小説木幡記:2008/03/16(日)シャコタン・ハーヴィー(HARVEY)
昨日土曜日、何の気なしにコンビニによったら、「バンダイの食玩」が置いてあった。400円程度だったので、初めての「食玩」を買ってしまった。
実は、オマケものはグリコとかカバヤとかのを、小学校時代に買って以来、現代「食玩」というのを知らなかった。長い間、ときどきマニアっぽい歴代学生達が、「ガシャポン」とか「ショクガン」という用語を余の前で当然の現代用語として使っていたが、本当に知らなかった。ショクガンが食玩と知ったのは最近だった。食物付帯玩具の意味だと理解した。
さて。なぜ昼食代に匹敵する食玩(ちっこいラムネキャンディーがたった一個入っていた。酸っぱかった)を昼食かわりに買ったのか。
最近、鉄道模型の世界で「Bトレインショーティー」というのが目に入った。これも400円程度なのだが、動力を簡単に付けられて、Nゲージのジオラマを走るとネットで知って興味を持っていた。正式精密モデルのNゲージに比べると安いから、てっきり、そのバンダイ規格のBトレインショーティー、トーマス版が食玩箱に入っていると誤認して、件のラムネ一個入り箱を、買ったのだ。
箱を開けるとなにかしらでっかい。Nゲージ規格の機関車には到底見えなかった。
で、結論は、つまりBトレインショーティー規格附録じゃなくて、別のシリーズだった。しかも、線路幅はどうみてもNゲージの9ミリの倍はあった。
かねがね、教材に列車を自作する予定があったので、早手回しに「トミーテック社のNゲージ動力ユニット(12m車両級)」を用意していた。これは2000円もする精密科学模型動力モータセットです。しかし12m級というのは車体長が短すぎることに気付いて、もてあましていた。
クレーン車ハーヴィー君と、動力ユニットを合体する事に決めた。
1時間かかったか。よく切れる小型ニッパーだけで、でっかいクレーンの付いた異色のハーヴィー(HARVEY)君の足回りを、徹底的に改造した。正式Nゲージ動力車体を、ハーヴィー君の足回りを外して、換装したわけだ。
出来上がってみると、まるでシャコタン(車高短)、暴走族がのる車ほどに車高が低くなっていた。これが噂の9mmナロー、なのかなぁ、と思いつつ、一時間の忘我の時にひたった。
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