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2007年12月 3日 (月)

昭和の鉄道模型をつくる(11) ポイントマシン(電動化の磁石)とDCフィーダー(送電線)

承前:昭和の鉄道模型をつくる(10) ミニ手動ポイント(PL140-30)

11:ここまで完成(~11号)

11:ここまで完成(~11号)
 前にも記したのですが、ここでレール・レイアウトの全体をお見せするのは、嘘なのです。このシリーズでは、まだレールを接続する時期ではなくて、電動ポイントを完成させる時期なのです。次の12号と13号とで、ジオラマ(レイアウト)の基盤が用意され、そこに微妙な曲線を持ったエンドレスなレールを敷設することになります。
 全50巻で、まだ11号、序盤戦ですからなかなかジオラマの全貌が現れてきません。しかし、レールを敷くと、丁度3次元のワイヤーフレームのように、形が分かってくることでしょう。

11:部品と工作

11:電動化したポイント
 店頭で別途購入するポイントは、最初から電動化したものですが、このシリーズでは「ポイントマシン」として磁石部をこの号で初めて付けてきました。これは差し込むだけなので、工作らしい雰囲気はありません。他に、DCフィーダという12Vの電気をレールに流す送電線も付いていました。これもレールに差し込むだけです。設置場所は後日号で正確を期します。このシリーズでは大丈夫と思うのですが、複雑になるとレールのどこに送電するかで、違いが出てきます。

11:鉄道模型の達人/杉山清

11:杉山清
 「TETSUMO(鉄模)の達人」を独立したセクションにしました。
 今号は、もと国鉄職員の杉山清(72歳)さんが登場し、内容はHOゲージのセクションレイアウトです。これはレイアウトがセクション毎に山とか海とか田舎とか、分割して作られて、それを結合して大きなレイアウトができる方式です。私流に言うなら、モジュラー・ジオラマ、とでも言えますね。
 HOゲージというのは、大きさがNゲージの二倍になり、細部まで仕込むことが出来るタイプです。
 杉山さんはこつこつと機関車や列車を自作される「モデラー」として紹介されていました。
 この世界では、「モデラー」というのは機関車や電車を自分で作る人のようです。私も将来、紙で嵯峨野鉄道図書館列車を造れば、晴れてモデラーMuと名乗れるわけですね。それまでは、ハンダも銀ロウ付けもしなくて済みそうです。(紙列車なら、多分大部分は瞬間接着剤ですみそうですが)
 杉山さんの紹介記事で気になったのは、多数のポイントを昔の電話交換機のように、線と線とをタッチさせる「タッチパネル」の形式だったところです。ポイントの位置などが、ベークライトの上に描かれているので、分かりやすく思えました。「タッチ」となっていたので、線先のプラグのような部分を穴に差し込むのじゃなくて、触っただけでポイントが動くのだろうか、と想像しました。

11:AtoZ:山を作る:発泡スチロール

11:ジオラマ/レイアウトの製作(1)発泡スチロールで山を作る
 今回からは、相当に熱心に読み出しました(笑)。私は、山を作って木を植える技能を得たかったようです。もちろん、『昭和の鉄道模型』自体は、山も部品の組み合わせで楽に作れるようなので、安心なのですが。
 人は贅沢なもので、そういう安心とは別に、「自分でも自由に作りたい。嵯峨野の愛宕山や、奈良県の三輪山や、富士山を好きに作りたい!」こういう鬱勃とした欲望に心身をさいなまれてきたのです。いよいよ、その方法論が丁寧な記事になりました。
 基本は発泡スチロールを重ねて、カッターナイフで成型して、下地を塗って、色を塗って、~。となるわけです。植林も後日に説明されることでしょう。

11:昭和の『鉄道模型』をつくる

11:昭和の『鉄道模型』をつくる
 岩手県の山田線・岩泉線というJRの秘境ぶりがおもしろかったです。釜石、宮古、盛岡を結ぶJRが「一級の山岳鉄道」という箇所をみて、行ってみたくなりました。熊がでて汽車が止まったり、雨だとトンネルの中にカモシカが集まる、そういう路線が今もあることに驚きました。鉄道以外だと、厳冬のときなどは徒歩でも自動車でも行けない秘境が、まだ日本にあるようです。
 ネットで見付けた鉄道ジオラマ(レイアウト)記事「ローカル秘境線ジオラマ」にも、「山田線」があって、こういう所に、私はわくわくするのだと、気がついた次第です(笑)。

11:未来の図書館、過去の図書館
 数日前に「嵯峨野鉄道図書館ジオラマ」という記事を載せました。趣旨や目的もそこに記しておきました。この「昭和の鉄道」と並行して、特定地域の図書館景観モデルとして掲載しますので、御覧下さい。

 さて、「未来」「過去」という現在無しの時制のなかで図書館話をしていることに気がつきました。今が不要と考えているわけではないのです。常に「永遠」の中で想念を育み、そして現実に立って物事を考えようとしたとき、自然に今が無くなったのです。もとから、考えること、それは研究とも言えるし企画とも言えるのですが、当人の資質から影響を受けることは必然です。私は、今この現在の図書館を抽象し、現在を無くした図書館話をしているのだと思いました。

 過去と未来とを直結したとき、永遠が生まれると想像しています。現在は過去をすて、未来を矮小化させる力が大きいです。捨てない過去と、自由に展開する未来とに、「永遠」の生まれる余地があると思うのです。
 卑近な話ですが、現在現実の姿を振り返れば、行き止まりになるか蛸壺に埋没するか、どちらにしても永遠の生まれる素地はなく、鏡に映った醜く矮小な「ただの人」を見つめてしまうものです。

 現実を見下げているのではないのです。現実には、栄光も希望もない、だから現実だと思うのです。大抵は三食たべて排泄して、惰眠をむさぼり、生物的な死に近づいていく有機生命体。それが人間なのでしょう。犬や猫や猿と、どこがどれほど、生きるさまにおいて異なることでしょう。生きている点では、人は他の生命体と大きな違いはなく、汚らしく食い意地のはった大型ほ乳類の一種でしょうね。

 一つ大きく異なるのは、人は過去や未来を想起する力があるということです。おそらく言語能力や外部記憶メディとしての図書やディジタルデータを持っているから、過去や未来を記憶し意味づけし、想起することが出来るのだと思います。
 言語能力は日常の会話や文字を読むことで、現在この地にあることのおおよそを理解できます。家族がいれば父祖と幼児期の話。職場があれば仕事の慣例や書類、マニュアルなどが現在を保証しています。

 図書館機能を社会的記憶装置と言ったのは、カール・セーガンだったように記憶していますが、誰が言ったかよりも、図書館が現在を離れた過去と未来とを結びつけると言う点に、私は感動するのです。社会的記憶装置なしでは、過去も未来も存在しようがありません。この世に図書館があってこそ、そこから、「永遠」に結びつくなにかが生まれてくるのでしょう。

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