葛野の朽ち木
朽ち木
研究棟前に木が倒れていた。化石のようになっていた。なにかの原因で倒れたようだが、珍しい光景だった。木とか林とか森は好きだから、葛野中が森になればよいと思っているが、こうして見てみると、木を育てるのも大変だと想像した。近寄ってみると、中はがらんどうになっていた。以前から枯れていたのだろう。なにも気がつかなかった。ただそこに立っているだけで安心していた。木には安定感がある。それでも、いつかは横になる。生きているということの証なのだろう。生死をながめてよい朝の風景だった。(2007/09/25(火)記す)
| 固定リンク
「巻頭記事」カテゴリの記事
- 秋雨の嵐山渡月橋(2007.10.08)
- 屋根の猫(2007.10.03)
- 葛野の朽ち木(2007.09.25)
- 薪能の観世座と金剛座(2007.09.17)
- 初秋の春花:嵐山嵯峨野(2007.09.11)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント