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2007年9月30日 (日)

NHK風林火山(39)第一次川中島の景虎と晴信

承前:NHK風林火山(38)村上義清の妻・玉ノ井

1.今夜の枠組み
 川中島の戦いを先週くらいから、ネットでちらちら見ていたのだが、どうにも分かりにくくって、諦めてしまった。なにしろ1553年~1564年の12年間に、都合五回も大きな戦いがあったのだから、その全体像を把握するにはレポートでも書かないと、なあ。
 ドラマとして覚えておくことは、第四回目の永禄四年(1561年9月10日)が一番激しくて、山本勘助もここで戦死となる。つまり、風林火山も総集編に入るわけだ。由布姫が亡くなったのは25歳前後だから、それがいつなのかはまだわからない。今夜もゆふさん、にっこり笑っていた。

 さて、そこで今夜の龍虎激突、どちらが龍かと考え込んだら、いつもガクトの背中にある龍の絵を思い出し、ガクト(長尾景虎)が龍で、対する武田晴信が虎なのだろうと、解釈した。

2.戦史・第一次川中島の戦い
  日付 天文二十二年八月(1553年)
  場所 長野県長野市川中島

  ガクト・景虎は馬で、日本海の春日山城から上信越道を南下したのか、信越線に乗ってきたのか。武田晴信は馬で甲府から、ガクトの二倍の距離を駈けてきたのか。

  龍・越後・長尾景虎(ガクト)+宇佐美軍師(緒形拳) これに元信濃の大将・村上義清(永島敏行)が加わる←景虎は村上の旧領地「坂木城」の奪還が最初の目的。
  虎・甲斐・武田晴信(市川亀治郎)+勘助軍師(内野聖陽) これに晴信の部下で高齢のトリックスターのような諸角(加藤武)が踊る←下知に反して、武田の拠点・深志城を苅谷原城で守ろうとした。

3.ドラマの見どころ
△戦史全貌
 毘沙門天の旗が国境を南下し、川中島に攻め寄せてきた。兵数8千。
 諏訪で一人いる由布姫は、トンボをみて、「勝ち虫」とか呟いていた。不思議な姫じゃな。元気そうでよかった。

 勘助の作戦は、国境の川中島からは離れた、塩田城に晴信が留まることで、景虎を信濃の奥まで誘い込み、坂木城を囮にし、そこを小県(ちいさがた)の真田と相木に背後をせめさせ、晴信と挟み撃ちにすることだった。
 勘助は景虎が大義名分から、村上の旧城を奪還する為に、この城に来ると踏んだわけである。
 知るや知らずや、景虎は錐の鋭さでみるみる途中の城を落とし、迫った。

 だが宇佐美の進言で、景虎は塩田城にこもる晴信を引き出す作戦に変えた。つまり武田の信濃の本拠地深志城方面に向きを変えたわけである。
 攻守というか、戦術が逆転した。

 深志城の途中には苅谷原城があり、そこに諸角爺さんが踏ん張っていた。晴信は苅谷原を捨てさせる命を下し、それを見て景虎も越後に帰るつもりになったが、~。
 諸角は死に花咲かせたかったのか、武田軍を奮起させたかったのか、下知に背き再び城に籠もった。

 武田に戦う意志ありとみた景虎は全軍を苅谷原城に差し向ける。晴信は見捨てられずに弟を援軍に差し向けた。しかしもし刈谷原城が落ち、晴信が動けば、付近の信濃土着衆が寝返り、武田が包囲網にさらされる。

 とっさに勘助は夜討ちを晴信に進言した。
 なお、北方謙三さんの水滸伝でもあったが、一般に昔の戦では、夜討ちは異例だったらしい。真っ暗だから(笑)。兵数が多い普通の戦場では敵味方の識別も出来ないだろう。そう言えば、晴信は若いころにも夜討ちをした。

 とこうして、景虎は宇佐美の進言によってついに帰国することにしたが、途中できびすを返し千曲川まで戻った。これを見て晴信、こんどこそ謀略よりも戦う意志を見せねばと決心し、両者は千曲川を挟んで対峙した。
 景虎は魚鱗の陣、晴信は鶴翼の陣。先に仕掛けた方が負ける。
 魚鱗とは、中央を鋭くとがらせ「人」の字に似せた陣で、中央を深く錐進むのだろう。
 鶴翼とは翼を広げた感じで、相手を両翼から包み込む。
 雰囲気としては魚鱗が攻め、鶴翼は守にみえるが、翼を広げたまま前進するとまるで一網打尽。魚鱗は、鋭い三角形だから、人の装甲板で芯を固く守ったようにも思える。
 勘助が言ったように、先に動いた方が劣勢になる。

 a.魚鱗が動く。すると鶴翼は真ん中で割れて、両翼から魚麟の横腹を刺す。
 b.鶴翼が先に動く。すると魚麟は一番手薄く動きの鈍いところを真っ二つに割るだろう。

△諸角
 下知に違反した諸角を、晴信が諭す場面がよかった。結局、皆の協力がうまれて、景虎が退散したのだから。武将として役に立つかどうかは、晴信が決めること、というセリフは当時として「泣かせる」なぁ。
 軍事システムとは言っても、人と人との関係なのだから、想定外の事件がいくつもうまれる。それを全部つかみ取って、こねて、良い結果に変えるのが大将の仕事だったのかも。

△ガクトの長セリフ
 琵琶、尺八、照明、ますますガクト・景虎が冴えわたった。馬上で手を上手に使って指揮する姿も、「映画アレキサンダー大王」のペルシャ王ダリウス三世の指揮に似て、痺れたなぁ。
 そうそう冒頭の長セリフ。ちょっと、メモった(笑)。脱行、脱落があるかもしれないが、記念に記録しておこう。

 運は天にあり、鎧は胸にあり、手柄は足にあり
 何時も敵をわが掌中に入れて合戦すべし
 死なんと戦えば生き、生きんと戦えば必ず死するものなり
 運は一定にあらず、時の次第と思うは間違いなり
 武士なれば、われ進むべき道はこれ他なしと、
 自らに運を定めるべし

 ああ、と今更ながらガクトの華麗凛々とした戦いの言葉に感心した。降魔の旗印・毘沙門天の「毘」、討ち入るときの、かかり乱れの「龍」、なんともかっこいい。上杉謙信は織田信長以上の新しいファッションを取り入れたようだ。たとえばマント、そして今夜のドラマではブーツを履いていたような気がした(錯覚かな)。人を生死の地獄に追い込むのだから指揮者がかっこ悪いと、気力が萎える。上杉謙信の天才ぶりがよく分かる場面だった。

 45分間があっという間に過ぎた。相変わらず勘助のセリフは少ないが、晴信との「あうん」の呼吸がよく現れていた。セリフの多いガクト、少ない内野・勘助、よい組み合わせだ。うむうむ。

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昭和の鉄道模型をつくる(01) 車両 モ1031

鉄道模型AtoZ:「鉄道模型」とは何か?

01:昭和の鉄道模型を作る
01:AtoZ:「鉄道模型」とは何か?

 鉄道模型は幼児期にOゲージで一台、その後HOゲージで数台作ったが、いずれも線路が円ひとつでジオラマもない、スッピンの組み立てキットだったから、私はこの世界の門外漢だ。カテゴリーに「自作鉄道模型」としたのは迷ったのだが、おもいつかなくて、そのまま「自作」にしておいた。
 著名人の趣味記事を読むと、庭園全体にレールを敷いたり、切符を作ったり、金属を切ったり張ったりして組み立てないと「自作」とは言えないようだ(笑:なぜ笑うのか疑問)。しかたない。分に応じたことをするのも、バランスの取れた初老の生き方だと、諦めている。このざっし、書店で見かけて、衝動的に買ってしまった。

車両 モ1031

01:モ1031の斜前景
01:モ1031の車体底部
 Nゲージというのは、私の大昔の幼児期にはなかったのかもしれない。この雑誌というかムックというか、グリコ的おまけ週刊誌というか、初号だけ半額の奇特な冊子を手にして気がついた。ちいさい。実に小さい模型だった。Nゲージとは線路の幅が9ミリ。これだと、それなりのジオラマにしても小さいままで部屋の片隅における。40x60センチ程度の完成になるようだ。ただし、50冊買わないと、完成しない。すごい。

 なんとなく、楽しみたい。しかし手先が不器用だから金工、木工、紙工、どれも上手にできないから、こんな風に毎回ほとんど完成したパーツがついてくるのは気が楽だ。途中でちょっと組立も入るようだが、多分プラモ程度のことだと思った。今回のは、ただの飾り電車ともいえるし、途中で動力セット(モーターとか歯車か)の号もあるので、それを組み込むと動くのだろう。
 電車を操縦する制御箱も25回雑誌を買うと、シールを貼って送って、全員に支給されるようだ。なんとなく得した気分になるが、あははのは、私はすぐにこういうオマケに騙される。でも、それでも、待ち遠しい。子供と変わらぬのう。

