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2008年5月31日 (土)

昭和の鉄道模型をつくる(27) 薬局(大内薬局)

承前:昭和の鉄道模型をつくる(26) 銭湯「松乃湯」

27:部品と工作(大内薬局)

2701:大内薬局の正面
2702:大内薬局の横面
2703:大内薬局の背面

 この建物シリーズの古びた趣を素人技で出す術を考えてはいるのですが、難しいようです。
 しかしこういう精密模型で、現実感があるとかどうとかは、最近考えていません。表現としては「リアル」とか言いますが、それよりも、つるつるではない、歪みがある、一色ではない、色むらがある、名状しがたい色合い、壊れている、隙間がある、なにかしら無機物というよりも有機体、生命体のように形が可変です、と。つまり、計りがたい、計測しがたい趣が気に入りだしたのです。

 よく見ると、カメラレンズのせいではなく、ゆがんでいます、直線がありません、凸凹しています。そういう複雑な立体物を、このシリーズで手に出来て、楽しいのです。

27:鉄道模型の達人/加山雄三

271:加山雄三
 意外な方が「達人」として現れてきました。若大将と言うだけで私らの年代の者はすぐに分かるのですが、さて学生達はどうなんでしょう。「加山雄三ミュージアム」というサイトがあったのでリンクしておきます。「鉄道模型」を押すと写真もありました。
 伊豆にミュージアムがあって、洞窟めぐりとか、レストランとか、鉄道模型とか、まるで私も行ってみたくなる所ですね。そこのHOレイアウトは7.5X4mと書いてありますから相当に大きいものです。
 本誌の写真でみたジオラマ(レイアウト)は明るいヨーロッパの農村風でした。日本では北海道にもこういう風景があるのかもしれません。加山さんの心のイメージの再現らしいので、ご本人に聞かないと分からない点もあります。
 興味を惹かれたのは、少年期に熱中した「EF18」というタイプの電気機関車をHOゲージで手にするために、EF15の車体と、EF58の台車を組み合わせて作られたというお話でした。想像では、EF18タイプは製造販売されていなくて、EF15とEF58とは流通していたのでしょうか。
 著名な方がこういう方法論を使っているのを知って、なにか心強く感じました。
 列車の組み合わせの妙味ですね。
 私の場合なら、Nゲージの京阪特急ダブルデッカー車と大歩危トロッコ列車の組み合わせなんて、胸がドキドキしてきました。
 (両モデルとも稀少品なので、今は組み合わせる勇気が出ません)

27:AtoZ:(15)スプレー塗装・事始め

272:ジオラマ/レイアウトの制作(15)スプレー塗装・事始め
 以前「自作建物」の連載には往生しました。窓をカッターナイフで切る場面を見るたびに「私には、出来ない!」とうめき声を上げていたのです。
 今度のスプレー塗装は、気楽に読めました。すでに、改造・二階建てトロッコ図書館列車を作ったときに、この記事を真似たのです。つまり、段ボール箱を「簡易塗装ブース」として活用する意外な方法に感心したのです。狭い研究室で窓とドアを開けて、既成品のサロ124形ダブルデッカーや、カシオペア1号車に「国鉄黄かん色」スプレーをさっと吹きかけた次第です。
 案の定、絵に描いたような色むらが出ましたが、これは本誌の教えを守らずに雨の日に、至近(10センチ前後)から吹きつけをしたからでしたぁtaurus
(私は、無意識に天の邪鬼なのかもしれません)
 そうそう、本誌記事の「試し塗り」は眼中にもなく、一挙に本番吹きつけをしました。
(私は、「叩きモデラ」と自称するだけあって、ものすご乱暴者のようです)

27:昭和の『鉄道模型』をつくる

273:昭和の『鉄道模型』をつくる
 巻頭に「長崎電気軌道」が見開きでありました。いわゆる路面電車なのですが、いくつか興味を惹かれて、気に入りました。
 乗車賃が100円なのです。部分的には乗り継ぎも可能で、市内中100円と考えてもよいようです。これくらいの乗車賃ならば、図書館列車ができても、利用しやすいと思いました。
 「九州の電車博物館」と呼ばれるほど多様な電車が走るようです。東京都電、熊本市電、仙台市電、箱根登山鉄道、……。私は常日頃、この「昭和の鉄道模型」では箱根登山鉄道の二両編成を最低速でじっくり走らせていますが、車両の出自が異なっても、路面電車では融通性があるのでしょうか。もしそうならば、鉄道図書館列車も、あらゆる車両を改造して、多種多様な目的に添わすことが、現実的な話になってくるわけです。たとえばカシオペア号のような個室タイプですと、徹底的な専門図書館列車を作る可能性がでてきました。
 軌道幅は合わないでしょうから、台車を改造しなければならなくなるでしょう。一般路面電車で20m級のカシオペアを牽引できるでしょうか? 路面電車の重連という方法がのこっていますね(taurustaurus)。

 ただ、本誌記事では長崎の路面電車を市民の足、修学旅行生の旅の友として描かれています。
 それが事実なのでしょう。
 そこで私は、静粛さを必要とする図書館列車と路面電車の相関をあれこれ思い悩み始めたという、そういう呼び水になった記事でした。明治村の市電は楽しかったですが、お尻がガッツンゴッツンと突き上げられて、ゴォゴォ騒音があって、読書は無理でした。
 (なぜ、移動中の読書に拘っているかについては、後日まとめるつもりです)

27:未来の図書館、過去の図書館 無人図書館の贅沢
 図書館とか情報・知識に関わってきて、だんだん半世紀に近くなってきます。(まだ、ですがcancer
 若年時を長く経験して、ついに今になって思うのは、加齢現象はいよいよますます幼少年期や青年期の世界に対する「想い」を膨らませていくということですね。そこへ戻りたいなどとはまったく思いません。ガキはガキの世界であって、世間がいうほど純真でも清純無垢でもありません。
 やることなすこと馬鹿っぽくて、愚かしいだけです。

 ただ、そのころに思い描いた世界や物事を、今なら手に届く、手にした物もある、そしてまだまだ深く考える余地があることに気付iいたわけです。

懐かしの嵯峨小学校図書室
 図書館の源イメージは学校図書室でした。少年期の「僕」がいそいそと、早朝の職員室、図書室の鍵を持っているコデラ先生の所へ行き、「センセ、開けてください」~。
 「Mu君、今日もか。本好きやなぁ」
 にこやかな、ちょっとはげ上がった中年男性の笑顔が今でも目に浮かびます。
 (自注:コデラ先生は図書室を管理していたのでしょう。「僕」が一番親しくしていたのは5~6年担任のセキ先生でした)

 恐竜の本や、ピラミッド、ギリシャ神話、日本神話、少年探偵団の本をむさぼるように読んでいました。もちろん理化学実験の少年版を沢山読みました。~と、甘美な想い出を書くつもりはなかったのです。
 意外な展開が続くのです。

 なぜ極早朝(多分午前7時半ころ)の京都市立嵯峨小学校の図書室が「僕」を惹きつけたのか。単純でした。誰もいなかったからです。昼休みや午後には、大抵学友がいました。もちろんコデラ先生とか、ほかの先生とか、職員さんとか、大人も一人はいました。しかし、その時間帯は、「僕」一人だったのです。
 極上の、贅沢な気分でした。

人間嫌いだなんて
 私事ながら(爆:blogは私事なんですよaries)、日頃「人間嫌い」を標榜していますが、実際には友人もおりますし、家族や同僚、倶楽部学生たちともそれなりに大過なく日々楽しく暮らしています。ただ、いまだに幼児的「人見知り」が激しいようで、原則他人と同居するのは2時間くらいが限界なのです。それは修練の結果であって、小学校時代などは10分程度で息切れしていました。学友たちに「人見知り」とは変な言いようですが、なんであれ、「僕」が自分の好きな世界に埋没しているときは、回りはみんな未知の人になってしまうわけです。読書しながら、考えごとしながら、三角フラスコに石けん水を溶いて、そこにフェノールフタレンを入れて攪拌している想像の姿をイメージしてください。理論とか理屈を分かる頭脳ではなかったのです。ただ、色が変わることに興味をもっていただけなのです。そんな物思いにふけている時に、そばに学友がいて、あーたらこーたら「子供の世間話」を話しかけられても、他人にしか思えないし、まるっきり友人でも学友でもない、ただの小汚い少年少女がそばにいる、煩わしい、邪魔しないで欲しい、うるさい、けど「そんな強いことも言えないし」、結局ひと言「あっちゃへ行ってくれ!」と、なるわけです。

 これは30代のおり、夕方疲れ切って京都百万遍から市バスにのって、隣に知り合いの女性が座って、あーたらこーたら話しかけられて、五分後に、極上の丁寧さで「すみません、ちょっと考え事をしているので、話しかけないでください」と、誠心誠意こめて言ったとたんに凍結。以後、その女性はキャンパスで出会っても、私を見かけると避けて行きました。私にはなんのことやら分からない情景でしたね。あはは。多分、二十数年たった今でも、そうだと思います。~、だから、人が居るところは気にくわないわけです。人と接しなければ、無用の摩擦は生じないという原理原則を、おそらく「僕」は小学校時代に把握していたのでしょうtaurus

 そういうわけで、現代の図書館も博物館も書店も京阪電車も、無人こそが最良なのです。

風光明媚・無人の図書室
 20代から30そこそこまでいたRIMS:Research Institute for Mathematical Sciences(京都大学数理解析研究所)の図書室は極上の環境でした。そのころの利用者は原則研究所員だけで、20名前後の天才肌の教授、助教授、助手達しかいなく、図書室は大抵無人でした。ですからその読書室の最大の利用者は、実は司書の「私」でした。眼下に理学部植物園が繁茂し、東山が、大文字が窓一杯に見える読書室にロッキングチェアがあって、私は毎日そこに座って新聞を読んだり、雑誌「数理科学」安本美典先生の数理文献学連載を読み、「bit」のおもしろおかしいコンピュータ談議、隣の書庫に山のようにある数学者列伝、コンピューターや情報学図書を読んでおりました。さすがに素粒子論関係は読めませんでしたが。知り合いの助教授や、助手がカウンタに来ても、「ちょっと待って」と、切りのよいところまで読み切って、やおらサービスに勤めておりました。信じられない世界が、四半世紀前に、実は、あったのです! (いまどき、そんな司書がいたら、懲戒解雇でしょうねpig

 現代・公共の場所は人で満ちあふれています。それを良しとする考えが定着しています。
 利用者のいない博物館や図書館は、廃館するのが合理的と、99.99%の人達は思っているはずです。

 しかし京阪電車も、早朝6時前に乗ると、阪急電車の普通車も含めて、一車両に数名の他人と同居するだけで、無事快適に葛野研究室に入れます。まして愛車RSですと完全無人です。

 以前昔の京都国立博物館(京博)も平日の午前中に常設展に入ると無人でした。たとえようもなく贅沢で、心が安まり、自分が「人間」であると強く確認できるひとときでした。今は、そういう状態が続くと、博物館も立ちゆかなくなるので、特別展なんかで随分工夫しておられます。

 以前河原町にあった書店の丸善ビルも、1階は人であふれていましたが、上階は空き空きでした。それがたいそう気に入っていたのですが、いつのまにか全館カラオケボックスに変わっておりました。rain

屯所図書室のひととき
 葛野研究室のそばに「屯所」と呼ばれる小さな図書室があります。図書館学、情報学、博物館学関係の図書や雑誌がまとめておいてあります。狭い部屋なので昼休みは学生で一杯になるのですが、早朝ですと無人です。私は、早朝の屯所で古い図書館学関係の教科書をぱらぱら眺めるのがえも言えぬ楽しみの一つです。執筆者はほとんど物故者ですが、まれに直接話したことのある方もいます。コンピュータが無かった時代、図書館学の学者たちが、どれほど苦労して工夫して厖大な図書情報を組織化し、サービスの原理を打ち立てていたのか、無人の屯所で腹の底まで味わうことがあるのです。

 というわけで。
 現代の最高の贅沢は、超絶のスーパーカーに乗るのでもなく、寝台特急カシオペアを貸し切りにするのでもなく、吉兆(noodle)で毎夕食をとるのでもなく、実は簡単に体験できるのです。
 平日早朝無人に近い博物館の常設展や、誰もいない図書館を探して、そこを散歩すること。
 いつ撤退するかわからないような大型書店を見付けて、平日早朝の上階を散歩すること。
 そして始発から二番目くらいの京阪電車や阪急電車やJRの「普通車」に乗ること。列車一両貸し切りです。

 公共の場所だからと言って、雲霞(うんか)のごとく人が集まるのが最良とはいえない。
 文化国家として世界に冠たる日本であるには、個々人に最高の贅沢を味わうことができるような環境を、常に用意することが肝要。すなわち、人は群生をもととするが、個々が知能知性感性洞察力を有する故に、「孤独」たらしめる環境を時に応じて必要とする、その原理原則を忘れた国家も社会も人生も、空しく愚かしい。
 人は蟻でも猿でもないのです。
 他の地球生命体に比較して、大脳機能が奇形的に発達した「ヒト」なのです。

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2008年5月30日 (金)

恭仁京と紫香楽宮 (1)恭仁宮跡

承前:恭仁京と紫香楽宮 (0)はじめに

8世紀の遷都概略年表
  710年 平城京(宮:奈良県奈良市佐紀町)→
  740年 恭仁京(宮:京都府木津川市加茂町)→
  742年 紫香楽宮(滋賀県甲賀市信楽町黄瀬&宮町)→
  745年 平城京


(京都府木津川市加茂町例幣)

1.恭仁宮(大極殿)跡の案内

1.恭仁京大極殿の石碑
1.恭仁宮の大極殿跡
1.恭仁宮大極殿と山城国分寺跡

 古風な木造の恭仁小学校横(東)に大極殿跡の案内板があって、そこで立ち止まりました。大極殿土壇は小学校の北に位置していたのです。ところで、そこは歴史的には、山城国分寺の金堂跡でもあって、遺跡が多重だと調査が難しいと思いました。もちろん飛鳥の多重多層宮跡(飛鳥の考古学図録4)のあたりに比べると少し楽かも知れませんが。

2.恭仁宮大極殿(山城国分寺・金堂)跡の風景

2.大極殿→金堂
2.恭仁宮大極殿跡・礎石(1)
2.恭仁宮大極殿跡・礎石(2)
2.山城国分寺跡(旧恭仁京跡)の石碑
2.恭仁宮大極殿跡から見た北

 実際に大極殿・金堂跡の土壇に立って写真を撮りました。礎石がごろりと転がっていました。
 つい横(南)が小学校ですから、もしかしたら小学校の地下にもいろいろ埋まっているのだろうと想像しました。恭仁小学校の木造校舎は昭和11年に建てられたようです。当時のことをいろいろ想像していました。

3.山城国分寺(七重塔)跡

3.史跡・山城国分寺跡(恭仁宮跡)
3.史跡・山城国分寺跡(恭仁宮跡) 塔跡発掘写真
3.史跡・山城国分寺跡(恭仁宮跡)七重塔跡
3.史跡・山城国分寺跡(恭仁宮跡)礎石

 小学校の東側に、まるで学校グランドのような広場がありました。その隅に石柱といくつもの礎石がありました。案内板によると、七重塔跡のようです。別途情報では、国分寺の規格として丈六仏と、塔は七重塔だったようです。だから想像図も七重塔になっているのでしょう。
 このあたりと木津川とは指呼の間ですから、別荘があった頃から船での往来があったのだろうと、想像していました。風光明媚と言われているのは、北の穏やかな山並みと、南の木津川の風景のことだと思いました。

4.恭仁宮跡の様子

4.恭仁宮跡の様子:RS君と恭仁小学校
4.恭仁宮跡の様子:Jo翁
4.恭仁宮の様子:海住山寺の標識
4.恭仁宮の様子:海住山寺の標識(拡大)

 人っ子一人いなかった恭仁宮の様子を点描しておきます。全天候型調査探検車RSは当日も快調に走りました。不思議なことに小学校からの子供たちの声は聞こえませんでした。授業中だったのでしょう。
 ふと気がついて北の山を写し、帰ってから拡大しましたら、海住山寺の看板が見えました。このあたりは、南の浄瑠璃寺など、いずれも聖武天皇が発願(ほつがん)した由緒ある有名寺院が多いのです。

 さてこの後、同行二人は道を東北にとって信楽(しがらき)の紫香楽宮(しがらききゅう)関係の甲賀寺跡に向かったのでした。

附録
附録1.恭仁「宮」と恭仁「京」:くにきゅう と くにきょう
 専門的にはいろいろ考察する必要があるのですが、京都で言うと京都御所が「宮」にあたり、「京」とは都(みやこ)、すなわち京都市全体をさすと考えれば大きな間違いはないはずです。
 すると、今回の恭仁京と恭仁宮の関係は次のようになります。

 まず私とJo翁が尋ねたのは現在は史跡・恭仁宮跡と言われ、以前は史跡・山城国分寺跡と言われた地域です。京都府の南部で、奈良市までは直線で10キロ程度のところにあります。要するに「宮跡」であって、恭仁京全体を見たわけではありません。
 『歴史考古学大辞典 吉川弘文館:磯野浩光「くにきょう」中の、恭仁京復元図/足利健亮説』によると、京域は東西に約6.1km、南北に約4.8kmとありますから、6キロx5キロもの規模になります。地図で言うと、宮跡を右上にして、木津川が東西から南北に向きを変える付近を越えた長方形になります。
 同辞典によると、これは推定で、京に関する遺構発見はあまり進んではいないようです。

附録2.国分寺
 恭仁宮は廃都とともに山城国分寺に提供され、七重塔が建てられ、大極殿跡は金堂(寺の中心)になりました。その跡地が現在の恭仁宮跡となっています。つまり二重遺跡なのです。

 そこで国分寺のことですが、国分僧寺と国分尼寺(にじ)と二種類あって、聖武天皇と光明皇后とが二人して鎮護国家のために、諸国に寺と仏を造ることを願ったわけです。収めた仏は丈六仏とありますから、一丈六尺の背丈ですが、この時代の度量衡は調べないと正確には分かりませんが、そのままに考えると4.85mで大体5mもの高さになります。しかしこれは立ち姿なので、座像だとその半分の2m強の仏様になります。

 最近(2008.3)の『平城京遷都/千田稔.中公新書1940番』では、藤原不比等の娘だった光明皇后は、父親の遺産を使って諸国の国分寺に寄進し丈六仏の費用とした、と解説があったので、聖武天皇夫婦は相当に国分寺創成に力をそそがれたようです。

 そして、この国分寺(尼寺を含む)を全国に造るという「勅」は、741(天平13)年にこの恭仁宮で発せられたのです。この前後の話はもう少し複雑ですが、われわれは「恭仁宮で国分寺、丈六仏を造る勅命が下った」と、理解して間違いではないです。後日、全国の国分僧寺代表が東大寺(総国分寺)、国分尼寺の代表が法華寺(総国分尼寺)となりました。

附録3.Jo翁の記事
 同行したJo翁・JoBlogの「紫香楽宮、恭仁京紀行 (2)」では、(諸兄の実権と藤原氏 時代背景について)の年表が整備されています。当時の権力者にして反藤原氏であった「橘諸兄」を軸にした年表です。

 当時は、自然災害や疫病は神仏に祈るしかなく、また天平十二(740)年・九州での藤原広嗣(ひろつぐ)の乱は恭仁京遷都の契機となったようです。
 そして744年の、聖武天皇皇子・安積(あさか)親王の死が、恭仁京廃都の原因の一つだったこを示唆しています。もちろん、政治的・経済的要因は歴史を動かす原動力ですが、人が作る歴史ですから、人の気持ちがどれほど大きく作用したかは確定的に推量できます。
 この時代の前後、若き大伴家持が安積親王の内舎人(うどねり)・側近だったわけです。歴史は深いですね。

 さらに同 (山背の地はもっと注目すべきでは)では、Jo翁流の「面として歴史を見る視点」が色濃くでています。大和・平城京から北の後背地に位置するのが山城(山背)国です。そこには木津川という巨大な河川があって、後の長岡京や平安京に結ばれています。
 また恭仁宮からは東北に道をつけて信楽(しがらき)に至り、仏国聖地(大仏造営)の紫香楽宮を作り、さらにすぐ北西には大津京のあった琵琶湖があります。

 これらをまとめて考えると、大和面から山城面への流れが明瞭にうかがえます。恭仁京に引っ張ったのは、聖武天皇寵臣橘諸兄であり、諸兄は藤原氏が跋扈する平城京よりも、諸兄の経済基盤であり別荘のあった京都府井手町近くの、風光明媚な恭仁宮(以前から天皇家の別荘があったようです)が良いと誘ったのでしょうね。

橘諸兄(たちばな・もろえ)墓

大きな地図で見る
(京都府綴喜郡井手町)

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2008年5月29日 (木)

小説木幡記:2008/05/29(木)ぼんやり時間が早く進む

 身の回りで時間がどんどん過ぎていく。

 社会にでた当初から、給料日が来た途端に次の給料日にむかっていつもカウントダウンしていた。今は、それはそうなのだが、それほどでもないのは、あまりお金を使わないからだと思っている。服も靴も髪型も太古以来かわらないような気持になる。化粧するわけでなし、シティーホテルで散髪したり、爪に色を付けるでも無し、飲みにも滅多に行かないし、ズボンに折り目をつけるでもなし、ドライブもごく稀になっている。ガソリン代は確かに高価になったが、よくしたもので3月末頃から、葛野と木幡の最短ルートを発見したので燃費も格段によくなった。なにしろ、平均ではないが走行中の7割くらいが、時速50kmのノンストップ・ルートだから、ガソリンが全く減らない。何十年も京都や宇治に住んでいて、何故気付かなかったのか不思議じゃ。

 京阪電車の乗車賃は一向に高くならないし、特急もずっとずっと無料のままだし。
 遠来の客があっても、アタリメと105円チョコと茶ボトルで歓待するのが関の山taurus。ふむふむ。

 で、時間が過ぎていく。一年、二年前のことが昨日のように思える日々。
 みんなどんどん年取っていく。もちろん余も。
 学生もますます大人びてくる。ましていわんや卒業生おや、まあaries

 先週から今週にかけて、幾分会議が少なかった。とたんに研究時間が半日単位で湧いてきた。だが常に、フルタイムリサーチャーじゃないから、急に時間がとれても、出来ることは限られてくる。となると、これまでの疲れがどわっとおもいだされてきて、この一週間はまたしても杖突の世話になった。明日ころからは緩解に向かう予定は未定にして、確定にあらず。じゃわい。

 ぼんやりしている。
 ねむるがごとく、こうしてキーボードを触っている。叩いているのじゃなくて、無意識にキートップを指が滑っていく。
 思い出すと、日曜作家をしばらく休業していた。
 書くのは辛い。
 読むのは百倍楽だ。
 断片的なシーンをぽそぽそ書く日もあったが、まとまらない。
 授業しているのは千倍楽だ。
 会議しているのは十倍楽だ。
 書くのは辛い。
 そうそう、倶楽部運営は、そうだな、数倍楽だといえるくらいで、実は相当にキツイ。

 人は易きに流れる。だからキツイ辛いことを優先してやらなきゃ~、と思う心が余計に辛さをます。
 平日作家じゃなくて、本当に良かった脳。
 倶楽部運営も月木顧問だからなんとか保っている。
 平日顧問じゃなくて、本当に良かった脳。

 そうそう。
 授業は毎日じゃないが、準備を合わせると平日先生になる。最も辛いことの千倍楽で、よかったよかった。
 説教たれるのが天職なんじゃろうgemini

 ぼんやりしている。
 読みかけの図書が五冊に増えた。なかなか進まない。
 読書は書くことの百倍楽だと言っても、それよりも半睡の方が楽だ。
 人は易きに流れる。
 そして、そろそろ眠くなってきた。おお、午後九時をすぎた、深夜ではないかsnail
 眠るといたしましょう。

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2008年5月28日 (水)

五月の木幡花2008

承前:四月の木幡花2008

 先だっての日曜日、また花を撮りました。野菜の花が多いですね。トマトの実も花、キュウリのツルまで花。この世は華々しいものですなぁ。

木幡春花1577
木幡春花1576
木幡春花1575
木幡春花1574
木幡春花1573
木幡春花1572
木幡春花1571
木幡春花1570
木幡春花1569
木幡春花1568
木幡春花1567
木幡春花1566
木幡春花1565
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木幡春花1560
木幡春花1559
木幡春花1558
木幡春花1557
木幡春花1556
木幡春花1555
木幡春花1554

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2008年5月25日 (日)

NHK篤姫(21)愛の理屈--側室お志賀の心

承前:NHK篤姫(20)徳川十三代将軍家定との婚礼

 将軍家定は真性うつけか、ハムレットなのか、今夜も篤姫と一緒になって悩みました。そんなことを気にしないのはお志賀さん一人。そこで、男女の愛の理屈をぼんやり考えました、とさ。

 いや、堺雅人ほどの男ならうつけでもハムレットでも、どっちでもよろし、というのが大多数の女性感情だろうと、思いはするが、多少の理屈は必要でしょう。

 うつけかどうかよりも、最後に篤姫が家定にむかって、「お志賀は物いわぬから、おそばにおくのですか!」と難じ、涙を流す場面がありました。そこでナレーションが入り、<愛情と嫉妬が芽生えたことに、まだ気付かなかった>と解説がありました。

 「愛」の局面からみると篤姫は分が悪いですね。
 お志賀は将軍を利用する気持がないと言いました。
 他方、篤姫は当然正室ですから子を造りたい。これは普通の夫婦の間なら自然なことですが、亭主が将軍ともなると、女性は出身母体の命運をかけて子作りするのですから、なんというか、功利的ですね。まして、島津斉彬からは、次期将軍として一橋の慶喜を持ち上げるように、家定に伝える密命をおびているわけですから。相当なミッションを持って、大奥に来たのが篤姫さまです。愛とかなんとかよりも、特命第一。

 お志賀は、てぶらで、家定のそばにいれば楽しいうれしい、好きなのです。
 もちろん家定の母上は、そういうお志賀の腹の中が読めないと、嫌っているようです。

 さてここで、篤姫はヒロインです。ヒロインが愛を持たず、功利にはしるのは、現代ドラマとして特殊なものでないとあり得ません。だから、篤姫はやがて家定さんを好きになるのがお約束なのでしょう。

 愛に理屈はあるのでしょうか。
 愛に功利はあるのでしょうか。
 あると思います。
 社会的に認められた「結婚」ってのは経済原則で、実利的に動くことは、ほとんどの若い女性も知っているはずですよね。お互いに値踏みしていると、書いてしまえば身も蓋もない。
 おお、
 誠の愛はあるのでしょうかぁ~?
 あるのですが、それはつまり、突き詰めていくと理屈も利益もふっとぶのが誠の愛なのでしょう。

