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2008年6月 5日 (木)

小説葛野記:2008/06/05(木)授業授業研究面談工作

 毎年6月に入ると、心身がだるくなってきて、自家製梅酒の世話になるのだが、今年は意外に気分が楽だ。種を明かせば簡単で、4~5月、心身絶不調だったから、かえってそれが寛解する時期と梅雨がかさなって、「今年の梅雨は、よいお湿りですねぇ」と、うそぶく仕儀になりました。

 朝から講義科目「情報サービス」と、「資料組織Ⅰ(主題分析)」を、それなりに執り行った。ネタは昨年と変わらないのだが、器がMacNoteだから気分まで爽快になる。さすがに昨年まで、2001年ころのSonyVaioでは、ノリが悪かったという次第。PCはどうあがいても、どれほどの名機でも、実行速度にはなかなか勝てません。

 それに、Macではパワーポイントを使わずに、KeyNoteを使っている。これがまたよろしな。
 かくして早朝から約3時間の授業はサクサクと済んで気分がよかった。つらつら思うに、心身不調の時は、たとえ気分の上としても、今日の3割くらいの能力だったような気がする。

 情報サービスは、丁度基本の「レファレンス・サービス」のところだった。資料組織Ⅰは「分類と件名」だった。両方とも大事な所だが、特に二限目の後者は、ちらほら熟睡、約5%の学生が突っ伏して眠っておった。他の学生のじゃまにはならぬから、いつも許しておる。

 午後は少し研究読書。
 夏期論文が、相当に重い。約3時間費やしたが、一章分を読み込んだだけになった。図書というのは、まともなものは、難しいものだ。

 一休みしていると、学生が相談に来たので30分話を聞いて、話してみた。
 幾分難しい条件なので、屯所にいた助勤二人を、受講生にことわって、来てもらった。概略を説明し、助勤二人の意見と余の意見とを並べた。余の意見がわれながらもっとも穏やかというか、姑息(爆)というか、消極的なものだった。人の考えはいろいろある。本当はどれをとっても、最後は落ち着くところに落ち着く。

 呼び出した局長と書記局長には、わさび入りの柿の種、小袋を礼に渡した。これはうまいが、なかなか店頭にないレアものなんだな。
 ところで、局長も書記局長も、ニュアンスは微妙に異なるが、それぞれ手厳しい対処法だった。日頃は穏やかな人柄だが、昨年苦労した記憶が甦ったのかもしれない。そして、大学中で一番穏やかな「仏のような」人は、余だったと気づいた。あははは。
 すぐに終わったのだが、三人を送り出してから、気疲れを味わった。
 研究読書を再開しようとしたが、無理だと分かった。

 机上のカシオペア11号を手にとって、また思い切って刃をいれた。
 みるみるできあがってきた。
 ところが、透明アクリルを切り出して、整形まではうまく行ったが、寸法が0.3ミリほど狂い(磨き過ぎた)、高級ボンドで隙間を埋めようとしている間に、透明部分までネチャネチャしてきて、曇ってしまった。失敗なので、捨てた。今度また物語だね。
 今度は、以前の愛宕号よりも、少し異なった仕様にしたのが、難易度を高めたようだ。

 ついでに雨が降っていたのでまた天の邪鬼。雨中に塗装をしだした。まずまず乾いたが、色がねぇ~。なんとも、いいようのない色だった。
 ただ、今回は書庫や読書机もあるていど表現するために、そういうパーツは濃い色をつかって、なんとかあわそうとしたが、時間切れ。

 すべて終わって、来週の授業準備を始めたが、すでに時間がたって疲労が強く、あきらめた。もう起きてから12時間近くになる。
 嵯峨野鉄道図書館・第三期の自作ではないが、改造二階建てトロッコ図書館列車もこれで二度目の製作になる。なんとか、だれがみても「究極の、図書館列車ですな」と言わせるような教材モデルを作りたいが、道は遠い。

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