近江大津宮錦織遺跡(おうみ おおつのみや にしこおり いせき) 第1号地点 <現地篇>
近江大津宮錦織遺跡の景観 (おうみ おおつのみや にしこおり いせき)
大通りをしばらく北行している途中、右手に標柱が見えた。
不意だった。
そのまま通り過ぎれば、すぐに近江神宮前の通りを比叡山に入る分岐点があるはずだった。
史跡近江大津宮錦織遺跡 第1地点 (標柱)
すると。
大津宮という文字がやけに大きく目にはいた。そこは思った通り、長年「行ってみたい、しかし車で行けるかな、電車に乗って下りて歩いて迷うだろうな」とじくじく考えていた史跡大津宮錦織遺跡だった。しかも第1号地点と書いてあった。
大津宮はぼんやりと高校生ころから想像していた。日本史を学んだことで、壬申の乱には興味を持っていた。京都からすぐ近くの滋賀県に都があったことも、その時から意識していた。しかしその頃から数えても長年、大津宮はまだ明確に遺跡が発見されていなかった。
この第1号地点が発掘されたのが昭和49年で、さらにそれが確定的になったのは、昭和54年と記してあった。時間がかかるものだ。
詳細・案内板
それが、不意に眼前に現れた。あわててハザードランプを点灯して、車をおりて、歴史博物館で使ったディジタルビデオを鞄からとりだして、外にでた。
大津宮中枢部
もう少し、私自身の近江朝廷(大津宮)への由来を記しておく。
つまり、いろいろな事情でこの数年、やけに近江関係の図書をよみだした。勿論、大津宮発掘関係もそこに入っている。しかし、読書というのは、目で活字をおって弱い脳で消化するだけでは、実体感がとぼしいというのか、相変わらず近江の都は幻だった。
行きたい!
発掘関係図書を読んでいても、読んだその時は残るのだが、会議や授業を終えたあとはどこかに溶けて消えてしまう。その繰り返しの中で、行くことを一番阻害した要因は実に単純だった。
大津宮跡は、民家密集地の中にあって、なんとなくモニュメントらしき物もなくて、自動車だと駐車場がなくて、電車だと方向が混乱して、結局歩き疲れて帰る羽目になるのじゃなかろうか、という実に稚拙なほどの思考が渦巻いていたに過ぎない。
これがでっかい寺社なら、飛鳥のように十分に整備されていたなら、……。と、別に滋賀県の悪口じゃなくて、まだ滋賀県も大津宮で糊口をしのぐほどには、遺跡を意識されていないような雰囲気なので、つまりは行きそびれていた。
今日のところは、現地篇というところで、まずは行ってみた、幻(私だけの事情だが)の大津宮、その錦織二丁目近辺の写真を掲載しておく。解説篇はビデオたっぷりで、また後日にでも。
地図
滋賀県大津市錦織二丁目付近
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コメント
先日皇子ヶ丘から近江神社の前を通って、
比叡山に抜けましたから、
たぶんその近江大津宮の案内板の前も
車で通過していると思います。
気づきませんでした・・・・
浜大津から近江神社の前を通って比叡山に登り、
京都北白川へ出るルートは、私も何度も通っていますが、
湖に近い国道を走って、二本松のところで左折して
近江神社の真前に出るコースを通るので、
裏道になる近江大津宮の遺跡の方へは
なかなか行かないですね。
でも、そういうところに歴史が埋もれているんですね・・・・!
投稿: 伽羅 | 2007.11.17 06:14
伽羅さん、まいど
滋賀近辺の方なら、あのあたりはMuよりもよくご存じだとは思います。そう見受けましたが、近頃は高速道路が整備されていますので、さて、岐阜か愛知か、福井の方かもしれませぬ。(知らぬが仏、Muばかりなり)
とはいうものの。
確かに近江神宮前を通って京都へ抜けるのに、あの裏道のような錦織遺跡前を通る人は、土地鑑のある人以外には居ないでしょうね。
通ったとしても、道からは公園にしか見えないし、高さが腰あたりの細い標柱に気付くこともないでしょう。
Muは、そこも霊的スポット(笑)なのだと思います。つまり、Mu霊にシンクロした大津宮霊!
遺跡とか図書との出逢いは、若い頃の「ひらめき」と一緒で、赤い糸があらかじめ引いてあるか、あるいは、強烈な磁場がMuに照射されるのだと、確信しております。
仮題「スタンプラリーの景品皿を求めて、比叡山の霊スポットを一人歩く伽羅氏」↓
http://blog.livedoor.jp/ideamilia/archives/50719250.html
投稿: Mu→伽羅 | 2007.11.17 07:40
伽羅の比叡山スタンプラリーの巻を
ご紹介いただいてありがとうございます。
いえいえ、私は滋賀じゃないんです。
実は、どちらかというと
Muさんがお住まいの宇治市に
わりと近いところです。
琵琶湖や大津、比叡山へはよく行くんです。
あのあたりがとても好きなもので。
行きはたいてい京滋バイパスを使って、
いったん石山インターから
大津に出て、それから比叡山を登って、
京都・北白川に降りるというルートを通るんです。
行きも帰りも京都市内を通ると
混んでいてすごく時間がかかってしまうので。
ローカルな話題ですみません(汗)
投稿: 伽羅 | 2007.11.17 21:48
ほう、宇治市に近いわけですか。
灯台もと暗し。
伽羅さんのおっしゃるコースはMuも定番です。
自動車はすでにうん十年も乗っていますが、徒歩や電車では抜けられないコースを自在に走るのは快感ですね。
このコースを歩いたら二日くらい歩かないと着きません。
交通機関も難しいですからね。
知り合いは自転車をかついで、電車にのって、行き先で走るようです。
自動車に自転車乗せることも考えたことがありますが、ちっこい自動車なので、どこでも行けます。
足腰丈夫なうちに、せいぜい関西を走り回ります。
投稿: Mu→伽羅 | 2007.11.17 23:11