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2008年8月 2日 (土)

小説木幡記:2008/08/02(土)火星の水

火星、水と生命(NASA
 火星に水を確認したようだ。
 「探査機フェニックス、火星に水確認-NASA」(IBTIMES)
 フェニックスは、地上からなんと5センチ下の土の中に、水があることを確認した。

 水があるから火星人とはならないが、大昔に水が地表にあったころ生命が存在した可能性は少し高まってくる。
 太陽系内なら、生命という概念は地球と同じレベルで考えてもよいのだろう。

 もっと科学を学んでおけばよかったと、痛感。
 余は若い頃に、ハードSFを好んでいた。理屈で未来を予測したものだ。
 すると、生命という考えも、随分違って見えた。

 地球上では、物を形作る構成要素を、無機物と有機物とにわけて考え、そのうち生命は有機物で出来ていると学んできたが。ハードSFでは、無機物でなりたった生命がいろいろあった。
 
 ネット上の人格は、攻殻機動隊・イノセンスの世界だが、古くからハードSFでは定番だった。光瀬龍の百億の昼と千億の夜、あるいはクラークの2001年宇宙の旅では、電子メモリ上の人格が生まれていた。

地球外生命
 火星に有機物があり、そして生命の過去兆候があり、思いがけなくも化石が出てきたら、余の生の目的も完了だな。その化石が、例のエイリアン風なら爆笑しよう。

 ずっと黙っておったが、実は余の生の目的は、地球外生命体・文明の探索にあった。それを確認できたなら、安心して極楽浄土、あるいは高天原に戻るか、黄泉の世界に行ける。この問題は、それほどに切実なことだった。
 もし、それが明確になってきたなら、鉄道図書館も文藝路線も、つまらん日記も、日曜御用ドラマ評論家も、全部棄てて良いじゃろう。
 
 人が生きていく証、人が気力を保っていられる原動力。
 地球外生命を確認することが、そうだったとは、お釈迦様でもごぞんじあるめぇ~。
 宇宙文明論を生涯学習しなくちゃ。

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コメント

人類の最大の目的は他の惑星に生命などを見つけ、人類の誕生の証を見つける事と思います。これは誰に聞いても知らない事なので少なくとも地球人では。
憶測ですが、宇宙生物はかなりの数がいると思いますし、宇宙人と呼ばれる者も広大な宇宙には一惑星にはいると思ってます。
妄想ですが、生命の根元は一つではないし宇宙から違う根元が地球に降り注いだと思っております。
その中で環境にあった者へと進化して行った。やはりどこの惑星でも水がなければ生命の根元も進化しないんでしょうか。
根元は隕石などに乗りやってくるのでしょうか。

投稿: 宇宙人 | 2008年8月 2日 (土) 05時36分

火星人が本当にいたらすごいですね。

投稿: のっち | 2008年8月 2日 (土) 07時31分

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