小説木幡記:2008/01/01(火)石川さゆり、Gackt・ガクト、アンジェラ・アキ
新年の挨拶は、ひとねむりしてから。
昨夜NHK紅白を8割鑑賞して、記録しておきたかったのです。
全体に、佳い歌がおおかったように感じました。ただし、SMAP君達は歌手としては残念でした。各人を役者としてはとても高く評価しています。近藤勇とか、金田一耕助とか~好みです。もちろん、ああやって歌う十代の雰囲気を楽しむファンの人は沢山いるのでしょうね。Muには軽佻浮薄という言葉が歌っているように思えました。もっと年齢相応に、気合いを入れないと。
A.歌そのものが肺腑をついた人達
1位・石川さゆり→ 津軽海峡冬景色
2位・アンジェラ・アキ→ サクラ色
3位・Gackt・ガクト→ RETURNER~闇の終焉 ~消え逝く武士(サムライ)への鎮魂歌(レクイエム)~
B.全体の衝撃度
1位・Gackt・ガクト→ RETURNER~闇の終焉 ~消え逝く武士(サムライ)への鎮魂歌(レクイエム)~
2位・アンジェラ・アキ→ サクラ色
3位・石川さゆり→ 津軽海峡冬景色
C.総合評価
1位・Gackt・ガクト→ RETURNER~闇の終焉 ~消え逝く武士(サムライ)への鎮魂歌(レクイエム)~
2位・石川さゆり→ 津軽海峡冬景色
3位・アンジェラ・アキ→ サクラ色
*.感想
ガクトが「ぅうんは天にあり」を口にしたとき、驚きました。ぼんやりと、素人日曜演劇評家Muが想像した、そのとおりになって、唖然としました。竜みたいなマイクとか、鎧兜のベースとか、ショックでしたね。相当に緻密な演出でした。舞台効果も抜群でした。歌も演技も舞台もガクトも、渾然一体となってMuを異世界に迷い込ませてしまいました。これはDVDにして宝にします。
石川さゆりさんは何度も聞いていますが、なんど聞いても肺腑を突く歌唱力、あくゆうさんの才能の結晶ですね。石川さんのこの歌は入魂の一曲でした。
アンジェラさんは、こういう雰囲気がまず良いし、ピアノの前で歌うのも格好がよかったです。ジーンズとシャツと、眼鏡だけで雰囲気を出すのは才能ですね。いやそれ以上に歌がぐっと身体に入ってきました。
というわけで、2007年末は、一年ぶりの「歌」番組でした。絶唱、シャウト、演歌(パンソリ系)、相変わらずMuの好みに変化はないのですが、それらに合致する曲も沢山ありました。世間がMuに近づいてきたのでしょうか(笑)。
今年2008年末も楽しみです。
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コメント
大晦日の夜、我らがGackt御屋形様は、
宇宙から来た青い甲殻類のようないでたちで
NHKのスタジオに降臨なさいました~。
まるで銀河の彼方のどこかの星で、
年廻りの夜に繰り広げられるメタリックな祝祭を、
何かの間違いでチラリと垣間見させてもらったような
とても不思議な異空間・・・・
よじれる龍の形のマイクを操って、
鎧姿にグレーの瞳から威光を放つGackt御屋形様は
まさしく異星人そのものでした~。
投稿: 伽羅 | 2008年1月 1日 (火) 12時28分
熱唱・石川さゆりの津軽海峡冬景色も圧巻でしたね~。
硬質な石川さゆりの声が、海峡の凍てつく厳しさを表現するのにぴったりですね。
年輪を重ねた歌唱力といい、まさしく魂の篭った
歌でした。
アンジェラ・アキさん
伸びて軽やかで透明な歌声は、そのスタイルとマッチして、
NHKホールの舞台に、自然体のここちよさを
注ぎ込んでくれました~。
投稿: 伽羅 | 2008年1月 1日 (火) 12時35分
毎度、伽羅さん
「宇宙から来た青い甲殻類」このイメージを読んで、もやもやしていた気持が明瞭になりました。そういうスタイルでした。
で、さらに突っ込むと、新種のハンサムなプレデターというわけですよね(爆爆炎上)
石川さんとアンジェラさんについて、それなりの同意をいただき安心しました。で、強いてもうしますと、このお二人を女性という観点からみたわけではなく、確実に「歌手」という点で感動しました。
ときどき目を閉じて聞いていたのですが、声の持つ波動が直にMuをとらえたしだいです。
最後に追加。
ガクト流のサービス精神を味わいました。徹底的にファン、観衆に楽しんでもらいたいという精神があるのを知ったのです。
NHKもガクトも相当に詰めてだした結論だったのでしょう。二度、三度とガクトないし他の人ができる興業ではなかったです。
現実の複雑さを凌駕したすごさでしたね。
投稿: Mu→伽羅さん | 2008年1月 1日 (火) 23時57分