 我が身よりも相手が大切と熟成した思いがわいてくると、それが愛。
 自分が可愛いと後生大事に自分を大切にしているうちは、愛を知らない。
 愛にも年季が必要なんでしょう。
 ただし、大切さを表すのにどんな方法があるかは人によって違いが出ることでしょう。
 お志賀さんは、笑顔で家定のそばに楽しくいる。それが愛。
 多分篤姫さんは、はげしく論争して家定の生き方を論評するところに愛がある。
 篤姫の理屈っぽさは今後、愛そのものの理屈じゃなくて、大切さを表す方法の「理屈」なんでしょうね。

 次回は、どんな愛が展開されていくのでしょうか。

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小説木幡記:2008/05/25(日)京阪特急ダブルデッカーで読書

Mukeihandd1f
(京阪特急ダブルデッカー1F部分)

 何年も(特急料金無しの)京阪特急ダブルデッカーを見ているのに、正確な座席数や室内様子を記録したことがなかった。
 昨日「中書島←→淀屋橋」を往復した際、往路が土曜の午後だったせいか、京橋を過ぎる頃車内1Fが無人になったので、携帯電話で写真を撮った。車外が暗いのは、京橋から淀屋橋までは地下路線になっているからだ。
 帰路は淀屋橋を19:30に乗車したが、満員だったので写真は撮れなかった。2Fから眺める夜景は良かった。

 中書島と淀屋橋の間は帰路37分かかった。枚方と樟葉に停まった。速度は、揺れも騒音もなく、時速80キロ程度の感覚だった。実際は調べないと分からないだろう、100キロ以上だしているのだろうか? 空調音だけがしていた、という状態で良好だった。直線が多いのだが、大きく緩やかなカーブになるとわずかに遠心力が感じられた。

 往復とも、『日本の美術史/保田與重郎』に読みふけっていた。新学社の文庫タイプだが、現代文庫に比べると少し文字が小さい。しかし往復合わせて1時間は読むことができた。読書環境としては、ほぼ静止型図書館に近い。速度を時速40km程度にし、ゆったり走れば、停まっているような感じになるだろうと、想像した。

 台車間に挟まれた二階建ての部分の座席数は、1Fが通路を挟んで両側に、2人椅子が7つだったので、合計28席、2Fは8つだったので32席と勘定できた。合計で60席になる。二階建て以外の一階建て部分は、前後あわせて20席程度だろう。

 天井の高さは、上下階とも手をのばして計ったが、おおよそ190から200センチだった。
 二階建てトロッコ図書館列車の現実的規模として、おおよそのことが把握できた。

関係サイト
  二階建て図書館列車考(3)京阪特急ダブルデッカー(8000系)

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二階建て図書館列車考(6)改造車篇:愛宕号(あたご)

承前:二階建て図書館列車考(5-2)乗車篇:嵯峨野トロッコ列車
目次::嵯峨野鉄道図書館ジオラマ

Atagodd
(二階建てトロッコ図書館列車:愛宕号)

はじめに
 昨年秋から考えていた「二階建てトロッコ図書館列車」モデルを、愛宕号としてお披露目します。ディーゼル機関車と、二種類の客車(図書車)で編成しました。完全自作の無理を知り、既成の客車Nゲージ・モデルを改造することで、目的を達成しました。
 詳細は各写真の説明欄に解説しましたのでクリックして下さい。客車は二台とも現代の特急列車ですので、トロッコという範疇からは外れるわけですが、大胆な開放性という意味で用語「トロッコ」を使っています。雰囲気を変えるために、両車とも車体色を「国鉄黄かん色」で統一しました。

 あたご1号は全天候型で天井が色つきアクリル板による透過性を持つことに特徴があります。後尾に展望雑誌室を持ち、メゾネットタイプ(1階と2階とが緊密に繋がっている)の三室は各々1階を書庫、2階を専門読書室とし、人文科学、社会科学、自然科学の3領域を部屋毎に分けています。
 あたご2号は開放型の2階に一般読書座席と、オープンカフェを持ちます。1階は半分を書庫とし、残りを静粛性の高い重読書座席に設定しています。

愛宕号の編成

DD&T(1)愛宕号編成
DD&T(1)愛宕号編成・上空
DD&T(1)愛宕号編成:愛宕DE10

 編成は、牽引車が愛宕DE10ディーゼル機関車です。これはTOMIXの樽見鉄道TDE-101を無改造で流用しています。次にトイレと調理室を持つあたご2号、最後尾には司書室と司書作業室を持つあたご1号を連結しています。
 元来は、嵯峨野鉄道図書館ジオラマ用の図書館列車ですが、今回の写真では「昭和の『鉄道模型』をつくる」ジオラマの中でテストしています。制限の強いミニカーブですが、順調に走行しています。
 このことで「二階建てトロッコ図書館列車」を、昭和35年当時に対する現代、すなわち「未来の図書館列車」と設定しました。このジオラマはその世界に図書館を置く余地がなく、逆に、図書館が無いから未来の鉄道図書館列車を走らせるという風に、発想を逆転したのです。
 巡航速度は、現実の嵯峨野トロッコ列車にちなんで、時速25~50kmを想定しています。現代特急列車の構造の助けを得て振動騒音ともにクリアし、良好な読書環境を実現しています。

あたご1号

DD&T(2)あたご1号:展望雑誌室
DD&T(2)あたご1号:2階のアクリル屋根
DD&T(2)あたご1号:上空

 あたご1号は実車・寝台特急列車「カシオペア」のNゲージ・モデル、1号車(KATO製)を改造しました。
 全天候型ですが、天井部分を透明アクリルと色つきアクリルに張り替えて開放性を出しました。また、3つのメゾネットタイプ客室を、3分野の図書室に分割した利用想定を織り込みました。
 この列車は、1階2階とも静粛性が高く、重読書に向いています。最後尾の展望室は、展望雑誌室としてリラックスできる軽読書室仕様に変えました。

あたご2号

DD&T(3)あたご2号:2階はオープンカフェ
DD&T(3)あたご2号:幌つき2階
DD&T(3)あたご2号:開放タイプの2階

 あたご2号は実車・JRサロ124客車のNゲージ・モデル(TOMIX製)を改造しました。
 2階には予備の幌は想定しますが、原則天井無しの完全開放性を持たせました。一般読書座席と、オープンカフェおよび調理室を設定することで、図書館列車の利便性を高めました。列車という「読書の拘束性」を持たせると同時に、あらたな読書空間の提供によって、図書館の魅力を高めるためです。
 この列車は2階部分の静粛性は完全には保証出来ませんが、引き込み線での待機によって異なった風景の中での読書環境をもたらします。また、補完的に1階は静粛性を保ち、重量配分の意味から書庫(小説類)を設定しています。
 サロ124の実車・台車は、「TR235G型ボルスタレス台車」(台車近影)と呼ばれる現代的な仕様なので、無蓋車を改造したトロッコ客車に比べて振動騒音は低いと想定しています。

まとめ
 今回制作した愛宕号は完全自作ではなく、既製品を流用改造したものですが、コンセプトとしてはほぼ目的を達成したと考えています。「トロッコ」という用語を拡大解釈することで、貴重なNゲージモデルに刃を入れる決断ができたわけです(小説木幡記・工夫と決断)。

 実際には、調理室も司書室も書庫もモデルとしては想定しただけで、それぞれを精緻に組込工作したわけではありません。しかしNゲージモデルでは、それでよいと考えています。細部はどんな場合にも大切であるとは理解していますが、手技の熟練度や、モデルの大きさや、制作時間を考えるなら、教材模型としてはこれで良しとしています。

 さて一旦は、ワイルドな無蓋車仕様のトロッコ図書館列車を諦めたような記事となりましたが、二階建てトロッコ図書館列車は、様々な空間(ジオラマ・レイアウト)の中で多様に存在してよいものだと思います。本来は深山幽谷を走る図書館列車だけを考えていましたが、こうして昭和35年代の街並みに未来の図書館を走らせるという、逆転の思考も経験しました。今後は、さまざまなモデルをよく眺め、さらに幾種類かの図書館列車を考えていくつもりです。

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2008年5月24日 (土)

小説木幡記:2008/05/24(土)五月の花嫁

 今日の土曜日の午後、珍しく結婚披露宴に招かれた。大阪の梅田で夕方4時頃から始まり終了が7時だったから、なかなかの長丁場だった。しかし、これは隣席の人とも話したのだが、あっという間に時が過ぎていった。

 晩餐はフレンチだった。オマール海老と、牛フィレだったので、新郎新婦を顧みることもなく、猛烈にすべていただいた。最初に出たのは和風の目出度い一口料理だった。食べるのが惜しいくらいに寿で一杯だった。カラスミが大根付きで添えてあったのにはニヤリとした。フレンチにまさかカラスミとは思いもよらなかったからだ。

 諸事情で随分緊張していたのだが、最初に責務が終わると急に快活になって、花嫁の心づくしというか、隣が昔の教え子だったので、あっとホームだった。余は多少いまだに「人見知り」があって、未知の人には挨拶もできない質のまま今にいたった。

 新郎新婦のそもなれそめは、テニスサークルだった。大学は別々だったようだ。「お隣さん大学には男子もようけい、いたのになぁ」とつぶやくと、となりで「そうでした。男子もいました」と笑った。それなのによその大学生とスポーツを一緒にし、デートの場所は寺社仏閣、博物館と聞いて、唖然とした。花嫁は記憶では、ただただ一升酒のむだけで、ぽろりとも寺社仏閣の話など聞かせてもらったことがない。ただし、九州の博物館で学芸員・司書をしていて、仕事の話は何度か耳にした。相当な才媛と言えよう。成績判定、太鼓判(笑)。

 感動的だったのは、新郎新婦それぞれの思い出話に、三年間の遠隔恋愛の経緯があったことだ。新郎の親父さんが最後に「息子を誇りに思う」と言ったのが心に残った。つまり、三年間相手を無心に信じることでしか、遠隔恋愛は成り立たないのだなぁ、という現実だった。当日の話では、二人が頻繁に会っていたとは思わない。しかし毎日メルの往復があったというのは、リアルだった。

 隣席者とも話したのだが、現代の結婚式は、以前と少し変わってきたように思えた。まず新郎新婦が徹底的な和風の装いで大半をすごした。花嫁の文金高島田、その髪飾り、打ち掛け。新郎の羽織袴姿。江戸時代にもどったような古典的披露宴の雰囲気だった。だが、仲人さんが居なかった。しかし結納の式は昨年あったようだ。ふむふむ。つまり、両家両名が自由にアレンジした結果の披露宴が、現代の結婚セレモニーなんだろう。

 それと、いくつものパワーポイント風プレゼンテーションというのか、花嫁花婿の生い立ちを見せてもらった。上手に出来ていた。新郎の弟君が編集したようだ。笑ったのは、初期デート先が海遊館、これは以前の関西では「お約束ごと」すぎて苦笑。TDLに4~5回も出向いている。それ以外の学生時代はひたすら寺社仏閣。新郎の好きな寺は、東寺、東大寺、仁和寺。新婦は東寺、新薬師寺。現代青年のひとすじなわではいかない趣向に、感心しつくした。

Muopen 写真は終盤にお色直しをしたとたん、キャンドルサービス。
 左上は新婦の妹君たち。三姉妹なのだが、一卵性三つ子に思えた。頭に付けているのはTDLのなにか? らしい。ネズミの耳なのか?
 右下は隣席の方。名前が変わっていないので多分未婚の方だろう。しかし別の本家教え子は結婚しても一向に名前が変わらず、聞いたところ入り婿さんだった。だから不用意には聞けませんなぁ。
 さすがに、大阪の梅田、ウェスティンホテルから木幡に帰った時は疲労感があったが、よい披露宴に呼んでもらえた。教師の役得だね。
 なお、往き帰りとも京阪特急ダブルデッカに乗って、持参の『日本の美術史』を相当に読み継いだ。

 「Mu先生のご趣味はなんですか?」と問われたら、「二階建て列車での読書」と答えよう。

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2008年5月22日 (木)

小説木幡記:2008/05/22(木)百万アクセスの記念日

百万アクセス記念日
 月日が過ぎるのは早いもので、2004年3月7日にMuBlogを初めとするAsajiharaサイトを開設して、4年と三ヶ月がたった今日、全体で100万アクセスを得た。
 最初の記事が、「森博嗣『四季』愛蔵版」に始まり、つい昨日は「恭仁京と紫香楽宮」で、文藝物と古代史物に挟まれた百万アクセスとなった。

 現在のアクセスに対応する記事構成を細かく分析することも考えてみたが、ここのところは、我が生涯の記念日として、感想をメモしておくにとどめる。我が生涯の記念日とは、いささか調子をはずした物言いだが、考えてみると、こういうことはこれまで無かったのだから、素直に感慨を残しておきたい。

 ネットワーク世界に生きて、思うところを自由に、世界に発信することができるようになった結果であろう。百万という数は私にとって目のくらむ数である。百万円ですら現実に札束を握ったことはない。預金残高でみたことはあるが。そして、たしかに百万の兵を動かした王や将軍はいただろう。百万の住民に君臨した知事や市長はいただろう。百万冊のベストセラーを出した作家もいるだろう。ただしかし、それらは極めて僥倖に恵まれた人か、確かな地盤と現実対応をなしての結果だと思う。

 唯の人、市井のひとが百万の数を間近にみるのが現代のインターネット世界なのだと思った。

一体誰が訪れた?
 ここで、分析はしないと言いながらも、一体だれが? という思いは残る。実は、だれがアクセスしたのかは分からない。わかるのは、どのblogのリンクから来たのかだけである。そのblogの開設者とは限らない。そのblogに訪れてリンクをたどった誰かが、私の所に来たことが分かる。

 この四ヶ月(2008年1~4月)の「リンク元ページ」を眺めてみると、
 一位 サイト内(つまり当サイトから別記事を眺めた数)70000件
 二位 ブックマーク(ご本人が当サイトアドレスを記録)7000件
 三位 JoBlogのリンク 700件
 四位 ニフティのココログページ 250件
 五位 SOREKARAのリンク 200件
 六位 「ふうてん」のリンク 150件
 七位 葛野図書倶楽部2001のリンク 130件

事例:たとえば、JoBlogファンがリンクから「ふうてん」に移動し、またそこのリンクから「MuBlog」に尋ねてきたとしても、誰が来たとは特定できない。「ふうてん」ご本人とおもいきゃ、JoBlogの遠いフアンである可能性の方が大きいのだから。

 個人は全く特定できないが、各blogの関係者リンクから、だれかかれかがMuBlogを含む当Asajiharaサイトに来てくださった。しかしブックマークが四ヶ月間で7000になっていても、7000人がマークしているのではなくて、おそらく数十人の方がマークし、日々思い立って訪れて、この数になったのだろう。それが誰れかは一切わからない。

 さて別の「ページ別」では四ヶ月総アクセス数が153,260で、「検索ワード/フレーズ」アクセス総数が64,855なので、前者のうち約9万が、マークとか関係リンクによる「特定意識的アクセス」となり、後者の6万強が検索エンジンによる、不特定多数、一見さんの来訪と考えれば良かろう。やはりblogは、百万アクセスになっても、極めて私的なものであると、納得した。

どんな気持ちで書いてきた?
 blogを開設したときから明確な目的意識があった。それは「自分の知識とか情念の体系を知識樹としてまとめたい」だった。専門が情報図書館学という記録知識を主に扱う分野だから、当然とも言えるが、他方そういう気持ちは幼少期からあった。熱に浮かされたように物事に熱中し、きりきり舞いし、ストンと狐が落ちた寛解期になると、きまって「あれは、一体なんだったのだろう。思いだせない」という反省のような、過去の自分を偲ぶような気持ちになった。

 これだけではわかりにくいと思うが、上記のような考えを客観的に記録するために、blogを開設したのが事実である。
 だから、読者のためよりも、自分のために書き続けてきた、といってよかろう。煎じ詰めれば、アクセスがあろうがなかろうが、インターネット世界に小さな孤島を作り、そこに旗を高々と上げる、というイメージだった。その孤島のテーマは雑然としているが、住人の脳内記憶の多くがきちんとデータベース管理記録されて、いつでもアクセスできるようになっている。そういう快適な孤島だった。

 記事をほぼ連日書くことを辛いとおもったことは、体調不全の時期をおいては、あまりなかった。記録しないと忘れてしまうという恐怖が先にあった。

 忘却への恐怖と、いえるか。

 ひたすら書いた。しかも、ここ数年は一記事が大体1万文字から2万文字のものが多いから、原稿用紙だと数枚の量になる。長い物だと30枚とかになり、これは数日かけて写真を整理してまとめたものになる。

 blogを掲載するのは「生きている証」という気持ちが強かった。

それで
 
百万アクセスだろうが、なんだろうが、世界は変化しない。それが今の落としどころとなっている。だから、明日も明後日も来年も元気な内は書けると思う。これが、一記事掲載のたびに世界に変化が生じたら、怖くって、書けなくなる。

 光あれ、と書いたとたんに世界が明るく平和になり、闇よ来たれ、と言ったとたんに冥府になったのでは、おちおち掲載はできない。

 ただただ、私の記憶が記録化されて、私自身の役に立っている。
 そしてまだ、今のところ記憶と記録との間に齟齬は生じていない。やがて食い違いが大きくなったとき、筆を断つのがよろしかろう。

 特定、不特定、読者の皆様。読んでくださってありがとう。

 本文記事は、誤認があったとしても、意図的虚偽はありません。安心して、お楽しみ下さい。
 ただし、コメント部分は、意図的な文飾に満ちあふれていることが多いので、そのまま取られると、良くないことになるでしょう(taurus)。

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100万アクセス(Asajiharaサイト全体)

承前:90万アクセス(Asajiharaサイト全体)

(0)観測

2008/05/22(木)20:48
サイト全体累計アクセス数: 1000048 1日当たりの平均: 654.91
MuBlog累計アクセス数: 574147 1日当たりの平均: 376.00

 
解析対象期間: 2008年1月1日(火) ~ 2008年4月30日(水)

↓4ヶ月間のAsajiharaサイト全体統計

(1)PC・ページ別アクセス数

アクセス数: 153,260
訪問者数: 113,703
解析ページ 訪問者 アクセス
1 MuBlog: トップページ 3,120 5,754 2.7% 3.8%
2 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社) 995 1,323 0.9% 0.9%
3 MuBlog: 桜の森:佐野藤右衛門邸の桜 743 1,152 0.7% 0.8%
4 涼夏2007: BIOS設定:(2)SATA RAID/AHCI Mode 805 1,126 0.7% 0.7%
5 MuBlog: NHK篤姫(09)薩摩の話:幾島の特訓 922 1,125 0.8% 0.7%
6 MuBlog: じょうしょうこうじ:常照皇寺 743 1,027 0.7% 0.7%
7 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 695 1,014 0.6% 0.7%
8 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 659 987 0.6% 0.6%
9 MuBlog: NHK篤姫(01)薩摩の話:島津斉彬(なりあきら) 774 903 0.7% 0.6%
10 MuBlog: ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方 759 892 0.7% 0.6%
11 MuBlog: Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 677 830 0.6% 0.5%
12 涼夏2007: ASUS社のSmartDoctor画面 563 793 0.5% 0.5%
13 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(19) 喫茶店(ラメール) 629 777 0.6% 0.5%
14 MuBlog: 飛鳥の「真弓鑵子塚古墳」(まゆみかんすづか):巨大石室と、南北通り抜け羨道 521 775 0.5% 0.5%
15 MuBlog: 自作鉄道模型 634 757 0.6% 0.5%
16 MuBlog: 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 653 737 0.6% 0.5%
16 MuBlog: みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 626 737 0.6% 0.5%
18 涼夏2007: RAIDドライバーのFDへの複製 444 721 0.4% 0.5%
19 MuBlog: NHK篤姫(13)江戸の確執:英姫と篤姫 599 718 0.5% 0.5%
20 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(04) ホーム 502 681 0.4% 0.4%
21 MuBlog: 地図の風景 604 665 0.5% 0.4%
22 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース 364 663 0.3% 0.4%
23 MuBlog: NHK風林火山(24)晴信の妄念とガクトの妖艶 579 660 0.5% 0.4%
24 涼夏2007: BIOS設定:(*)CTRL+Iによる、RAID設定 441 654 0.4% 0.4%
25 MuBlog: 室町和久傳(むろまち・わくでん) 456 620 0.4% 0.4%
26 涼夏2007: 涼夏2007PC配線:マザーボード正面 412 597 0.4% 0.4%
27 涼夏2007: BIOS設定:(4)組み込みVGA 383 596 0.3% 0.4%
28 涼夏2007: 稼働一時間後のケース内温度、29度C 424 587 0.4% 0.4%
29 MuBlog: 京都の書店 522 573 0.5% 0.4%
30 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(17) タクシー営業所 425 553 0.4% 0.4%
31 涼夏2007: GA-G33M-DS2R GIGABYTE社のマザーボード 431 546 0.4% 0.4%
32 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS 366 534 0.3% 0.3%
33 涼夏2007: 後ろからみたEN8600GT SILENT(ASUS:EN8600GT SILENT/HTDP/256M) 447 532 0.4% 0.3%
34 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(03) 駅舎(面影橋駅) 397 528 0.3% 0.3%
35 MuBlog: 新世界より/貴志祐介 (上下):日本のアンチユートピア小説 464 516 0.4% 0.3%
36 涼夏2007: BIOS設定:(3)ディスプレイ関係初期化 349 515 0.3% 0.3%
37 MuBlog: CPU空冷装置・換装のお勧め・SAMURAI-Z 285 503 0.3% 0.3%
38 涼夏2007: BIOS設定:(1)Integrated Peripherals 321 497 0.3% 0.3%
39 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(18) バー&寿司屋 369 470 0.3% 0.3%
40 MuBlog: ti voglio bene : t.v.b (リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ) 333 468 0.3% 0.3%
41 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink 367 457 0.3% 0.3%
42 MuBlog: NHK篤姫(05)薩摩の話:養女とジョン万次郎 383 454 0.3% 0.3%
43 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(05) 交番・詰め所・公衆便所 326 450 0.3% 0.3%
44 涼夏2007: アクリルケース内の温度計、27度c 306 449 0.3% 0.3%
45 飛鳥紀行20061119: 飛鳥の古墳&石舞台古墳 263 445 0.2% 0.3%
46 MuBlog: 枝魯枝魯(ぎろぎろ)の一夜 380 435 0.3% 0.3%
47 プロフィールページ 388 434 0.3% 0.3%
48 MuBlog: NHK篤姫(02)薩摩の話:調所広郷の自死 352 431 0.3% 0.3%
49 涼夏2007: スイッチON 263 425 0.2% 0.3%
50 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(14) トンネル1 329 424 0.3% 0.3%
51 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600 255 421 0.2% 0.3%
52 涼夏2007: トップページ 152 414 0.1% 0.3%
53 涼夏2007: Intel(R) Matrix Storage Console:積層記録装置確認画面 311 409 0.3% 0.3%
54 MuBlog: NHK篤姫(17)小松帯刀前夜 324 396 0.3% 0.3%
55 MuBlog: よどがわ・せわりつつみ:淀川河川公園背割堤の桜爛漫 227 388 0.2% 0.3%
56 涼夏2007: 涼夏2007PC配線:フロントパネルの配線 271 377 0.2% 0.2%
57 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(23) 菓子屋(井口菓子店) 304 370 0.3% 0.2%
58 MuBlog: NHK風林火山:後日談→勘助、由布姫、ガクト 297 369 0.3% 0.2%
58 MuBlog: くろづかこふん:黒塚古墳・展示館 219 369 0.2% 0.2%
60 涼夏2007: メモリ:A-DATA社DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB HEAT SINK付き  300 352 0.3% 0.2%
61 涼夏2007: 涼夏2007PC配線:フロントパネルコードのピン配置 257 348 0.2% 0.2%
62 涼夏2007: アクリルPCケースM-acky 260 337 0.2% 0.2%
63 MuBlog: 嵐山の桜:20080401 248 331 0.2% 0.2%
64 MuBlog: 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 272 328 0.2% 0.2%
65 MuBlog: 佐野藤右衛門邸の桜:20070330 194 327 0.2% 0.2%
65 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(15) トンネル2 258 327 0.2% 0.2%
67 MuBlog: NHK篤姫(06)薩摩の話:島津本家の姫 264 324 0.2% 0.2%
68 MuBlog: NHK風林火山 200 321 0.2% 0.2%
69 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(16) バス車庫 255 318 0.2% 0.2%
70 涼夏2007: 涼夏2007PCの後ろ姿 242 317 0.2% 0.2%
71 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(13) 土台の補強材(スチレンボード) 242 314 0.2% 0.2%
72 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(20) 魚屋(魚政) 218 309 0.2% 0.2%
73 MuBlog: NHK篤姫(03)薩摩の話:お由羅騒動に薩摩おごじょ 265 305 0.2% 0.2%
74 MuBlog: CPU空冷装置・掃除のお勧め 214 304 0.2% 0.2%
75 MuBlog: 私の京都:ブックファースト京都河原町店 252 301 0.2% 0.2%
76 涼夏2007: 室温:葛野研 194 299 0.2% 0.2%
77 MuBlog: HD(ハードディスク)の直付け増設のお勧め 244 296 0.2% 0.2%
78 MuBlog: NHK風林火山(48)川中島・山本勘助の最期(1) 249 291 0.2% 0.2%
79 MuBlog: 涼夏2007PCの自作:目次とまとめ 219 289 0.2% 0.2%
80 飛鳥紀行20061119: 真弓鑵子塚古墳(まゆみかんすづか):渡来人の墓 177 287 0.2% 0.2%
81 MuBlog: NHK篤姫(10)薩摩の話:篤姫が結婚の決心をした 224 284 0.2% 0.2%
81 MuBlog: 美味しいところ 249 284 0.2% 0.2%
83 涼夏2007: 派手なグラフィックスボード(ASUS:EN8600GT SILENT/HTDP/256M) 222 282 0.2% 0.2%
83 日々16: 淀川・背割桜・大山崎天王山 184 282 0.2% 0.2%
85 涼夏2007: アクリルPCケースM-acky (側面) 230 279 0.2% 0.2%
86 MuBlog: NHK風林火山(41)さよなら由布姫・柴本幸 254 276 0.2% 0.2%
86 涼夏2007: アクリルPCケースM-acky(角の細部) 218 276 0.2% 0.2%
88 MuBlog: 姑獲鳥の夏:うぶめのなつ(映画) 223 274 0.2% 0.2%
89 涼夏2007: 涼夏2007PCの、マザーボード後ろ姿 215 273 0.2% 0.2%
90 涼夏2007: CPU・マザーボード・メモリ 215 271 0.2% 0.2%
91 涼夏2007: ケースファン:8センチ静音、4センチ2連装静音 208 266 0.2% 0.2%
92 MuBlog: 甘樫丘東麓遺跡(あまかしのおか・とうろくいせき)と蘇我入鹿邸跡 184 264 0.2% 0.2%
93 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(21) 八百屋(丸茂青果) 184 259 0.2% 0.2%
94 MuBlog: さのとうえもん:佐野藤右衛門邸の桜平成十七年 161 257 0.1% 0.2%
95 涼夏2007: SATA-2のソケット(GA-G33M-DS2R GIGABYTE) 202 250 0.2% 0.2%
96 涼夏2007: 涼夏2007PCの正面姿 192 246 0.2% 0.2%
97 MuBlog: 昭和の鉄道模型をつくる(10) ミニ手動ポイント(PL140-30) 194 245 0.2% 0.2%
98 日々14: ロベルタ:キリングマシーン(ブラック・ラグーンより) 236 244 0.2% 0.2%
99 MuBlog: NHK篤姫(07)薩摩の話:篤姫の父 203 242 0.2% 0.2%
100 MuBlog: スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 184 241 0.2% 0.2%
100 MuBlog: 読書余香 207 241 0.2% 0.2%
102 MuBlog: ノート・パソコンのハードディスク保守(シャープのメビウス・ノート) 201 239 0.2% 0.2%

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13 MuBlog: オーパーツ大全 : 失われた文明の遺産/クラウス・ドナ、ラインハルト・ハベック共著 47 47 0.9% 0.9%
14 MuBlog: NHK篤姫(12)薩摩の話:さらば桜島 46 46 0.9% 0.9%
15 MuBlog: NHK篤姫(06)薩摩の話:島津本家の姫 40 40 0.8% 0.8%
16 MuBlog: NHK篤姫(07)薩摩の話:篤姫の父 38 38 0.7% 0.7%
17 MuBlog: 枝魯枝魯(ぎろぎろ)の一夜 36 36 0.7% 0.7%
17 MuBlog: NHK風林火山(24)晴信の妄念とガクトの妖艶 36 36 0.7% 0.7%
19 MuBlog: 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 35 35 0.7% 0.7%
19 MuBlog: NHK風林火山(47)決戦前夜 35 35 0.7% 0.7%
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25 MuBlog: みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 28 28 0.6% 0.6%
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30 MuBlog: NHK篤姫(14)篤姫、父(島津忠剛)の死 26 26 0.5% 0.5%
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33 MuBlog: 姑獲鳥の夏:うぶめのなつ(映画) 25 25 0.5% 0.5%
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1 昭和の鉄道模型をつくる  G Y M 1,109 1.7%
2 GA-G33M-D S2R  G Y M 728 1.1%
3 昭和の鉄道模型  G Y M 629 1.0%
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7 常照皇寺  G Y M 433 0.7%
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31 おみわたり  G Y M 113 0.2%
32 篤姫 幾島  G Y M 109 0.2%
32 昭和の「鉄道模型」をつくる  G Y M 109 0.2%
34 ぎろぎろ  G Y M 108 0.2%
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37 プチロボX  G Y M 100 0.2%
38 ガクト  G Y M 99 0.2%
39 SmartDoctor  G Y M 97 0.1%
40 背割桜  G Y M 95 0.1%
41 丕緒(ひしょ)の鳥  G Y M 94 0.1%
42 柴本幸  G Y M 93 0.1%
42 島津斉彬  G Y M 93 0.1%
42 京都 ぎろぎろ  G Y M 93 0.1%
45 由布姫  G Y M 90 0.1%
46 真弓鑵子塚古墳  G Y M 89 0.1%
46 黒塚古墳  G Y M 89 0.1%
48 京都 書店  G Y M 88 0.1%
48 長尾真  G Y M 88 0.1%
48 修飾麻疹  G Y M 88 0.1%
51 HD 増設  G Y M 87 0.1%
51 わくでん  G Y M 87 0.1%
53 なりあきら  G Y M 86 0.1%
53 鉄道模型をつくる  G Y M 86 0.1%
55 NHK篤姫  G Y M 84 0.1%
56 風林火山 gackt  G Y M 83 0.1%
56 五色塚古墳  G Y M 83 0.1%
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59 鉄道模型 ジオラマ トンネル  G Y M 80 0.1%
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60 CPU 掃除  G Y M 77 0.1%
60 ぎろぎろ 京都  G Y M 77 0.1%
63 島津なりあきら  G Y M 75 0.1%
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66 桜田 京都  G Y M 71 0.1%
68 自作PCケース アクリル  G Y M 70 0.1%
69 税所篤  G Y M 68 0.1%
70 王仁公園  G Y M 67 0.1%
71 PCケース アクリル 自作  G Y M 66 0.1%
72 森博嗣 名古屋大学 退職  G Y M 65 0.1%
72 風林火山 ミツ  G Y M 65 0.1%
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93 ぎろぎろひとしな  G Y M 52 0.1%
93 秘花  G Y M 52 0.1%
95 森博嗣 名古屋大学  G Y M 51 0.1%
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1 京都 2,694 4.2%
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3 昭和の鉄道模型をつくる 1,345 2.1%
4 風林火山 1,290 2.0%
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48 AHCI 240 0.4%
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61 水滸伝 203 0.3%
61 大型書店 203 0.3%
61 小説 203 0.3%
64 増設 202 0.3%
65 古墳 199 0.3%
66 日立 196 0.3%
67 卑弥呼 195 0.3%
67 松本清張 195 0.3%
67 佐野藤右衛門邸 195 0.3%
70 分解 192 0.3%
71 ASUS 189 0.3%
72 島津斉彬 188 0.3%
73 室町和久傳 185 0.3%
74 伏見桃山城 184 0.3%
74 gigabyte 184 0.3%
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95 昭和の「鉄道模型」をつくる 160 0.2%
96 リストランテ 155 0.2%
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99 HD 150 0.2%

(4)アクセス地域

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都道府県 割合
1 東京 7,158 24.0%
2 大阪 3,415 11.5%
3 京都 2,476 8.3%
4 神奈川 1,946 6.5%
5 愛知 1,493 5.0%
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19 栃木 293 1.0%
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21 福島 280 0.9%
22 岡山 273 0.9%
23 岐阜 259 0.9%
24 石川 254 0.9%
25 群馬 225 0.8%
26 鹿児島 223 0.7%
27 富山 212 0.7%
28 愛媛 196 0.7%
29 山口 176 0.6%
30 大分 162 0.5%
31 岩手 147 0.5%
32 熊本 140 0.5%
33 青森 134 0.5%
34 秋田 125 0.4%
35 沖縄 124 0.4%
36 山梨 120 0.4%
37 宮崎 119 0.4%
38 福井 116 0.4%
39 鳥取 107 0.4%
40 香川 106 0.4%
41 徳島 104 0.3%
42 和歌山 102 0.3%
43 島根 101 0.3%
44 山形 98 0.3%
45 長崎 97 0.3%
46 高知 65 0.2%
47 佐賀 44 0.1%

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2008年5月21日 (水)

恭仁京と紫香楽宮 (0)はじめに

写真上段・恭仁京(くにきょう・くにのみやこ)
写真下段・紫香楽宮(しがらきのみや)の甲賀寺跡
Kunisigaraki

はじまり
 先週、横浜住まいのJoさんが帰京したので、いっしょに懸案の遷都巡りをしました。
 早朝8時半ころに落ちあって、約一時間で京都府南部の恭仁京に着き、その後北東に進路をとって、また一時間で滋賀県の紫香楽宮跡に行ったのです。

 帰りは紫香楽宮からすぐの、この二月に開通した新名神高速道路「信楽IC」から大津ICまで15分程度走り、そこでJoさんから、案内・運転慰労なのでしょうか、近江牛を御馳走されました(笑)。葛野に着いたのが午後すぐでしたから、比較的手頃な調査旅行・フィールドでした。

 いつもですと早速記事をとりまとめ、MuBlogのデータベース記録として掲載するわけですが、事情で今回はまず全体を説明することにします。
 事情とは簡単なことでして、恭仁京も紫香楽宮も、まだまだ不明瞭なことが多くて、「これだ!」と言い切れない面があるのです。

恭仁京と紫香楽宮
 たとえば恭仁京跡ですと場所は一応地図の通り分かっているのですが、「京」なのか「宮」なのか混乱もあります。
 「京」と言うのは完全に整備された首都と言えるわけですが、「宮」だと天皇が住んでいたところとか、政治を一時期行っていた所、くらいの違いが出てきます。恭仁京は最近も領域が拡大指定されたようですが、現地表示は「恭仁宮」となっていました。

(京都府木津川市加茂町例幣)

 また紫香楽宮は、さらにややこしく、現地の紫香楽宮跡は「甲賀寺跡」で、本当の宮跡は北へ二キロの宮町と言われています。私達は、宮町には行かず甲賀寺跡だけを探索して帰路につきましたが、実はこの地で制作されかけた大仏建立跡が、今の甲賀寺跡あたりではないかと、想像しているのです。

(滋賀県甲賀市信楽町黄瀬)

重なる遷都
 発端は平城京にあったのです。
 聖武天皇は、一時期に数カ所の都うつりをなさった方で、平城京→恭仁京(740年)、難波宮、紫香楽宮→平城京(745年)、と五年の短期間で都を次々に代えようとされました。その事情がなかなか分かりにくく、記事も書きにくいわけです。以前は、単純に聖武天皇は気弱でいささか鬱な方かと想像していたのですが、今回もJoさんと話していて、なにしろ民衆代表の行基の力をかりて奈良の大仏さんを造られた方ですから、なかなかの人だったんだなと認識を改めると、逆にますますこの都遷りの事情が混沌としてきたわけす。

まとめ
 以上の事情のもとで、しばらく時間はかかると思いますが、現地で撮った写真を整理して、二つの宮を考察していくつもりです。JOさんは手持ちのビデオを使っていましたが、私はカメラだけにしました。JoBlogとMuBlogとを相互参照されれば、より分かりやすくなると思います。

 長年京都市、そして宇治市に住んでいる私にとって、身近なところに日本の首都、都があったという事実を再確認するのは大切なことと思ってきました。そういう事実を確認もしないままで終わることに耐えられない焦燥感を味わい出したのです。
 自分が育った地域を、時代を超えて確認していく作業は、今後も継続するつもりです。
 以前、長岡京を一日経巡りましたが、一日で済む話ではありません。平安京も長岡京も平城京も、飛鳥の藤原京もまだまだ確認し終わっておりません。
 (最後は卑弥呼・邪馬台国の宮跡にたどり着くことでしょうtaurus

 そして、恭仁京、紫香楽宮。とくに後者の滋賀県は他にもいろいろあるのです。このことで「都」とか「遷都」のことを学ぶことができるとおもうと、楽しみです。

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2008年5月20日 (火)

小説木幡記:2008/05/20(火)変調と熟睡

1.昨日変調
 昨日の科目テーマ「着手発表」はちょっとしたハプニングも込めて、うまく行った。一安心。
 ところが午前に授業二つをこなしてから、午後はおかしくなっていた。いわゆる「へろへろ」、息も絶え絶えになって、まとまった仕事も出来ずに横臥しつつ、屯所に出入りして片付けをしつつ、また部屋に戻って「困った。だるいな」とつぶやき、またしても屯所に出向いて、さまざまな勉強や倶楽部仕事や就活準備の隊員達相手に、部屋を暗くして(勉強できなくなる!)、プロジェクターを設置して、大型画面で映画を見だした。
 「ワア~」と、フランケンシュタインや吸血鬼が大口あけて牙をむき出しにするたびに葛野キャンパスに歓声が上がった。
 まったくもって、大学は楽しいと思いながらも、「それにしても、だるい。風邪かな」と一人つぶやいておった。

2.熟睡
 多分気圧と温度、湿度変化が一昨日、昨日とものすごく変動があったのだと想像しておる。八時間程度眠った今朝は、日頃の70%程度に回復した。思い返せば昨日午後は30%程度にダウンしていたことになる。
 ただ、助勤四名も全員「おわると、ほっとして、疲れたぁ」と、言っていたからそれだけ緊張もあったのだろう。一科目五名の発表者に、それぞれ質問しよい結果を誘導し、最後に助勤も一人一人が優秀発表班に札(ふだ)入れし、その理由を即座に言うのだから、始めての経験として疲れたのだろう。

 それと、余の疲れは七割程度はかぶっておる。余も緊張した。
 それ以上に季節の変動がこたえたようだ。
 熟睡して治るのだから、まだまだ大丈夫と今朝思ったが、節々(肩、腰、足)が疼く感じはまだ残っている。

3.そろそろ百万アクセス
 今週末に、サイト全体のアクセス総数が百万を超えそうだ。
 公開統計データとしては過去四ヶ月累計になるが、2004年春から数えて四年と少しで百万、なんだか夢を見ているような話だ。
 あらためて、圧倒的なアクセスはPC自作、つまり「涼夏2007PC」関係とすでに出ている。さらに日立のノートPC修理。意外にも昭和の「鉄道模型」も多い。結局、余は「テクノオールドボーイ」だったのだろう。
 毎週のNHK大河ドラマも上位に多いが、こればっかりは毎度毎度よくわからない。知人達の言うには「日曜の夜に、速攻で感想をだすからでしょう」とあるが、~。ふむふむ。

 文藝と、古代史専門のMuBlog看板を外す必要がでてきたな。
 世の中は自分の思ったようには動かないという鉄則をあらためて味わっておる。ああ、先に書くのはなんだが、余の「プロフィール」欄も100位までの間にちゃんとある。物好きな方というか、すこしは「書き手」のことが気になる人もおるようだ(笑)。
 書き手はいつもいつも極早朝から夜間まで、葛野の屯所で居眠りしておりまする。眠り猫。

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2008年5月19日 (月)

小説葛野記:2008/05/19(月)着手発表会

今朝
 起床4:30、昨夜は22:00に熟睡したので6時間半程度眠ったことになる。それでよかろう。
 NHK篤姫の感想文を書いていたときは半睡状態だったことを覚えている。余は将軍家定が「鴨」を大奥の庭で追いかけていたと書いたが、TBの記事を見ると「アヒル」になっていた。さて、どちらだろうと朝の早くから迷ったが、検証するすべもなく、鴨のままにしておいた。余は鴨なんばが好物だから、それでよい。

葛野の朝
 葛野着は6:45。研究棟が閉じられているかと心配したが、入り口前にバイクがあったのでほっとした。開いていた。みんな早起きだなぁ。さっそく珈琲を入れて一休みした。夏でもホット珈琲なのだが、今夏は少し工夫してみよう。
 先回畏友のJo爺と恭仁宮(くにのみや)や紫香楽宮(しがらきのみや)を回ったとき、次回からはクーラーボックスにJo爺用のビールとか酒のつまみを持ち込んで回ろうとなった。それなら、ふうてん爺も京に出てくるかもしれない。というのも、大津のレストランで近江牛をおごってもらった際、Jo爺はビールを頼んだが、すかすかの泡だけのノンアルコールしか無かった故事による。余はたとえ0%以下のアルコールでも酔うので、水だけにしたのだが。
 余は最近、炭酸水を一日一本空けているが、無味無臭の炭酸水ののどごしが気に入ってきた。

着手発表会
 四月に班を結成して、ようやく本日は二科目のテーマ着手発表会(前半)にいたった。

 情報図書館学(いわゆる未来の図書館を造る)は、局長と経理局長が助勤をこなし、激しい質問を浴びせることになっておる。相手は二年生も多いが手心は加えないだろう。どちらかとは申さぬが、一人は意表を突いた超絶トンデモ質問をしそうだし、一人は理屈からみの厳しい質問になるのだろう。発表者にとってはしんどいことだ。余は仏のセンセだから、あはは。
 下のリストを見ていて、おもしろい未来の図書館が浮かんできたので、今期も一安心。(他の教員諸氏なら、このテーマを見ていて、きっと怖くなるだろう(笑))

  情報図書館学
    1日目(5月19日)
  1番目:6班  「忍者ライブラリー」
  2番目:5班  「新撰組 通称、『池田屋』」
  3番目:8班  「時代図書館」
  4番目:10班 「京都観光案内図書館」
  5番目:9班  「世界宗教図書館」

 資料組織2(いわゆる目録作成)は、副長と書記局長とが助勤をこなし、優しい質問を浴びせることになっておる。相手は3年、4年が中心だから罵声を浴びせてもよいのだが~。どちらかとは申さぬが、一人は癒し系だからキツイ言葉をはいたのを聞いたことがない。一人は優しげな声音だが、予測不可能な質問をしそうで、ちょっと怖いね。余は素知らぬふりして、弱点をやんわりと突く。
 下のリストを見ていて、余の未知のことも多いので、さてどうなるのでしょう?

  資料組織Ⅱ
    1日目(5月19日)
  1番目:6班  「新国立劇場のオペラ(仮)」
  2番目:2班  「『小林深雪』作品」
  3番目:7班  「世界遺産~アジアをまわりゃんせ☆~」
  4番目:5班  「芥川賞受賞作品目録」
  5番目:3班  「フリーペーパー ~現代社会の情報源~」

 両方とも、発表が終わると、助勤、余、そして各班長が班内合議の結果を発表班に札入れする。高い評価を得た発表者(副班長)はにやにやしているが、0点の副班長はべそをかくのが普通だ。同期生たちから評価されるのだから、キツイとも言えるが、それくらいは若い内に経験して、たんと恥をかく練習をしたほうがよかろう。

 一般に、各班同期の札入れは「素人さん」の評価。助勤の評価は「セミプロ」の評価。余の評価は「専門家」のものと説明している。現実世界は、専門家の意見が通るわけでもないし、かといって素人さんやセミプロの意見だけのものでもない。全部あわせたところに、それなりの評価がでるのだろう。

 そうそう撮影は、局長に任せた。局長は黙々と自分以外の対象を写すのが好きなようだ。

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2008年5月18日 (日)

NHK篤姫(20)徳川十三代将軍家定との婚礼

承前:NHK篤姫(19)大奥の習わしもどこ吹く風

みどころ
 鴨を追いかけて来た家定に、篤姫は意を決して自分からもそれに加わります。
 もともとおてんばの篤姫はあやうく池にはまりかけます。それを鋭く察知した家定は、さっと篤姫をだきかかえ、鋭い目を姫に向けます。
 このことで、家定のハムレット的苦悩が表現されるわけですが、わかりやすいし、堺雅人の暗愚顔と男前顔のコントラストがよく効いていましたね。
 ところで場面のあとに写った、家定のお母さん役って、ものすごい役者ですね。

婚礼
 篤姫の公家・婚礼装束は似合っていますね。それと美白というか、おしろいの塗りも上手です。かねがね平安美女は白粉を塗りたくって気持ち悪そうと思っていましたが、今夜の篤姫さまをみると、そういう推測が外れます。
 首から下げた掛け守りというのも、お稚児さんみたいなイメージを思わず思い浮かべました。
 さらに、篤姫は赤が似合っていました。というより、現代女優にしては、着物が似合いすぎですね。

新婚早々昔話
 家定さんはこれで3度目の婚礼。側室も居る。だから、篤姫のことは煙たかったんじゃないでしょうか。当然才媛とは知っていただろうし。先回のセリフでしたか、大奥では賢いことは無意味、と言っていました。
 さて、家定が篤姫に「昔話をせよ」といい、篤姫は話しているうちに先に眠ってしまった。こういう設定はおもしろいですね。慣れない儀式の後ですから、若い篤姫が爆睡したのは、自然に思えました。

 それにつけても、新婚早々回りを他人に取り囲まれて、なんとも言いようのない習慣があったようです。ドラマでも言っていましたが、主に女性が将軍に「頼み事、おねだり」をするのを厳重に取り締まる意味があったようです。

阿部老中
 阿部(草刈)さんは、そろそろ疲労困憊、病身の風情を出してこられましたね。今にも突っ伏しそうな顔つきがよかったです。草刈正雄さんは、数年前のNHK「義経」後白河法王の側近役で光っていました。もっと昔の花の乱でしたか、足利将軍時代でも、公家さん役(日野某)がよかったです。だんだんお別れが近いと思うと、淋しいですな。

来週
 篤姫と志賀との、幾島流「女の戦」が始まるようです。考えようによっては、当時の女性とは身一つで、国を傾けるほどの力を等しく持っていたわけです。側室の中には庶民の娘さんも多く、旗本に仮親になってもらって大奥に奉公にでて、将軍と縁が生じれば、お世継ぎの生母になり、息子は次代将軍になるというシステムです。
 となると、やはり女、母としての戦争ですね。

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二階建て図書館列車考(5-2)乗車篇:嵯峨野トロッコ列車

承前:二階建て図書館列車考(5-1)列車篇:嵯峨野トロッコ列車
目次::嵯峨野鉄道図書館ジオラマ
参考::京都市観光嵐山・嵯峨野トロッコ列車ホームページ

5号車 ザ・リッチ号
Mumumuimg_3995
(嵯峨野トロッコ列車)

動画→保津峡を走る嵯峨野トロッコ列車 (mpeg4:34MB)
動画→トロッコ列車の各駅 (mpeg4:27MB)

0.はじめに
 先回の(5-1)列車篇では、現実の「嵯峨野トロッコ列車」をモデルにして、私が考えている「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」での「二階建てトロッコ図書館列車」がどのような問題を含んでいるのか、予備調査をしました。そのまとめでは、次のような短所と長所とが明らかになりました。

 図書館列車としての長所
   解(開)放感、自由感、展望感、読書空間の拡大
 図書館列車としての短所
   全天候型ではない、運行時の騒音、運行時の若年者安全対策

図書館列車として見た場合の長所
 今回は(5-2)乗車篇、として現実の「嵯峨野トロッコ列車」を隅々まで味わい、上記問題の解を得るための記事になります。
 そこで長所としての「解(開)放感、自由感、展望感、読書空間の拡大」については、現実が仮想を凌駕しているとの感にうたれました。特に往路に乗車した「ザ・リッチ号」の解放感はワイルドと言えるほどの味わいがありました。最後の「読書空間の拡大」については、なお保津峡駅付近に支線を設営し、しばし停車して静止図書館列車にすることや、列車編成を増やし、数カ所の支線で静止することを可能にすれば、さらに機能が高まると思いました。

図書館列車として見た場合の短所
 短所としての「全天候型ではない、運行時の騒音、運行時の若年者安全対策」についてですが、「全天候型」ではない問題は、最高の開放列車である5号車のザ・リッチ号だけが当てはまります。
 これは他の車両、たとえば帰路の3号車などは窓ガラスもあり問題は無かったです。
 ここで5号車に窓ガラスを、と思うよりもスポーツカーにおけるオープン車を考えるなら、窓ガラスを下から上げるなどの工夫もあるし、もっと単純に静止地点でパラソルを開けて雨読するのも一興と結論をだしました。つまり、自然と一体化するところにメリットがあるのですから、「窓ガラス」は不要とし、他の工夫(パラソル、ひさし長くするなど)がよいでしょう。

 「運行時の騒音」については、観光とするなら適度な振動や騒音で、「トロッコに乗っている」という楽しさが一杯でしたが、「図書館列車・読書」という点からすると、少なくとも移動中、特にトンネル内での読書は不可能に近いと思いました。この問題は開放タイプのザ・リッチ号だけでなく、全車両が貨物の無蓋車を改良したものですから、車輪からの振動や音を含めて、窓があっても一般の現代客車とは比較できないわけです。だから「トロッコ」でもあるわけです。
 そこで私は、早々と結論を出し、「小説木幡記:2008/05/15(木)工夫と決断」にまとめておきました。

 その要点は、無蓋車を改良して二階建てトロッコ図書館列車を構想する余地は充分に残した上で、なお、現行の先端的ダブルデッカー車などを元に、二階部分にザ・リッチ号的手法を取り入れるということです。この方法で、少なくとも一階部分の書庫に付随した重読書用空間の静粛性は充分に保てると考えたのです。
 これは、現在JR特急「サロ124・ダブルデッカー車」やJR寝台特急「カシオペア号・先頭車」のNゲージモデルを改良し制作していますので、近いうちに公開できます。

 「運行時の若年者安全対策」については、現実の嵯峨野トロッコ列車に危険性は無いと言えるでしょう。ただし、窓ガラスのないザ・リッチ号の場合、約1mの高さの手すりがあって、これを幼児や児童がよじ登って墜落する可能性はありますが、それは少し問題が別だと思います。そういうことはマンションのベランダでも、どこでも発生する事故ですから、大人が介添えするしかないでしょう。
 現実の嵯峨野トロッコ列車は、時速25kmというゆったりした速度で運行していますので、振り落とされる危険性は少ないでしょうね。

 問題は、わが「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」が「二階建て」という点にあります。車高は4mを超えるわけですが、天井のない車両の場合、機関車はディーゼル車なので架線は不要としても、トンネル内などで長身の人が立ち上がったとき、どうなるのかという心配が残ります。トンネル内での地上高を調査して、天井のない二階部分で大人が背伸びした時などの危険性を考えておく必要があります。

 以上の諸問題を考えながら、嵯峨野トロッコ列車・乗車の記録を次にまとめておきました。

1.トロッコ嵯峨駅の情景

1・切符(往路)
1・ホーム(これはJR山陰線)
1・実車:機関車(DE10)正面

 予約乗車券は、同行した一人が京都駅で三月上旬に買いに行ったのですが、当初予定の四月6(日曜)分は即日完売だったようです。この日参加した人は全員社会人なので休日以外は無理だったので、急遽3月末に変更しました。桜と紅葉の季節の日曜祝日は相当に競争が激しいようですね(笑)。

 わが「嵯峨野鉄道図書館列車」なら、どうするか考え込むところです。二階建てトロッコ図書館列車なので、乗車賃は低くして、しかも予約はできるだけ避けたいのですが、ある程度の利用が見込めないと通常図書館運用以上に経費がかかる面もあって、本当に難しいところです。

 一編成につき、運転手、車掌各一名。カフェテラス要員合計3名、司書3名、総勢8人程度は必要ですし、ディーゼル機関車の重油代、そして日常点検保守要員と合わせると、資料費抜きの運用経費だけでも大規模図書館並の資金が必要となります。

 しかしながら、資金投入というのは、時代によっては贅沢に見えても、その時々「優先順位」がどうなのかによって変化します。~、これ以上は問題が拡散しますので、止めておきます。解は必ずあるのです。

2.機関車DE10とトロッコ5号車「ザ・リッチ号」

2・実車:機関車(DE10)斜め側面
2・実車:1号車(ネイチャー・サルーン号)

2・実車:5号車(ザ・リッチ号)
2・透明な屋根

 この機関車DE10-1104の嵯峨野号は、とても気に入りました。ディーゼル機関車というと油まみれの汚いイメージだったのですが、現実には、美しく塗装されて、ライトもキセノンかハロゲン・ランプのような白色光で、しみ一つ無い美しさでした。もともとはローカル線で小回りのきく機関車として重宝されていたもので、威圧感のない大きさも含めて、最適車と思いました。1200馬力で、客車5台を引っ張るのですから、力もありますねね。さらに、嵯峨野トロッコ列車では、この一編成車両だけで運行しているのですから、故障も少ないのだろうと想像しました。

 それまで迷っていた「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」の主力機関車を、このDE10タイプにすることにしました。詳細は別途記事に載せますが、結果としてTOMIXのNゲージ「樽見鉄道 TDE10形ディーゼル機関車」を選びました。DE10とTDE10では違うとマニアの方なら顔をしかめるところですが、基本タイプは同じなので、教材コンセプトとしてはそれで良しとしました。
 
 さて、肝心の客車ですが、右の写真2枚を御覧下さい。私達が往路に乗車したザ・リッチ号の内装と天井です。野趣あふれる、どきどきするような客車でした。また、左から二枚目の亀岡方向先頭車両は、1号車(ネイチャー・サルーン号)で、運転台から後部のDE10機関車を制御しています。

3.五号車の床(すのこ)

3・トロッコ・すのこの下はレール0
3・トロッコ・すのこの下はレール1
3・トロッコ・すのこの下はレール2

 5号車(ザ・リッチ号)の客席足元は簀の子になっていて、レール・線路のバラストが見えます。こういう工夫はいやが上にもトロッコ列車の魅力を増していますね。窓枠の手すりの下も板ではなくて、吹き抜けになっていて、なんとなくこの列車は夏向けと思いました。いや、春とか秋に最適なんでしょう。

4.トンネルと保津峡の情景

4・最初のトンネル

4・保津川下り
4・桜はまだかいな
4・落合の鉄橋から

 保津峡の情景は各写真に少しずつコメントを入れておきました。
 それよりもトンネル通過時のことをぜひ書いておきたかったのです。漁船にあるような裸電球が、なんとも言えない雰囲気をかもし出していました。もちろん、外との明暗差が激しいので、この光量では読書はおろか、顔も見えません(笑)。図書館列車としての考えを外すなら、こういうトロッコ列車の作りはとても魅力があります。

 しかし。騒音については、仕方ないのですが、時速25Kmの速度でも相当に激しいものでした。会話もできない状態ですね。たとえば、名神高速道路で、窓を全開にして走ったと、想像してください。それと同じ程度でした。もちろん、短いトンネルですからせいぜい数分の辛抱でしたが。
 というよりも、別の観点からはその数分間が、常とは異なる世界なので楽しくもあったと、書き添えておきます。

5.トロッコ保津峡駅の情景

5・トロッコ保津峡駅
5・車窓からの嵯峨野トロッコ列車

5・JR山陰線の鉄橋
5・保津川の大石
5・保津川下りのカヤック


(京都府京都市西京区嵐山北松尾山)
 
 トロッコ保津峡駅について考えをまとめます。他の近辺情景は写真をクリックして御覧下さい。
 近所のJR山陰本線保津峡駅は鉄橋上に施設された不思議な駅ですが、トロッコ駅の方は橋が対岸に渡された渓谷の駅です(これも普通じゃ無いですね(笑))。

 私はそこで思いました。わが「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」の運行方針は、移動型であり同時に静止型図書館列車であるという基本的なコンセプトを持っていることです。ですから、このような風光明媚、渓谷美に包まれた駅ですと、当然引き込み退避線を保津川に出して、列車はしばしそこで休憩しても良いわけです。

 たとえば、「二階建てトロッコ図書館列車」二階のオープン・カフェではこの時間に限ってランチを出しても良いでしょう。おおよそ90分程度停車することを想定していますので、付近を散歩する人がいても好いわけです。読書と思索を兼ねた新たな空間を将来提供出来る企画として、私はこの案に拘っています。

 関東は国立(くにたち)の畏友のイメージでは、せせらぎの音を聞きながら、日だまりの中で、漱石のページを繰っていく。その友人は団塊世代の人なのですが、この豊かな日本だからこそ、老いた戦士が、余生にそれくらいの贅沢をしても、だれからも後ろ指をさされないのではないでしょうか。

 当然ですが、そこでは「飲食厳禁」などという野暮なルールは御座いません。ヱビスビールもキリマンジャロ珈琲も喫煙コーナーもプレーンオムレツも、居眠りも自由なのです。まるで自宅の書斎のように自由に利用できる「公共移動静止型図書館列車」は、これまでとは別の考えで設立されるものなのです。
 そこは、知遊あわさった新世界読書空間なのです。

 そうそう。列車の運行形態は、待機線で待つ列車、素通りする列車と自由度を高めるためにも、複数編成が必要になります。この計画は、今夏開発に入る「邪馬台国周遊図書館ジオラマ」で明確にしたいと考えています。
 さらに、たとえ最高速度30Kmにしても、事故は厳禁ですから厳密なATS:列車自動制御システムを設ける必要があります。

6.トロッコ亀岡駅の情景

6・トロッコ亀岡駅
6・トロッコ亀岡駅で記念写真
6・トロッコ亀岡駅のザ・リッチ号

 トロッコ亀岡駅のあるところは、亀岡盆地になります。保津川が流れているせいか、霧の深い町と聞きました。しかし保津峡から出た途端に一挙に視界が開けました。トロッコ駅は盆地に入ってすぐの間近さでした。
 亀岡は保津川下りの起点です。近くに「湯の花温泉」もあって興趣が深いです。カナーン(華南)96という研究会のメンバーも二人この地・亀岡からでております。

7.帰路は全天候型列車:3号車

7・三号車の天井
7・三号車の床
7・切符(帰路)

 片道30分弱で、帰路はそのままの列車にのりました。ただし席は別の3号車でした。これは全天候型の普通タイプですが、床が木ですし、造りはザ・リッチ号と同じ設計思想なのでしょうか、似ております。
 帰りは見過ごしたところを時々眺めていましたが、ひたすら列車のガッタンゴットンする独特のリズムを味わっていました。

まとめ
 嵯峨野トロッコ列車は観光列車として大成功している路線と聞きました。乗っていてそう思いました。往復で1時間、1200円、風光明媚、のんびり~。いわゆる「心を癒やす」要素が一杯でした。帰路はトロッコ嵐山で多くの人が下車しましたから、それから嵯峨野観光、嵐山観光に回るのだと思いました。もちろん、亀岡から舟で下った人も居たことでしょう。恵まれた景勝地での、優れた企画列車だと思いました。

 さて、わが「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」における「二階建てトロッコ図書館列車」の原型イメージとしてはどうだったでしょう。文中にいろいろ書き尽くした思いがするのですが、現地で実際にトロッコ列車に乗ることで、これまでより一層考えの基礎が固まったと思っています。

 そのまとめとして、一つは「二階建てトロッコ図書館列車」として、静粛性に焦点を合わせるなら、無蓋車改良の形態では騒音対策が難しいということでした。よって、別途現代のダブルダッカー客車を改良する方向を取ることにしました。これは後日、このシリーズで模型を公開します。

 もう一つは、トロッコ保津峡駅で強い印象を受けたのですが、引き込み線による待機列車があれば図書館列車として高い機能を出せるという予測でした。これは別途「邪馬台国周遊図書館ジオラマ」で明確に打ち出す予定です。

 ワイルドなトロッコ列車紀行に堪能すると同時に、同行者ともども未来の「二階建てトロッコ図書館列車」の実現に向けて、より強固な確信を得た、意義深い実地調査でした。

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2008年5月16日 (金)

五十七万アクセス(57万/全体99.3万):MuBlogの分析

承前:五十六万アクセス(56万/全体97.4万):MuBlogの分析 (2008.05.03)
本日→観測日時:2008/05/16(金) 21:29
MuBlog累計アクセス数: 5700001日当たりの平均: 374.75
(開設日2004/03/07 
MuBlog記事数 1,417 件 コメント 4,005 件 トラックバック 1,088 件
サイト全体 アクセス数: 992651 1日当たりの平均: 652.63

↓解析対象期間:2008年4月16日(水) ~ 2008年5月15日(木)
(0) MuBlog57万アクセスの感想
 この四月半ばから五月半ばのMuBlogアクセス上位(1番~11番)を眺めてみました。

 つい二週間前までは残桜の雰囲気でしたが、新緑の五月になりますと、9番「常照皇寺」以外に桜は見あたりません。39番に「佐野桜」が現れます。先回では、桜が2、4、9番目に位置していました。いまさらながら、blogというか世間(の興味)は季節によって大きく変動することがわかります。9番「常照皇寺」が残っているのは、この山中の著名な桜は例年4月半ば以降が見どころだからでしょう。

 3番「丕緒の鳥」が意外な感に打たれます。文藝が核であると自称のMuBlogですが過去事例として文藝路線は非常に弱いです。本当は随分苦労して感想を記すのですが、大抵はアクセスランキングの上位に現れません。たとえば、NHK大河ものは時期によりますが、日曜の夜に40分程かけた、軽やかな筆致です(笑)。自作PCとか鉄道図書館系は時間(一件6時間程度、数日間)はかかりますが、いわゆる「労作」でして、才気とか露骨な魂が反映されるわけではありません。つまり、時間をかけた記事です。文藝ものは、時間(数時間)をかけるというようりも、書いた後は知恵熱をだしてしまうものです。

 というわけで文藝ものは、わたしが勝手に知恵熱をだすだけであって、これまで注目されたことはまれにしかありません。しかるに最近は小野不由美さんの記事が上位にでてきます。要するに、「小野不由美」という作家は、それだけ深く広いファンをネットに持っているのだと思いました。以下に今朝のKGR指標を確かめておきます。

 Googleで本日(2008年5月16(金))、用語「丕緒の鳥」を検索しましたら、27300件の結果のうち、4番目に検索されました。ちなみに、一位が新潮社(yomyomの発行元)、二位が多分個人サイトの「海底万里泥濘通信」、三位がAmazonの書籍販売サイトでした。

 このことから、「4位割る27300掛ける10万」を計算しますと、14.65と言う数値になり、これは10万件記事あたり、大体15位程度の待遇であると言えます。高いといえば高い待遇ですが、それほど特徴があるとは言えません。俗説では、最初のページ(大体10件表示)に検索されない記事は無いのと同じ、という話があります。あってもなくても、記事を書いた私には大切な記録なのですが、世間ではそう言われるようです。もちろん、どのような用語で検索したかという、一番大切な問題が忘れられているわけですが~。

 それで、私の作ったルールでは上記現象を、次のように記すことになっています。

 14.65kgr(080516){丕緒の鳥}

 つまり、私が公開(2008.3.9)した記事「丕緒の鳥」は、Googleでは{丕緒の鳥}という検索用語によって、14.65kgrという指標を今朝持ったという、客観的事実が残るわけです。

 と、ここまで書いていて気がつきました(笑)。なぜ、MuBlogでは弱い文藝記事が、ネットで好待遇を得たかの理由は、指標を見ていてもすぐには分からない、という科学的事実に直面したのでした。さて、どうしてなんでしょう?

 「篤姫」が沢山アクセスを得ているのは、毎週熱心に感想文を連載しているからでしょう。継続は力なりの、事例と思います。PC自作記事の場合は、最近ほとんど新記事をあげていません。だからこれは、マニアックな所(たとえば、透明アクリル箱にRAID設定、グラボなどの派手な色彩、丸い温度計をPC内部に組み込んだ(爆))がネットでちょっと好感をもたれたのでしょうtaurus。鉄道模型関係も、「篤姫」と同じで「継続力」だと思います。

 以上、長い前振りになりましたが、要するにMuBlog57万アクセスの特徴は、季節ものの桜が消えて、元来MuBlogでは弱い文藝物が一点、ネットで好待遇を得た、というところでしょうね。NHK大河ドラマの隆盛と、昨年夏公開・PC自作の賞味期限延期は、私にも本当の理由はわかりません。

(1)ページ別アクセス数:1ヶ月分:MuBlog のみ

アクセス数: 21,573
訪問者数: 16,876
解析ページ 訪問者 アクセス
1 トップページ 728 1,298 4.3% 6.0%
2 NHK篤姫(17)小松帯刀前夜 733 884 4.3% 4.1%
3 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 425 481 2.5% 2.2%
4 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 261 366 1.5% 1.7%
5 自作鉄道模型 265 336 1.6% 1.6%
6 涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社) 269 332 1.6% 1.5%
7 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 210 319 1.2% 1.5%
8 NHK篤姫(09)薩摩の話:幾島の特訓 244 287 1.4% 1.3%
9 じょうしょうこうじ:常照皇寺 200 281 1.2% 1.3%
10 NHK篤姫(15)篤姫と西郷吉之助の縁 225 272 1.3% 1.3%
11 Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 197 248 1.2% 1.1%
12 ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方 177 223 1.0% 1.0%
13 NHK篤姫(18)斉彬の篤姫密命よりも尚五郎の決心 177 220 1.0% 1.0%
14 地図の風景 187 215 1.1% 1.0%
15 NHK篤姫(13)江戸の確執:英姫と篤姫 143 174 0.8% 0.8%
16 CPU空冷装置・換装のお勧め・SAMURAI-Z 97 169 0.6% 0.8%
17 涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース 90 164 0.5% 0.8%
17 昭和の鉄道模型をつくる(16) バス車庫 123 164 0.7% 0.8%
19 昭和の鉄道模型をつくる(18) バー&寿司屋 109 150 0.6% 0.7%
20 室町和久傳(むろまち・わくでん) 103 147 0.6% 0.7%
21 新世界より/貴志祐介 (上下):日本のアンチユートピア小説 123 137 0.7% 0.6%
22 NHK篤姫(14)篤姫、父(島津忠剛)の死 110 135 0.7% 0.6%
23 甘樫丘東麓遺跡(あまかしのおか・とうろくいせき)と蘇我入鹿邸跡 97 132 0.6% 0.6%
24 昭和の鉄道模型をつくる(23) 菓子屋(井口菓子店) 99 128 0.6% 0.6%
25 CPU空冷装置・掃除のお勧め 98 127 0.6% 0.6%
26 NHK篤姫(19)大奥の習わしもどこ吹く風 101 126 0.6% 0.6%
27 京都の書店 119 124 0.7% 0.6%
28 NHK篤姫(01)薩摩の話:島津斉彬(なりあきら) 116 123 0.7% 0.6%
29 涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink 99 120 0.6% 0.6%
30 昭和の鉄道模型をつくる(25) 動力ユニット 73 119 0.4% 0.6%
31 目次:嵯峨野鉄道図書館ジオラマ 53 118 0.3% 0.5%
32 昭和の鉄道模型をつくる(04) ホーム 86 112 0.5% 0.5%
33 ミホミュージアムの秋 84 111 0.5% 0.5%
34 涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS 85 109 0.5% 0.5%
34 みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 98 109 0.6% 0.5%
36 昭和の鉄道模型をつくる(05) 交番・詰め所・公衆便所 82 106 0.5% 0.5%
37 読書余香 88 105 0.5% 0.5%
38 出雲大社の修理・遷宮 94 104 0.6% 0.5%
39 桜の森:佐野藤右衛門邸の桜 75 101 0.4% 0.5%
40 ti voglio bene : t.v.b (リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ) 60 97 0.4% 0.4%
40 くろづかこふん:黒塚古墳・展示館 59 97 0.3% 0.4%
40 昭和の鉄道模型をつくる(22) パン屋(みのりベーカリー) 79 97 0.5% 0.4%
43 前方後円墳の航空写真 56 96 0.3% 0.4%
44 HD(ハードディスク)の直付け増設のお勧め 78 93 0.5% 0.4%
44 昭和の鉄道模型をつくる(14) トンネル1 69 93 0.4% 0.4%
46 涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600 59 91 0.3% 0.4%
47 卑弥呼の墓(005) 邪馬台国は古代大和を征服した/奥野正男 79 89 0.5% 0.4%
48 昭和の鉄道模型をつくる(11) ポイントマシン(電動化の磁石)とDCフィーダー(送電線) 62 88 0.4% 0.4%
49 邪馬台国はどこか/NHK歴史の選択 63 85 0.4% 0.4%
49 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 74 85 0.4% 0.4%
51 昭和の鉄道模型をつくる(26) 銭湯「松乃湯」 59 82 0.3% 0.4%
52 私の京都:ブックファースト京都河原町店 71 79 0.4% 0.4%
53 私の京都:蛇塚古墳:魔界巡礼秦氏の謎 54 74 0.3% 0.3%
54 卑弥呼の墓(006) 邪馬台国がみえてきた/武光誠 67 73 0.4% 0.3%
55 さくらだ:桜田 46 72 0.3% 0.3%
56 美味しいところ 55 71 0.3% 0.3%
57 昭和の鉄道模型をつくる(13) 土台の補強材(スチレンボード) 57 70 0.3% 0.3%
58 昭和の鉄道模型をつくる(10) ミニ手動ポイント(PL140-30) 41 69 0.2% 0.3%
59 枝魯枝魯(ぎろぎろ)の一夜 60 68 0.4% 0.3%
59 私の京都:四条大橋と三条大橋の美味しいところ 62 68 0.4% 0.3%
59 NHK篤姫(02)薩摩の話:調所広郷の自死 58 68 0.3% 0.3%
62 登喜和(ときわ)のステーキと春の京北周山町 39 66 0.2% 0.3%
62 飛鳥の「真弓鑵子塚古墳」(まゆみかんすづか):巨大石室と、南北通り抜け羨道 48 66 0.3% 0.3%
62 二階建て図書館列車考(4)Maxとき、上越新幹線(E1系新塗装) 60 66 0.4% 0.3%
62 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序=Evangelion:1.01 You are (not) alone/庵野秀明(特装DVD) 59 66 0.3% 0.3%
66 昭和の鉄道模型をつくる(19) 喫茶店(ラメール) 52 64 0.3% 0.3%
67 涼夏2007PCの自作:目次とまとめ 49 63 0.3% 0.3%
67 Blogメモ 58 63 0.3% 0.3%
69 冷蔵庫の応急修理・20年ほど昔の日立製 47 59 0.3% 0.3%
69 ごしきづかこふん:五色塚古墳 44 59 0.3% 0.3%
69 NHK篤姫:本日休載 54 59 0.3% 0.3%
69 北方謙三『水滸伝』十八「乾坤の章」 53 59 0.3% 0.3%
73 小川珈琲本店 47 58 0.3% 0.3%
74 NHK風林火山(24)晴信の妄念とガクトの妖艶 51 57 0.3% 0.3%
74 少年司書ロボ0号(01) プチロボXの概略 33 57 0.2% 0.3%
74 うじ・びょうどういん:宇治平等院 44 57 0.3% 0.3%
77 昭和の鉄道模型をつくる(03) 駅舎(面影橋駅) 37 56 0.2% 0.3%
77 ノート・パソコンのハードディスク保守(シャープのメビウス・ノート) 45 56 0.3% 0.3%
79 NHK篤姫(12)薩摩の話:さらば桜島 35 54 0.2% 0.3%
80 最古の前方後円墳(邪馬台国?)東田大塚古墳、矢塚古墳 45 53 0.3% 0.2%
80 スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 46 53 0.3% 0.2%
80 自作ロボット 49 53 0.3% 0.2%
83 日本・歴史・古代:白鳥伝説/谷川健一 46 52 0.3% 0.2%
84 昭和の鉄道模型をつくる(15) トンネル2 36 51 0.2% 0.2%
84 昭和の鉄道模型をつくる(24) 映画館(スバル座) 41 51 0.2% 0.2%
86 ながればし:流れ橋(上津屋橋) 30 50 0.2% 0.2%
86 小説木幡記:2008/05/06(火)与謝蕪村展:MIHO MUSEUM(ミホ・ミュージアム) 32 50 0.2% 0.2%
88 勤王志士・古高俊太郎邸跡と、しる幸:私の京都・河原町通{四条→三条} 34 49 0.2% 0.2%
88 邪馬台国 43 49 0.3% 0.2%
90 NHK風林火山:後日談→勘助、由布姫、ガクト 41 48 0.2% 0.2%
90 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(04) 塗り、川と池と滝 35 48 0.2% 0.2%
90 椿井大塚山古墳の現況写真 30 48 0.2% 0.2%
90 NHK篤姫 41 48 0.2% 0.2%
94 涼夏2007PCの自作 (2)ハードディスクとDVDのセット 35 47 0.2% 0.2%
94 二階建て図書館列車考(3)京阪特急ダブルデッカー(8000系) 33 47 0.2% 0.2%
96 平城京、長岡京、平安京:三都の南北標高差 38 46 0.2% 0.2%
96 ブラック・ラグーン(広江礼威)とヨルムンガンド(高橋慶太郎) 42 46 0.2% 0.2%
96 小説木幡記:2008/05/13(火)黄金色の三角縁神獣鏡 34 46 0.2% 0.2%
99 古いノートパソコン・再生のお勧め:SONY-Vaio(2000年)に外付けハードディスク 42 45 0.2% 0.2%
99 秘花/瀬戸内寂聴 著 <感想:世阿弥の佐渡島> 34 45 0.2% 0.2%
101 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(07) 植樹 31 44 0.2% 0.2%
102 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(08) 第一期完成と列車 28 43 0.2% 0.2%

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解析ページ 訪問者 アクセス
1 NHK篤姫(17)小松帯刀前夜 146 146 6.4% 6.4%
2 NHK篤姫 143 143 6.2% 6.2%
3 NHK篤姫(05)薩摩の話:養女とジョン万次郎 72 72 3.1% 3.1%
4 NHK篤姫(13)江戸の確執:英姫と篤姫 65 65 2.8% 2.8%
5 トップページ 64 64 2.8% 2.8%
6 NHK篤姫(09)薩摩の話:幾島の特訓 57 57 2.5% 2.5%
7 NHK風林火山 52 52 2.3% 2.3%
8 新世界より/貴志祐介 (上下):日本のアンチユートピア小説 36 36 1.6% 1.6%
8 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 36 36 1.6% 1.6%
10 NHK篤姫(07)薩摩の話:篤姫の父 30 30 1.3% 1.3%
10 NHK篤姫(18)斉彬の篤姫密命よりも尚五郎の決心 30 30 1.3% 1.3%
10 NHK篤姫(19)大奥の習わしもどこ吹く風 30 30 1.3% 1.3%
13 NHK篤姫(02)薩摩の話:調所広郷の自死 29 29 1.3% 1.3%
14 NHK篤姫(12)薩摩の話:さらば桜島 28 28 1.2% 1.2%
15 NHK風林火山(31)真田幸隆の謀略 26 26 1.1% 1.1%
16 NHK篤姫(01)薩摩の話:島津斉彬(なりあきら) 24 24 1.0% 1.0%
17 NHK篤姫(15)篤姫と西郷吉之助の縁 23 23 1.0% 1.0%
18 NHK篤姫(14)篤姫、父(島津忠剛)の死 22 22 1.0% 1.0%
19 バックナンバー 21 21 0.9% 0.9%
20 NHK篤姫:本日休載 20 20 0.9% 0.9%
21 オーパーツ大全 : 失われた文明の遺産/クラウス・ドナ、ラインハルト・ハベック共著 19 19 0.8% 0.8%

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1 丕緒の鳥  G Y M 248 1.7%
2 昭和の鉄道模型をつくる  G Y M 224 1.6%
3 幾島  G Y M 211 1.5%
4 GA-G33M-D S2R  G Y M 177 1.2%
5 昭和の鉄道模型  G Y M 126 0.9%
6 常照皇寺  G Y M 107 0.7%
7 小松帯刀  G Y M 93 0.6%
8 甘樫丘  G Y M 86 0.6%
9 じぶり  G Y M 80 0.6%
10 小松帯刀 篤姫  G Y M 78 0.5%
11 じょうしょうこうじ  G Y M 74 0.5%
12 昭和の鉄道模型を作る  G Y M 73 0.5%
12 英姫  G Y M 73 0.5%
14 アクリル PCケース 自作  G Y M 68 0.5%
15 ミホミュージアム  G Y M 59 0.4%
16 出雲大社 遷宮  G Y M 57 0.4%
16 黒塚古墳資料館  G Y M 57 0.4%
18 室町和久傳  G Y M 55 0.4%
19 丕緒(ひしょ)の鳥  G Y M 52 0.4%
20 五色塚古墳  G Y M 47 0.3%
21 自作PCケース アクリル  G Y M 45 0.3%
22 篤姫 小松帯刀  G Y M 44 0.3%
23 貴志祐介 新世界より  G Y M 40 0.3%
24 小松帯刀 子孫  G Y M 39 0.3%
25 篤姫  G Y M 35 0.2%
25 楊令  G Y M 35 0.2%
25 NHK篤姫  G Y M 35 0.2%
28 京都 ぎろぎろ  G Y M 34 0.2%
29 佐野藤右衛門  G Y M 33 0.2%
30 京都 大型書店  G Y M 30 0.2%
31 風林火山 ガクト  G Y M 28 0.2%
31 前方後円墳 写真  G Y M 28 0.2%
33 桜守 佐野藤右衛門  G Y M 27 0.2%
34 昭和の「鉄道模型」をつくる  G Y M 26 0.2%
35 ハードディスク 増設  G Y M 25 0.2%
35 篤姫 幾島  G Y M 25 0.2%
35 うぶめのなつ  G Y M 25 0.2%
35 由布姫  G Y M 25 0.2%
39 Nゲージの部品の作り方  G Y M 24 0.2%
40 HD 増設  G Y M 23 0.2%
40 西郷吉之助  G Y M 23 0.2%
40 平城京 地図  G Y M 23 0.2%
43 篤姫 西郷  G Y M 22 0.2%
43 二十世紀少年 ネタバレ  G Y M 22 0.2%
43 PCケース アクリル 自作  G Y M 22 0.2%
43 CPU 掃除  G Y M 22 0.2%
47 椿井大塚山古墳  G Y M 21 0.1%
47 ぎろぎろ  G Y M 21 0.1%
49 NHK篤姫  G Y M 20 0.1%
49 京都 桜田  G Y M 20 0.1%
49 プチロボX  G Y M 20 0.1%
49 邪馬台国 卑弥呼  G Y M 20 0.1%
49 桜田 京都  G Y M 20 0.1%
49 PC ファン 掃除  G Y M 20 0.1%
49 ディオゲネス症候群  G Y M 20 0.1%
56 伏見桃山城  G Y M 19 0.1%
56 わくでん  G Y M 19 0.1%
56 プチロボx  G Y M 19 0.1%
56 びょうどういん  G Y M 19 0.1%
60 蛇塚古墳  G Y M 18 0.1%
60 アートスペース上三条  G Y M 18 0.1%
62 宇治平等院 地図  G Y M 17 0.1%
62 西都原考古博物館  G Y M 17 0.1%
62 SAMURAI Z  G Y M 17 0.1%
62 小川コーヒー  G Y M 17 0.1%
62 しる幸  G Y M 17 0.1%
62 上津屋橋  G Y M 17 0.1%
62 NEC ノートPC HDD交換  G Y M 17 0.1%
69 長尾真  G Y M 16 0.1%
69 GA-G33M-D S2R   G Y M 16 0.1%
69 天神川 桜  G Y M 16 0.1%
69 ドナルド・アグニ  G Y M 16 0.1%
69 風林火山 Gackt  G Y M 16 0.1%
69 修飾麻疹  G Y M 16 0.1%
69 童貫  G Y M 16 0.1%
69 常照皇寺 桜  G Y M 16 0.1%
69 石塔寺  G Y M 16 0.1%
78 京都 書店  G Y M 15 0.1%
78 大奥滝山  G Y M 15 0.1%
78 嵐山 桜  G Y M 15 0.1%
78 鍵善  G Y M 15 0.1%
78 谷川健一  G Y M 15 0.1%
78 鉄道模型 トンネル  G Y M 15 0.1%
78 貴志祐介 新世界より 感想  G Y M 15 0.1%
78 PCG-FX ハードディスク交換  G Y M 15 0.1%
78 京都の書店  G Y M 15 0.1%
78 ひしょのとり  G Y M 15 0.1%
88 卑弥呼 邪馬台国  G Y M 14 0.1%
88 小松帯刀 小説  G Y M 14 0.1%
88 ながればし  G Y M 14 0.1%
88 真弓かんす塚古墳  G Y M 14 0.1%
88 鉄道模型をつくる  G Y M 14 0.1%
88 cpu 掃除  G Y M 14 0.1%
94 税所篤  G Y M 13 0.1%
94 nhk篤姫  G Y M 13 0.1%
94 しる幸 京都  G Y M 13 0.1%
94 レスタト  G Y M 13 0.1%
94 昭和 鉄道模型  G Y M 13 0.1%
94 なりあきら  G Y M 13 0.1%
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1 京都 602 4.2%
2 篤姫 425 2.9%
3 自作 351 2.4%
4 小松帯刀 298 2.1%
5 丕緒の鳥 275 1.9%
6 昭和の鉄道模型をつくる 268 1.9%
7 鉄道模型 254 1.8%
8 幾島 250 1.7%
9 地図 237 1.6%
10 GA-G33M-D S2R 219 1.5%
11 アクリル 191 1.3%
12 昭和の鉄道模型 188 1.3%
13 常照皇寺 168 1.2%
14 風林火山 161 1.1%
15 ジオラマ 137 1.0%
16 英姫 126 0.9%
16 邪馬台国 126 0.9%
18 PCケース 125 0.9%
19 掃除 114 0.8%
19 卑弥呼 114 0.8%
21 113 0.8%
22 ハードディスク 109 0.8%
23 ノートパソコン 105 0.7%
23 写真 105 0.7%
25 甘樫丘 101 0.7%
26 新世界より 96 0.7%
27 出雲大社 90 0.6%
28 ハードディスク交換 89 0.6%
29 感想 87 0.6%
29 じぶり 87 0.6%
31 じょうしょうこうじ 82 0.6%
31 CPU 82 0.6%
33 模型 80 0.6%
34 小説 79 0.5%
35 森博嗣 77 0.5%
36 昭和の鉄道模型を作る 76 0.5%
37 丕緒(ひしょ)の鳥 75 0.5%
38 貴志祐介 74 0.5%
39 RAID 73 0.5%
39 ぎろぎろ 73 0.5%
41 増設 72 0.5%
42 ミホミュージアム 70 0.5%
43 raid 68 0.5%
43 NHK 68 0.5%
45 黒塚古墳資料館 67 0.5%
46 佐野藤右衛門 66 0.5%
46 PC 66 0.5%
48 日立 63 0.4%
48 前方後円墳 63 0.4%
48 ガクト 63 0.4%
51 室町和久傳 61 0.4%
52 交換 60 0.4%
52 ファン 60 0.4%
54 遷宮 59 0.4%
55 桜田 58 0.4%
55 設定 58 0.4%
57 五色塚古墳 54 0.4%
58 書店 53 0.4%
59 しる幸 52 0.4%
60 登喜和 50 0.3%
61 伏見 48 0.3%
61 大型書店 48 0.3%
61 分解 48 0.3%
64 自作PCケース 47 0.3%
64 ケース 47 0.3%
64 水滸伝 47 0.3%
67 cpu 44 0.3%
67 HDD交換 44 0.3%
67 windows 44 0.3%
67 ノート 44 0.3%
71 西郷 43 0.3%
72 子孫 41 0.3%
72 レイアウト 41 0.3%
72 由布姫 41 0.3%
75 新撰組 40 0.3%
75 グリス 40 0.3%
75 ネタバレ 40 0.3%
75 十二国記 40 0.3%
79 桜守 39 0.3%
79 古墳 39 0.3%
81 PCG-FX 38 0.3%
81 二十世紀少年 38 0.3%
83 奈良 37 0.3%
83 vaio 37 0.3%
85 xp 36 0.2%
85 ポイントマシン 36 0.2%
85 NHK篤姫 36 0.2%
85 HD 36 0.2%
85 Nゲージ 36 0.2%
90 楊令 35 0.2%
90 塗り方 35 0.2%
92 ヨルムンガンド 34 0.2%
92 XP 34 0.2%
92 京都市 34 0.2%
92 平城京 34 0.2%
92 20世紀少年 34 0.2%
92 修理 34 0.2%
98 ノートPC 33 0.2%
98 松本清張 33 0.2%
98 宇治平等院 33 0.2%

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1 東京 1,426 23.0%
2 大阪 710 11.5%
3 京都 535 8.6%
4 神奈川 448 7.2%
5 愛知 322 5.2%
6 埼玉 242 3.9%
7 千葉 234 3.8%
8 福岡 209 3.4%
9 静岡 185 3.0%
10 兵庫 175 2.8%
11 北海道 125 2.0%
12 茨城 123 2.0%
13 三重 120 1.9%
14 滋賀 95 1.5%
15 広島 83 1.3%
16 栃木 76 1.2%
16 長野 76 1.2%
18 奈良 69 1.1%
19 岡山 62 1.0%
19 鹿児島 62 1.0%
21 宮城 61 1.0%
22 岐阜 55 0.9%
23 石川 47 0.8%
24 新潟 44 0.7%
24 山口 44 0.7%
26 福井 41 0.7%
27 群馬 40 0.6%
27 熊本 40 0.6%
29 福島 39 0.6%
30 愛媛 38 0.6%
31 富山 31 0.5%
32 香川 30 0.5%
33 大分 26 0.4%
34 青森 25 0.4%
34 和歌山 25 0.4%
36 島根 23 0.4%
36 長崎 23 0.4%
38 山梨 22 0.4%
38 徳島 22 0.4%
40 秋田 21 0.3%
41 宮崎 19 0.3%
42 沖縄 18 0.3%
42 高知 18 0.3%
44 岩手 17 0.3%
45 山形 14 0.2%
45 鳥取 14 0.2%
47 佐賀 13 0.2%

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2008年5月15日 (木)

小説木幡記:2008/05/15(木)工夫と決断

1.改造・二階建てトロッコ図書館列車
 この数日間授業と会議の合間をぬって、一つの決断をした。
 工夫を活かすためである。
 二つのNゲージモデルを見るも無惨に切り裂いて、別の列車「二階建てトロッコ図書館列車」に改造したのである。
 
 市販されている精密科学模型といっても、一品一品はメジャーなものではなく、店頭から無くなると、入手が難しくなる。
 一つはJRの通勤特急二階建て列車(JR電車・サロ124形)。ひとつはセットの中の、豪華寝台特急「カシオペア」の先頭車両。
 両者ともに、在来線を走る現代的な二階建て豪華列車のNゲージモデルである。
 それを破壊したことになる。
 収集家とかマニアなら、怒るかもしれない。
 モデルを造った人達も良い気持ちはしないだろう。
 
 現実の多くのトロッコ列車(実車)は、無蓋車を改造して観光を主に運用されている。当初は、無蓋車の模型をもとに紙でコンセプトを示すにたる「二階建てトロッコ図書館列車」を造るつもりだったが、三月末に嵯峨野トロッコ列車に乗車して、その気持が薄らいだ。
 実車は模型以上に魅力的だったが、なによりもトンネル内「騒音」が強かった。他方、京阪特急ダブルデッカーの静粛性を知っているから、そこで二つの「強い無い物ねだり」がぶつかり合った。
 {野趣か静粛性か}

 結論は。
 ・二階建てトロッコ図書館列車はコンセプト・マシンとして何台でも設計・制作すればよい。
 ・今季は、現代的都市型列車を基盤に、静粛性を求めたものを造る。
 ・トロッコの雰囲気は塗装や開放性で工夫する。
 ・ダブルデッカ(二階建て)として、一階を書庫、二階を読書室・カフェにする基本構想は保てる。
 となった。

 昨日、教授会が早めに終わったので、手をつけた。
 さすがに、良くできた精密科学模型に刃を入れるときは決断がいった。プラスチックの破片が一つ飛んだとき、賽は投げられた思いがした。
 ヤスリをかけて、他の透明アクリル板(2ミリ厚)を調整して、不要な椅子をカットしてカフェテラスとし、二つの原型ができた。

 「叩き教材作成」と言えるかも知れないが、わずかに小一時間で基本改造が成った。零から造ることを想像すると、時間的には圧倒的な早さである。
 後は、色をぬるだけになった。
 これは来週以降になるだろう。

教訓1
 物事は、零から始めるのもよい。しかし既存のものを徹底的に改造し別の物を造ることもできる。
 両方に可能性がある。
 どんな場合も、完成したものを壊すのは躊躇する。
 しかし新たな、強固なイメージがあれば、破壊できる。

2.「昭和の鉄道模型」に生きる現代都市型列車
 講談社の「昭和の鉄道模型をつくる」が、昨日40号まで届いた。50号で完成だから、終盤にはいった。MuBlog記事としては26号まで掲載したので、今秋にはこのシリーズも終わるだろう。
 そこで。
 もとより、初号の段階からこの小さなジオラマ・キットに、一番似合った図書館建物を一つ添えるつもりだった。しかし、何号になってもそのイメージを強固にすることができないまま、今にいたった。多分、「昭和の鉄道模型」の基本構想がしっかりしすぎているから、他の夾雑物を紛れ込ませることが出来ないようになっているのだろう。

 このジオラマは昭和の30年代を基本にしたモデルである。
 余は、先に造った「改造・二階建てトロッコ図書館列車」を、昭和のジオラマで走らせてみた。走るとは思わなかった。牽引ディーゼルはDE10形で、後ろに20m級の列車(サロ124形ダブルデッカ、カシオペア先頭車両)を二台連結したものが、建物で埋まったミニカーブレールを走るのだろうか?

 走った! 超微速から最速まで、脱線転覆なしで延々と走った。
 次にひらめいた。
 「図書館を新たに設置する余地のない下町(ジオラマ)なればこそ、走る移動二階建てトロッコ図書館列車が、図書館そのものになればよい」と。
 単純すぎるひらめきだった。図書館がない。だから、図書館列車を走らせる。
 次に、昭和35年と現代のダブルデッカ都市型列車のアンバランスに思いが至った。

 解けた!
 「昭和35年を起点にして、それから50年後の未来、21世紀初頭の未来の図書館」と、考えればよい。
 昭和35年代の東京下町を、個室・バストイレ付き、冷暖房完備、カフェテラス、展望車付きの超豪華図書館列車が走る。これほどの衝撃はなかろう。

教訓2
 現実は動かしがたいものがある。しかしその現実をどう解釈し、どう活かすかによって、世界は変わる。
 人生観も変わる。
 余は、このごろ、超精密な科学鉄道模型やジオラマをじっと眺めることで、幾つかの「人生の解」を得た思いがしている。

 人は脳を持って生きている。
 荒れ果てた近江・琵琶湖をながめ、そこに過去の栄光につつまれた大津宮を再現できるのが人なのだろう。
 ただの円錐形の三輪山をながめ、そこに壮麗な邪馬台国をイメージできるのも、人なのだろう。
 しかし、それを単純に「仮想世界」と断じるのは早計に過ぎる。
 イメージを裏打ちする、歴史観と風景観が無ければ、湖は湖を一歩もでず、山は山でしかない。
 イメージを新たに造る強烈な意思がなければ、ジオラマは、ただの雑誌の附録のおもちゃに過ぎない。古びた寺社仏閣も、ただの木造建築にすぎない。
 いずれも、イメージし、それを現実世界に還元するのは、人間だからこそ出来ることである。

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2008年5月13日 (火)

小説木幡記:2008/05/13(火)黄金色の三角縁神獣鏡

 昨夜眠る前にNHKの「ニュースウオッチ9」という番組を覗いてみた。TV欄で「三角縁神獣鏡」と出ていたからだ。
 この番組を過去見た覚えがない。日々のニュース解説のようだが、たっぷり1時間とってあった。最初は中国の大地震の映像解説だった。他にも一杯あったが、頭には入らなかった。
 漸く9時40分ころから、目当ての話題になった。

邪馬台国の概略
 最初は、邪馬台国の近畿説X九州説の簡単な話題提供、魏志倭人伝、鏡の中の中国歴「景初三年」の刻印、いろいろ復習があった。魏志倭人伝は国立公文書館所蔵のものだった。

 ところで、邪馬台国のCGがなんとなく三輪山あたりの景観にみえたな。それと、連想だが、三角縁神獣鏡の模様、が山の連なりに見えて、それが三輪山あたりの情景にそっくりに見えた。この邪馬台国CGは、どの番組で造ったのか、使ったのか思い出せない。気になる。

京都国立博物館・村上隆室長
 京都国立博物館の村上隆室長が出てきた。室長といっても、なんの室長か分からないので、今朝京博のHPを眺めてみたが、よく分からなかった。考古室長かもしれない。人物認定は知らない世界では難しいところだが、少なくとも「村上隆」という対象は、奈良文化財研究所におられた方かもしれない。

 さて、村上室長の話では、静岡県出土の三角縁神獣鏡を、レーザー光線で測定したところ、厚さ1ミリ程度まで研磨された形跡があるとのことだった。古代鏡のような立体物にレーザー光線をスキャンさせて、その形状をそっくりコンピュータに取り込む装置が写っていた。以前からそういう装置があることは見聞きしていたが、それを導入し、三角縁神獣鏡の精密な採寸をし、コンピュータで三次元画像を表示させるわけだ。CGだから回転拡大縮小、自由にできるから隅々までモデルの様子がよくわかる。

(人間も採寸できるな、と想像して見ていた。しかし目の部分は危なそうだ。人間は目の回りの形状、筋肉の動きで感情が表現されるが、目をつむったら困るし、つむらないと失明するかな)

黄金色の鏡
 さて、成分組成も分析された。{銅:75%、錫(すず):21%、鉛:3%}と画面表示があった。のこり1%は不純物というかその他のものだろう。

 その成分にしたがって、あらたに画面表示してみたところ、黄金色の三角縁神獣鏡が画面で回転した。青銅というと、なにか重くって暗い雰囲気だが(博物館に展示してある、銅鐸や鏡がそうだ)、輝いて見えた。
 一般に銅合金は銅に含まれる他金属の含有量によって、赤み、青、白と変化するらしい。黄金色というのは、以前中国の青銅器制作番組を見て、完成したものを磨くと輝きだしたので驚いたことがある。

 これまで、MuBlogでも三角縁神獣鏡の組成記事を参考にあれこれ愚考していたが、昨夜のニュース番組をみて、あらためて自然科学の基礎を他分野に応用することの「強力」さに感心した。ふむふむ。

参考
  MuBlog: 「卑弥呼の鏡」中国製の可能性
  MuBlog:三角縁神獣鏡はただの銅鏡か

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2008年5月11日 (日)

NHK篤姫(19)大奥の習わしもどこ吹く風

承前:NHK篤姫(18)斉彬の篤姫密命よりも尚五郎の決心

 大奥とは不思議な組織だったようです。このことはしかし以前「大奥」という映画やTVシリーズが世評を賑わしたので、それを見ていない私なんかまるっきりの素人と思っています。ただ、まったく別の、漫画の「大奥」というのは3冊程度読みましたが、そこでは男女が入れ替わったり、将軍の最初の思い人は死ななければならないとか、随分変わった風習に思えました(taurus)。

大奥のしきたり
 今夜の大奥は徳川将軍家・正統派大奥のようで、篤姫は朝おきても、お付きの老女が声をかけるまでは寝たふりをしているとか、起こされても半身を起こさずに、右に左に横臥したまま髪をといてもらうとか、それも左右別々に分けて。
 食事しながら髪結いをしてもらうとか、あるいは一日に五回も着替えるとか、……。そして不思議だったのは、将軍の実母に対しても上座から挨拶をうけるとか。これは以前のチャングムでは、王様の実母は皇太后として絶大な権力をもっていましたから、不思議でした。

 篤姫が魚に一箸つけただけで、代わりのまっさらの魚をだすとか。
 発狂しそうなことを大まじめでなさっていたのでしょうか。大奥千人というのは、そういう人手を雇いあげる一種の公共事業だったのかもしれないな。今とちがって女性の社会進出は限られていたから、女性を千人も雇いあげるのは社会還元だったのかしら、とふと倒錯した思いにおそわれました。

 当時の朝廷からはそんな話を漏れ聞きません。せいぜい言葉つかいが独特だったことくらいでしょうか。一方、徳川宗家としては、格式を保つためにも莫大な財政負担に耐えながら大奥を維持したのだろう。と、これが後の井伊大老に結びつくのですから、「NHK篤姫」箸の上げ下ろしにも目を離せません。

 しかし。大奥の実力者滝山から、着物の袖に当て布をつけてはいかがかと、言われた幾島は吠え立てる(笑)。いやしくも、右大臣近衛卿の姫君、将軍家御台所の篤姫さま面前で、当て布付きの打ち掛けでは面目が立たない、と! 
 「それもこれも、大奥の緊縮財政ゆえに」と、滝山。
 「今後、姫様のことは、薩摩からの月々のお化粧料で総てまかなうから、一切口をはさむな」と、幾島は大奥総代滝山に啖呵を切りました。

 一理ある幾島ですね。
 それに、当て布付けるのと、日に五回お色直しするのとでは、後者の方がよほど贅沢でしょう。いや、姫御一人が何度も着替えする贅沢だから、下々の者は当て布するという大奥・滝山の論法だったのかな。わかりにくい世界ですね。
 とはいうものの、後日江戸城開城にあたり、篤姫がどれだけ、これら大奥の女性の行く末を案じ、身銭切って手当てしたかという話と、今夜の話は、実に微妙な伏線を作り出します。

追伸
 家定(堺雅人)に側室がいたと、今夜の小さな見せ場がありました。志賀という女性らしいです。篤姫さんも苦労なすったと、思いますよ。ところで、ドラマを観る限り、大奥情報は表にはなかなか現れないようですね。幾島も初めて耳にしたような様子でした。

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2008年5月10日 (土)

博物館・明治村研修旅行HMK(2)歴史的な蒸気動車と京都市電

承前:博物館・明治村研修旅行HMK(1)歴史的建造物探訪

博物館明治村の乗り物
 明治村には乗り物が何種類か動いていますし、歴史的な乗り物も展示されています。記憶では馬車や自転車も乗れるのですが、今回はその二種類を見かけませんでした。展示物では、明治天皇の御料車が有名ですが、何かの都合(笑:時間切れ)で立ち寄れませんでした。

 また、ガイド役の一番隊長が痛恨の涙をながしたのは、実際の蒸気機関車に乗れなかったことでしょう。これも時間切れというか、帝国ホテルを後にして最後に乗ろうとしたのですが、丁度汽車が出たところでした。あと数分早ければ~。それで、仕方なく一行はこれまた発車間際の村営バスを勇気ある書記局長が疾走し止めて、やっと乗れたわけでした。明治村を半日で経巡るのは無理がありますね。

 それで今回は展示物としての「蒸気動車」と、実際に一行全員が乗車した「京都市電」について探索結果をまとめておきました。
 MuBlogの愛読者はご存じのように、私は2007年晩秋から「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」という教材研究を当blogに連載しています。これは移動・静止型の未来的な「二階建てトロッコ図書館列車」の概念を定着するためのシリーズです。ですから、明治村こそ、そのような図書館列車が走る博物図書館構想のフィールドとして最適なわけですが、誌面の都合ならびに概念の錯綜を避けるために、それは別途の記事として後日まとめようと考えています。

 蒸気動車は、はじめての体験でした。石炭か薪かは確認しませんでしたが、でっかい機関部と運転席と客席が同居する、このような列車が明治時代に大阪で造られて国内で走っていたという事実を全く知らなかったのです。

 次に、隊員達全員で狭い電車を占領するように乗った京都市電は、私自身の大学生頃までは日常の足でした。勤めだして数年後に、京都市から市電が無くなったように覚えております。そのころ走っていた多くの市電は、今も15両が広電(広島市)(1900形)で現役のようです。なお、平安神宮で以前、残された市電の写真を撮ったのを思い出しました。

蒸気動車と螺旋連結器 明治村解説

M2-22-1 蒸気動車(キハ6401)
M2-22-1A 蒸気動車 鉄道記念物
M2-22-1B 蒸気動車の内部
M2-22-2A 螺旋連結器(らせんれんけつき)
M2-22-2 螺旋連結器

 最初の写真を撮ったときは、おもわず驚いてシャッターを押したわけです。多分列車の背面になるのでしょうが、観音開きのドアがひらいて、真ん中に偉容なというか異様な機関が顔をみせ、煙突が天井から突き出ています。
 ものすごい蒸気機関車(蒸気動車)ですね。熱くって煩さかったろうな、と想像はしましたが、当時の人達も眼を丸くして乗ったことでしょう。

 連結器の左右に丸い皿が二つ付いていますが、これはバッファー(緩衝器)というらしいです。しかしネット記事をいくつか読んでいる内にわからなくなりました。緩衝器だから、二両の車両が押し合いへし合いして走る際の「遊び」と想像したのですが、それだけでなく、これで「押す」という機能もあるようなのです。すると、この蒸気動車は運転席が真後ろになって、前が見えませんね? この観音扉部分に窓がありますから、ここに人がいたわけでしょうか? それは無理ですね。私は鉄ちゃんではないので、思考はそこで停まりました。

 なお連結器は、螺旋連結器といって有名な歴史的連結器らしいです。これはNゲージモデル世界に少しでも手を付けますと、興味がわく代物(しろもの)ですが、本題からはずれますので、このくらいにしておきます。

京都市電のポールと線路 明治村解説

M3-24-1 京都市電
M3-24-2 市電のポール(集電装置)
M3-24-2A 市電のポール先端
M3-24-3 京都市電の正面
M3-24-3A 線路(狭軌)
M3-24-3B 線路(拡大写真)

 この市電の乗り心地は今から思い出すと、後日掲載予定「二階建て図書館列車考(5-2)」の嵯峨野トロッコ列車と似ておりました。レールからの衝撃が直接がつんがつんとお尻を突き上げます。走行音も直接身体に響いてきます。左右の揺れもあります。ですから、このままでは移動・車内読書には向きません。私が青年時に京都市内で乗っていたときは、これほどではなかったです。
 明治村のは明治時代の電車で、私が乗っていたのは戦後昭和の市電ですから、そりゃ違って当然です。くだんの嵯峨野トロッコ列車がガツンと突き上げるのは、もともと無蓋車を改良したトロッコだからです。

 ただし。以上は否定的な意見として述べたのではないのです。
 広大な明治村の中を、開放性の高い京都市電に乗って、がったんごっとんと旅をする風情は、また格別の物でした。何度でも乗ってみたくなる、というのが正確な記憶として残っています。

 そして、こういった古い電車を毎日運転している明治村の根性を想像すると、おもわず頭がたれてきますね。たしかに戦後京都市の最後の市電なら、広島市で動いているから技術者も補修部品もなんとかなるでしょうが、この明治村のはまさに明治時代のものです。蒸気機関車にしても、市電にしても、維持保守には特殊な技術が必要になるわけです。その経費や、補修を考えると、ついちょっとの博物館経営思考では、できないことかもしれません。運賃も300円、一日中全ての乗り物乗り放題にしても800円。すばらしいことだと思います。

レトロな車を動かす技術者達
 身近な例ですが、畏友が40年になんなんとする大昔のフェアレディ2000に「ロシナンテ」という愛称をつけて、今でも乗っています。それが可能なのは畏友の頑固一徹さもありましょうが、昔からのなじみの技術者「国立技工」があるわけです。国産スポーツカーの部品を海外で探したこともあったようですね。そういう事例を知っているからこそ、明治村の「明治時代・乗り物」維持のすごさが身にしみて想像できたわけです。

 以下に、ネットですぐに見つかった「フェアレディ2000と技術者とオーナー」の風景記事を掲載しておきます。賞味期限だけが切れず、消費期限のきれたマシン(機械類)を、普通に動かすことがどれほどの難事か、その一端を味わってください。
 2007.4.22.ロシナンテのクラッチが直った篇
 2008・1・20 小正月も明けて篇

京都市電は最初伏見につながった!
 さて、話がすこし紆余曲折。
 「私の京都」からみで申しますと、今回、インターネット記事で大変貴重なものを発見しました。つまり、京都市電は当初、京都市と伏見市(昔は、伏見市があった)とをつないでいたわけです。それが日本初めての市電だったのです。幕末に近藤勇や土方歳三さんや坂本龍馬が徒歩・馬で通った伏見寺田屋あたりまで、明治の後半になって最初に電車を走らせたわけです。その伏見線は京都の市電が全面廃止される数年前の、私の大学生時代まで続きました。

 その路線は? 意外にも、現在私が愛車RSで伏見の裏町を走っている、その道路を明治時代から昭和まで、市電が走っていたわけです! びっくりしました。今朝は、その記念石柱をそぼ降る雨の中、信号待ちで確かに見ました。伏見の駿河屋店頭にあるのです。

  京都市電の廃線跡を探る(トップページ)
  同上 伏見・肥後町あたり
  同上 油掛(要するに、鳥せいの東)の伏見駿河屋本店にある記念碑
  同上 中書島の市電終点あたり
  ↑これらの記事はすでに図書になったようです。「京都市電の廃線跡をたどる/中村 浩史.岐阜新聞社」