 雑誌には毎回、昭和エレジーというか、戦後の世相について記事が載る。今は模型に熱中しているので、そういう記事には興味もわかないが、雰囲気作りにはよいものだ。初号は力道山の空手チョップ記事と写真があった。
 それと、毎号、「TETSUMO(鉄模)の達人」記事があるようだ。世の中にはものすごい人がいると感心してしまう。今回は、鈴木肇さんという歯科医師だった。「建物はすべて紙で自作。10畳という広さに昭和30年代の川崎の原風景を再現する」とあった。

 週刊で50冊というと一年くらいかかるのだろうか。完読して作ったら、来年初夏には、私もいっぱしの「日曜鉄道ジオラマ作家」と僭称しているのかなぁ。いやいや、まだまだ。やっぱり、真鍮棒で車軸をつくるまで行かないと、ハンダ付けじゃなくて銀ロウ付けまで出来ないと、「自作」とは言えない。電気もジオラマ水力発電所・変電所を作って自前で流さないとぉ。道は遠いなぁ。

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2007年9月29日 (土)

小説葛野記:2007/09/29(土)趣味におぼれる

 今朝は四時半起床、五時にはトースト一枚、早朝に一仕事して、空腹になったので伏見大手筋の藪そば(私の京都:薮そば)に直行した。午前11時、早い昼食だが朝が早いのでまあ、こんなところだ。1110円(上天ぷらそばと、おにぎり梅一個)。

 昨日は嵯峨野某そば処で、今日は伏見大手筋、まるで新撰組のように毎日、西へ東へ、南北、はしりまわって昼食を探し求めておる。それにしても、昼食に千円前後というのは、世間の常識に照らしてちょっと贅沢なのだろうか、と深く悩み出したが、ままよ、うまいものはうまいのだし、楽しみもない人生なんだから、せめて美味いそばくらいはよいでしょう、と自問自答。葛藤は自然解決。

 よほどに、この夏がこたえたのか(くどいな)、涼しくなって、ようやく昨日くらいから身体というよりも気力が充実してきた。夏にずっと、コンビニおにぎりだったのは、お金がないというよりも、食べる意欲すらなくなっていた。足も痛かったし、頭はいつもどんよりだったし、そんななかで責務山盛り、いや実は責務山盛りだったから、心身くちゃくちゃになっていたのだろう、正解。全ては、終わった。
 
 そのとたんに、RSのハンドルがきびきび動き、アクセルは、スピードメーターというよりも加速が良好になり(文飾だね)、RSは空を飛ばんばかりの走りをみせてくれた。ならば、狭い京都なんか、東西南北一瞬にしてテレポート。

 そこで、天ぷらそばを満足げに終えて、高楊枝(これも文飾)で大手筋をあるいたら、本屋があって、ついふらふらとロボット雑誌でもなかろうかと覗いてみたら、なかった。代わりに、「鉄道模型を作ろう」とかいう、変な雑誌がずらっと並んでいて、一冊ずつに昭和エレジーみたいなジオラマ作成の部品が付いていた。まだ杖ついていたので、葛野研まで持って帰れるかなと危ぶんで、ともかく3冊買ってしまった(衝動買いの典型だね。杖をついていなかったら、きっと店頭の10冊を丸ごと買っていたかもしれない、杖に感謝)。

 そこで、気持ちが穏やかだから、すぐに葛野へ帰るのが、ちょっと、でUCC珈琲を覗いてみたら、空いていたので、さっそく入店。ここはめちゃくちゃにおいしい珈琲なんだが、アイスコーヒーが450円もするので、いつもは入らない(始末しぃ~だから)。葛野に行けば美味くもないがまずくもないコンビニ珈琲粉があるんだから、それを飲んでおれば、出費はないというのに。

 店の人が余の鉄道模型雑誌を見て、「ディズニーもあるようですね」と、のたもうた。やはり、高齢者が趣味雑誌なんか持っていると「この人、ひまなんやわぁ~」と、気にしてくれるようだな。いやはや。

