小説葛野記:2007/11/01(木)秋ですね
忙しいの、息がつまるの、あこがいたいここが痛いの、お金がないの、鬱じゃ脳といいながらも、平成19年も秋になってしまった。
よくまあ、いままで生きてきた事よ、とあらためて今朝思った。
1.一杯MuBlog
blog記事は一杯ネタがあるのだけど、一日に数記事かく筆力もあるのだけど、どうにもねぇ。何を書いても風林火山や和央ようかさんの影にかくれてしまいそうで、複雑な心境。
Muの実在を巨大ディジタルメディア世界に投影するのじゃと、心中息巻いても、ときどき「結局、世間様の人気に便乗してるのやな」と、がっくり首を垂れる今日この頃の、Muであった。
おお、そうか、もしかしたらMuが「世間様」なのかもしれない、と思ったら、すこし気楽になった。
2.本日定食
朝ふたつ。前期の個人課題の成績を返す。おくれているようだが、そこは重厚な考えの末(笑)。ちょうど後期共同演習の中間発表が来週から始まる。もう後半戦にはいるわけ。
班単位での成績になるから、この時点で過去の各個人持ち点という「現実」を知ってもらうことで、各人各様の戦略をたてていただく、という深淵な謀略じゃなくて、親心なり。
情報サービスという、一番難しい課題の方が点がよかった。100点が二名もでた。よしよし。
資料組織主題は、二年生も多いので仕方ない面もあるが、ずぶずぶ。主題とか分析、分類という概念は、あれほど丁寧にこの春から初夏まで、毎回紙芝居で説明しても、……。
それでも100点が1名、近似点が1名。両者とも、二年生だった!
まあ、よしとしようか(と、ここで現実妥協!)
しかたなかろう、みなみなが司書になるわけでもないし、情報図書館学大教授をめざしているわけでもないからねぇ。
3.そろそろ充電
いいかげんに、授業も、職務もblogも倶楽部も、約束も、ぜんぶ捨て去って、充電しないと来年身がもたなくなるな。
とは申しても、好きなカニ玉を食べ過ぎる(食の充電)と、同僚教授からも揶揄される。
「Mu先生、そんなぁ、カニ玉みたいな贅沢するから、あこが痛い、ここが痛いとなるんです。これからは、Mu先生がしんどうそうな顔して教授会、委員会にでてきても、絶対に同情しませんで。自業自得でっせ」
というわけで、ちょっと大部な読書でもしましょう。何を読むかはまだ未定。
自然科学系がよろしいかな。しかし機械工学ロボット部門の専門書は、気持ちが余計に乱れるから歿。
人類の進化でもよむか。
それとも長大な終わりのないミステリでもさがすか。
どっかの司書にレファレンスをたのんでみよう。
「あのう、すみません、一ヶ月ほど楽しめる、Muに見合った本はないでしょうか?」
「……」
「さがしていただけませんか、司書さん?」
「そんなん、ご自分で探してください。それって、センセの専門でしょう?」
「ええ。ええ、医師は自分の病気を治しにくいものでしてね」
「知りません、他の客で忙しいのです」
「はあ」と、悄然とするMuであった。
| 固定リンク
「小説葛野記」カテゴリの記事
- 小説木幡記:風邪引きとは(2011.10.08)
- 小説木幡記:2010/08/27(金)とりとめもなく万歩メータ(2010.08.27)
- 小説葛野記:2010/08/06(金)葛野の夕暮れ(2010.08.06)
- 小説葛野記:2010/08/02(月)明るくて暑くて静かな夏(2010.08.02)
- 小説葛野記:2010/07/27(火)夏の研究室:後鳥羽院(2010.07.27)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
なんだか八面六臂のご活躍のようで、
お忙しいようですね。
秋ですし、美味しいものもたくさんありますし、
十分充電してくださいね。
ブログ、楽しみにしてます。
投稿: 伽羅 | 2007年11月 3日 (土) 06時24分
まいど、伽羅さん
忙しいく見えるのは、多分MuBlogをせっせと毎日投稿するからだと思います。
計画を立ててロボット的に仕事趣味をこなすのは好きですが、大抵一ヶ月ほどで病気になります(笑)
その静養期間中は、眼前あるもの、目に入った物にせっせと手を出していきますね。
すると、また飽きてきて、精神的「ちゃぶ台返し」をやろうとします。やってしまうと、その後の後始末にまた、息が詰まってくる。
Muの人生は、ものすごい悪循環に恵まれております。
さて、充電とは、実は完全放電のことかと、今朝思いました。
投稿: Mu→伽羅 | 2007年11月 3日 (土) 09時51分