小説木幡記:2008/03/20(木)雑記帳
夕風呂に入って夕食をとって、TVは見ないから、さて、とおもうとすることもなく、つまりはMuBlogに手が伸びた。余程MuBlogが好きな質(たち)なのだろう。世界中でMuBlog を一番愛惜しているのは、余であると気付いたとき、笑っていた。
宇治のスーパーで、二つ気がついた。
一つは、タコは高級だということ。たとえばイカだと、足まで入れて30センチほどのが200円程度のことがある。タコは余の小さめの拳くらいで600円もする。たしかにイカの造りも生タコの造りも好みだが、どちらか一方を選べと強制されたなら、あきらかに生タコを選ぶ。おそらく、美味しいのだろう。
一つは、即席ラーメン類の品選びだが。この何十年か余の嗜好も随分変わったが、今となっては結局落ち着き先がもとにもどった。つまり、汁物ならばチキンラーメン、焼きそばならば、日清焼きそば。あれれ、よく考えたら二つとも日清製品だった。つまり、昭和の味という原点回帰なのだろう。
そういえば、読む物、見るもの、古いものに気が向いている。忙(せわ)しない変化に対応出来ないという辛さじゃなくて、新しいものを受容するのがじゃまくさい、というか、そんなの受け入れる義理はないよ、という気持だ。こういう心性が新旧の葛藤となり、その相剋からまた新しいものが生まれるのだろう。その新しさに興味はない。
金剛組という世界最古の企業についてTVの声だけを以前聞いていた。RS車中で。
創建が飛鳥時代、578年というから古い。そういう古い企業が日本に残っているのは、世界では特殊なことらしい。宮大工というか、もともとは聖徳太子の時代に百済から渡来した工人だったらしい。四天王寺の建築と以後ずっと修復をしてきた企業らしい。
金剛組については最近図書が出たらしい。未読、未検索だが、必要ならやがて机上に入手するだろう。新しい情報は一旦忘れることにしだした。選別の意味がある。忘れた頃に思い出したなら、その情報はそばにあった方がよいのだろう。
それとは別に、今読んでいる図書に、不意に平安時代の鳥羽離宮がでてきた。城南宮のあたりだ。京都の南は難波~瀬戸内海~九州博多~壱岐対馬~朝鮮ないし中国とつながっている。そう言うところに、離宮を造った人は、海外を海上の道を意識されていたはずだ。
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