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2007年12月15日 (土)

小説木幡記:2007/12/15(土)軽燃費男の近況

1.ガソリンやプリンターインクや携帯電話代や運用費用(ランニングコスト)
 物を買ったら使うだけで、使う費用は少しだけ。という世界がよいですね。
 もともと人間は子供を育てたり、自分自身は食事取ったり、学歴を身につけたりで、ものすごくお金がかかる。そのうえ、余以外の男性や、特に女性をみていると、めちゃくちゃお金がかかる。
 不便なものだ。割高だ。

 女性の身繕いをみていると、なんとなく若いひとから壮年まで、札束を貼り付けているような気がしてくる。ブーツや髪型や持ち物や、何着ものスーツ、着衣やら。高級化粧品や、もろもろ。大抵は一ダースずつは揃えないと着た切り雀みたいに見られて嫌なのか。
 装っている分には人生が楽しいのだろうし、見ている分には華やかでよろしい。
 でも、その背後に札束が紙飛行機みたいにぱらぱら飛んでいるのを幻視すると、人ごとながら辛くなる。

2.それでガソリン
 余の自動車は平地市街地で一リットルあたり10キロほど走る。緩急のない高速道路だと13キロほど燃費がよくなる。
 大衆車として妥当な燃費と思っています。
 それにしても、自動車って床の間に飾るみたいに、置いておくだけでそこはかとなき風情がわいてくるのは、特殊な車だけでしょう? 高いガソリンを入れて走らないと、そこにある価値が激減しますね。いまどきステータスシンボルとも思えないし、ただのマシン。PCと同じで動かさないことにはね。

 で、そのためのガソリン代が重荷になってくるです。高速道路代も重荷ですね。最初に買った価格よりも維持費がぐんぐん大きくなってくる世界。

3.真打ちのプリンターインク代
 最近の新聞に、ケョノンでしたか、エペソンでしたか、「再生インク」を造っている会社を訴えたようですね。インク供給システム全体が特別な特許を持った、ケョノンの独特の手法なのだから、そこに「変なインク」だけ入れ替えて、安く売るなんて「ヒドイ!」というのが、ケョノンの言い分だったような(出典無しの、ぼんやり記憶)。
 そこで担当者の弁では、プリンター会社は、最初のマシンそのものは出血大サービスで安く売って、あと、インク代で儲けているとのこと。その純正インクが売れなくなると、困る、らしいです。
 そういえば、純正インクというのは、価格的に目をむくほどのものです。数度入れ替えるだけで、もとのプリンター購入費を超えるほどの馬鹿馬鹿しい値段です。
 再生インク万歳。
 近頃は、超高額のロコープリンターインクも、ケョノンのインクも、再生インクにしています。目詰まりなどで壊れたら、プリンターを捨てることでしょう。要するに、長年プリンターインク代という詐欺にあいつづけてきたのを自覚した今は、プリンター破壊衝動渦巻く怒りがくすぶっています。

 カメラで老舗のケョノン社も早く心を入れ替えて、インク代でもとをとろうなんてケチな詐欺商法はやめたくれたほうが、よいですね。もとより、エペソンもロコーも、同罪ですよ。
 もし続けるなら、こういう表示をでかでかと書いて下さい。

 「このプリンターはお安いですが、インク代はものすごく高額で、インクはすぐに消耗します。心臓病に悪いので懐に注意して、よく考えて適切にお買い求め下さい」と。
 
4.その他の燃費
 携帯電話は最近、無料方式から、だんだんそこそこの購入費をとって、通話通信代を安くする動きもごくわずかにありますね。あれも、考えてみると、毎月使用料金が5千円とか1万円かかっているのだから、馬鹿げた出費と思うようになりました。余の場合には、携帯電話そのものは2万円もかからなかった。しかし毎月数千円かかっているので、なんだか、気色わるくなったきた。(電話もかけない、携帯メルもしないのに、お金がかかるよね)

5.詐欺に思える各社の工夫
 ランニングコスト(燃費)は少ない方がよいと思います。プリンターインクや携帯電話使用量は、扱った会社の収入につながりますから、一種の「詐欺」だと思っています。

 普通の人なら、安いプリンターを買って喜んで使って、翌月ころにインク代を知って蒼くなりますね。
 携帯電話は、生命保険の説明なみに難しいけど、一応説明して「これこれ、かかるよ!」と言うのだから、生命保険と同じ手口の、口舌詐欺になりますね。プリンターインクの知らんぷりよりも、まだましですか(笑)。

 余の好きなPCは、一応電気代だけだし、ソフトウェア代は、人にもよります。ワープロあればそれでよい利用者には、燃費はよいです。ただし、インターネット使用料は、まだまだ高額ですよね。
 車は、一応販売店・メーカーと石油会社とは別だと思うので、ガソリン代の高騰が自動車産業を潤すとは思っていませんが。はて、それでよいのでしょうね。もし、うらでガソリン代収益のバックマージンが自動車メーカに流れていたなんて漫画みたいな世界だと、ショックうけますよね。(30%程度が税金のようだから、国の詐欺か?)