まとめ
 今回は話が明治村から嵯峨野トロッコ列車や、国立市や、京都市の市電廃線跡まで飛んでいき、まとまりがつかなくなりました。しかし全ては、「HMK:博物館明治村研修旅行/葛野図書倶楽部2001(2008.3.28)」から始まったことです。

 気持ちの上では、小所帯であっても一行8名が事故なく経費少なく明治村を探訪することに、主眼があったので、まだ浸透していない「図書館列車」関係については、私一人で動きまわることもできなかったのです。それ故に、写真も少なく、対象も僅かな物となりました。
 しかし。
 今にして、あの広大な明治村の動脈として蒸気機関車や市電や村営バスが走っていることの意義を、この記事を書きながら深く味わいました。たしかに保守維持は大変だと思います。しかし、歴史的建造物をつないでいく乗り物が、明治の装いを色濃く持っていることこそ、あの博物館明治村の真骨頂なのだと、私は確信するにいたったのです。

地図:現代の伏見線あと記念碑

大きな地図で見る
(画面: 魚屋通 下油掛町の東の信号の、北西角に駿河屋がありまして、その店頭)

(1)歴史的建造物←続く→(3)HMK研修旅行

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2008年5月 9日 (金)

小説木幡記:2008/05/09(金)「三つ子の魂百まで」並びに人生設計・普請中

 ずっと考えていることを、考えあぐねてメモして残そう。
 人生は限られている。生命としてしての死を待つより先に心身の不調は若年でも高齢でも高い確率である。近年20歳前後の学生の重い病身を耳にし、気持がうち沈んだ。心の病も大変だが、身体の病も活き活きした生の希望を難しくする。余もこの4月いっぱいは持病に悩まされ、ひたすら横臥し、最低限必要な時には鎮痛剤で痛みを騙し杖突いて葛野に出向いていた。その時期の余は、総てが、痛みに脳を占領されていた。つまり、考えることができなかった。かつかつ責務を果たすことができたのは、回りの支援や、余自身の「仕事の自動処理機能」によるものだった。後者は、誰でも持っている。教員なら教壇にたつと、自動的にチョークを持って言葉が発せられる。マシンの前に座ると、自動的にメールを確認し、自動的に返信する。学生なら名前を呼ばれると自動的に返事する。そういうことにすぎない。息をして顔を洗うようなものであろうか。

 生は無限ではない。残された時間は誰にも分からないが、その生をどう生きるか、活かすかは最近とみに余の思念をさらない。俗世の中で何かをまとめようとする気持は常に引きずられ強く心を惹くが、しかし常に経過、途上であることの方が、活き活きして楽しい。と、思うに至った。若い頃に同業の先輩に言われた。ロマン派はなしたことをまとめもせずに、次々と蒼い花を求めて彷徨って、終にはのたれ死にすると。年下の余への批判だった。彼はいま有名大学の教授をしていて、もうすぐ退官するようだが、彼の言葉をおもいだすと、にやりとする。なぜ笑うかというと、まさに今にいたって、そうなってしまっている、ロマン派の末裔である余を思い返してのことだ。ただし、最低限の生きる知恵は持っていたから、のたれ死には余程の運の悪さに巻き込まれない限り、なさそうだ。かつかつの年金は出ることだろう(笑)。そして宮仕えを綱渡りのようにこなしてきたのだから、その段階で真性のロマン派とはいえない。

 ただし、傾向は強い。
 ロマン派がこんな風に人生のスケジュールを考えるものだろうか? 大きな疑問だが、自称ロマン派末裔がそう申しておるのだから、考えるのだろう。

 小学校の時、雨が降って体育授業ができなくなると、友達が先生に「Muのお話!」と叫んでいた。先生はにたりとわらって、「じゃ、Muやってくれるか」と余に言った。余は困った顔して、それでも黒板を背にして、読んだ漫画のあらすじと、日頃遊んでいる夢想とをこき混ぜて、延々と昔話というか嘘話を騙っていた。要するに症例としては作話症なのだろう。→だから今、教授して、日曜作家している。両方とも、ある意味で作話症と診断できるな。

 小学校の時、自宅の小屋の中で化学実験のまねごとを毎夜やっていた。ビーカー、試験管、三角フラスコ、上皿天秤、長い年月をかけて買って持っていた。試薬は薬局の出前のお兄さんに、一包づつ売ってもらっていた。それなら小遣銭で買えた。このことが理科の先生(理科好きの先生)に知れて、卒業式の時に、謝恩会というのか、講堂の演壇で、色の変わる化学手品をやった覚えがある。たぶん、フェノールフタレンで酸かアルカリを使って、色水を作って見せていたのだろう。反響はなかったが、卒業式に来ていた祖母が泣いて見ていた。末は博士とでも思ってくれたのだろう。→だから今、やることなすことマッドになってくる。要するに、フランケンシュタインを造りたかったのだろう。

 プログラミング言語への執着は、三つ子の魂で想像すると、多分作話症の転移なんだと思う。ああしてこうして、こうなった。そういう流れを意識するから、日曜作家と変わらないところがあるな。

 模型全般は、化学実験も含めて、小学生から中学生の初期まで数年間読み浸った「模型とラジオ」という雑誌の影響が強い。ここで習い覚えたケミカルガーデン(ある種の水溶液に、ある種の薬をまぜると、水中花のようなものがにょきにょきと育っていく)は今でも印象に強い。そして模型飛行機、鉄道模型。ラジオ制作。ペーパー工作。カメラ。なにかしら今愛着をもっているものは、すべてその数年間でたたき込まれたようだ。なんというか、読むというどころではなくて、誌面をなめまわすというか、骨までしゃぶる状態だった。読む物は、雑誌「少年」と、「模型とラジオ」。正月のお年玉と月々のわずかな小遣銭はこの二つに絞り込まれていた。→その成果は、今になって「教材模型開発」に充分に活かされている。

 というわけで、以上をここでまとめて整理して記録する気持はないのだが、人生は、幼少期に一番好きだったことを、繰り返し楽しむことに極意があると、ロマン派最後の末裔は悟った。まとめるとか、世に問うとか、整理する暇があれば、次々とこなしていく。そう、居直ったのだ(笑)。自他評価はあとからついてくるのだぁ~!多分、最後の眠りに入る前にな。

 MuBlogとは、だから、いつも普請中なのだろう。

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2008年5月 8日 (木)

小説葛野記:2008/05/08(木)毎日が日曜日定食

 よくみると昨日はMuBlog投稿がなかった。疲れていた訳じゃなくてあれこれ仕事して、夕食いただいたらすぐに眠り、今朝は5:15起床だった。大体午前4時ころに起きないと、朝のお勤めをする余裕がない。葛野着7:05。

昨日朝は。
 授業と、午前会議一つ。授業では熱心な学生が数名いて、終えてから教室で少し質疑応答した。その授業は1年生から受講できるので、全般に初々しい。
 午前会議は、現状まだ重要案件の時期でなく、すこし楽だった。そこで早めに終えて、担当の方に現代のプログラミング言語の相談をした。教壇にも立ち、学園全体のIT化を担当しておられるのと、年齢が近いので話しやすかった。
 最近のVisualBasicについてだった。おおよその感触を得た。昔のBASIC言語とは様相を異にして、それでも他に比較すると、ついちょっとの扱いやすさがあるようだ。

 言語についてはいまだに迷いがある。詳細は省くが、Delphi(Pascal) がどうしても「しんどい」わけだ。というのも、今のDelphi は昔と違って、数十名、数百名が共同でシステムを構築するための進化がいっぱいあって、単独で水晶のように小さくきらきらする(笑)アルゴリズムの開発には、余剰物がおおすぎて、使い勝手が悪いわけだ。

 うむ。それと、故あって、昔の資産の移植をいろいろ考えはじめている。それは当時優れたBASIC(宣言型の機能を含んでいる)や、すっぴんのCでかかれた物が殆どで、現代に移植するには相当な手間暇がかかる。それ以降のはすべてDelphi なので、移植という考えは殆ど不要なのだが。
 ああ、止めておこう。この世界のことを考えると、頭痛がしてくる。
 それで、VB。迷うところだな。つまりは、手が頭が動く内にやってしまわないと、広大なメモリーの海に展開されるデータの立体的配置や、疑似イベントドリブン様式が、もう再現できなくなる恐怖だな。

昨日午後は。
 昼に屯所:葛野図書倶楽部2001で、ピザパーティーをした。ピザは局長の好みのようだ。題目は次号機関誌の編集会議なので、議長は副長が務めた。昼休みは第一部として、総論の説明があった。珍しく局長は胸焼けしたようだ。そりゃ隊員の3倍もチーズまみれのピザを食すると当然だな。副長は隊員の半分が適量のようだった。こっそりと三人分食した書記局長は、けろりとしていた。結局経理局長が一番現実的というか、適量だった。余は、副長並にいただいた。
 総論が終えると三年生隊員はそれぞれ授業に出かけた。上級生は、それから詳細な第二部に入った。
 会議が終わったのは二時過ぎだった。すぐに数名が自分の担当執筆部分素案をつくりだした。締め切りは6月下旬なのだが、内容が、それぞれ十分に重いので時間がかかるようだ。ともかく、皆々立派な社会人になるだろうな(笑)。
 うむ、精勤なり!

 他に、夏の飛鳥探索研修旅行の日程も決定し、チーフは副長が請け持った。当日夜の倶楽部納涼会は会費制で、書記局長が受け持った。明治村と同じく、特急乗車券などの担当は経理局長が受け持った。局長は~、撮影を受け持った。余は、下級生達と一緒にぞろぞろ付いていくだけになった。
 よきかな。

 そのあと、また余は打ち合わせ・約束があって、あれこれ調整に入った。
 屯所では時々マニアックな笑い(グヒ、グヒとか、ウググとか)が聞こえていた。副長の弁では、さすがに同世代同性でも、局長や書記局長のディープな濃い「若さ」にはついて行けないようだ。経理局長もうなずいておった。

毎日が日曜日。
 授業→学生達の力を引き出す方向しかない。知識は教科書に書いてある。読めばよい。単純だ。知恵は、どこにも書いてないな。

 研究→テキストから人物や事項の属性を自動抽出することを昔から考えているが、毎夏、時間切れになる。これを解消するには、フルタイムで研究しなければならないが、加齢現象や、雑事で思うに任せない。これは、昔からの資産を考えると新たな開発言語では無理があり、Delphi というか、PASCALに頼るしかない。
 PASCALの良さは単純で、いちいちの様式が定まっているから。というより、そういう風にし向ける言語として生まれてすでに数十年。枯れてきておる。様式美のPASCAL。もっとも、今時の開発言語は純粋アルゴリズムよりも、いかにして窓を上手にあつかい、通信と協調させるかに傾いておる。実は。そんなこと、余にはどうでもよいことなのだ。
 ああ、時代が変わった! ついて行けない。いや、ついていきたくないのだ。

 教材研究→少年司書ロボ、二階建てトロッコ図書館列車。この二つにつきるが、どれもこれも、時間がかかるなぁ。前者は、大勢として制御をC#なんかで開発する方向のようだ。メインのPCできっちり作って、巨大化していくロボットの脳に組み込むという当然の流れが定着してきている。楽しいような、しんどいような。
 後者は、ここしばらくは手技を、手を高める必要がある。ジオラマ、レイアウトのシミュレータがきっちりできてきているので、現実に発泡スチロールをむしり取る前に、何十度もジオラマ全体をPC上で確認できる。すばらしい世の中になってきよった脳。

 古代史→うむ、関西一円を走るしかないな。ガソリン代がかかる!
 さて、日曜作家→ないしょ(爆)。

 ああ、毎日が日曜日で、余のコピーが数名おれば、月火水木金と、それぞれの余がたのしくおかしく、それらすべてをやってくれるだろうに。実身の余は、土日を受け持ち、のんびりミステリでも読んでいたいなぁ。
 しかし、現実は。まるで、月月火水木金金、の世界になりそうじゃ。
 呉の江田島をふと思い出した。

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2008年5月 6日 (火)

小説木幡記:2008/05/06(火)与謝蕪村展:MIHO MUSEUM(ミホ・ミュージアム)

承前:ミホミュージアムの秋

ミホミュージアムの与謝蕪村と躑躅

与謝蕪村 (パンフレット表)
赤い躑躅と新緑
与謝蕪村 (パンフレット裏)

 春と秋には近江の山奥にあるMIHO MUSEUMに出掛けている。春には以前、ツツジを途中の川沿いで見付けて喜んだことがある。(山ツツジと522号線:滋賀県信楽町朝宮) 今春は、ミホミュージアムの玄関先で見かけた。しかし躑躅を捜して来たわけでなく、与謝蕪村展があったからだ。

 蕪村は今の大阪府の出身らしい。江戸時代の18世紀後半に活躍した。俳人であり画人だった。
 展示室に入った途端、長大な巻物があって、よく見ると京都国立博物館蔵の「奥の細道図巻」だった。重要文化財の「本物(笑)」のようだ。余は、これだけで感動した。戯画戯画しい(漫画チック)のがとても可愛らしい。
 つまり、68歳と長生きした蕪村翁は、芭蕉翁をとても尊敬していた俳人だった。芭蕉と蕪村は、活躍期間が大体百年離れていた。

 来年、余は「芭蕉」について勉強することにしている。すると蕪村翁も少しはわかっていないとよくない。
 蕪村の「しら梅に 明る夜ばかりと なりにけり」が辞世句になる。どんな気持でよんだのか、まだ分からない。20代の記憶を蘇らすと、「鳥羽殿へ五六騎急ぐ野分かな」、「菜の花や月は東に日は西に」の二句が残っている。

 前者は鳥羽離宮だから保元・平治の乱の時代だと思うが、蕪村が義仲寺で芭蕉翁を偲んだことがあるのを知り、承久の乱時代を思い出してよんだのかとも、今思っている。芭蕉は後鳥羽院を仰ぎ見、その後鳥羽院は鳥羽殿や水無瀬殿を修理して愉しんだ方だから、連想でそう思った。
 わからない。
 後者は根拠のない連想だが、菜の花といえば、なにかしら奈良を思い出す。奈良は春、秋は京都と余の感性回路が定まってしまっているので、しかたない。
 俳句って、よいものだな。

 さて、展覧会では照明の落とした中でひたすら山水画というか唐土(もろこし)の神仙たちの画を見て回った。ところが、陶淵明が好きな余なのだから、もう少し蕪村翁に肩入れすればよいのに、なにかしら気に入らなかった。どうしても、最初の「奥の細道図巻」の印象が強くありすぎて、外国(中国)画がすんなり入ってこなかったわけだ。

 ところが出口直前で、パンフレット裏面の上部にある「山水図屏風」にでくわして、驚き感心した。銀色に墨で描いたらしい。胸の中をつかみ取られたような気がした。亡くなる一年前、67歳ころの作品らしい。専門家はどう言われるか知らないが、唐唐宋宋していない、まさに日本の山水画、だと思った。どうなんだろう、蕪村翁! 

 もう一つは、これもパンフレット表に見えている「夜色楼台図」。これは、宋宋してはいるが、余はひたすら「シーナリー(情景)として、これを作るとなると、発泡スチロールが大量に必要だなぁ」とか「ストラクチャ(建物)を全部自作するとなると、しんどいな」。はては、「全体にウェザリング(古色)をかけるとなると、ジオラマ全体を常にドライアイスで煙らせる方法しかないなぁ」とか、じっと魅入って考えていた。
 題して、「Nゲージ・山水世界周遊図書館ジオラマ」。あはは。

蕪村とだんご

蕪村とだんご
 まれにしか博物館、美術館に行かないので、余は慣れていない。特別展なんかだと、大体一点から数点見つめ終わると、頭の中は、花より団子になってしまう。
 今回も到着(11:30)すると直ちにレストランに座り、昼食をいただき、いつものように大満足を得た。
 MIHO MUSEUMは景観も建物も内容も優れているが、なによりも、なにをとるかというと、レストランでの昼食になる。地上では味わえない、純朴な、そして深みのあるご飯や蕎麦を味わえる。
 さらに展示物を数点見て疲れ切ったあとは、博物館の内部にある喫茶店に行く。
 昼食と、お茶に、余がなにをいただいたかはナイショにしておこう。なにをいただいても、美味しいことに変わりはない。

 さて、帰還してからMIHO MUSEUMのサイトを眺めたら、余にとって必見の展示会が予定されていた。今秋も、また出掛けねばなるまい。
  秋季:2008年9月2日(火)~12月14日(日)
   「大和(やまと)し美(うるは)し 川端康成と安田靫彦」

 宇治川沿いに天ヶ瀬ダムを見下ろして、鹿跳橋でまがり、信楽を経由し、90分。帰りは京滋バイパスの石山ICを使ってあっという間に60分。よい半日でした。

地図:ミホミュージアム

(滋賀県甲賀市信楽町田代)

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2008年5月 5日 (月)

昭和の鉄道模型をつくる(26) 銭湯「松乃湯」

承前:昭和の鉄道模型をつくる(25) 動力ユニット

26:部品と工作(銭湯「松乃湯」)

2601:銭湯「松乃湯」正面
2602:銭湯「松乃湯」横面
2603:銭湯「松乃湯」背面

 建物造りはあと6~7回分になりました。(実は全部作ってしまった!(cancer))漸くサクサクと組み立てられるようになったので、残念なことです。計時したら一つを3分程度で組み上げるまでになっていました。早さを競うわけでなく、それほどに今回の建物シリーズは優れたキットだといいたかったのです。色合いやウエザリング(古色化)や細部がこれほどまで充実し、しかも部材と部材とが釘(瞬間接着剤など)なしで、ぴたりと収まる。宮大工の世界ですね。
 このシリーズの成功要因は、おそらく建物シリーズの成熟が大きかった、と将来私は語る事でしょう。
 しらべてみたら、トミーテックの「街並みコレクション」シリーズのようです。
 このコレクションは人気があるらしく、「メーカー在庫が無し」と、今日の検索では表示されていました。残念なことです。鉄道模型世界は新刊書よりも古書店風が似合っています。よいなぁと思っても、大抵はどこのネット販売記事もメーカー記事も、在庫無し絶版表示ですから、古書流通に頼るような所が大部分です。
 それにしても今回、この「松乃湯」、大きくてボリュームがあります。

26:鉄道模型の達人/大野雅志

261:大野雅志
 大野雅志(55歳)さんはJMLCというモジュール・レイアウト・クラブに所属されています。モジュールというのは集合式のレイアウトの一つ一つをさし、たとえば900x300ミリ程度の大きさのようです。
 写真は工場コンビナートで、すでに25年は経過した作品のようです。何度も改良修復して来たわけでしょう。みていると、「神は細部に宿る」という文芸世界の格言を思い出します。タンクとかパイプの複層した情景を見ていると頭の中がとろけてきそうになります。迫力ある小説を読んでいる気分です。

 ところが他方、大野さんは非常に表現の難しい「冬枯れの農村情景」もこなしておられます。たとえば、道ばたで「ヒメムカシヨモギ」の自生ドライ化した頭頂部を集めて、雑木に化することに成功されました。田んぼも雑巾を使って、アクリル塗料で染めるような技法も開発されたようです。
 農家などは、今も現実にある家を採寸し、作られたようです。

 出来上がったものを写真や現物で眺めて感心するのも楽しいですが、こういった製作過程を知ってしまうと、いささか鬼気迫る思いもしたのです。レイアウト(ジオラマ)での情景表現とは、つまりは三次元立体芸術作品を制作するのと変わりはないのでしょう。

26:Atoz:特別編:試運転&レールの本貼り

262:特別編:試運転&レールの本貼り
 今回はNゲージ車両の走行を実験することが主でした。パワーユニットとレールをフィーダー線で結び、ポイントを接続し、電気を入れて確認することです。
 車両が動かないときは、接続不良とか、線路や車輪の汚れにあると、要点が写真付きでありました。
 レールのクリアボンドでの本貼りについてもありました。踏切やポイント部分にはボンドを塗らないのが鉄則らしく、これは私が以前まんまと失敗したところです(笑)

26:昭和の『鉄道模型』をつくる

263:昭和の『鉄道模型』をつくる
 記事を今号も一通り読みました。どれも印象深いのですが、巻頭の、札幌市電・ササラ電車が気に入りました。要するに除雪車なんですね。ササラというのは昔の洗濯屋さんが使っていた、竹を裂いて束ねた細長いタワシのようなもので、これを車体下の軸に何本も取り付けて回転させるわけです。もちろん線路、レールを擦るわけです。ああそうだ、車体を傷つけるとかの噂もある古い形式の洗車機械のブラシ部分が、裂き竹になっていると考えれば良いでしょう。強烈なひっかきでしょうね。路盤の雪も氷も綺麗になります。もちろん専用車ですが、この解説や写真がよかったです。

 もう一つは黒四ダムのことです。「黒部の太陽」ですね。高校の山岳部に在籍していたとき、トロッコに乗って通過した淡い記憶があります。先生がそれとなく「乗車に生命の保証はない」とつぶやいていたのが、はっきり頭に残っています。それで、熱心に記事を読みました。今さらながら、ものすごいプロジェクトだったと想像出来ました。昭和38年に黒部第四ダムが完成したのですが、延べ1000万人の作業員、総工費513億円、建設期間7年間、作業・殉職者171人。関係者はその間何度も挫折、絶望の淵にたったようです。
 で、感動してインターネット記事をいろいろ追加して読みました。
 どうしても、記録したいものがありました。
 「黒部渓谷鉄道」。
 こればっかりは、足腰丈夫な内に、体験したいと胸の内から熱い思いがわきあがってきました。

26:未来の図書館、過去の図書館
 過去の図書館を現代に、そして未来に活かすことについて考えてみます。
 図書館史の定説として、古い図書館の代表は、ニネベ(現イラク領域)で発掘されたアッシリア王国、アッシュル・バニパル王の王宮図書館と言われています。紀元前7世紀ころの図書館でしょうか。
 当時の書籍は粘土板に楔形文字で書かれていました。王の図書館から発掘された二万数千点の粘土板は大英博物館などで今も修復解読されているようです。

 粘土板だから残ったという考えが生まれます。
 火災にあっても、粘土板だと煤けるだけで耐久性があります。数多くの粘土板は分類され、壺に保管されていました。印象的なのは、すでに目次や索引があったということです。
 粘土板は材料費も安いし、簡単な描き直しも出来るので、便利なメディアだったのです。描き手は必要ですが、出版社も問屋も不要だったのでしょうね(笑)。
 もちろん王宮図書館ですから、宮殿に自由に出入りする人しか、粘土板本をみることは出来なかったと思います。

 重かったことでしょう。
 持ち運びが難しい。その時代から800年後の初期キリスト教がじわじわと伸張したのは、羊皮紙などの両面描画・折りたたみ可能なメディアに聖書を記録して、背中に背負って各地を回ったからという説も耳にしました。粘土板に聖書を記録して持ち運ぶのは、現代自家用車でも無理で、鉄道貨車が必要とされたことでしょう。

 粘土板で有名なのは、ギルガメッシュ叙事詩が残されており、そこになんと旧約聖書のノアの箱船伝説の、原型が描かれていた話です。つまり、ユダヤが栄えたもっと大昔のメソポタミアには、シュメール、アッシリアの二大文明が栄えていたわけですね。楔形文字の原始は、今から五千年前に遡るシュメール王国にあると言われています。

 この項でメソポタミア文明の詳細を語る力量はないのです。
 五千年以上も昔から、粘土板という本に文章が記録され、それが王国の維持経営に使われ、それを集めたところが書庫であり文書館、図書館であり、現代まで残って発掘され解読された、ということを言いたかったのです。

 読書に楽しみを見出したのはアッシュル・バニパル王が各地の粘土板を収拾し、そこにギルガメシュ叙事詩という、一種の文学があったことからも推測できます。しかし、それよりも、本は情報は、パワー(権力)の源でもあったわけです。単に王朝を支える権力と、矮小化しているのではないのです。権力者とは次々と交代させられる、歴の泡沫みたいのものです。それよりも、ある時代の世界を、空間や時間の制約を超えて見渡せる機能が、記録情報にはあって、それがパワーの源になったということを、言いたかったのです。
 それが集まった図書館とは、過去の歴史の中で、そしてこれからも、単純な物ではないようです。
 わが、移動静止を兼ねる「二階建てトロッコ図書館列車」も、なまやさしい発想ではないのです(笑)。

追伸
 ところで、最近の大阪府は若い知事を筆頭に、銭にならない博物館や図書館を次々と打ち壊しかけています。これは、その知事の子孫末裔に至るまで、「銭勘定しか頭になかった」と誹られることでしょう。
 もともと博物館や図書館は、銭勘定に入れるべき物じゃなくて、人類史の教養なんですね。
 そもそも教養では、メシは喰えない物ですよ。
 歴代箱物行政を恥じるなら、中身を充実する算段を練るべきでしょう。
 人類史の中で、聖域は必ずあるのです。
 知事を選んで許した大阪府民は、後世、肩身の狭い思いをしかねませんね。
 私の目には、近所の宇治平等院の敷地がもったいないから、爆破して整地して、業者に高く売って、建て売り住宅にするのが財政安定、理にかなっていると、言われたように写りました。あるいは女性に向かって、ファッションは無用、ナッパ服を着て寒さをしのげ、というようなものです。
 {タリバン。石仏破壊。同根。}

 後世の政府中枢が、国立国会図書館よりも、銭金が大切と言い出したら、~。そうならないように、大学教育はもっと豊かな教養を若者達に刷り込む必要があります。

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2008年5月 4日 (日)

NHK篤姫(18)斉彬の篤姫密命よりも尚五郎の決心

承前:NHK篤姫(17)小松帯刀前夜

 肝付尚五郎(きもつけ・なおごろう:後の小松帯刀)の気持ちの落としどころがよくわかった。「先生」の妹で七歳年上の病弱な女性、お近。小松家は名門で、三男坊の冷や飯食い尚五郎にとっては、小松家との養子縁組は願ってもない君命だった。しかし以前から仲間だったその「お近」さんと夫婦になるというのは、また話が別だった。「それでは、いい加減すぎやしませんか」と、大久保に自分の迷いを打ち明ける。

 自分が想像もしていなかった人と夫婦になる、それは「はい、わかりました」では済まないところだろう。君命でもあったし、小松家の「お家断絶」という窮状を考えるなら、断れる話ではない。そのまま養子として入っただけなら、出遅れたお近さんの立場は良くならない。かといって、それまで年上の姉さんと思って、相談し、指導をうけ、励まされてきた女性と夫婦になるのは、気持が落ち着かない。心の決め所がない。

