小説木幡記:2008/05/29(木)ぼんやり時間が早く進む
身の回りで時間がどんどん過ぎていく。
社会にでた当初から、給料日が来た途端に次の給料日にむかっていつもカウントダウンしていた。今は、それはそうなのだが、それほどでもないのは、あまりお金を使わないからだと思っている。服も靴も髪型も太古以来かわらないような気持になる。化粧するわけでなし、シティーホテルで散髪したり、爪に色を付けるでも無し、飲みにも滅多に行かないし、ズボンに折り目をつけるでもなし、ドライブもごく稀になっている。ガソリン代は確かに高価になったが、よくしたもので3月末頃から、葛野と木幡の最短ルートを発見したので燃費も格段によくなった。なにしろ、平均ではないが走行中の7割くらいが、時速50kmのノンストップ・ルートだから、ガソリンが全く減らない。何十年も京都や宇治に住んでいて、何故気付かなかったのか不思議じゃ。
京阪電車の乗車賃は一向に高くならないし、特急もずっとずっと無料のままだし。
遠来の客があっても、アタリメと105円チョコと茶ボトルで歓待するのが関の山。ふむふむ。
で、時間が過ぎていく。一年、二年前のことが昨日のように思える日々。
みんなどんどん年取っていく。もちろん余も。
学生もますます大人びてくる。ましていわんや卒業生おや、まあ。
先週から今週にかけて、幾分会議が少なかった。とたんに研究時間が半日単位で湧いてきた。だが常に、フルタイムリサーチャーじゃないから、急に時間がとれても、出来ることは限られてくる。となると、これまでの疲れがどわっとおもいだされてきて、この一週間はまたしても杖突の世話になった。明日ころからは緩解に向かう予定は未定にして、確定にあらず。じゃわい。
ぼんやりしている。
ねむるがごとく、こうしてキーボードを触っている。叩いているのじゃなくて、無意識にキートップを指が滑っていく。
思い出すと、日曜作家をしばらく休業していた。
書くのは辛い。
読むのは百倍楽だ。
断片的なシーンをぽそぽそ書く日もあったが、まとまらない。
授業しているのは千倍楽だ。
会議しているのは十倍楽だ。
書くのは辛い。
そうそう、倶楽部運営は、そうだな、数倍楽だといえるくらいで、実は相当にキツイ。
人は易きに流れる。だからキツイ辛いことを優先してやらなきゃ~、と思う心が余計に辛さをます。
平日作家じゃなくて、本当に良かった脳。
倶楽部運営も月木顧問だからなんとか保っている。
平日顧問じゃなくて、本当に良かった脳。
そうそう。
授業は毎日じゃないが、準備を合わせると平日先生になる。最も辛いことの千倍楽で、よかったよかった。
説教たれるのが天職なんじゃろう。
ぼんやりしている。
読みかけの図書が五冊に増えた。なかなか進まない。
読書は書くことの百倍楽だと言っても、それよりも半睡の方が楽だ。
人は易きに流れる。
そして、そろそろ眠くなってきた。おお、午後九時をすぎた、深夜ではないか。
眠るといたしましょう。
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