6.軽燃費人生万歳
 男性も女性も、老いも若きも、燃費の善し悪しがありますよね。

 生活もつつましく見えて、気の良い少年ぽさを残した好青年と思って恋に落ちて一緒になったら、実は「毎年数十万円から数百万円の模型機関車を何台も買わないと、精神的に不安定になる」というような、トンデモオタク男だったら、その女性にとって最悪の燃費人生だよね。

 やせ気味で生真面目そうでシックな装いでおとなしい少女の面影の残る女性に一目惚れしたら、実は「高額食事を人の倍たべないと機嫌が悪くなり、最高級の酒でないとちゃぶ台返し、地味な装いに見えたのが、青年が無知なだけで、最高級のブランドものだったぁ~」こんな女性に惚れた男は、あはは、詐欺にあったようなものだ。

 その点、今更、余は売り物じゃないから宣伝する必要はないが。
 最高級の低燃費男だよ、われながら(自笑)。

 着ているものはすべて最低10年以上のもの。自動車買っても大衆車。ザめしやで500円の鍋物定食を頂ければ機嫌がよくなり、旅行もしないし交際もしない。
 今は少なくなったが必要なソフトは自製するし、今でも壊れ物は大抵自力でなおすし(電気、風呂、水回り、冷蔵庫、……)
 お酒なんてワンフィンガーのビールで酩酊状態。読みたい本は自分で書いて楽しむし(爆笑)。
 こうして書き連ねていくと、本当に、世間の人達は無駄無駄しいことにお金を使って、苦しんでおられるなぁ~と、思った。あはは。

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コメント

Muの旦那

 80万アクセス、御立派です。この先81歳まで続けるとあと20年、500万アクセスになる勘定ですね。

さて、例のプリンターですが、頭に来ますね、一本1千円で5~6本を交換必要、暴利だし、ビジネスモデルとして問題視すべきだね。携帯も先日、マレーシアの会社用に購入したのをキャンセルにでかけたら、ハード代が残り5万4千円も取られた。

 携帯電話が6万円以上していたんやね、ノキア
の携帯も6万円したけど、ミニパソコンみたいなものだから、納得してたけど、・・・・。

 敷居を低くして、利用させて運用で金を稼ぎ元を取る考えのビジネスモデルにもある程度の品格が必要やね。

投稿: jo | 2007年12月15日 (土) 08時27分

Joさん
 そうなりますか、81歳。キリ番無意味と思いつつ、500万アクセスまで生きるといたしやしょう。人生にたった一回、家を買うとき、銀行の窓口で手にした現金札束が150万円でしたから、500万なんて数値は未曾有のことですよ。
(ところで、心臓の総心拍数はどのくらいだったかな~)

 80歳ころ、Muは何を書いているのでしょう。相変わらず、親魏倭王・金印発見者!Mu(真印か疑印かで割れる学会、Jo先生および京都学派、ともにMuを後押し、とか)、真説卑弥呼男子説、邪馬台国皇居木幡説、なんかで世間を騒がせているような気がしますがね。

 プリンターインク商売について、Jo先生のご賛同をえて、ありがたいし、ほっとしました。ビジネスモデルとしてはアコギなわけですよね。触法ではないが、倫理的に騙し、詐欺に近いと思いますよ。

 そんな商売が成り立つなら、大学なんかも、安い入学金授業料を標榜して、実際は1科目ごと、一教授ごとに一定の「みかじめ料」を払わないと、卒業出来ない、なんてビジネスモデルが横行するかもしれませんなぁ~。

 一旦客が買ったらインクなしでは無意味だから、その生命線を高くして利益を上げる。うむ、商売とは言うても、シドイ話ですな。

 ケョノンとかエペソンとかロコー各社は大いに反省してもらいたいですね。それと、携帯ノキアですか、解約料が目を剥くほど取られるって! なんか、ヤクザに絡まれた心境ですよね。
 逆にそんな安易なやり方で会社がなりたつ現代って、商売人天国やおまへんか。

 よい世の中に早くなってほしいです。

(あ、思い出した。武器商人の大砲と弾の関係もそうかな。どっかの軍は、商人の言い値で高額タマなんかも買っていたそうです。税金だから、担当者達の懐が痛まないからもありますね)

