昭和の鉄道模型をつくる(03) 駅舎(面影橋駅)
承前:昭和の鉄道模型をつくる(02) エンドレールと直線レール
03:ここまで完成(~3号) →面影橋駅
今回は駅舎が付いてきた。よく見ると「面影橋駅」と書いてあります。ネットで眺めると都電荒川線にそんな名前の駅があって、写真を見たが、なんとなく雰囲気が合わない。そうだこれは昭和30年代の昔の駅なのだ。電車自体がフリーランス(自由設計)だから、駅もフリーランスかなぁ? とも思ったが、江戸のことはよく分からない。昔の人ならきっと「おお、これや!」と叫ぶのだろう。カメラがもう少し上等なら、駅前の観光案内地図板も識別できるだろうに。
さて、この3号で初めて工作らしい駅舎セットになっていた。工作と言っても、丁寧にすれば誰でも組み立てられます。
03:部品と工作
部品は全部合わせても小箱に入る程度の小さなものだ。着色したプラスティック板だ。誰でも出来ると言っても、部品をなくしたり、変に折ったりするとやりにくい。だから、丁寧に。
それにしても精密なものだ。ベンチや改札口や電話ボックスや、……。Nゲージという、線路幅9ミリの超小型鉄道模型でも、ジオラマ部分は本当に精密に考えられている。
接着剤不要、ネジ止め不要、パーツを差し込んでいくだけで完成する。ただのプラスティック板が、いつのまにか駅舎になっていて、我知らず驚いた。
03:AtoZ:鉄道模型のレールシステム
Nゲージはレールの片方にプラスの電気が流れているので、下手な交差だとショートしますね。
さらに、電動ダブルスリップポイントには目が点になりました。二つのレールが双曲線の様に接近して、斜めに交差し、また離れていくのです。電動の複雑な切り替え装置が付いていて、電車が脱線しないようになっています。凄いものです。これ、欲しい!(単価5千円もするから、このシリーズでは付いてこないはず。別途購入でしょうね)
カーブレールも数種類あって、直線レールと組み合わせると、それこそ日本中に敷設できるわけですが、そんなことしたら、新幹線が怒りますなぁ~。なにしろ線路幅9ミリですから、JRとクロスさせるのは大変です。どちらかを高架か、地下にくぐらせないと。
03:昭和の鉄道模型を作る
| 固定リンク
「自作鉄道模型」カテゴリの記事
- 小説木幡記:鉄道模型世界の近況(2011.07.10)
- ハイブリッド・HONZ-G構想: HO、N、Zゲージ(2011.02.10)
- HO:16.5mmゲージのレール・レイアウトと鉄道模型(2011.02.02)
- 机中のカシオペア号:図書館ジオラマ(2010.10.16)
- 南筑軌道石油発動車/アルモデル(2)完成したヤマタイのブタ(2010.06.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
鉄ちゃん
最近どうしたんですか?サーボモータを9個も揃えたり、鉄道模型を毎週組み立てたり、還暦過ぎると子供に戻るといいますが・・・・。
レールのポイント切り替えはサーボモータを利用すればいいのと違いますか?鉄道の動力にはモータを使用しスピードコントロールのアンプと受信機をラジコン用から転用可能ですよ。
レールに電流を流すの止めて、汽車に電池を搭載し受信機とスピードコントローラとモータを搭載すれば速度は自由に遠隔地から無線でコントロール可能です。
サーボも搭載して車両を切り離したり、車輪の向きを変えて線路を自由に選択して走行するのは如何どすか?
プロペラも付ければ、折りたたみ主翼を車両から出して飛び立つのも可能かも?(笑)夢は広がるね。
投稿: jo | 2007年10月 9日 (火) 10時17分
ふふ・・。
Joさんが、上のようにおっしゃるのが可笑しいです。
(還暦過ぎると子供に戻るといいますが・・)
自分だって、お家の広いベランダで、飛行機を組み立てて、色塗ったり、シールを貼ったり、したはるのにぃ~。
殿方は、いくつになっても(おもちゃ)で楽しめていいですね。女性は、実学に走るから、夢がありません(笑)。
投稿: wd | 2007年10月 9日 (火) 10時44分
Joさん
ポイントの切り替えは磁石が付いているものと想像していましたが(後の号で付録として、一つ付くのです)、サーボモータかもしれませんねぇ。どっちかは、お楽しみ。
無線の大規模導入案ですがね、ちょっと一言。
Muの考えでは、こういうジオラマ系はホントらしいのがよいです。Nゲージで可能かどうか知りませんが、電車なら、架線を張ってそこからパンタグラフで電気を取った方が、リアルに思えるのです。
有線電気工学(たしか、ふうてんさん)と無線電子工学の別れめでしょうね(笑)
夢と申せば、嵐山嵯峨野(JRとトロッコと嵐電、渡月橋、保津峡)、あるいは宇治平等院(宇治川、JR奈良線、京阪宇治線、宇治橋)、あるいは、箸墓、三輪山、JR櫻井線、大規模前方古墳群、巻向遺跡~、こういうところをジオラマにしてみたいですね。
講談社のこの雑誌で一年修行して、自作に入りたいが、難しそうです。
投稿: Mu→Jo | 2007年10月 9日 (火) 11時40分
WDさん、ジオラマもロボットも、全部「情報図書館学」という正規科目の実学モデルなんですよぉ。誤解無きように。
断じて、遊びじゃなくて、教育用教材作成のイロハを、自ら確認しているのです。
これが遊びなら、日々の授業も教授会も葛野図書倶楽部2001も、壮大なエンターテインメント、大娯楽になってしまぅ~(爆)
参考までに
ロボット系の学生達作品として
http://www.koka.ac.jp/taniguti97X/Kadono/Hp/CommonRep/jouto/画像ページ/H17年度/robotto.htm
電車図書館モデルとして
http://www.koka.ac.jp/taniguti97X/Kadono/Hp/CommonRep/jouto/画像ページ/H15年度/nagarebosi.htm
などがありまして、これらをさらに精密にモデル化する責務が、Muにはあるわけですよ。
投稿: Mu→Wd | 2007年10月 9日 (火) 11時50分