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2008年1月23日 (水)

中国料理・花閒(かかん)の月花美人:京都ブライトンホテル

中国料理・花閒(かかん)の月花美人:京都ブライトンホテル
 お祝い事があったので、昼食にチャイニーズ・レストランを選びました。場所は昨年二度ばかり通った、陰陽師・安倍晴明旧宅跡・京都ブライトンホテルでした。レストランは、そこの「中国料理 花閒(かかん)」で、ランチメニュー「月花美人」をいただきました。
 しっかりした知識ではないのですが、広東料理の一種らしいです。調理長は「本場香港出身の尹惠明(ワン・メイワン)」とありましたし、内容からみて海鮮料理が特徴のようです。
 その日ずっと思っていたのですが、日本風の調整があるのか、あるいは広東料理とはそういうものなのか、まったく違和感なくいただいたランチでした。
 ひとつひとつの量が手頃だったことも理由でしょう。日本料理は普通、各皿の量が少ないですね。月花美人も、中国料理なのに、全体印象がおだやかだったのです。
 もしも山盛りでるとそれだけで満腹感を持ってしまって、先へ進めなくなるものです。それは私が小食なのと、幾分年令のせいかもしれません。私は外の、レストランで頂くときは大抵、この「量」について言及してきた記憶があります。食べきれない量が昔の御馳走だったかも知れませんが、残すことにまだ抵抗がある年代なので、中年以降は美味しそうなものが少しずつでることに、贅沢を味わいますね。
 ただし。
 そこが絵に描いたようなサービスの良さというのでしょうか、さいごに小さな、胡麻をまぶした直径3センチ程度の饅頭一個がでて、それを中国茶(名前は忘れましたなぁ)とともにいただいたとき、丁度腹八分目でぴたりとおさまったのです。中は、ナッツというのでしょうか、クルミかそういうものが入った甘みのあるアンでした。
 想像ですが、その直前のデザートが「特製胡麻豆腐 フルーツ添え」でして、その芳醇濃厚な味わいによって、意識しないまに食後の満足感が用意されていたのでしょう。胡麻豆腐とは、超高級のお菓子だと思いました。

 それでは以下にメニュー単位で記憶を蘇らせてみましょう。当日はいつもの写真をとらず、ネット情報にたよったので、いつ情報が消えるかも知れません。だから、ちゃんと書いておきます。「単に、中華ランチ」と思われる方もいるでしょうが、私にとっては稀な贅沢、美味しかった記録として残しておきます。

0.京都ブライトンホテルと花閒(かかん)
 過去にもいろいろ記しました。気持のよいホテルで、入りやすいレストランです。騒がしくなく、静かで、椅子に座ると自分の居間という気がします。中国料理は初めてだったのですが、欧風フェリエの丁度上、二階にあります。

1.特製冷菜盛り合わせ
 懐石料理みたいな雰囲気ですね。

2.松茸入りふかひれスープ
 香りがたって、とろみがありました。ふかひれスープを好む人が多く、御馳走であることの意味がわかりました。ぐっと喉にスープが流れ込んでいきました。最初は熱くないかな? と思ったのですが、よく考えられた温度設定でした。こういうものを中国の人は味わってきたんでしょう。

3.北京ダック もろみ味噌入りクレープ包み
 しかし、食べている間ずっと、なぜ皮しかたべないのだろうか? ダックの身はどこに行ったのだろうと、幼稚な疑問につつまれていました。晒した白ネギなんでしょうか? 皮の甘みをぴりっと引き立たせておりました。味噌。味噌は中国原産なのかな? とまたしても自問自答。つまりですね。私は、こういう高価な料理をあまり口にしてこなかったわけです。実に甘みが深くて上品でした。
 
4.牛フィレ肉のステーキ 山椒ソース
 フレンチ風というか、中華→イタリアン→フレンチ、とこういう歴史の流れを味わいました。おなじみの北方謙三さん「水滸伝」によれば、一番味が羊で次が牛肉のようです。しかし、牛肉もよいものですよ。
 私は、こういうすっきりしたステーキが出るとは思わなかったので、驚き、そして納得できました。普通に想像する中華風の油で揚げた物が少なく、素材をそのまま生かした料理が多いのですよ。もしかしたら、日本料理の源流なのかもしれません(妄想ですよ)。

5.メイン料理
 オマール海老爪のチリソース、車海老のマヨネーズソース
 どちらがどうだとはもうしません。どちらかというと、車エビのマヨネ風が好きになりました。チリソースが少しだけ苦手だったに過ぎません。なのに、後でチリソースをぺろぺろなめ尽くしましたがね(笑)。矛盾しているようですが、意外に克己心を大切にする所があって、苦手だからちょっと舐めてみようとおもって、一旦口にする、するとおいしさについには最後まで突っ走った、という種明かし。
 次もどこかで「いやぁ、チリソースはねぇ」と、言いながら、また同じことを繰り返すことでしょう。ほんと、懲りない男ですよ。

6.九条葱と叉焼のつゆそば
 これは、本場物のラーメンというのでしょうか。もちろん小ぶりの椀ですが、中華麺の独特の歯ごたえや味わい、これは和製ラーメンとは異なりますね。日頃のラーメン比べて品定めをしているのじゃなくて、別種であるという深い自覚と反省に入ったことを書いているのです。
 もちろん、実によいそば味で、かつスープ味でした。ラーメンとは思わずに、家訓を破り、スープはすべて飲み干しました。うむ。料理とは、「たかがランチ」と人が言っても、実に深いものです。

*.まとめ
 あれこれもうしません。
 京都ブライトンホテルのレストランに入ると、京都に住んでいてよかったなぁ、と思います。そして、財布をだしたとき、「ランチというのは、実に手頃なお金で、豊かな、充実感をもたらすなぁ」という感慨におそわれます。今回は、「世界中の人が、チャイニーズを好む理由がわかるなぁ。上品で、バラエティーがあって、食の根本にふれたような安心感があるよ」と、プラスαでした。

ランチの詳細: 「月花美人」
参考・京都ブライトンホテルのレストラン
  アフタヌーンティーは茶か異風かデザートか
  フェリエ:京都ブライトンホテルでカジュアルなディナー

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コメント

豪華昼飯

 これで、ビールかワインを飲めば5千円コースですね。

中華料理というより、フランス料理ではないですかね。香港は無国籍料理の本場ではないかと思います。

 日本料理とか中華とかイタリアンとか何処で区別するんでしょうかね。イタリアンは何と無くオリーブオイルとトマトとニンニクがベースという感じですが、さて、中華とはなんでしょうかね。

 中華鍋で一度は具材をさっと油通しをするとか、豆板醤と醤油、ゴマ油、にんにくというイメージですね。魚は蒸す料理。

日本料理は素材に手を加えず生で食べるのが基本というイメージですが、どうなんでしょうね。

 

投稿: jo | 2008年1月23日 (水) 13時55分

Joさん、遅れたコメントになりました。
ちょっと、息切れ、あれこれあって。

さて。
 広東料理は香港で継承されているとありました。味が淡泊なのは、暑い地方だから。海に近いから魚介類。それと、汁物。

 北京は寒いから辛くて濃くて揚げ物が多いのが、一般論らしいですね。
 香辛料いっぱいは四川料理とか、なかなか、中国は料理でみると別国ですね。

 区別はむつかしいところもあるだろうし。日本に渡来すると、どうしても調整がはいるしね。材料とか、日本人の好みとかあるから。

 月花美人が、フレンチとは思わなかったです。やはり、中国料理です(笑)無国籍とも思えなかったです。10人が食べたら、10人とも「中華料理ですね」と言えるお味でした。

 いやはや料理談議。
 ものすごく難しいことだと思いました。なにか、現代料理は区別のつかないチャンプールというか、日本料理だってね、創意工夫がはいると、イタリアンに似てきて、なのにやはり日本料理。
 その「なのに、やはり○○料理」というところを知りたいです。どこで違いがでるのでしょうか。
 日本は、醤油と鰹節かな?
ううう。

 

投稿: MU→JO | 2008年1月24日 (木) 08時25分

刃物で決める考えも

 日本料理は切れ味鋭い日本刀の伝統の刃物で素材を切る。中華はでかい中華包丁で叩き切る。

西洋料理は小さなナイフで素材を切る。

 決定的に異なるのは刃物かもしれない。

投稿: jo | 2008年1月24日 (木) 10時31分

同じ人類の刃物がどこでどうして、日本刀や青竜刀やナイフに化けていったのでしょうね。

そこから料理まで決定されていくわけですか。
なかなか、突拍子もないすばらしい、あはは理論ですなぁ。

(前方後円墳の御記事、後日に)

投稿: Mu→Jo | 2008年1月24日 (木) 13時10分

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