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2008年8月 9日 (土)

防災センターと図書館納涼会

 昨日、終日葛野の図書館の人達と一緒に「防災」全体の体験学習をし、夜は納涼会に参加しました。昼の場所は、京都市の国道1号線沿い、「京都市市民防災センター」でした。約3時間、息をきらして体験指導をうけたのですが、この間、4名の指導員に付き添ってもらって、総勢13名がじっくり防災を考えました。そして、すべて無料だったのです。

Muomote

A→京都市市民防災センター
 体験内容は、いろいろありました。

1.強風体験: 風速32mを味わいました。私のポロシャツもまくれ上がって、大変なことになりました()。司書の一人は「息が出来ない」と言うてました。

2.地震体験: 震度7を味わい、おさまった一瞬に、ストーブ、湯沸かし、レンジを止めて、ドアを開ける訓練でした。再び激震が襲うわけです。これが一番心身にこたえました。終了後、私はまともに歩けなかったのです。

3.火災避難訓練: ホテルの廊下を想定して、無害の煙で充満した暗い中を誘導路にそって脱出するわけですが、未だに鼻に煙りの臭いが残っています。私と一緒した司書達は、全員死亡(訓練だから生きていますが)しました。

4.消火訓練: 消火器の練習でした。これは全員がうまく行ったようです。しかし実際の火事に直面すると、安全装置を外して、ホースを向けて、レバーを握るという単純な作業が、めちゃくちゃになりそうです。

5.くらしの安全対策: 主に、高齢者やハンディのある方の気持になって、日常の安全を考える訓練でした。歩行や首の動きを制限する拘束具を付けて、体験するわけですが、私は年に数回、持病で近似状態になるので、見ているだけにしました
 事務長さんと司書が一人追加で、妊婦体験をしましたが、約10キロの重りを付けて歩くわけです。そんなに重いとは想像もしていませんでした。
 高齢者の耳に、TV音声やチャイムや話し声がどんな風に聞こえているかの体験もしました。
 図書館の利用者にもいろいろな方がいますから、あらかじめ充分に想定して防災・安全を考える必要があると、いつになく生真面目に思った次第です。

拘束具を付けた司書達
風呂場の補助具

6.応急手当訓練: すでに夕刻、疲れていたのか、私は頭がぼーっとしていました。心臓マッサージは、脳の血流を確保するために、うまくいくまで胸のあたりを押し続ける重労働ですね。現在は、両乳首の中間を平手で押すわけですが、速度や力の入れ方が難しかったです。AEDという高圧電流で心臓に活を入れる機器の扱いは、葛野にも設置してあるので、熱心に聞きました。

7.京都大地震: 3D用の眼鏡をかけて場面をみていると、地震で跳んでくる石やガラスが直接身体にぶちあたるような感じがして、怖かったです。座席も左右に振動するので、現実感あふれていました。

8.土砂災害: 山小屋を想定した密室に入って、電気が消えた暗黒の中で、山鳴り、土砂の崩れや「家族」のうろたえを音で味わう体験でした。暗黒になると、正常な判断ができなくなることが分かりました。目からの情報収集が8割と言われていますから、音だけで外界を判断する状況にも対応する必要がありますね。

 以上いくつもの体験をしたわけですが、二つのことを理解しました。
 一つは、疑似体験でも相当に疲労し、ショックが強かったです。それが現実に起こるともっと凄まじいだろうという事です。強風は風速32mでも息ができない状態でしたが(私は若い頃にバイクで時速100キロ前後を体験しているので、ちょっと違うのですが)、それに雨とか飛来物が加わると、相当に注意しないと、生命の危険度は赤ですね。
 二つ目は、体験で得たこととは関係ないのですが、これだけの体験学習を何人もの指導員が、無料でしてくれたことへの感謝です。大勢の子供たちも参加していました。京都市内に勤務していて、良かったです()。

B:納涼会(京都駅前の、「京すいしん」)
Musall

 体験学習のあとは、お楽しみ会でした。
 このお店、平仮名の「京すいしん」は、以前に「電子図書館研究会」でよく利用しました。国立国会図書館長の長尾真先生や、故・原田勝(筑波大学)先生の笑顔を思い出しながら、若い人達と料理を楽しみました。お値段とお味とのバランスがよくて、久しぶりに訪れたわけです。
 昼の防災体験が、少しハードだったのでしょうか、皆さんも私も酔いの回りが早くて、いつになく饒舌な一夜となりました。新顔の、芸術系大学の院生さんや、謎の解けた司書さんや、オペラ歌手や、三人のチルドレン(ちょっと古い語法ですな)や、ベテラン、えらいさん達と席を同じくし、「お勤めしているのも悪くないなぁ」と、いつになくまともな思考にたゆたっておりました、とさ。図書館の人達とのこういう交流も四年目になり、あと半歳となりました。大切に過ごしていきたいです。

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