屋根の猫
今年の夏、夕涼みがてらに祇園祭り前夜の杉本家を訪れた。まだ七月も13日で六時ころだったので、人も少なく、旧大店の母屋も庭も涼しかった。クーラーがないのにどうしてそんなに涼しいのかと、考え込んだ。本当の昔の智慧が建物全体に施されているのだろう。多分、それは風の道だろう。ところで、近所に天満宮があって、その近くの町屋の屋根を見上げたら、猫ちゃんがいた。なにかしら、人は可愛らしいことを考えるものだ。(2007/10/03(水)記す)
| 固定リンク
「巻頭記事」カテゴリの記事
- 秋雨の嵐山渡月橋(2007.10.08)
- 屋根の猫(2007.10.03)
- 葛野の朽ち木(2007.09.25)
- 薪能の観世座と金剛座(2007.09.17)
- 初秋の春花:嵐山嵯峨野(2007.09.11)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント