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2008年9月15日 (月)

小説葛野記:2008/09/15(月)敬老してください、と言ったわけじゃないが

シニア料金だなんて
 今朝早朝京都駅のコンコースを、荷物を持ちながらエドルン君のあとを足早に付いていった。「エドルン君の旅行鞄を持って、後を付いて歩けるのも、あと何年邪労脳」と、内奥の声がこだましていた。
 そういう気持ちを実は楽しんでいたし、まだ歩ける、まだ元気、まだまだ死ねぬ
 世間では、敬老の日らしい。
 加齢の辛さばかりでなく、楽しさも記録しておこう。ただし、駅のコンコースを歩けるという条件内で。

 昨日、新京極のいつもと違う映画観に、朝一番でかけた。「新京極シネラリーベ」だった。そこで初めて料金表をみたら、大人1800円、学生1500円、子供とシニア1000円だった。これは快適だった。知っては居たが、映画館へは滅多に出かけず、希に「お誕生祝い(笑)」のDVDを相互に見るくらいだから。約半額とは、年を取るのもよいもの邪と、思ったね。もう少し言わせてもらえば、ガソリンや新幹線や、図書代金や、飲み屋や珈琲屋や、なにもかも半額になると、それこそ「日本に生まれて、よかったなぁ」「年をとるのもよいものや」と、……。
 なんの後ろめたさもなく、優先座席に座れるのもよいが、そんなんで誤魔化さず、半額京阪電車になれば、上々。

 新幹線の珈琲店で話していたら、江戸ではなんとそこら中でシニア料金制度が普及しておるようじゃ。京都はどうなんじゃろう。出歩かないので分からないが。博物館の特別展も半額になるとよい脳。特別展は、どこもかしこも高額じゃ。

京都駅がなにか新しくなった
 二階の通路に、伊勢丹の店舗やろうか、新しい店が出来ていた。別に、買い物マニアじゃないから気にならないともいえるが、その奥がひろびろとしたカフェになっていた脳。ああ、知らんかった、京都駅。SUVACOとか書いてあったが、今ネットみたら、今年の3月にオープンしちょった。木幡や葛野村に住んでいると、世間から遅れる!

 そいで、時間があったので、地下一階の三省堂書店に出向いたら、丁度8:30開店で、同時に入店した。珍しく内田康夫先生の上下、目新しい図書を衝動買いした。浅見光彦探偵とは違うものだ。ついでに、平野某の、これも変わり種の「ミステりー」があったが、上下高価なので、止めた。(平野某君、すまぬのう)

博物館で富岡鉄齋の蝦夷を見た
 余の遊びも定番化しておって、一つは例の山奥へドライブして「大和し美し(やまとしうるはし)」という特別展で、小説家・川端康成と、画家・安田靫彦(やすだゆきひこ)との交流を知り、そして二人の所蔵品をじっくり眺めた。
 勿論川端本人の自筆原稿は、読みやすく感心したし、書斎再現部屋もよかった。安田の絵は、古代の大和を描いたものがいくつもあって、「上手だなぁ」と感心した。
 ところで、カタログが2700円もしたので購入しなかった。もう少しシニア料金にすれば買っていたのにね。

 この年になるとね、実は、世の中が違って見えてきて、たとえノーベル賞作家であっても、超一流の画人であっても、「そのころ、考えていたことは、余とは変わらぬ」と、度胸が出てくるもんじゃ。おとしめているのじゃない。作品は別にして、人間、そんなに変わりはしない。「余が、EH500タイプ金太郎のえも言えぬ走行音や牽引力にうっとりしているのと、川端のだんなが小汚い骨董品を愛でるのとは、違いはない。川端のだんなは、骨董品は一流でなくてはいかん、と言っておるが、それは偏屈頑迷固陋の証なんや。君に、「叩きジオラマ図書館」をつくる恍惚の境地はわからんじゃろう、のう川端君」と、つぶやいておる人も、おるかもしれん

 権威を引きずり下ろしたり、目線にあわそうとしているのじゃない。人は老ゆる、という現実。そして人の心の真実を、所蔵骨董品を眺めながら、思った人もおるじゃろう、と想像したわけ。老いも死も実に万人公平じゃ。

 余は、川端か安田か、どちらの所蔵品か忘れたが、富岡鉄齋のでっかい屏風絵で、蝦夷の人たちを描いたものが、いたく気に入った。鉄齋という人の絵は、余好みになりそうじゃ。まるで、漫画みたいに、楽しい。イノシシさまにひれ伏してお供えしているアイヌの人たちの姿に、声をあげて感動した。

 そうそう、漫画みたいと言えば、昨日『聖(セイント)☆おにいさん』中村光、とかいうのを買った。噂では超絶のギャグマンガらしい。なにしろ、ブッダとキリストさまが現代に甦るのだから、これほど功徳のあるマンガはなかろう。余は、このご両人を幼少より尊敬しておったからのう。信心深いMuであった。

 で、特別展。埴輪の頭もよかった。聖徳太子少年象も気に入った。やはり、川端も安田も目利きじゃったのう(笑)。ただし、目利きといえば、青山二郎の特別展は格別によかった、というのが木幡研の結論やった。

映画や読書:夏休みが終わった
 映画は最初は別のを先に見ようとおもったが、日曜の夜に一回だけ上映となっていたので、急遽変更して「20世紀少年」を朝一番に鑑賞し、もてる余力で、京都の長浜ラーメン(細ラーメンとチャーシュー、甘みのスープがたまらん、750円)、さらに力余って六曜社地下で超絶のアイスコーヒーとドーナツ! 満足な映画鑑賞となったわい。

 映画は世界征服をたくらむ悪の組織相手だから、別に後日独立記事を立てましょうぞ。
 読書は松本清張の『眩人』を昨夜ようやく読了した。ふむ。これも後日に別記事立てましょうぞ。忙しい。

 僅かな時日の楽しみだったが、これで本夏の夏期休暇は終わった脳。
 今朝からは、敬老の日というのに、夏期論文第四ステージに突入する。
 人生というのは、終わりが来るまで終わりはないようじゃ。新幹線が半額になるのは、いつのことじゃろう。

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