 ある夕方、お近さんが訪ねてきて、「断ってください。七つも年上だし、病弱な女だから、何の役にもたちません」と、きっぱり言った。その瞬間、尚五郎ははっと目が覚めた。この人は役にたたないどころか、これまでどれほどこの人のスジの通った話や、励ましに自分は助けられてきたことか、自分にとって真に敬愛する女性だったのだ、と気がついたのだ。尚五郎の気持ちが定まった。

 このエピソードだけでも充分な味わいがあった。
 尚五郎役もお近さん役も、この見せ場を実に自然に見せてくれた。みている私が、尚五郎の気持ちの動きを手に取るように想像できた。右せんか、左せんかの決断とは異なる。あらゆる外的状況から、そうした方がよいとわかっていても、自分に決心がつかないとき、人は迷うものだ。その迷いと、得心した後の、吹っ切れのよさを、今夜尚五郎はきっちり見せてくれた。
 婚礼の夜、尚五郎は大人の笑顔になっていた。往時金田一少年の事件簿で光っていた「ともさかりえ」の輝きが華燭に映えていた。

 一方、江戸。
 相変わらず、篤姫と幾島の掛け合いが良かった。篤姫は江戸に出てきてすでに21歳、二年の月日が経っていた。大地震で輿入れがまた延びた。「待つ」ということが自分を鍛えていると自覚していた。この今の試練が将来きっと役にたつと信じていた。だから未だに明るい。その姿をみて「あっぱれな、姫」と幾島は思わず大声で褒めちぎった。
 たしかに。答えのでない、出そうで出ない問題に長期間耐えるというのは、よほどの根性がなければ出来ることではない。手をこまねいているわけではない。ただ、「待つ。父・斉彬を信じて待つ」。この試練に耐えたなら、どのような艱難辛苦にも耐えられるだろう。そういう、心の動きを傍の幾島は、分かりすぎている。
 そして、篤姫はふてくされもせず、悲嘆にもくれず、「修行じゃ」という雰囲気でこなしていく。幾島でなくても、「よーし!」と、言いたくなるではないか。

 そういう篤姫の気性はすでに母・英姫にも伝わっていた。
 江戸城にあがる前夜、英姫は篤姫を呼び、顔の覆いを外す。「お美しい」と篤姫はつぶやく。「なぜ、そんなものを付けておられたのですか」と、ささやく。英姫の顔のマスクは、実は顔に残ったアバタよりも、心の傷を隠すマスクだったのだろう。もともと整った顔立ちだから、化粧をすれば目立つほどでもなかった。当時の家屋は暗いものだ。それを側近老女の前でもつけていたのは、美しくあるべき斉彬の妻に、そぐわなくなったという自責、それが転じて回りや斉彬への他罰となり、結局は長い年月、心を見せられなくなった。
 責めのしるしがマスクだったのだ。
 篤姫と出会って英姫も変わった。風に頬をさらす心地よさを、英姫は何十年ぶりかに思い出したのだろう。篤姫が、英姫(ひさひめ)の心と顔のマスクをはずしたのだろう。

 斉彬の密命。これはこれでよいだろう。
 西郷どんの二度目の婚礼仕度奉公、これもよいだろう。
 あっというまに45分間が過ぎていった。

追伸
 篤姫の着物。赤というか紅というか、色が鮮やかだった。そのうえ、夜の燈火だけの薄闇の中での、影のさした赤がさえていた。

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小説木幡記:2008/05/04(日)小説を読んで書いて

 連休だからというわけでもないが、「小説」について語りたくなった。
 小説は、読んでも書いてもおもしろいが、余の場合は、読むだけの方が気楽で、日曜作家をしだすと100倍ほどの力が必要で疲れる。なのに書くのはなぜか?~、それは後日にでも。

1.小説を読む
 余は小説を読む時間は世間普通だと思う。文庫本一冊なら土曜の朝から日曜の昼には読み終えている。
 これが論文用の基本文献だとか、小難しい専門書になると、フルタイム(日に6時間前後)で一週間~二週間かかる。古代史や生命科学や人工知能という好きな分野の新書版なら、数日で読み終える。

 だから、「小説」については、週に数冊読んでも、日常生活に支障は来さない。だが、夏期論文用の、たとえば今夏『日本の美術史』クラスになると、行きつ戻りつするので、結局読むだけで一ヶ月はかかる。もちろん再々再読になるのだが。それでも何度読んでも、難しいものは難しい。
 これは遅読だと考えている。だから、専門書を読むということは、講義にも、会議にも、倶楽部運営にも、付き合いにも大いに支障を来す。矛盾の一種なんだろう。となると、春やGWや夏や冬の休暇はかき入れ時といってよい。

2.並行読書
 この一ヶ月間ほどずっと三冊の小説を並行して読んでいる。まるで、現代ソフトウェアの並行処理である。並行間での推移は、イベントドリブンという古典的な考え方に基礎を置く。日付が変わるというイベントで、駆動したり休止したりするというのは、もっとも分かりやすいイベントドリブン類である。

 ☆海外ミステリー、文庫上下
 ☆歴史小説(平安時代)、文庫上下
 ☆純粋ミステリ(館もの)、文庫換算で四冊分程度。

 並行読書で、一冊一冊を時々思い出したように手にとって、続きを読むのは、余には珍しい部類になる。
 負の要因は、ずっと忙しない毎日、春は横臥の毎日、年度末は仕事のけじめの毎日、年度当初は仕事の流れに乗らない毎日~だからと、いろいろある。
 正の要因は、毎日違った世界を味わえる。洋食、和食、創作料理を少しずつ毎日いただいているようで、豊かな気持になれる。近頃は話の続きの(余の脳内での)整合性を気にしなくなったので、焦りや緊張が緩和されて、心身の滋養になる。そういう気持があって、並行分読をしだしたようだ。

3.小説読書の効用
 文芸評論家とか現代文学研究者の人が現代小説を読むのは、これは仕事だからだろう。余もとりあえず、現代メディアのひとつとして小説を嗜み(笑)、公共図書館での有力な資料源としての小説を分析読書する。そういう読書は、基礎資料の把握として、職業的読書人にとっては欠かせない、必須のことである。

 一般に、どんなことでも、「職業」化した場合、そのオブジェクト(対象)に耽溺する事は少ない。中国服を着て、研究室を中華風にしつらえて、まるで清朝阿片巣窟のような中で、中国語で談笑し、中国文学を嗜んだ碩学もいたらしい。しかしそれは彼の若い頃だけの話であって、中堅以降になってもそんなはしたない溺れようを人に見せるのは、パフォーマンスの一種以外なにものでもない。だから。仕事で小説を読んでいる人は、一般人の楽しみ、マニア耽溺から生まれる快感は、あまりないと思ってよかろう。

 余はどうか。ふむふむ。それは想像に任せよう。
 ある時は、耽溺しすぎて知恵熱を出し、酷いときには横臥にいたる小説読書も、講義の合間に話題提供レベルで話すときは、「えっと、あれは、よいですねぇ」と、さらりと流す。灰色状態の態度でオブジェクトを眺めておる。
 一般に、文芸そのものを講義するのは、難しいことだと思っている。それは若い頃に沢山読んだ、いわゆる作家論、作品論を思い出してのことだ。原酒に相当する「小説」とは、別種の世界がくりひろげられているようだ、なぁ(笑)。
 司書の卵達には「今の内に、あれこれ、よく読んでおきなさいよ」で、済ませられるのが大半で、少し気が楽だ。

 読書を仕事とする人の読書の効用は、仕事の洗練。
 一般人の小説読書の効用は、世界観が広がる、人間関係の深さを知る、芸術鑑賞的高揚感を得る。楽しみ、暇つぶしという目的外効用がある。

4.小説を書かない自由
 2000年ころから毎週日曜作家をしていて、2005年ころからはネット公開もしだした。途中では間氷期のような期間もあって、創作という自己確認を要しない、書きもしないし公開もしない時期もあった。
 今は丁度、第四間氷期のようだ。つまり、温かいからのんびりしている。

 と、記すと「また、Mu先生、書けないエクスキューズかいな。それは詩の泉が枯れはったんやで」と、空耳が聞こえてくるのだが。そうではない。書かない自由について、一考を記しておく。

 余の作品はいわゆる古典的歴史ミステリーにジャンル分けされるようだ。
 小泉佐保という二十代半ばの女性司書が、友人や師匠と一緒に、歴史の謎に巻き込まれていく設定になっている。古典的と修飾したのは、比較的穏やかな筆致で、人間関係も複雑でなく、主人公の小泉佐保も聡明で麗しいことと多少霊感(笑)が有るくらいの普通の人で、物語も起承転結に則っているからだ。その意味で、斬新さは少しもない。ただ、斬新な作品を日曜作家Muが書けないという困難さがあっても、当の日曜作家がそのような作品を望んで書いているからそうなったとも、明確に言える。

 難しい点は、歴史ミステリーだから、なにかしら歴史の影に隠れたテーマを見つけ出す必要が常にあることだろう。事実、当の日曜作家はそういうテーマが好きなのだからしかたない。作者の好きと読者の好きとは別物だという客観的法則を知らないわけではないが、当の日曜作家はやはり好きなことにしか手を付けない。

 今、その謎のテーマが形を成さないから、書かない自由に遊んでいる。
 日曜作家はよくしたもので、誰からも「早く書け、締切守れ、ホテルで缶詰になって仕上げろ」とは言われない。明確に書かない自由がある。これが平日作家だと、日々ゲラと赤鉛筆にまみれ、指は「キーボード・たこ」まみれになり、眼精疲労ドライアイ、強迫神経症に悩まされることだろう。平日作家の書かない自由は、作家廃業、あるいは華々しく「休筆宣言」でもしないと、無理なんだろう。そこらを曖昧にすると、昔の文豪達のように、心中したり、胃潰瘍で若死にしたり、廃人になったりと、良いことなんか少しもないな(aries)。

 さて、歴史ミステリー。いわゆるネタはなかなか生まれない。
 もちろん例外もある。以前『写楽・考/北森鴻』(新潮文庫)を読み終えて思ったのだが、やはり才能ってあるもんだ。四つの短編がすべて驚くようなテーマに満ちている。余ならば、その一つで大長編に取りかかるだろう。それが惜しげもなく短編のテーマになっている。だから、ジャンルのせいにはできない。

 余は現在、探偵司書小泉佐保シリーズ(4)『湖底宮』を考えている。湖は近江の琵琶湖だ。最近は横臥していることが多くて、近くなのに付近を探索していない。余は、他の人とは異なり、ある程度以上その現場に耽溺しないとテーマが形成されないようだ。
 また時代の中心をなかなか掴めない。話は、景行天皇から継体天皇を経て、壬申の乱~平安初期、そして現代にいたるものなので、古代史と現代史との接点だけでなく、古代史の何を中心にするかで迷っている。
 これほど迷いが生じるのは、実は珍しい。

 というわけで、日曜作家の特権、書かない自由を謳歌しているわけだが、よくしたもので、第四間氷期は、ロボット司書や鉄道図書館のモデルを考えているだけで、歴史ミステリーのテーマ選びを失念するほど、穏やか、温かい日和が続く。
 人間、やはり気楽な方が、良いのじゃろうかね。日曜作家には書かない自由があっても、書き出したなら、日曜も平日もないのが、「作品」なのだろう。書かない間は、のんきに過ごせる。

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2008年5月 3日 (土)

五十六万アクセス(56万/全体97.4万):MuBlogの分析

承前:五十五万アクセス(55万/全体95.6万):MuBlogの分析 (2008.04.19)
本日→観測日時:2008/05/03(土) 08:47
MuBlog累計アクセス数: 5600081日当たりの平均: 371.36
(開設日2004/03/07 
MuBlog記事数 1,405 件 コメント 3,991 件 トラックバック 1,071 件
サイト全体 アクセス数: 974389 1日当たりの平均: 646.15
↓解析対象期間:2008年4月3日(木) ~ 2008年5月2日(金)

(0) MuBlog56万アクセスの感想
この四月分(4月3日~5月2日)のMuBlogアクセス上位100件をテーマ毎に簡易分類し、円グラフにまとめました。

200804class

注:「その他」は以下の通りです。

                                               
順位タイトルアクセス数
1トップページ1,323
17地図の風景203
22みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館159
68Blogメモ61
79少年司書ロボ0号(01) プチロボXの概略53
47ミホミュージアムの秋79
 小計1,878

 この円グラフから分析しますと、MuBlogの現在の様子は、{PC自作、NHK大河ドラマ(篤姫や風林火山)、桜、鉄道ジオラマ}の4つのテーマが主流になっていると分かります。  

 PC自作は主に2007年初夏の「涼夏2007PC」記事と「ノートパソコン修理記事」が多いです。大河ドラマは今年の「篤姫」と昨年の「風林火山」です。桜は、「常照皇寺」と「佐野藤右衛門邸の桜」とがMuBlog初期の記事で、「嵐山の桜」は今年のものです。鉄道ジオラマは「昭和の鉄道模型をつくる」が主で、これは昨年秋からのものです。

 従来からある{書評、古代史(飛鳥や邪馬台国)、グルメ、京都関係}はすべて合わせても22%ですから、少し低調です。

 PC自作のアクセスが多いのはマニアがパーツの選定をするときに、容易にインターネットを利用するからだと想像しています。NHK大河ドラマは、一般の人気が圧倒的に高いことから、その影響の余波がMuBlogに及んでいるのでしょう。桜記事は、ある意味でMuBlogの京都紹介もかねた「旗」だと考えていますし、いわゆるKGR指標も高いのですが、ここ二年ほどはMuBlogへのアクセス全体として低調です。鉄道・模型ジオラマは新規もので、昨年の初秋以前には記事が絶無のはずです。

 MuBlogの桜や古代史に顕著なのですが、過去遡及的なアクセスが常にあります。その意味では過去知識蓄積形のblogとして意図を達成しているわけですが、やはり新しいテーマに書き手が専念しますと、そのテーマに沿ってアクセス数も増加するようです。

(1)ページ別アクセス数:1ヶ月分:MuBlog のみ

アクセス数: 23,512
訪問者数: 18,576
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1 トップページ 715 1,323 3.8% 5.6%
2 じょうしょうこうじ:常照皇寺 427 608 2.3% 2.6%
3 NHK篤姫(13)江戸の確執:英姫と篤姫 481 581 2.6% 2.5%
4 桜の森:佐野藤右衛門邸の桜 327 521 1.8% 2.2%
5 NHK篤姫(17)小松帯刀前夜 377 457 2.0% 1.9%
6 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 367 413 2.0% 1.8%
7 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 229 332 1.2% 1.4%
8 涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社) 240 300 1.3% 1.3%
9 嵐山の桜:20080401 218 293 1.2% 1.2%
10 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 200 289 1.1% 1.2%
11 NHK篤姫(09)薩摩の話:幾島の特訓 218 263 1.2% 1.1%
12 自作鉄道模型 209 247 1.1% 1.1%
13 NHK篤姫(15)篤姫と西郷吉之助の縁 200 240 1.1% 1.0%
14 Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 188 235 1.0% 1.0%
14 ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方 192 235 1.0% 1.0%
16 NHK篤姫(14)篤姫、父(島津忠剛)の死 175 210 0.9% 0.9%
17 地図の風景 180 203 1.0% 0.9%
18 よどがわ・せわりつつみ:淀川河川公園背割堤の桜爛漫 112 182 0.6% 0.8%
19 昭和の鉄道模型をつくる(23) 菓子屋(井口菓子店) 143 175 0.8% 0.7%
20 NHK篤姫(01)薩摩の話:島津斉彬(なりあきら) 144 161 0.8% 0.7%
21 昭和の鉄道模型をつくる(04) ホーム 123 160 0.7% 0.7%
22 みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 141 159 0.8% 0.7%
23 涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース 77 153 0.4% 0.7%
24 CPU空冷装置・換装のお勧め・SAMURAI-Z 85 150 0.5% 0.6%
25 室町和久傳(むろまち・わくでん) 110 149 0.6% 0.6%
26 新世界より/貴志祐介 (上下):日本のアンチユートピア小説 131 143 0.7% 0.6%
27 昭和の鉄道模型をつくる(05) 交番・詰め所・公衆便所 101 134 0.5% 0.6%
28 京都の書店 110 118 0.6% 0.5%
29 昭和の鉄道模型をつくる(16) バス車庫 90 117 0.5% 0.5%
29 目次:嵯峨野鉄道図書館ジオラマ 55 117 0.3% 0.5%
31 佐野藤右衛門邸の桜:20070330 71 114 0.4% 0.5%
32 ti voglio bene : t.v.b (リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ) 70 109 0.4% 0.5%
33 涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink 87 106 0.5% 0.5%
33 出雲大社の修理・遷宮 98 106 0.5% 0.5%
35 昭和の鉄道模型をつくる(25) 動力ユニット 75 104 0.4% 0.4%
36 くろづかこふん:黒塚古墳・展示館 61 102 0.3% 0.4%
37 CPU空冷装置・掃除のお勧め 73 101 0.4% 0.4%
38 涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600 57 97 0.3% 0.4%
39 甘樫丘東麓遺跡(あまかしのおか・とうろくいせき)と蘇我入鹿邸跡 69 96 0.4% 0.4%
40 涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS 71 94 0.4% 0.4%
40 読書余香 76 94 0.4% 0.4%
42 昭和の鉄道模型をつくる(18) バー&寿司屋 66 90 0.4% 0.4%
43 HD(ハードディスク)の直付け増設のお勧め 69 82 0.4% 0.3%
43 昭和の鉄道模型をつくる(10) ミニ手動ポイント(PL140-30) 61 82 0.3% 0.3%
45 昭和の鉄道模型をつくる(11) ポイントマシン(電動化の磁石)とDCフィーダー(送電線) 63 81 0.3% 0.3%
45 昭和の鉄道模型をつくる(19) 喫茶店(ラメール) 70 81 0.4% 0.3%
47 ミホミュージアムの秋 59 79 0.3% 0.3%
48 前方後円墳の航空写真 41 78 0.2% 0.3%
48 枝魯枝魯(ぎろぎろ)の一夜 68 78 0.4% 0.3%
50 さのとうえもん:佐野藤右衛門邸の桜平成十七年 44 76 0.2% 0.3%
50 美味しいところ 61 76 0.3% 0.3%
52 登喜和(ときわ)のステーキと春の京北周山町 39 74 0.2% 0.3%
52 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 64 74 0.3% 0.3%
54 私の京都:四条大橋と三条大橋の美味しいところ 68 73 0.4% 0.3%
55 涼夏2007PCの自作:目次とまとめ 51 72 0.3% 0.3%
56 二階建て図書館列車考(4)Maxとき、上越新幹線(E1系新塗装) 64 71 0.3% 0.3%
57 卑弥呼の墓(005) 邪馬台国は古代大和を征服した/奥野正男 65 70 0.3% 0.3%
57 佐野藤右衛門邸の桜:20080330 43 70 0.2% 0.3%
59 昭和の鉄道模型をつくる(22) パン屋(みのりベーカリー) 56 69 0.3% 0.3%
59 スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 56 69 0.3% 0.3%
61 邪馬台国はどこか/NHK歴史の選択 51 67 0.3% 0.3%
62 NHK風林火山(24)晴信の妄念とガクトの妖艶 61 66 0.3% 0.3%
63 私の京都:ブックファースト京都河原町店 59 65 0.3% 0.3%
63 昭和の鉄道模型をつくる(24) 映画館(スバル座) 49 65 0.3% 0.3%
63 小川珈琲本店 46 65 0.2% 0.3%
66 勤王志士・古高俊太郎邸跡と、しる幸:私の京都・河原町通{四条→三条} 41 64 0.2% 0.3%
66 NHK篤姫(12)薩摩の話:さらば桜島 47 64 0.3% 0.3%
68 Blogメモ 59 61 0.3% 0.3%
69 地蔵院(京都府・井手町)のシダレザクラ:20070330 41 60 0.2% 0.3%
69 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(01) はじめに 52 60 0.3% 0.3%
69 うじ・びょうどういん:宇治平等院 50 60 0.3% 0.3%
72 飛鳥の「真弓鑵子塚古墳」(まゆみかんすづか):巨大石室と、南北通り抜け羨道 41 58 0.2% 0.2%
72 ふしみももやまじょう:伏見桃山城 37 58 0.2% 0.2%
74 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(06) 線路固めと大歩危トロッコ号 41 57 0.2% 0.2%
75 昭和の鉄道模型をつくる(14) トンネル1 38 55 0.2% 0.2%
75 NHK篤姫(10)薩摩の話:篤姫が結婚の決心をした 46 55 0.2% 0.2%
77 大覚寺裏と広沢池の桜:20080405:桜変じてオブジェとなる 38 54 0.2% 0.2%
77 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序=Evangelion:1.01 You are (not) alone/庵野秀明(特装DVD) 47 54 0.3% 0.2%
79 少年司書ロボ0号(01) プチロボXの概略 33 53 0.2% 0.2%
79 卑弥呼の墓(006) 邪馬台国がみえてきた/武光誠 48 53 0.3% 0.2%
79 私の京都:蛇塚古墳:魔界巡礼秦氏の謎 42 53 0.2% 0.2%
79 北方謙三『水滸伝』十八「乾坤の章」 49 53 0.3% 0.2%
83 古いノートパソコン・再生のお勧め:SONY-Vaio(2000年)に外付けハードディスク 45 51 0.2% 0.2%
83 昭和の鉄道模型をつくる(03) 駅舎(面影橋駅) 40 51 0.2% 0.2%
83 昭和の鉄道模型をつくる(13) 土台の補強材(スチレンボード) 40 51 0.2% 0.2%
83 さくらだ:桜田 38 51 0.2% 0.2%
83 ノート・パソコンのハードディスク保守(シャープのメビウス・ノート) 39 51 0.2% 0.2%
88 平城京、長岡京、平安京:三都の南北標高差 41 50 0.2% 0.2%
88 もりしょう:そうめん処・森正 32 50 0.2% 0.2%
88 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(05) 地面に色粉(パウダー)をまく 37 50 0.2% 0.2%
91 天神川の桜 36 48 0.2% 0.2%
92 ηなのに夢のよう/森博嗣 40 47 0.2% 0.2%
92 嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(04) 塗り、川と池と滝 35 47 0.2% 0.2%
94 図南の翼:十二国記/小野不由美 32 46 0.2% 0.2%
94 NHK風林火山:後日談→勘助、由布姫、ガクト 38 46 0.2% 0.2%
94 博物館・明治村の桜2008 41 46 0.2% 0.2%
97 東寺の桜:20080404:東寺桜あるいは『京都ミステリーツアー/ルナ企画』 37 45 0.2% 0.2%
98 栞屋蕉庵+メリーアイランド、がんこ+はやしや 32 44 0.2% 0.2%
98 ブラック・ラグーン(広江礼威)とヨルムンガンド(高橋慶太郎) 41 44 0.2% 0.2%
100 最古の前方後円墳(邪馬台国?)東田大塚古墳、矢塚古墳 38 43 0.2% 0.2%
100 NHK篤姫(07)薩摩の話:篤姫の父 32 43 0.2% 0.2%
102 ごしきづかこふん:五色塚古墳 29 42 0.2% 0.2%

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1 NHK篤姫(13)江戸の確執:英姫と篤姫 107 107 5.6% 5.6%
2 NHK篤姫 95 95 5.0% 5.0%
3 NHK篤姫(05)薩摩の話:養女とジョン万次郎 86 86 4.5% 4.5%
4 トップページ 74 74 3.9% 3.9%
5 丕緒の鳥(ひしょのとり)・十二国記/小野不由美:雪のような音 53 53 2.8% 2.8%
6 新世界より/貴志祐介 (上下):日本のアンチユートピア小説 37 37 1.9% 1.9%
7 NHK篤姫(09)薩摩の話:幾島の特訓 29 29 1.5% 1.5%
8 ti voglio bene : t.v.b (リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ) 27 27 1.4% 1.4%
9 NHK篤姫(14)篤姫、父(島津忠剛)の死 26 26 1.4% 1.4%
10 浦沢直樹の「20世紀少年」は「21世紀少年」で終わったのか 24 24 1.3% 1.3%
11 NHK篤姫(07)薩摩の話:篤姫の父 23 23 1.2% 1.2%
12 うじのわきいらつこ:莵道稚郎子(宇治墓) 22 22 1.2% 1.2%
12 嵐山の桜:20080401 22 22 1.2% 1.2%
14 枝魯枝魯(ぎろぎろ)の一夜 21 21 1.1% 1.1%
14 NHK篤姫(02)薩摩の話:調所広郷の自死 21 21 1.1% 1.1%
16 NHK篤姫(17)小松帯刀前夜 20 20 1.1% 1.1%
17 NHK篤姫(12)薩摩の話:さらば桜島 19 19 1.0% 1.0%
17 出雲大社の修理・遷宮 19 19 1.0% 1.0%
19 NHK風林火山 18 18 0.9% 0.9%
20 NHK篤姫(03)薩摩の話:お由羅騒動に薩摩おごじょ 17 17 0.9% 0.9%
21 オーパーツ大全 : 失われた文明の遺産/クラウス・ドナ、ラインハルト・ハベック共著 16 16 0.8% 0.8%

