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2007年10月29日 (月)

私の京都:四条大橋と三条大橋の美味しいところ

 しばらくぶりに「私の京都」を記したくなった。
 日曜の午前、なにかしら昼食をどうするかで考え込んで(事情で)、長らく行っていない「とんとん来ラーメン」にすることにした。いや、目的は別にあったとも言える。四条河原町に十日ほど以前、大型書店ブックファーストが開店したと素早く情報を得ていたので(にわか書店評論家)、見たくなったのだ。それに、京都の繁華街は本当にご無沙汰してしまっている。京都駅近辺はパソコンパーツなどで夏期に訪れたのだが、四条大橋も三条大橋もずっと見ていないような記憶。

 四条京阪を降りたのが日曜午前11時半、予定通りとんとん来ラーメンのチャーシュー麺750円、good! さて。ともかく四条河原町新大型書店に行こう、と思った矢先に、ぴぴぴーんと来た。これも事情があって、京都の手頃な美味しいところを最近思い返していたのだ。目的は、若い人たちとの忘年会なんかもあってなぁ~。安くて美味しくて、という場所になるとなかなか難しい。結局、その記憶を戻すために、写真をとることにした。

 もとより、目的が目的だから、京都を訪ねてくる人の「京都らしい店」とは限らない。せめて、青年時に適当な価格で、なお味覚のデータベースを磨けるような場所を選らんだ次第。
 なお、写真はクリックすると大きくなり、サイトアドレスも入れておきました。

四条大橋付近

 四条大橋あたりは、三条ほどには未知の場所。二つあげたけど、他にはちゃんこ料理とか、鴨川・川床とか沖縄料理とか、ニシンそばくらいしか知らない。

天壇(てんだん)京都四条本店

天壇(てんだん)京都四条本店
 都合五六回行った記憶があります。京都では名門の焼き肉で、味はよい記憶があります。生まれて初めてレバ生刺身を、菜種かごま油につけて、つるんと飲み込んだ思い出の焼き肉屋ですねぇ。店内は広く清潔で、それぞれ数人が座れるソファーがあったように覚えています。時間帯によっては待たされるほど、繁盛していました。宴会の時は上階に行った記憶もあります。
 そうそう、天壇のお値段ですが、安くはないですぅ~。ただ、味に見合っていますね。
 というのも、以前学生たちと行った別の場所では、「二時間食べまくり焼き肉2000円」というのもあって、これは、学生達は喜びましたが、Muはというと、胸につかえましたなぁ。やはり、あるていど味と値段は関係する物です。

東華菜館(とうかさいかん)

東華菜館(とうかさいかん)
 あはは、と笑えるのですが、実はこの中華飯店は未経験なのです。話せば長いことながら幼児期に超高級店というトラウマを味わってしまい、どうしても入店できないままこの年になってしまいました。建築は相当に著名だし、いつか入りたいですね。夏期はビアホールもありますし。
 それと、一般に中華(ここは北京料理らしい)はそれなりの出費をすれば、とても美味しいと思っています。さて、入店はいつの葛野図書倶楽部2001・年次になることやら。
 ただ、と。
 やはり、学生達と宴会コースで、このお値段は、やはりちょっと無理かな。単品で組み合わせるのもよいでしょうね(と、未練たらたら)

三条大橋付近

 そうですね。三条大橋近辺は昔から通っておりますなぁ。なんとなく感覚的に木屋町、先斗町(ぽんとちょう)と連続しているところもありますから。今回は写真に撮りませんでしたが、和風喫茶とか、三条京阪駅上のそれなりのお店達とか、近辺ホテルレストランとか、なかなかによさげな店で一杯です。

ふう

ふう
 このビルの2階にある「ふう」は、以前カナーン96という研究会でいきました。見晴らしよくて、夜景が美しく、料理やお値段が気持ちに合っておりました。この場所はそれ以前に、十年も昔でしょうか、一風変わった喫茶店がありまして、よく通いました。
 そうそう、ビルの地下には大昔、とても美味しいハンバーグかステーキの店もありました。界隈にはミンミンも、喫茶店(スターバックス、他いろいろ)も、なにからなにまでそろっております。
 「ふう」の一番の決め手は、夜景でしょうね。だから、夕闇落ちたころに行くのがよいのじゃないでしょうか。

がんこ 三条本店

がんこ 三条本店
 ここは昨年秋に、授業を手伝ってくれた倶楽部隠居さん二人を昼食に招きました。和食の殿堂というおもむきで、握り寿司カウンターもありますね。
 なんとなく、浪速風の大繁盛です。お客で一杯ですから、それなりに評価が高いのだと思いますね。何でもあるのですが、なんとなくお造りがよいように思えました。
 おもしろいのは、「ふぐ」ですと、国産と養殖なのか外地産なのか、お値段に開きがあります。これはこれでよいでしょうね。Muなら、迷わず安いほうです(笑)。

