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2008年8月31日 (日)

NHK篤姫(35)心心:和宮の心・西郷の心

承前:NHK篤姫(34)和宮降嫁

和宮さんの心
 和宮さんが家茂を受け入れず、床入りするまえににキラリと光るものを懐にいれていたと、大奥では騒ぎになりました。
 そこにふってわいたような、ご存じ本寿院さまの、ご乱心に近い出現。<なにもかも、姑としての、指導がなっていません!>私は、笑いころげてみておりました
 
 篤姫さんは驚いて、和宮さんと二人きりになり、話しかけますが、何を言うても「はぁ」と答えるばかり。終に、大御台所篤姫さまは行動に移ります。
 <懐に刃物をもっているのですか? 見せてください>と詰めより、もみ合いになります。
 もう、これだけで凄まじい話ですね。
 篤姫ヒロインのドラマだからよいようなものの、これが、和さん主役のドラマなら、可哀想に篤姫さんはどれほどの「鬼の姑」と描かれたことでしょう。ああ、恐ろしい。

 懐から転がり落ちたのは、銅鏡でした。和宮さんは、それで身繕いをこっそりしていた様子。しかし、なにかしら、たるさん(有栖川宮熾仁親王)とのことが、つい半年前に都であったのですから、見ている方ははらはらでした。たるさんとの別れに、なにか想い出の品が交換されたかどうか、記憶にも記録にもないのでよく分かりませんが、もし鏡がその証なら、それはそれで見ていて辛くなるところです。

 なお、詳細は知らないのですが、現代、和宮さんのお墓を移転するときに、たった一枚の写真原版がそばにあったそうです。誰が写っていたのかよく分からないようです。すぐに消えたそうです。

 家茂は和宮さんに<幕府は攘夷をできない>と言います。開国するか戦をするかの二者択一で、<兄上の、言うとおりにしたら亡国>と告げます。和宮は、<日本が滅びないために私は江戸に来ました。公武合体が成っても、攘夷で滅びるのはよくないです>と、心中を開かし、家茂に心を添わせます。
 このあたりの16歳の夫婦の語りは観ていても気恥ずかしいものですが、しかしどうであれ、将軍と内親王なのですから年が若くても、背負っているものは、想像もつかないほどの重さですね。

 それにしても、大奥総代滝山さんは、もうすっかり篤姫贔屓の大奥重鎮ですね。時はすべてを解決していく見本のようなものです。いや、なにごとも、篤姫のように二心無く、意地悪なく、人に接すれば、やがて相手も心を開くという人生観かも知れません。

西郷さんの心
 西郷さんは、いまだに引き立ててくれた斉彬が忘れられないようです。奄美にながされて生きながらえていることも、よくしてくれた月照さんが入水して、自分だけが助かったのですから、辛いままなのでしょう。
 上京し、幕府に改革を迫るという久光に、
 <中止。日延べすべきです>
 「何故じゃ」(怒った久光)
 「あなたは当主ではない。官位もないから、朝廷では相手にされない。江戸のことも知らず、諸侯との付き合いもない。あなたは、ジゴロにすぎない」と、はっきり言い捨てます。
 ジゴロとは土地のゴロツキの意味でしょうか、字幕には「田舎者」とありました。普通は、フランス語で、髪結いの(ヤクザ)亭主、つまり女性(主に情婦)を自在に操るヤクザを意味するのですが、現代用語はよくわかりません。

 西郷さん、言いも言ったりですね。久光さんは西郷退室の後、小松帯刀の前でキセルを折ります。しかし、観ていて爽快ではなかったです。なぜなら、久光はまだそれほど悪役ではないから、「西郷さん、そこまで露骨に言わなくても~」「久光さんも、斉彬に近づくために頑張っているんだから」と、感じました。
 後世、島津久光さんが西郷さんとどうなるかはお楽しみですが、なんとなくそりが合わなかったのかも知れません。

 今夜は、鹿男(笑)竜馬が初登場しました。小松さんとは随分仲良くなるんです。さらに、篤姫さまと小松帯刀と竜馬は同じ歳なんですね。~偉人は同時代にまとまって生まれるようです。

 そうそう、篤姫の実家、今和泉家が大変ですね。篤姫のすぐ上の兄が当主なのに、久光は自分の五男を養子にいれて、はやばやと今和泉家当主に隠居させます。分家からの、久光、藩政批判を潰す策略のようです。久光さんは、人を信じていないと、自分で言うておりました。ちょっと、暗い話ですね。30前に隠居して、どうするんでしょう?

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