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1 常照皇寺  G Y M 236 1.6%
2 昭和の鉄道模型をつくる  G Y M 196 1.3%
3 丕緒の鳥  G Y M 194 1.3%
4 英姫  G Y M 189 1.3%
5 GA-G33M-D S2R  G Y M 159 1.1%
6 幾島  G Y M 150 1.0%
7 佐野藤右衛門  G Y M 147 1.0%
8 嵐山 桜  G Y M 145 1.0%
9 じょうしょうこうじ  G Y M 141 1.0%
10 昭和の鉄道模型  G Y M 131 0.9%
11 じぶり  G Y M 128 0.9%
12 桜守 佐野藤右衛門  G Y M 107 0.7%
13 昭和の鉄道模型を作る  G Y M 89 0.6%
14 篤姫 英姫  G Y M 83 0.6%
15 アクリル PCケース 自作  G Y M 80 0.5%
16 出雲大社 遷宮  G Y M 70 0.5%
17 室町和久傳  G Y M 60 0.4%
18 黒塚古墳資料館  G Y M 58 0.4%
19 常照皇寺 桜  G Y M 54 0.4%
20 自作PCケース アクリル  G Y M 53 0.4%
21 甘樫丘  G Y M 51 0.3%
22 ミホミュージアム  G Y M 50 0.3%
23 丕緒(ひしょ)の鳥  G Y M 46 0.3%
24 佐野邸  G Y M 43 0.3%
25 伏見桃山城  G Y M 42 0.3%
26 京都 ぎろぎろ  G Y M 40 0.3%
27 嵐山 桜 2008  G Y M 37 0.3%
28 NHK篤姫  G Y M 36 0.2%
28 天神川 桜  G Y M 36 0.2%
30 佐野藤右衛門邸  G Y M 35 0.2%
31 NHK篤姫  G Y M 34 0.2%
32 五色塚古墳  G Y M 33 0.2%
33 楊令  G Y M 32 0.2%
34 桜守 佐野  G Y M 27 0.2%
35 篤姫  G Y M 26 0.2%
35 貴志祐介 新世界より  G Y M 26 0.2%
35 小川コーヒー  G Y M 26 0.2%
35 島津斉彬 英姫  G Y M 26 0.2%
39 篤姫 幾島  G Y M 25 0.2%
40 CPU 掃除  G Y M 24 0.2%
41 HD 増設  G Y M 23 0.2%
41 風林火山 ガクト  G Y M 23 0.2%
41 篤姫 小松帯刀  G Y M 23 0.2%
41 石塔寺  G Y M 23 0.2%
41 ディオゲネス症候群  G Y M 23 0.2%
46 京都 大型書店  G Y M 22 0.1%
46 しる幸  G Y M 22 0.1%
48 宇治平等院 地図  G Y M 21 0.1%
48 美瑠姫  G Y M 21 0.1%
48 びょうどういん  G Y M 21 0.1%
51 長尾真  G Y M 20 0.1%
51 佐野 桜  G Y M 20 0.1%
51 うぶめのなつ  G Y M 20 0.1%
51 プチロボx  G Y M 20 0.1%
55 昭和の「鉄道模型」をつくる  G Y M 19 0.1%
55 平城京 地図  G Y M 19 0.1%
55 小松帯刀  G Y M 19 0.1%
55 佐野籐右衛門  G Y M 19 0.1%
55 samurai z  G Y M 19 0.1%
60 桜田 京都  G Y M 18 0.1%
60 島津なりあきら  G Y M 18 0.1%
62 西郷吉之助  G Y M 17 0.1%
62 nhk篤姫  G Y M 17 0.1%
62 邪馬台国 卑弥呼  G Y M 17 0.1%
62 貴志祐介 新世界より 感想  G Y M 17 0.1%
62 京都の書店  G Y M 17 0.1%
62 cpu 掃除  G Y M 17 0.1%
62 佐野邸 桜  G Y M 17 0.1%
62 ノートパソコン ハードディスク 交換 方法  G Y M 17 0.1%
62 桜 嵐山  G Y M 17 0.1%
71 英姫 マスク  G Y M 16 0.1%
71 英姫 篤姫  G Y M 16 0.1%
71 PCケース アクリル 自作  G Y M 16 0.1%
71 ハードディスク 増設  G Y M 16 0.1%
71 背割桜  G Y M 16 0.1%
71 恵心院  G Y M 16 0.1%
71 スマート珈琲  G Y M 16 0.1%
71 嵐山の桜  G Y M 16 0.1%
71 ひしょのとり  G Y M 16 0.1%
80 能登半島 千枚田  G Y M 15 0.1%
80 魚三桜  G Y M 15 0.1%
80 明治村 桜  G Y M 15 0.1%
80 ヨルムンガンド 高橋慶太郎  G Y M 15 0.1%
80 なりあきら  G Y M 15 0.1%
80 小松帯刀 子孫  G Y M 15 0.1%
80 わくでん  G Y M 15 0.1%
80 PCG-FX ハードディスク交換  G Y M 15 0.1%
80 鉄道模型をつくる  G Y M 15 0.1%
80 昭和の鉄道  G Y M 15 0.1%
80 アートスペース上三条  G Y M 15 0.1%
91 GA-G33M-D S2R   G Y M 14 0.1%
91 二十一世紀少年  G Y M 14 0.1%
91 ぎろぎろ 京都  G Y M 14 0.1%
91 島津斉彬  G Y M 14 0.1%
91 椿井大塚山古墳  G Y M 14 0.1%
91 京都 しる幸  G Y M 14 0.1%
91 英姫 島津  G Y M 14 0.1%
98 篤姫 西郷  G Y M 13 0.1%
98 いわみぎんざん  G Y M 13 0.1%
98 風林火山 Gackt  G Y M 13 0.1%

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1 京都 716 4.9%
2 673 4.6%
3 英姫 410 2.8%
4 常照皇寺 399 2.7%
5 篤姫 363 2.5%
6 自作 323 2.2%
7 佐野藤右衛門 293 2.0%
8 地図 245 1.7%
9 嵐山 234 1.6%
10 昭和の鉄道模型をつくる 232 1.6%
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21 じぶり 137 0.9%
22 PCケース 123 0.8%
23 ノートパソコン 119 0.8%
24 ハードディスク 111 0.8%
25 佐野邸 101 0.7%
26 昭和の鉄道模型を作る 99 0.7%
27 卑弥呼 97 0.7%
28 出雲大社 96 0.7%
29 邪馬台国 94 0.6%
30 佐野 93 0.6%
31 2008 91 0.6%
32 新世界より 90 0.6%
33 感想 89 0.6%
34 模型 87 0.6%
34 写真 87 0.6%
36 小松帯刀 85 0.6%
37 掃除 82 0.6%
38 CPU 78 0.5%
39 交換 74 0.5%
40 ぎろぎろ 73 0.5%
41 遷宮 72 0.5%
42 貴志祐介 71 0.5%
42 ハードディスク交換 71 0.5%
42 NHK 71 0.5%
45 森博嗣 70 0.5%
46 丕緒(ひしょ)の鳥 69 0.5%
47 raid 68 0.5%
48 黒塚古墳資料館 67 0.5%
49 ガクト 64 0.4%
49 室町和久傳 64 0.4%
51 cpu 59 0.4%
51 ミホミュージアム 59 0.4%
51 日立 59 0.4%
54 小説 58 0.4%
55 天神川 57 0.4%
56 設定 56 0.4%
57 島津斉彬 55 0.4%
57 増設 55 0.4%
59 自作PCケース 54 0.4%
59 背割桜 54 0.4%
61 RAID 53 0.4%
61 甘樫丘 53 0.4%
63 佐野藤右衛門邸 50 0.3%
63 しる幸 50 0.3%
65 伏見桃山城 48 0.3%
65 PC 48 0.3%
67 伏見 47 0.3%
67 ノート 47 0.3%
67 十二国記 47 0.3%
70 書店 45 0.3%
70 水滸伝 45 0.3%
72 レイアウト 44 0.3%
73 windows 43 0.3%
73 登喜和 43 0.3%
73 Nゲージ 43 0.3%
76 島津 42 0.3%
77 ケース 40 0.3%
77 前方後円墳 40 0.3%
77 グリス 40 0.3%
77 大型書店 40 0.3%
77 分解 40 0.3%
82 桜田 39 0.3%
82 五色塚古墳 39 0.3%
84 NHK篤姫 38 0.3%
85 xp 37 0.3%
85 PCG-FX 37 0.3%
85 京都市 37 0.3%
88 NHK篤姫 36 0.2%
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34 長崎 25 0.4%
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44 鳥取 14 0.2%
44 高知 14 0.2%
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2008年5月 2日 (金)

嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(08) 第一期完成と列車

承前:嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(07) 植樹
プロジェクト目次:嵯峨野鉄道図書館ジオラマ

Mumuimg_4182
↑ハーヴィー号の雄姿

8:はじめに(第一期工程終了時の図書館列車)
 時はもう五月に入ってしまいました。今年のGWは大学の授業も重なり、休暇は週末からの数日にしか過ぎませんが、それでもやっと一息ついて、ほっとしたという状態です。
 わが「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」も本編A部分(目次参照)はひとまず、「第一期工程終了」扱いといたしたいです。叩きモデラーと自嘲しながらも、まるっきりの零から、列車が図書館分館間を右に左に走るようになりました。これ以上のことは第二期にまかせて、本編A・中間発表をここにすませ、しばらく休載する予定です。

 そのお知らせもこめて、今回はジオラマを快走する列車達の姿を掲載することにしました。あわせて、第二期以降についての課題もリストアップして、次に備えました。
 なお本編Bにあたる「二階建て図書館列車考」については、ほぼ無期限不定期に、時々記事を載せるつもりです。これは完全自作列車を作った後も、継続する予定です。

8-1:レイアウト

嵯峨野鉄道図書館8-1-1:レイアウト全景
嵯峨野鉄道図書館8-1-2:嵐山駅分館
嵯峨野鉄道図書館8-1-3:森林
嵯峨野鉄道図書館8-1-4:愛宕山と空也滝

 ↑写真は2008年四月下旬の第一期工程完了時のものです。この世界の方が御覧になれば不備だらけとお分かりでしょうが、ともかく600X900ミリの矩形のなかに小さな世界が誕生しました。その世界では、一応Nゲージのどんな列車も走ることができます。一部相当に勾配のきついミニカーブレールを使用していますので、無理もあるのですが、「列車が走る」というのは、鉄道ジオラマ製作にとって最低限の基準ですから、ひとまずそこをクリアできたことを、ご確認ください。

8-2:愛宕山上駅分館→嵐山駅分館:ハーヴィー号牽引
    動画→二階建図書館・原型:ハーヴィー&トーマス (mpeg4. 4MB)

嵯峨野鉄道図書館8-2-0:ハーヴィー(0)
嵯峨野鉄道図書館8-2-1:ハーヴィー(1)
嵯峨野鉄道図書館8-2-2:ハーヴィー(2)
嵯峨野鉄道図書館8-2-3:ハーヴィー(3)
嵯峨野鉄道図書館8-2-4:ハーヴィー(4)
嵯峨野鉄道図書館8-2-5:ハーヴィー(5)

 この8-2と8-3とは、同じ路線での往復運転を考えています。ジオラマ全景の左にある愛宕山上駅分館からの出発はハーヴィー号が牽引し、下記8-3での逆方向はトーマス号が牽引します。
 コンセプトとしては、愛宕山上駅(図書館)分館←→嵯峨野鉄道図書館本館←→嵐山駅(図書館)分館の間を、二階建てトロッコ図書館列車が往還することにあります。
 それぞれの駅図書館にはそれなりの閲覧室(読書室)や規模に応じた書庫、休憩室、レストランなどがあると想定しています。本館は最大限の施設を提供します。その駅図書館の間を図書館列車が走るわけです。

 二階建てトロッコ図書館列車には、一階に書庫と、格別に書斎空間を必要とする利用者に個室を提供します。二階はトロッコ形式にして、オープンカフェも提供します。列車は、途中風光明媚な箇所や、利用者の求めに応じて随時停車する運行形式を考えています。イメージとしては、「木漏れ日の中、川のせせらぎを聞きながら、図書館列車の上階で漱石をぱらぱら読む」と、なりましょうか。

 なぜ「移動する図書館」なのか。
 これについては、まだまだ人間の心理、読書形態を深く考えねばならないのですが、一応の線では「束縛と読書専念」という心理の一端を応用したシステムと考えています。列車という束縛・拘束空間の中で、読書に専念する、そして身は移動しているという、幾分感性の勝った考え方を、客観的に解き明かす必要があります。

 そしてまた、嵯峨野全域を図書館にするという、図書館全域思想も込めたつもりです。たとえば、大学キャンパスの中に図書館があるのではなくて、図書館という「館」の中に大学キャンパスがあるという発想です。
 日常生活の中で、図書館という情報源を外的にとらえるのではなく、人間生活の内面としてとらえる考えから成り立っています。つまり。嵯峨野鉄道図書館ジオラマの中に、嵯峨野という地域があり、生活があるという発想です。

 それは、人が他の生物とは異なる進化をとげた果ての知的洞察力を持った生命体として、記憶槽に相当する情報源である図書館を、主体的に内在的に捉えなおした考え方です。
 人の移動という身体行動をともなった「館」、物理的制約に縛りをうけた形態でこそ、意味をもつと考えたのです。人は「脳」だけで生きているわけではないのです。身体を動かしてこそ、つまり館空間や図書館全域空間の中で身体を動かしてこそ、叡智が生まれるであろうという、一種の「思想」の結実です。
 まだまだ結論は出ていません。

8-3:愛宕山上駅分館←嵐山駅分館:トーマス号牽引

嵯峨野鉄道図書館8-3-1:トーマス(1)
嵯峨野鉄道図書館8-3-2:トーマス(2)
嵯峨野鉄道図書館8-3-3:トーマス(3)
嵯峨野鉄道図書館8-3-4:トーマス(4)
嵯峨野鉄道図書館8-3-5:トーマス(5)
嵯峨野鉄道図書館8-3-6:トーマス(6)

 8-3は、嵐山駅(図書館)分館から、愛宕山上駅分館にむけて、トーマス号が牽引車になった姿です。ここでは、鉄道模型の観点から説明を加えます。
 前後に二両の動力車を設定した理由は、簡単に言えば急カーブ、急坂を脱線せずに移動するための、一つの解であると申せます。
 スピードを上げて加速登坂させると複雑なコントロールを必要とします。趣味の醍醐味です。しかし情報図書館学「未来の図書館」教材として提供するには、それは危うい方法です。加速させたままなら急坂は無事上っても、線路終端で衝撃が加わり脱線します。また、下り坂では客車を振り切り、脱線します。

 じわじわと、じっくり安全に急坂を上り下りするには、二両の動力車の使用が最適と分かったのです。なお、新顔のハーヴィー号はNゲージモデルではなく、食物付帯玩具(ショクガン)の付録です。Nゲージのレール上を、ナローに走行するように改良しました。
 そこまでしたのは、勿論好奇心もあったのですが、なによりも、新しい試みをする場合、人を惹きつける要素は、常に必要だと考えたからです。惹きつけたかどうかは今後の課題ですが、周りの学生達の間では一定の評価を得ました。

8-4:嵯峨野鉄道図書館本館・内環状線:大歩危トロッコ号
    動画→トロッコ図書館・原型:大歩危トロッコ号 (mpeg4. 5MB)

嵯峨野鉄道図書館8-4-1:大歩危トロッコ(1)
嵯峨野鉄道図書館8-4-2:大歩危トロッコ(2)
嵯峨野鉄道図書館8-4-3:大歩危トロッコ(3)
嵯峨野鉄道図書館8-4-4:大歩危トロッコ(4)

 このジオラマで内周に相当する、嵯峨野鉄道図書館本館を直に経由する内環状線を走るのに、最適な車両として大歩危トロッコ号を選びました。これはエンドレスですので、一旦スイッチをオンにすると走り続けます。勿論、車両としては、その「トロッコ」部分に注目した上での選定です。

 独自の「二階建てトロッコ図書館列車」を製作する際には、先述のトーマス号が牽引する客車JRサロ124との合体で、コンセプト列車を形作ると考えています。サロ124が一階で、このトロッコ形式が二階というスタイルです。
 この写真の気動車については、20m級の全長は、いささか長大だと考えています。もちろん客車サロ124も同じですが、客車は切断して短くする可能性があります。

8-5:嵯峨野鉄道図書館本館・外環状線:近鉄特急ビスタカー
    動画→二階建図書館・原型:近鉄特急ビスタカー (mpeg4. 5MB)

嵯峨野鉄道図書館8-5-1:近鉄特急ビスタカー(1)
嵯峨野鉄道図書館8-5-2:近鉄特急ビスタカー(2)
嵯峨野鉄道図書館8-5-3:近鉄特急ビスタカー(3)
嵯峨野鉄道図書館8-5-4:近鉄特急ビスタカー(4)

 現時点(2008年5月2日)では、この郷愁をそそる近鉄特急ビスタカーを、まだ「二階建て図書館列車考」として登録していませんが、いずれリストに追加します。
 写真では、とくにVista Carと刻印のある二階建て列車に注目してください。精査したわけではないのですが、これは(実車)鉄道関係の賞をうけたほどに斬新な列車だったようです。二階建て列車としては、なにかしら突出した設計思想があったと想像します。
 そういうもろもろは後日にして、わが「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」外環状線(山陰線想定)をひた走るビスタカーを動画でお楽しみ下さい。これが図書館列車だったとしても、何の不思議もない、というのが今の私の心の帰着です。

8:まとめ
 2007年の秋頃から、風狂の心やまず、ぽつぽつと、工具やレールや列車を収集し、ジオラマ製作にかかり、やっと第一期が完成したのはこの三月卒業式のことでした。卒業式当日には、葛野図書倶楽部2001の関係者が寄り集まり、その日に列車が現実に走る姿を見せたかったのです。まったく初めての鉄道模型、ジオラマ製作ですので、完成を幾分危ぶまれていた事実も知っているのです(笑)。

 情報図書館学という科目では学生達の「未来の図書館」の中に、数年単位で鉄道図書館が含まれていて、それらのアイデアを実際に私自身が検証しつくしていなかったという負い目があって、それをいつか晴らしたかったのです。
 まだまだ晴らし終えた訳ではないのですが、卒業式に屯所を訪れた隊員達は、いずれも二年~三年生の時にこの科目で汗をながした経験を持っています。これから、もしもテーマとして「鉄道図書館」が出てきても、私は一応の見識を示すことができるようになりました。それは演習を毎年手伝ってくれる助勤(上級生)達に向けても同じです。

 さて、しかしまだ終わったわけではないのです。

9:はじめに(第二期工程に向けてのジオラマ調整)
 鉄道模型、なかんずくレイアウト(ジオラマ)に詳しい方が見れば、この嵯峨野鉄道図書館ジオラマは、列車が走り、山があるだけの未完成品と、思われることでしょう。
 それは当然として、今後も教材として幾分のリアリティを演出するためにも、工程リストを掲げて、いくつか手をいれていくつもりです。

9-1:二階建てトロッコ図書館列車の自作
 これは第三期に予定しているのですが、第二期の工程に含めないと計画倒れになる怖れもあり、この筆頭に掲げます。
 紙や透明プラスチック板あるいは薄いアクリル板を利用するつもりです。モデルの二階建て列車やトロッコ列車を合体させるにしても、最低限の基礎的工作技法が必要となります。

 紙貼りにしても塗装にしても膨大な時間をとることでしょう。どんなことでも(たとえば、ソフトウェア・プログラミング)時間を湯水のように使うわけですが、PC相手の肩こりや眼精疲労にもまして、今度はカッターナイフで指切りとか、怖い想像をして、なかなか手を出せません。いずれ、逃れられないことですから、やってみる事でしょう。
 結局最後の仕事になるでしょう。

9-2:嵯峨野鉄道図書館本館の調整
 これまで、ジオラマの中心に置いてきた図書館本館は仮にKATO製の「警察署」を使ってきました。これはいろいろ考えたあげくのことですが、警察署を改良してレトロな図書館にすると決めております。

 外装としてはウェザリング(古く見せる技法)をして、土の色や高低を調整してジオラマに溶け込ませる必要があります。外観はこのモデルで気に入っているのです。
 内装としては、天井を取ると二階建ての精密な内部が現れますので、色分けしたり、本棚をそれらしく見せたり、閲覧机を置いたりと、それこそ図書館設計の時間になります。
 さらに電灯を付けたりと、楽しい作業になると思いながらも、「時間をとるなぁ」と、長嘆息。
 第二期のいずれかのタイミングで、一気にやらないと未完成のままになりそうです。

9-3:嵐山駅分館、愛宕山上駅分館の調整
 まったくの未完成ですね。駅舎やホームを置いただけです。おまけに、特に愛宕山上駅分館あたりのレールはバラストで美装するこもせず、浮いたままです。駅舎やホームが定まらないので、線路を固定化することもしていないわけです。
 なんとか、しましょう。

9-4:鉄橋周辺の調整
 ジオラマを公開するとき、鉄橋周りの細部写真などはもっとも人の目を引くところです。ところが未着手に近い状態です。根底には、列車が走ればよい、というものすごい機能主義が渦巻き、人の目に、学生の目に触れることすら忘れた仕様です。(だから、駄目なんだと、自戒)
 鉄橋および、レールが空中に浮いた部分は、第二期工程で絶対に処置しなければならない所でしょう。
 なんとか、しましょう。

9-5:渡月橋の調整
 嵯峨野といえば、天下の名勝嵐山、といえば渡月橋。橋がありません! 屋形船もありません! これでは嵯峨野全域図書館モデルの名がすたります。
 すでに、グリーンマックス社のプラモ形式の橋や船を入手していますので、組み立て、そして色づけをする必要があります。

 もう、猫の手も借りたいほど忙しくなります。しかしさすがに授業で、「やってみい! まずったら、単位とれないよ」というほどの野蛮さはなく、せいぜい毎夕ひとりでするか、気のよい葛野図書倶楽部隊員に手伝ってもらうしかないようです。
 なんとか、やってみましょう。

9-6:細部調整
 話せば長くなりますので、手短に。
 ジオラマ、世間でいう鉄道レイアウトは、人によっては数年から十年以上手を入れるようです。それだけ奥が深いというか、リアリティを出すには試行錯誤が必要だということでしょうね。
 たしかに。
 そして教材模型とは言っても、見飽きない仕上がりは必要です。だから、第二期、第三期と時間をかけて、細部を調整し、ぎりぎりの水準まで持って行かねばなりません。道は長いようです。

9:まとめ
 これで第一期工程の、公開記事は終了とします。引き続き、「二階建て図書館列車考」は、折に触れて列車を選び、考察していきます。
 第二期、第三期については、それぞれ完成した時点で公開予定です。製作過程を発表するのは、なかなかに、時間が倍かかるという難しさもあるからです。

 夏期には、邪馬台国周遊図書館ジオラマにも手を付ける予定ですが、これは科目・情報図書館学「未来の図書館」で時々テーマになる日本歴史と、鉄道図書館テーマとの融合を計っています。今回でジオラマ製作も、一応は経験しましたので、失敗続きはなくなり、意外に容易に完成すると想像しています。

 ではまた今度、お目にかかりましょう。

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2008年5月 1日 (木)

嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(07) 植樹

承前:嵯峨野鉄道図書館ジオラマ(06) 線路固めと大歩危トロッコ号
プロジェクト目次:嵯峨野鉄道図書館ジオラマ

7:はじめに(植樹)
植樹前の平面レイアウト

嵯峨野鉄道図書館7-1-0:レイアウトの平面
 嵯峨野鉄道図書館ジオラマの基本的な造成は2008年の3月上旬に終わっていました。一般的な鉄道模型ジオラマですと、後は、限りなく細部を調整していくことになるわけですが、「未来の図書館を造る」教材として考えるとき、多少考えが異なり、別の方向が必要となります。
 そのことの詳細は、「鉄道模型」という世界が堅固に確立している現状からみて、ひかえておきます。モデルをどう使うかによって、ジオラマ作成も違った対応があるということです。
 この記事は、「嵯峨野鉄道図書館」、すなわち嵯峨野全域を「二階建てトロッコ図書館列車」によって結びつけるというコンセプトのために、それを表現することに目的を持ちます。

 それにしても、小さなジオラマ(600X900ミリ)に複層のレールを敷き詰めた、いわゆる「うるさい」レールレイアウトなので、少し解消しようと考え、植樹に臨んだわけです。レールを木々で隠し、見た目に機械っぽさが少なくなるようにしようとしたわけです。うまくいったかどうかは、?です。

7-1:樹木の素材
 これまでいろいろな所(博物館など)で、ジオラマ模型を見てきましたが、この世界に手を染めるまでは、木々などを何で作っているのか皆目、見当も付きませんでした。案の定、ジオラマ製作では、あらゆる局面で様々な方法があるようです。
 木々もそうでした。
 講談社の週刊誌「昭和の鉄道模型をつくる」では、針金で唐松を作っていました
 自然の中で拾った枯れ枝に、ライケン(ミズゴケの一種?)をボンドで付けていくという方法も、NHKの趣味悠々で見たことがあります。
 今回は二つのキットを使いました。多少価格の面で迷うところですが、一つは少し高価な「杉の巨木」(トミーテック)、一つはKATOのシーナリー(情景)セットでした。それぞれ写真に説明を付けておきました。

嵯峨野鉄道図書館7-1-1:杉の巨木・キット
嵯峨野鉄道図書館7-1-2:樹木キット

 どのキットも一長一短あって、さらに私の未熟さが露呈されて、よい結果は出ませんでしたが、それなりに時間をかけて落ち着いてやればよくなると思いました。事実、後日に手伝ってもらった学生二名は、丁寧に作り上げたのか、私のよりもうまくできあがっていました。

 まず、接着剤ですが、私はキットに付いていた外国製のものを使って失敗しました(他に転用して、別の味わいが出ましたが)。頭の中では、瞬間接着剤の使い方だったのです。大量の樹木作りには、今後国産のクリアボンドとか、あるいは瞬間接着剤を使おうと思いました。

 次に、これはめんどくさがりやの性格がもろに出たのですが、樹木の色合いも考えず、キットから出してそばにおいた葉(フォーリッジ)を、行き当たりばったりに、付けていったのです。途中で色が足りなくなったときは、別色のフォーリッジをあっけなく使いました。そのせいか、できあがりは、図書やネットで見かける上等なモデルとは全く違った物になってしまいました。それでも、誰が見ても岩には見えない(笑)、樹木らしい~という感想なので、一応、よしとした次第です。

7-2:樹木の組立

嵯峨野鉄道図書館7-2-1:杉巨木の組立
嵯峨野鉄道図書館7-2-2:幹と枝のねじ曲げ

 先述の、「昭和の鉄道模型をつくる」でも感じたのですが、素材だけでなく、作り方にもいろいろあるようです。二つのキットに共通なのは、プラスチックの幹枝に葉(フォーリッジ)を接着していくという点でした。写真にあげたのは、その共通に至る前の、幹や枝の扱いです。

 これは価格とも関係すると思います。
 トミーテックの「杉の巨木」は、中には一本分だけあって、500円前後しました。樹木(杉)ができるだけ立体的に、杉らしくみえるような作り方でした。
 KATO社のは、外国のウッドランド・シーニックス社と提携したキットのようですが、樹木一本あたりですと100円前後になります。樹木は大量に使いますので、慣れてきたら、この方がよいのかもしれません。しかし幹枝がぺたんとした平面ですので、立体的に整形するには、それなりの時間と手技が必要です。

7-3:植樹

嵯峨野鉄道図書館7-3-1:枝葉の接着
嵯峨野鉄道図書館7-3-2:植樹

 どうでしょう。樹木に見えますか? 左側の写真は、葉(フォーリッジ)が、付けても付けてもぽろぽろ崩れる様子がよく現れています。葉によっては、上からかけたボンド水溶液で白濁していますね。
 右側の写真は、なんとかかんとか植樹して、レールを隠したつもりですが、まだまだ隙隙です。さらに大量の、数十本の植樹が必要なのですが、疲れました。

 というわけで、これで「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」の第一期工程を終わることにしました。授業とか会議が一杯になってきて、心を落ち着かせて教材を作る雰囲気では無くなったのです。
 細部を言い出したら切りが無いのですが、次号は「第一期ジオラマを走る列車達」という写真集と、このジオラマに必要な調整部分のリストを公開します。

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