小説木幡記:2008/07/13(日)葛野図書倶楽部2001と元局長・元副長
倶楽部日誌
就寝前に、モトカレとかモトカノという言葉から、モトキョクとかモトフクという連想が強く湧いてきた。昨日土曜の午後に、倶楽部ご隠居である元局長と元副長とが屯所に訪れ、余もしばし歓談した。元局の方は都合がついて、夜の宴にも現局、現副、現経理、さらに現一番、現二番両隊長とともに参加してくれた。クラブ・ダイハナでトンカツパーティーを、バーンと派手に豪遊した。(トンカツ屋で豪遊とは、派手にキャベツを追加おかわりしたり~、という豪毅さだな)
元局(七代局長)は近所、つまりお隣さん大学の近くに勤務している。日々「資料の物性検査」にいそしんでいるよし。「君、物理とか化学の素養あるの?」「まったく、あーりません」「へえ~」と、目点。ところで、にこやかながらやけにハイになって日常職務を説明してくれた。現局ほどではないが、もともと余には()無口なタイプだったので、「活発になったな?」というと、「職場に同世代がいないこともありますが、仕事が仕事ですから、終日対人関係が無いこともあるので。人を見ると、話したくなるのです」と。そこで、二人で高笑した。これはむしろ元局よりも現局(八代局長)にぴったりの仕事じゃないのぉ~。(後でクラブ・ダイハナ・トンカツで確認したが、現局は今でも終日人と話さないことがあるようだ
)
元副は、現副が倶楽部機関誌編集作成の土壇場と耳にし、元局をさそって慰問にきてくれたようだ。昨年度は元副が一人で機関誌をきりもりし、最後に現副に何から何まで業務引継をしてくれた。つまり、後輩のことが気になってはるばる屯所まで足を運んでくれた。今回、元副の寄稿「働くって?」もあって、余には近況報告の形をとってくれたようだ。この一年間は超過勤務は無く、ノルマもゆるく、快適な社会生活第一歩と聞き、安堵した。表面上(笑)、我を通すのを見たことがないので、ストレス溜まらないだろうか? と気になっていたが、行動全体で表現しているので、それは杞憂だった。そう言えば昨年、責務をすべて事前に済ませ、夏期は一ヶ月以上ヨーロッパ旅行に出掛けていた。
と、現局と現副の話に終始したが、元・局副にとって、現・局副は一番長い付き合いだったと思い出した。それぞれ2006年の初夏、初秋以来になる。月日が過ぎるのは早いなぁ。
ところで現・経理局長には「機関誌の送料が二人分、浮きましたね」と言って、余は顔を見合わせた。くくく。経理は大変なのだ。年度内には有志で、元副の住まいする「世界一の」仁徳天皇陵を見学して、帰りは大阪難波でどわ~っと豪遊したいが、交通費飲み代寄附と、またしても経理局長のご機嫌伺いに余は奔走することに、なる。まだ、現経理(局副も)には相談していない。そうだ、元局は元経理も兼任していたことに、今朝気がついた。
倶楽部労災保険のでそうな先週だった
先先週末ころから、局副経の三役負担が極端に重くなってきた。学期末は助勤をしている幹部に、さまざまな後始末や後期授業準備、行事の準備、機関誌の発行が重なってくる。その上、局副は同時にゼミ発表も重なり、悲惨を通り過ぎていた。
すべてはあらかじめ分かっていることなのだが、実際にその時期になると煮詰まってくる。特に機関誌の製作がきつかった。この間、下級生は殆どが余の関係する「共同演習」の締切で、いきおい局副経理に荷重がかかってくる。
……。
毎年のことだが、今季も心労()でMuBlogを書けなくなってしまっていた。
元局は昨日「先生は、心配しすぎるんですって。大丈夫、うちの倶楽部員はみんな芯が強いから、倶楽部が崩壊するなんてことは、ありま~せん」と高笑いしたが、やきもき。その間、机上で新たな「超小型図書館列車ジオラマ」を造っていたが、ひっきりなしに、屯所を覗いていた。
局長は体調不良が続き、眼精疲労、食欲も人並み(通常は1.8~2倍)に落ちるし。
副長はやけに無口になって、目が彷徨(さまよ)うし。
経理局長は貴重なアルバイトを数日間全部取りやめて、局副を支援するし~。
うまくいったから、今朝はこうして書いておられるが、物事はピークになると、たとえこれまでの長い人生で何百度経験していても、余はオロオロする。プロジェクト達成は快感も伴うが、端から「見る」立場になると、なかなか別の心労があるものだ。
まだオープンキャンパスやAsuka2008研修旅行が残っているが、これは下級生も含めた総力体制になるので、余は一安心。遠隔地出向の書記局長も帰参する。
葛野図書倶楽部2001安泰、万歳。
今夏も無事、余の夏期論文が成就するだろう。
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