投稿: Mu→Jo | 2007年12月15日 (土) 08時58分

うちは以前のPCの時、プリンターはヒャ~ノンでしたが、
PCを買い換えた時にプリンターを
エ~ッペソンにしてしまいました。
したら、ものすごくインクが減るので愕然~!としていますw。

家族みんなの年賀状を、作成しなきゃいけないシーズンなんで、
私は頭が痛いです。
エ~ッペソンのプリンターで刷るたびに、
何枚もの1000円札が羽ばたいていくような感じです。

ちなみに私はお衣装に、さほどお金はかけない部類ですが、
ヘアスタイルはちゃんとしたいので、
それなりにいいお店に行きますです。

投稿: 伽羅 | 2007年12月15日 (土) 12時11分

まいど、伽羅さん
 日本にはプリンターメーカーが多いようですね。キャノンとかエプソンのプリンターはよく存じておりますが、ヒャ~ノンとかエ~ッペソンのプリンターは初めてうかがいます。

 やはりなんというか、キャノンとかエプソンのような正統的企業とは異なる、怪しげなメーカーの製品は、そういう消耗品関係で暴利をむさぼるようですので、お気を付けてください。

 Mu思うに、ヒャ~ノンとかエ~ッペソンのブランドはおやめになって、老舗のキャノンとかエプソン社とかリコー社の純正プリンターをお買い上げになれば、二度とインク代で札束が宙に舞うような、ばかばかしいことにはならないと思います。

 さて、衣装道楽なのか髪型道楽なのかは、よく存じませんが、Muが本編で記したこととは別に、人はちょっとしたことで気持ちがよくなったり、希望を見いだす生物でもあるようなので、髪などに毎週数万円投資しても、それは気分返し、よいご趣味であるなぁ~と、考えるところです。

投稿: Mu→伽羅 | 2007年12月15日 (土) 16時56分

あれぇ~、Muさんのブログの記事を読み違えしてしまったようです。(笑)

ケョノン、エペソンって、キャノン、エプソンを
わざと言い換えているんじゃなくて、
実際にそんな商品があるんですね(爆)
知りませんでした~。

だから私のコメントがとっても変になってしまったみたい!(爆々)

私の使っているプリンタ、以前がキャノンで、
今のがエプソンなんです。

そしたらキャノンの時に較べて、エプソンのインクの減るのが、すごく早いのでびっくり!
エプソンに換えたのを後悔した次第なんです。

社名をそのまま載せるとあれかなと思い、
ヒヤーノン、エッ~ペソンと言い換えました。

キャノン製とエプソン製のプリンタの違いについてのコメントでした。悪しからず・・・・

投稿: 伽羅 | 2007年12月16日 (日) 05時26分

まいど、伽羅さん
 インターネット記事は、お互いに多少以上の行き違いもあるようですね。

 しかし、お話内容がキャノンとかエプソンという、プリンターの両雄に関する実話とは、心底驚きました。

 いやはや、怖いですね。近頃は紅福餅とか、脂肪注入トロ馬刺しとか、超ブランド「忌兆」問題とか、いろいろ悪事があったと耳にしますが、まさかコンピュータ業界にそのようなことは、ないと信じています。

 ともあれ、伽羅さんも、今後とも流言には惑わされず、世の中やメーカーを信じて、お仕事にお励み下さい。Muもそういたします。信じる者は救われます。
 合掌

投稿: Mu→伽羅 | 2007年12月16日 (日) 08時21分

えどるん君
 さっきはえらい電話で盛り上がりましたね。またしてもぎりぎりに帰京されるとのこと、その夜はきっちり大河ドラマばりの正確さで京都駅、フルーツ・タルト前で爺がお待ちしております。

 いやいや、問題はそういう内輪話じゃなくてですね、えどるん君は執筆で大量校正のためにプリンターを多用されるとのこと。すでにインク代だけで何台プリンターが買えたかと思うと、お互いに憤懣やりかたなき思い、携帯でもうかがえましたよ。

 そこでうっぷばらしにガセか真かわかりませんが、最後にお話したことを採録しておきましょう。世のキョノンもエペソンも、ロコー各社にも読んでいただきたいですよね。

曰く
「再生インク問題がこじれると一番困るひとは?」

正答
「実は、キョノン、エペソン、ロコー各社の事務社員さん」

その心は
「そんなん、純正インクを使っていたら、経費節減どころか、会社の事務がこわれるぅ~。
 再生インク屋には、なんとかしのいでもらって、まっとうなインクを今後も市場に流してもらいたい」
お粗末でした。

投稿: Mu→えどるん君 | 2007年12月16日 (日) 12時14分

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