小説木幡記:2008/01/10(木)掟やぶりの快感
また二日間もMuBlogを休んでしまった。病気でもないし、気鬱でもないし、忙しいわけでもない。ちょっとわがままに生きようと(これまではどうでした? と空耳)、自分で決めた掟を自分で破る練習をしているからにすぎない。
世間に出てからずっと、随分焦点をはずした男だったようだ。最近もそう言われた。だけどなんとかかんとか生きてそれなりにご飯をたべてこられたのは、愚直なほどの生真面目さが、余にもあるからのようだ。そのように、新年早々判定された。
芸は身を助ける、愚直も芸のうちだね。で、それがときどきしんどくなる。だから、掟やぶりをときどきやって、憂さを晴らす。
さて。
今月から来月は、いろいろあるなぁ。
成績管理が一番こたえるね。
それから大学の各種校務。これ、お給料のうちだから、しかたないよね(笑)。
それから、余固有のことだが、倶楽部の人員入れ替わりの季節だな。卒業時期の学生は大体一期五人ほどだが、いずれも、毎年紆余曲折があって、授業と葛野図書倶楽部2001で、二年間ほど顔つき合わせて、ああでもない、こうでもない、と人生の一部を共有する。それが、この季節一気に顔ぶれが変わる。なかなか、土台がひっくりかえるような、博打でいうと座布団返しのような激変期だな。……。
それからお楽しみの新年度の授業準備や研究準備や、うそうそしいような妄想につつまれた一年間のスケジュルを組む。
予定では、嵯峨野鉄道図書館は春に完成しているはずだし、少年司書ロボ0号と一号は、生きているかのように振る舞うはずだし、毎週のように関西の旧跡、廃寺、廃都をかけめぐり、平安京を走り回り、ビデオライブラリーなんかがパカスカと完成していくはずなのだが、……。あはは。毎年、そうおもってきたがのう。
そうなんだ、日曜作家。
いまごろは、第一シリーズ、小泉佐保の冒険は五作まで完了して、次のシリーズに入っているはずなのに、まだ三作目でうろうろしておる。
万事この調子。思うことと、現実とは、随分違いがあるものよ。そういうことを幾星辰学んできたはずなのに、いまだに余のスケジューリングは、打率三割だね。おもったことの1~3割程度しか実現しない。ああ、と空を仰ぐのであった。
さて、今日は成績管理。
やっていきましょう。
大抵、伏兵が潜んでいて、やいのやいので、別案件に忙殺されて、気がついたら眠っていた、朝になった、の毎日だろうけどね。
最大の掟破りは、きっと「夜は絶対、ねむらないぞぉ~」
でも、むりだね。
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