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2008年4月26日 (土)

邪馬台国周遊図書館ジオラマ(レイアウト)

邪馬台国周遊図書館ジオラマ(レイアウト)
20080425yamataikoku

嵯峨野から三輪山へ
 嵯峨野鉄道図書館ジオラマの第一期工程は2008年4月で一旦休憩としました。第一期のまとめ記事は五月の連休にまとめようと思っています。
 私が育った嵯峨野をいろいろとイメージしながら、一種の叩きモデラー気分で教材「未来の図書館」を短期間で仕上げたわけですが、その間にも想念がつぎつぎとわきあがりました。

 一般に人に物事を説明するとき(この場合は、受講生や、葛野図書倶楽部2001現役や卒業生)、ある程度全体を把握していた方が、やりやすいわけです。嵯峨野鉄道図書館では、その地域が幼稚園から結婚するまで住んでいた地域ですから、ジオラマ作成も、配置などが空に浮かんだイメージを定着するだけで、気が楽でした。もちろん、まとめにも書きますが、地元住民しか知らないような空也滝が愛宕山中腹に出来たりして、イメージをねじ曲げるような相当なディフォルメも必要でした。

 教材としてならその程度の造形でコンセプトを説明することはできます。
 ただしかし、どんな場合にも「習熟」という現実がつきまとうものですから、どう考えても嵯峨野鉄道図書館ジオラマは習作の域を出ておりません。もとより「鉄道模型の達人」となることは全く慮外のことですから、それはそれで「叩きモデル」でもよいわけですが、少なくとも毎年80人前後の学生達に「未来の図書館事始め」として「ドウダ、こういう風な二階建てトロッコ図書館列車が君らの町を走るのも、悪くないでしょう!」と胸張って講義するのだから、もう少し、習作の域を超えたコンセプト教材も必要になるわけです。

 それで、習作は習作として第三期工程までは続ける予定ですが(第二期にジオラマの細部調整、第三期に「二階建てトロッコ図書館列車」の完全自作)、並行して「邪馬台国周遊図書館ジオラマ」を先頃から横臥している中で考えておりました。つまり、邪馬台国関係ですと、私にとっては嵯峨野と同等に説明が容易なわけです。それが巻頭の図版です。

 先に進めるべきことも多いので、まだまだこの第二号ジオラマには手を付けられませんが、今後なにかと言及することもありますので、とりあえず初期想像図として、MuBlogに公開しておきます。ご意見あればお聞かせ下さい。

邪馬台国周遊図書館ジオラマの概略
1.諸元
 Nゲージ・レイアウト(1/150縮尺)を1200x900mmのボード上で想定しました。ただし箸墓を例にとるなら、原寸長は280m以上ありますので、そのままの縮尺では前方後円墳だけで全長1.87mの巨大モデルになり、無理です。そこで古墳関係は1/2000縮尺にしました。つまり箸墓モデルは14センチほどの大きさになります。
 レールレイアウトは、「トミックス鉄道模型レイアウターF2006」を使いました。これで得た「.dxf」形式ファイルを花子で読み込み、色づけや文字入れを行い、これをjpeg画像として使いました。

2.テーマ解説
 邪馬台国を現代の奈良県・纒向遺跡一帯とし、そこに古代日本・弥生時代・邪馬台国・三輪山関係図書を集め、中央図書館で収集保管することにしています。
 巻向分館駅と、邪馬台国展望図書館駅を設け、固有の情報やモデルを設置します。
 巻向分館駅には箸墓を中心とした前方後円墳の情報や、縮尺モデルを設置します。
 展望図書館駅には、大和全体の古代史関係情報と、利用者の観光志向を充足させるために、宿泊施設も設けます。

 列車は、二階建てトロッコ図書館形式とし、一階は密封静音型の書庫を中心に、30%程度を「重読書室」とします。二階は開放型のトロッコ形式で周遊中の展望を兼ねます。ただしトロッコ形式なので静粛性は保証できません。このために図書館列車は随時停車することができます。

 図書館列車の随時停車による運行を円滑にするために、待機のための引き込み線を多用し、複線を原則としました。さらに、分館をさらに縮小した東屋形式の建造物を方々に設置し、利用者が随時下車し、読書や休憩ができるように考えています。

まとめ
 実際にレールを配置できるのは夏期になり、例によって発泡スチロールで起伏をつけて、三輪山地下に巨大な地下ヤードを設けるのは冬になり、第一期完成はおそらく来春になると思います。
 これだけ手間暇をかけた教材作成だからこそ、未来の図書館を創出できるノダ! と内奥の灯火は明るく燃え上がっているわけですが、今のところ趣旨に賛同する者は近辺の、ごくわずかな志の厚い人しかおりません(爆)。

 しかし、毎夏のOC(オープンキャンパス)で、大学に訪れる若い高校生達に「図書館列車」の説明ができるよう、葛野図書倶楽部2001屯所では毎日一人あたり五分程度、初号・嵯峨野ジオラマの運用を隊員達に説明しておりますので、やがて大きな波が生まれることでしょう。(運転はそこそこですが、脱線したときの回復が難しいようです)

 MuBlog愛読者の皆様も、葛野にお越しの節は是非、二階建てトロッコ図書館列車の制御をお試しアレ。

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受信: 2008年6月 3日 (火) 04時56分

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受信: 2008年6月11日 (水) 01時45分

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