めなみ

めなみ
 ここは、畏友関東・国立のふうてんさん、ごひいきのお店です。あれだけ気むずかしくて、池波正太郎ファンで、まずい物だと箸もつけない御仁が、うまうまと、白子にイワガキ、京風おばんざいをたっぷり召し上がり、お酒ぐびぐびのお店ですから、味や雰囲気は関東管領じゃなかった、関東食通からも保証されております。
 たしかに、そうです。美味しいですね、生き返ります。それに店のお兄さんとかお姉さん、気持ちがよいです。ただ、Muは新装開店なってからまだ暖簾をくぐっておりません。それなりに、お味に比例して財布も軽くなりますし、なんとなくフウテンさんやJoさん抜きで、一人で入るのが申し訳ないと、そんな枷が効いておるようです。

ところで
 肝心の、京都の大型書店、四条河原町のブックファースト見聞録がないですね。
 おあとがよろしいようで、またそれはいつの日か。

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コメント

そうだ 京都、行こう。

 と叫び出しそうです。
やっぱりMuさんの(私の京都)はいいですねえ。
2004年のも見直しました。

(東華菜館)は以前どうしても鴨川を見ながらビールを飲みたくなり、三条からタクシーに乗って上賀茂神社まで登ったのですが、適当な店が見当たらず、引き返して結局ここの屋上の(ビアガーデン)でビールを飲んだ記憶があります。

 三条から上には鴨川を見ながらビールを飲みたい、という不届きな輩のための店はないことを知り、景観保存に努力しとるわいと愉快でした。

追伸
 ほかも女史が(それから)で、この建物の名前は?というクイズ出してますね。

投稿: ふうてん | 2007年10月29日 (月) 23時54分

ふうてんさん、お目にとまりましたか。幸い。

 めなみは写真のように、ビルになりました。3階あたりに、フレンチのなにか、ほら、例の「京都 ネーゼ」とかいう変わったお店ができていました。記憶では、あの店が出来る前後、ふうてんさん、飲みながら店名を仏和辞書で眺めていましたね? そうじゃなかったかな。

 ところで、相変わらず東華菜館話になりました。ビヤホールでも、行ってみれば、こういうクドイ執心も消えると思うのですが。景色は良いでしょうね。
 三条の「ふう」も、中から見た鴨川の夜景はおつなものですよ。

 で、今回、東華菜館の写真にもアドレスを載せましたが、この建物は近江八幡で有名なヴォーリズさんの設計らしいですね。世間は狭いものです。

 ともかく、ふうてんさんに上京ねがわないと、めなみの暖簾をくぐることも、中華帝国をのぞくこともかないません。元気なうちに、おこしやすな(笑)

 「それから」さっき見てみました。にたようなblogを同時代に造っていると、クイズの答えも似たようなものになるようです。なにか、賞金でもあれば、Muは一等賞になりますね、……。

投稿: Mu→ふうてん | 2007年10月30日 (火) 01時25分

 世間は狭いと言うか・・。
日曜日、河原町通りからバスに乗って帰りましたから、どこかですれ違っていたかもしれませんね(笑)。

 はりきって、京都クイズを出題したら、『MuBlog』で答えが載っています(涙)。クイズには、賞金は出しておりませんので、あしからず。

 (三条がんこ)

 私の学生時代からありましたよ。当時は、居酒屋でして、ここで(カレイの唐揚げ)とか、よく注文しました。私と友人は、いっぱい料理を注文して、(美味しいな、美味しいな。)って食べまくるんですけど、隣のカップルを見ると、ほとんど食べ物頼んでなくて、(あの人たち、ここへ何しに来てんにゃろな?)って言ったら、(おしゃべりを楽しんでる。)と友人が説明してくれました(笑)。なつかしいお店です。

投稿: wd | 2007年10月30日 (火) 08時10分

京女と奈良女のハイブリッドとで令名高い(爆)wdさんが、市バスに御母上と乗っておられましたかぁ。狭い京都ですね。

 しかしMuは100%バス乗車はないので、接近遭遇確率は宇宙人同士の、その程度でしょう。

 ぽてぽてと四条から三条へ歩いただけの短時間の気晴らし日曜でした。

 で、がんこ、そうなんですか。意外にみなさん入ったことがあると知って、驚いています。カレイの唐揚げ、これは美味しそうですね。まだ、あると思います。

 最後に、京都クイズ、お楽しみの全国の皆さんのじゃまをして、お詫びしときます。奈良なら、だれも分からないでしょう、でも大仏だと一発解答になりますから、ご注意ください。

投稿: Mu→Wd | 2007年10月30日 (火) 08時52分

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承前:私の京都:四条大橋と三条大橋の美味しいところ コトクロス阪急河原町(ビル)ブックファースト3~6階  京都近辺に住んでいる人で、阪急河原町(四条河原町)をご存じない方はいないと思うが、先週「葛野図書倶楽部2001」の面々と話していたら、「南座」をご存じない学生が多数おってな。倶楽部には遠隔地の遊学者が多く、秋田、千葉、静岡、新潟、福井、岡山、鳥取、愛媛、滋賀、京都と多様なのだ。仕方ないので、... [続きを読む]

受信: 2007年11月 3日 (土) 19時34分

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