく。ふむふむ、新たな教養小説なんだ。これは映画よりも上等だね。
  石の猿は、ちょっとした名作だ。ボーン・コレクターの登場人物がそのまま出てくるのだが、チャイナタウンの様子がおもしろかった。中国公安刑事のキャラ造りが、実によいね。読みごたえがあったぞfish。秀作。

  異邦人はね、このシリーズは1~15まで読んだことになる。うむ。男女の簡単じゃない△□関係が前面にでてきて、Muの性格からすると避けたい作品になっていたのじゃが、この15作目はそうでありながらもだいぶ一新した。これは一種の社会派(笑)ミステリーなんじゃね。それと50歳前後の超キャリア女性が、どんな風に悩むのか、作者が女性であるだけに興味深かった。女性の中には、余よりもずっと繊細、こまかな人の心で、病気になるほど悩むんじゃ~、ということが実感できた。
 余の工作悩みや論文悩みとは相当に異なる。男は、というよりも余は単純なんじゃと、痛切に思ったpenguin

  珍妃の井戸はね、その前作・長編文庫5冊かな「蒼穹の昴」を読んでいると趣がさらに深まる。
  読書中の眩人は、重厚さというものが身にしみてくる。

4.というわけで本日定食、今週来週定食
 またしても、12時間くらい夏期論文に熱中して、第三ステージの80%くらいまで疾走する。
 今週も来週も来客があって、校務責務があって、脳が切り替わるので、かえって夏期論文はよい成果を出すじゃろう。
 そろそろ授業準備にもはいりましょう。ふむ。
 ああ! 掃除を忘れていた。

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2008年9月 1日 (月)

小説木幡記:2008/09/01(月)コピペの問題:複製と切り貼り細工

 夏期の間途絶えていたNHKクローズアップ現代を、今夜観ました。
 タイトルは「コピペ」問題でした。
 ゲストは茂木健一郎さんでした。

脳科学者:茂木さんの意見
 最初に、私は茂木さんの意見にほぼ同意していました。とりたてて反対意見はなかったので、それですませようとしたのですが、インターネットの記録情報については、私の仕事の一つですし、毎日MuBlogを書いている手前もあり、メモしておきます。

 さて番組の趣旨は、ちかごろ大学生~小学生までのレポート課題などで、インターネット上の他人の文章をそのままコピーして、自分のレポートにペースト(貼り付けて)、数日かかる課題も30分程度で済ませている若者が多く、小樽商科大学で調査したところ、7割程度の事例が、大学のあるクラスであったようです。
 あるいは官庁などでも、寄せられる意見書などにコピペの形跡甚だしいものがあって、憂慮しだしたようです。もちろん、おそらく官庁内部の公式文書も、コピペで出来上がるものが、多くなってきたのでしょう(笑)。

昔・大学教員にはハサミ糊論文という罵倒語があった
 そのうち、大学教員の論文もコピペだらけになって、オリジナル論文がなくなることの懸念もあります。ただし、それはインターネット以前から、学者が他学者の論文を批判するとき、ハサミと糊で造った論文! という貶しセリフが時々ありました。この場合は、一応引用の出処、典拠は明確にしているので、盗作、剽窃とまではののしられないのですが(明確にしていない場合は、制裁を受けます)、引用だらけでご自身の考えが展開されていなかったら、ハサミ糊論文と言われてもしかたないでしょうね。

 さて、対するに学生さんですが。
 いちいち腹を立ててもしかたないのですが、匿名学生が「コピペで済ませられる課題は、そうする」とか「忙しいから」というような意見をだしていました。以前、高校で日本史なんて勉強しても、東大受験にはそれほど関係ないと、豪語していた受験生がいました。腹が立ちました。

小学生の救世主:フリーの読書感想文
 番組では、カウンターというか対比的に、主に小学生のために、フリーの読書感想文をネット公開している方がいました。日に65万アクセス? ものすごい人気のようです。子供たちからは、「救世主です」とか、感謝のメルがどんどん送られてきているようです。
 その人の考えでは<感想文を書くのが苦手な子供たちの福音になれば~>とか<子ども達がもっと別の好きなことができるように、こういうサイトを立ち上げました>とかいう趣旨の発言でした。

 さて、この件について、以前から「感想文なんか、書かせるような愚かな国語授業はやめなさい」と、某有名作家が発言されています。その某作家は非常に頭脳が明晰で上等な文書を書かれる人なので、私もストレートには反論をしません。
 国語授業の問題を論じているからでもあります。

感想文が苦手な子どももいるでしょうが
 しかし、実際にネットで感想文をフリーで提供している方の場合は、若干しこりが残りました。つまり、子供たちの為になっているという、一種の正当化のようなものを感じたからです。理由無く、「私は感想文を書くのが上手だから、ネットに公開してみんなに読んでもらいましょう」とおっしゃれば、それで済んだのですが。
 子供たちの為にとなると、ずばり、為になりません。 
 子供たちの脳を軟弱なまま、若い時代を過ごさせることになります。
 生物は多くの場合、ストレス、ある程度の負荷、加重をかけないと、まともな成育は望めません。
 脳も同じです。
 その事情は茂木さんが丁寧に解説していました。つまり筋肉と同じで、脳は鍛錬しないと役に立たなくなるわけですね。

葉っぱを集めても木にはならないぞ
 私流に言いますと、ネット情報は断片的で、その粒度が細かい、つまり段落レベルなんです。これは大きな木から葉っぱを一枚とってくるような物です。断片情報としての葉っぱをそこら中の木からとってきて太い棒にぺたぺたはっても、新たな木も大木も生まれません。新たな木がうまれることが創造なのでしょう。創造という最も人間らしいことを脳にさせなくて、なんの意味があるのでしょう。
 コピペ自動化なんて、安いマシンですぐできますよ。君ら学生や児童生徒がする必要はありませんなぁ~。

(注:初等教育での国語科目で、作文指導がどうなのかは、別途考える必要がありますね)

~~

コピペレポート自動判別ソフトウェア
 金沢工業大学の先生が、コピペ・レポートを自動判別するソフトウェアを開発されているようです。
 私は、そういう細かなことは目が霞み、手が震えて出来ませんので、ときどき手技で判別することがあるので、それを紹介しておきます。

 以下の流れや、各ステージは、他と混ぜたり、前後を入れ替えたりするのですが、まず、一般的な手法です。

1.学生から出された課題・該当文章(笑)から、適切な用語をいくつか取り出します。
 たとえば、{天璋院陣営、和宮陣営、庭田嗣子の、西郷が久光と対面}
 主に、固有名詞の組み合わせや、「の」とか「~が~と~」のような助詞付き用例や、「お渡りの話」のような送りがなに特徴が現れます。

2.{天璋院陣営、和宮陣営、庭田嗣子の、西郷が久光と対面}をGoogleに入れます。

3.今日の日付時間(21:37)では、たった4つの用語列で、該当文章は一件しかなかったです。
 そのヒットした文章と、眼前の学生提出レポートとを比べて、ほとんど同じなら、提出レポートはコピペですよね(爆笑)

 ともあれ、こういうことを自動化するソフトが求められているのですから、コピペ問題は大きく人類の将来を左右するのかも知れませんchick。実は、大昔論じたのですが、マシンつまりコンピュータの現代の記憶様式では、複製(コピー)するのが常態なのです。移動させるのは複製してから元を削除するという二度手間なんです。
 そういえば、DNAも複製が骨子でしたね~。
 コピペ問題は、根がふかいですよぉ~。

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