« 五十二万アクセス(52万/全体89.6万):MuBlogの分析 | トップページ | 二階建て図書館列車考(3)京阪特急ダブルデッカー(8000系) »

2008年3月10日 (月)

小説木幡記:2008/03/10(月)平成19年度末

Kazeimg_3803 今日は来客あって、その間少し倶楽部のことを相談して、図書館ジオラマの調整をして、気がついたら夜になっていた。
 来客はそれほど多くはないが、毎年春先前後、夏期に重なる。いつも暇をもてあましている余が、格別に手すきの時期と見越して尋ねてくる。いろいろ様々な意匠。余はつまりは、定点に立つ灯台守の気分になる。万古普遍、何も変わりなく同じ授業、同じセリフ、同じ説教、同じ服きて葛野研にぼんやりしている。だから毎年、だれかれとなく訪れる。まるで、MuBlog。なんの益もなかろうに。小難しいことしか言わないのに。教師とはそういうものだと痛感した。本日は、わが「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ・二階建てトロッコ図書館列車」について、ひとくさりその重厚なコンセプトの根源を、演説した。
 来訪者は大抵、余の説教節を聞くことになる。合掌。
 わすれるところだった。別途「少年司書ロボ0号」の顔や髪型も、他の方面から届いた。衣裳は余自らデザインする。しかし四月の授業に間に合うかどうか。

 倶楽部のことは、HMKについての「栞:手引き書」案を、一番隊の二名が約6時間かけて作成した。その原案一冊を最後に見たのは夜の7時前だったから、相当に根をつめていたことになる。余のあらかじめの指示は、後日その栞に若干のコメントを付すだけで、機関誌「Truth」のHMK記事としてすぐに出来上がるようなものだった。HMKからは派生的に、4つの共同演習テーマが導かれる仕掛けがある。どれかの科目でどこかの班がそれを選ぶ可能性を期待しているが、さて。
 ともかく、その栞は余が想像したとおりの仕上がりだった。非常に満足だった。近頃の若人は、それなりに企画力と実行力がある。安心した。
 ところで、HMKって何だろう? それはKYと同じでコードブックが無ければ、だれも解読できないcat

 懸案の「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」は、今日は森を作って、だいたいのケリを付けた。ものごとは限度がある。数えて見れば約2ヶ月、この教材作成に専念した。われわれの仕事は、年度末でケリを付けた方がよいことも多い。四月になれば、入学式に、授業と会議と教務打ち合わせ(助勤と授業内容を毎週話し合う)諸々で、何かに専念することは不可能になる。本年は夏期論文を前倒しして、連休前後に3割程度手を付けるが、それにしても平常時はほぼルーチンに近いことで一杯になるから、研究や読書や教材作成は一切できない。フルタイム・リサーチャーは遠い夢だな。だからこそ春や夏の(一応の)閑散期は、かき入れ時とも言える。今春は、未完成だが教材作成に一応の安堵を得た。
 件の図書館ジオラマ教材は、授業で使って、オープンキャンパスで使う。厖大な説明の工夫が必要になる。頭が痛くなりそうだが、それをしないとただの下手な模型に堕する。
 さて。二階建て図書館(トロッコ)列車の自作は、次回に回す。これはこれで一ヶ月程度の専念が必要になる。しかたなかろう。平成20年度の仕事になる。

 年度末といえば、人事往来。近くでも、先輩教授が辞めていかれる。むかしなら、「ああ、定年すぎたからね」と自然に思えたが、近頃は、余もやがて葛野を去る日が来るなぁ、と感慨にふける。
 友のおおくが、今年も、先年も、先々年も職を辞していった。人事の春。大学を卒業した頃を思い出して、甘酸っぱい。そのころは、無限永遠に仕事や生が続くと誤認していた。
 余は若年時から、なにかぬけていた男だったようだ。

|

« 五十二万アクセス(52万/全体89.6万):MuBlogの分析 | トップページ | 二階建て図書館列車考(3)京阪特急ダブルデッカー(8000系) »

小説木幡記」カテゴリの記事

コメント

驚きました

 暗い森の中からいきなり(トーマス号)が登場したのでドキッとしました。
なかなかの早業ですなあ。
嵯峨野図書館鉄道、かなり現実味を帯びてきましたね。
この雰囲気だと(トロッコ風ダブルデッカー屋根なし)というのもピッタリじゃありませんか。

 ところでMuBlogでよく(葛野の屯所)とか(隊員)とか出てくるので、なんや新撰組みたいやなあと思って、先日新撰組の(壬生の屯所)のことを思い出しました。
そこでグーグル・マップに聴きました。
大兄の通っている学校から壬生までは1キロもないのですね。
ほとんど(となり組)。
なるほど、そういうことやったんや、と。

投稿: ふうてん | 2008年3月11日 (火) 17時35分

ふうてんさん
 ようやく今日も終わりです。
さて、
1.嵯峨野図書館列車ジオラマは、一応第一期を終えました。達人だと数年かけるようですが、コンセプト中心の教材ですから、あとは最初の当該授業までに、名札なんかを貼って(ここは愛宕山、ケーブル愛宕山上駅分館、中央図書館、嵯峨野駅図書館分館とか。)
 大きめのパネルにも、since 2008:葛野模型倶楽部、とか書いてやっと「鉄道図書館」の教材になりまする。

2.早業と言われると面目ないです。
 修正や追加箇所は100くらい残っています。鉄橋も無いのにレールだけ川を渡ったり、階段はあっても道がなかったり、道路が通じていませんし、愛宕山はだれが見ても「ほぉ、岩山ですね」だし。
 船も浮かべたいし、渡月橋もつくりたいし、……。しかし、年度末でキリをつけないと、身動きできなくなりますしね。

3.葛野図書倶楽部2001は最初5名、その後でも毎年10人ほどの小所帯です。だから、組織堅めを2001年の最初に手がけたのです。そして鉄の掟、血の涙~とくると、新撰組しかないじゃないですか。問答無用の即切腹! 
 あらゆることは、司馬遼太郎の新撰組の通り、進んでいきます。
 組織のパターンとは、時代や人が多少変わっても、変わらぬ部分があるようです。
 地獄の大奥よりも、新撰組の方が、現代若者にはぴったりしてますよ(笑)

投稿: Mu→ふうてん | 2008年3月11日 (火) 18時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22035/40457531

この記事へのトラックバック一覧です: 小説木幡記:2008/03/10(月)平成19年度末:

« 五十二万アクセス(52万/全体89.6万):MuBlogの分析 | トップページ | 二階建て図書館列車考(3)京阪特急ダブルデッカー(8000系) »