 というわけで、葛野に戻って、さっき、葛野鐘が定時になるまで、趣味に励んだかというと、それはない。余はせっかく心身のうち、心がほどけてきたのだから、半年ぶりの掃除でもしましょうと、熱心に片付けをした。掃除機とかぞうきんの話じゃなくて、書類と本とを、本箱やファイルケースに整頓しただけの話。それでも数時間かかって、7割。ようやく、部屋も明るさを取り戻してきた。

 ところで。
 以前「あなたの、ご趣味はなんですか」という小説木幡記をしるしたら、当時(2006年秋)なにかとうけた。要するに、もしお見合いでもして、ご趣味は何と聞かれても「はあ、読書、ドライブと、ちょっとインターネットをみるくらいです」となって、おもしろくもないMuが浮かび上がってくるという、そんな話だった。
 で、昨年は趣味らしい趣味もなかったが、ようやく人に言える趣味の入り口に、今秋立ったようだ。それも一挙に二つも。

 自作PCは涼夏2007PCで圧倒的な研究と校務のスピードアップを図れたが、こうなると趣味じゃないな。実益、業務だわ。ともかく、その点では快適な夏だった。
 眠っていてもパワーポイントや文書ができるわけではないが、ノーストレス、マシンスピードが脳の速度に近づいてきた(文飾激しいな)。こいつは、ほんまに優れものじゃった。まあ、それまでのマシンが3年以前のものだったから、かな(笑)。いやいや、WindowsXPで2GBメモリとSATA2のハードディスクで、安心RAID(1)、それなりのグラボ(なにしろ、NvidiaのGeForce8600GT)を使うと、もう戻れないな。

1.少年司書ロボ0号プチロボX
 これ、じっくりマニュアルを読んでいたら、全体像が浮かんできた。
 9個のサーボモータを、無線(有線が基本仕様)で別のCPU(WindowsXP)からコントロールするわけだが、勿論プログラミングレベルのスクリプト(台本)の通りに、サーボモータが手足首を実に微妙に動かすわけだ。
 ラジオコントロールのように、人間がいちいち指示するのじゃなくて、スクリプトとして記憶させて、動かすのだから、完全自律型になる一歩手前の仕様だな。

 完全自律にするには、ロボット本体にパソコンを積み込んで、視力や、障害物検知や、もろもろのセンサーを積んで、当然スクリプトは、人工知能的プログラミンが必要となる。といっても、簡単なデータベースとif-then-elseレベルだが。
 プチロボXは、その手前に位置する。

 マニュアルレベルだが、昔のLogoを思い出していた。多少複雑だが、右へ一歩、左へ30度回転、などと記していくのだから、これはタートル(亀さん)を動かすLogoの方がわかりやすい。そういう仕様のロボットも、もうあるのかもしれない。ネット情報では、MS社がロボットコントロール開発システムに力をいれだしたようだ。

 ともかく、少年司書ロボ0号の最初の仕事は、年末には解明する。
 多分、利用者の前にとことこ行って、とんぼ返りを一回して、両手を上げて、こんにちはの挨拶程度だが(笑えるな)。音声出力もまだないから、隠し持ったプラカードを上げる程度じゃな。「ぼく、司書少年ですぅ~」とな。

2.鉄模ジオラマ:「鉄道模型をつくる
 これ、明日の日曜に静養しながら、寝ころんで記事を読む。初号は、Nゲージというものすごくちっこい電車が一台ついていただけだ。後日に、動力が付く号になるようだ。それまで、せっせと買わないと(爆)。

 ちいさな世界が、眼前に徐々に毎週毎月広がっていく。たのしみだ。
 最後は、その40x60センチほどのミニジオラマ世界の住人になってしまうかもしれない。
 十分に慣れたなら、退職までには、「余の、未来の図書館」を作って、そのときの学生達に見せてやろう。
 優秀作品で「電車図書館」とか、以前からいくつかあったなぁ~。余のモデルには、そこに司書少年ロボが登場する。うう、すばらしいぃ~。

*.というわけで
 そろそろ日もおちてきた。烏がなくから帰りましょう。
 今夜は、熟睡しそうだ。

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2007年9月28日 (金)

小説木幡記:2007/09/28(金)息の仕方は知りません・日曜司書ロボ作家

 今日は二ヶ月ぶりに嵯峨野某そば処へいって、たっぷりした「鳥なんば」を昼食にとった。950円は安いと思った。なぜならその味とボリュームは、よそでは得られないから。
 なぜ長きにわたり行かなかったかというと、暑さで足を伸ばすのがおっくうだったし、気持のゆとりがなくて、なかなか嵯峨野が遠かったから。

 そう、今夏はいささか以上にキツイ夏だった。ほとんど休暇やフィールドワークがなかった。珍しい。
 だから、ビデオも写真も採取は壊滅状態。
 撮影用の電池がすべて放電しているのじゃなかろうか。
 まあ、よろし。終わったことだ。
 うむ。来週も蕎麦を食べに嵯峨野に行こう。そうだな、にしんそば。その内、12月になると、絶品鴨なんば、生きていることの快感を味わうなり。
 余の人生は、もしかしたら、ひょっとしたら、幸運なのだろうか(爆)

1.教授曰く「息の仕方を教えてくれと、いわれても」
 この十年ほど、科目の中でコンピュータを扱う授業はずっとさけてきた。「情報検索」というコンピュータ実習に近い科目は、ずっと、非常勤の若い先生におまかせしてきた。
 たしかに、現在も余は二科目だけマシンルームを使っているが、これは学生にインターネットを使ってもらうためにであって、自ら、教授したことは記憶にない。

 今日の午後、半睡の中で気がついたのだ。
 余は学生や知り合いや他人から「コンピュータの使い方をおしえてください」と言われると、内心大抵は震えが生じる。要するに、ぐっと気鬱になってしまう。特に初心レベルがそうだ。たとえば、マウスの使い方、ファイルの整理のしかた、……。

 もちろん、「自作するんですがメモリーはどうしましょう、グラボはどれがよろしか、RAIDどうしましょう(笑)」とか。あるいは、「PASCALでハッシュ使いたいのですが、Cなんかのポインターを、こういう風につかいたいのですが」、とか言われると、むくむくと好奇心がわいてきて、ほんなら一肌脱ぎましょうか、と立ち上がる。

 だが、プリンターが動きません、とか、ディスプレイが暗いのですが、と言われると、そっと手洗いに行く振りをしたり、「ああ、すみません、会議が始まりますので」とか「そのうち、動きますよ、明るくなりますよ、きっと」と言ったまま、葛藤場面から逃避する。

 要するに、40年近い年月、マシンに取り囲まれた生活だったので、まるで「息の仕方を、おしえてくれませんか」といわれるような、あるいは「ハンドルをどれくらいの角度まわすと、道を曲がれますか」とか、「蕎麦は一回に何本ずつ食べるのが上品でしょうか」とか、問われたような気になって、立ちすくむ。

 現代の大学にとって、余は良い先生ではないと自覚した。
 不思議に、純粋の図書館学科目は、あきもせず、毎年毎年、同じ屁理屈をバカ丁寧に演説しているのじゃが。

2.日曜司書ロボ作家:プチロボX
 身長15センチのロボットキット(プチロボX)が昨日葛野研に到着した。ほんと、ちっこい。アルミ板むきだし、電池まるだしの、すっぽんぽんの少年ロボじゃね。頭というか、顔がない。これは後日、描いてやらないと。

 そこで、サーボモータ。
 さっき夕刊を見ていたら、大阪大学の石黒某教授の記事があって、関節なのか筋肉なのか、そういう動かす素をアクチュエーターと呼んでおられた。身体全体に42個、頭部だけで13個ものアクチュエーターがあって、アンドロイド(人間そっくりロボットと解釈しておこう)が動くようだ。

 以前、NHKのTVで見て、少女ロボと美女ロボの二人をみたが、いろんな意味でショックを受けた。
 まあ、それはよかろう。余は、むかしからSF大好き男じゃったから、アンドロイドときくと、背中が痺れてくる。それだけの話。

 そこで、もういちど、サーボモータ。
 アクチュエータというのは、余が今秋から育てる「少年司書ロボ0号」の場合、サーボモータと考えてよいと思った。
 キットに最初から9個も付いてくるモータなのだ。
 一般に電池で動くモーターは高速で回転するものを想像するが、サーボモータというのは、160度~180くらいの角度を、一度単位とか、もっと細かく、もっと荒く、カチカチと角度を変えるもののようだ。
 (ラジコン趣味の方は、よくご存じのこと)

 ただし、強力な力(トルク)があるので、その軸に手とか足をくっつけると、数度単位で直接手足や首を動かす仕掛けを組める。だからなのか、高価だ。他のサイトを見てみると、単品でも実用的なものだと万円のオーダーだった。

 もちろん、ちっこい少年司書ロボ0号の場合は、キット経費が、科研費でもうすなら洋書数冊程度のものなので、サーボモータはわずかに9個しかなく、そして手足といっても、数センチのアルミ板程度なので、トルクも小さい。要するに、一個あたり多分千円前後だろう(それでも高額だ)。

 普通、サーボモータが何故高価かというと、それはちっこくても、信号で細かく制御され、その上に自分の動いた結果を、また信号に変えて返す仕組みが内蔵されているからのようだ。

 余 「手を、やさしくちょっと動かせ。5mmほど」
 0号「動かしましたが、なんか触って、3mmで停まりました」
 余 「そうか、ほな、もうちょっと強い力をだせや」
 0号「出しました、なんか、抜けてしまった!」
 余 「あほ、女性の手相見るのに、手を壊したらあかんがな」

 コンピュータと、こういうやりとりをするのがサーボモータという仕組みらしい。それが、手足胴首に合計9個もある。
 余は今後、少年司書ロボ0号に、まるで、息の仕方を教えるような、そんな地獄が見えてきた。

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2007年9月27日 (木)

小説葛野記:2007/09/27(木)本日定食

1.本日定食の由来、淵源
 昔、京都の百万遍あたりでつとめていた。学生街だから食事どころはいくつもあったが、定番というものもできてくる。余は、週に一度ほど、すぐそばの中華店に通った。そこの「ほんてい:本日定食」が気に入っていたからだ。店名は、忘れた。いま、あるのかどうかは知らない。ちょうど、工学部の道を挟んだ北側あたりで、牛なべ定食のおいしかった弁某とか、なにかしら「だし巻き」が繊細な半洋風ランチの銀某とか、そのあたりだった。
 その中華店で一番好きだったのは、鳥の唐揚げが本日定食だった曜日だ。たっぷりあった。味もジューシーでよろしかった。世間知らずの余は、その店ではじめて、唐揚げに塩とこしょうの混ぜた粉をまぶして食するとおいしいことを知った。ただ、あまりに量がおおくて、最後はう~ッツとうめきながら食べていた。
 だから、本日定食。
 人の思考回路とは、こういう些事のつみかさねなのだろう、あはは。

2.ところで本日定食授業
 情報サービスと、資料組織1(主題)とが朝からたっぷり定食で、それぞれ10班前後のグループ演習になっている。
 今日の余は、まずそれぞれの助勤(4年生の演習補助学生だね)たちと教室にいって、演説をする。
 大抵、毎回大声で早朝演説して、半睡状態の若者達のめをさませる。
 ここで圧倒的な彼我の力量の差が現れる。余は午前4時半起床だから、脳は最高度の運行状態で絶好調。だが、彼女らはCPU稼働率でもうすなら、マイナスからせいぜい3%程度だろう。うけけ、いかに若くても、余に勝てる訳はないのだ!

 そこで。敵を殲滅してしまっては、ゲーム終了で、おもしろくもおかしくもない。さまざまな工夫が生じる。
 年末まで、じっくりお互いにたのしまないとな。

 2.1 夏期中の事前調査内容を各班長に聞く。
 2.2 テーマの深度、変更を確認する。
 2.3 来週には、着手発表があることを担当の副班長に確認する。
 2.4 つらいだろうが、がんばれよ! とお為ごかしの台詞をはく。
   辛いことをさせているのが、だれかとは、分からないようにする。
   やはりな、ゲームっていうのは、相手の力量にあわせて戦も考えないと。
   無理押し、殲滅という教育は消耗するだけだ。
   孫子だね「兵は奇道なり」うけけ。

 で、助勤たちもまたそれぞれのキャラで下級生達に対応する。若いころから、そういうことに慣れておくとな、就職しても結婚しても、連戦連勝うたがいなし。

3.マキムク遺跡から仮面出土
 今朝の新聞に、仮面が載っていた。奈良県の箸墓北方の(つまり、JR巻向駅あたり一面)遺跡から、3世紀の木製仮面がでてきたようだ。
 畑仕事の鍬の先に目鼻をつけたもののようだ。卑弥呼さんは太陽神崇拝だろうから、土のにおいのするこの仮面は、農民が使ったものだろうと、コメントがあった。
 わくわくどきどきするが、今朝は授業たっぷり日なので、さっと見て木幡を出発した。
 しかしこれまでの仮面遺物は7世紀くらいのものが日本では最古らしいので、3世紀の仮面とは、なにか気持ちが高ぶるなぁ。

*.ようやく秋
 今年こそ、紅葉を写そうと思っているのだが、さて、桜は名所をいっぱい知っているが、京都の紅葉となるとどこなんだろうと思って、さがしてみたら、なんと灯台もと暗し、「嵐山」なんだって。余が成長したところじゃないか。葛野からは自動車ですぐ。
 11月半ばが見頃らしいから、早朝6時とか、夕方に、すいた頃に行って写してみよう。楽しみだ。

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2007年9月26日 (水)

卑弥呼の墓(005) 邪馬台国は古代大和を征服した/奥野正男

承前:卑弥呼の墓(004) 陸行水行/松本清張(小説)

邪馬台国は古代大和を征服した/奥野正男(表紙)
邪馬台国は古代大和を征服した/奥野正男(裏表紙)
 この冊子を見ると懐かしくなる。今より、もっと懐が淋しかった時代に一冊450円。80頁ほどしかないが、テーマについて過不足無く内容が詰まっていた。文庫や新書とは違って判型が大きい分、地図や写真は、章立ての一覧性があった。それをいま再読して、PART2 卑弥呼の死をめぐる謎「卑弥呼の骸(むくろ)はどこに葬られているか」をまとめてみた。

 以下奥野は、卑弥呼の墓を論証する尺度として、魏志倭人伝を中心においた。

1.卑弥呼の墓の条件
 「大いに冢を作る、径百余歩、葬に殉ずる者は奴婢が百余人」
 「その死は棺ありて槨(そとばこ)なし、土を封じて冢を作る」
という魏志倭人伝に照らして次の条件にかなうものを卑弥呼の墓とした。

 奥野は言う、
1.1 冢(ちょう)であること。それは盛り土のような塚であって、見上げるような高さの墳、つまり前方後円墳ではない。 
1.2 径とは円の差し渡しであり、前方後円墳などの全長ではない。
1.3 百余歩とは、「目分量」として百歩ほどの意味。歩数なら50~60m。
1.4 棺とは、弥生時代の甕棺、木棺、箱式石棺などをさす。
1.5 槨(かく)なしとあるから、棺が外箱に入ったものではない。
   (奥野説を良く読むと、いわゆる竪穴式石室自体が外箱になる、という考えだ)
   (すると、竪穴式石室を持つ一般的な前方後円墳は、卑弥呼の墓ではない、となる)
   (私は、槨とは、マトローシュカ人形的多重層棺桶という意味に取っていたのだが)
   (ツタンカーメンとか秦始皇帝などは、厳重に何層もの箱に入っていたようだ)
1.6 後漢式鏡の大量埋蔵が卑弥呼墓の条件

 以上の奥野の諸条件からすると、箸墓は外れるらしい。

2.卑弥呼の墓は、平原遺跡(ひらばる・いせき)
 奥野は糸島郡前原町の曽根丘陵にある平原遺跡を卑弥呼墓としている。
 一番大きな理由は、副葬品であろうか。勾玉、管玉、小玉がガラスやメノウ製で多数出土した。しかも、銅鏡が、国内最大級の大きさ(直径46.5センチ)を持つ内行花文鏡や、後漢鏡と国産鏡をあわせて42面出土していることである。

 たしかに前者は女王の装飾品を想像させ、巨大な鏡はトップクラスの副葬品と思える。
 墓は、割竹式木棺がそのまま埋めてあったようなので、外箱が無いと言える。

 この平原遺跡を卑弥呼墓とする話は、2007年3月放映のNHK「邪馬台国はどこか」でも、奈良県桜井市の箸墓と対応して、北九州の最有力箇所と見られていた。

3.平原遺跡の地図
 奥野説では、邪馬台国は筑後川北岸一帯となっている。別途『考古学から見た邪馬台国の東遷』(毎日新聞社、1982)には、東遷というスタイルで「小研究史」がまとめてあったが、詳細は省く。
 その、平原遺跡の現在地は、福岡県前原市大字曽根付近であろう。

 平原遺跡地図
 ↓以下の地図ポイントは、別の詳細地図では「平原歴史公園」とある。

感想
 この冊子は奥野正男・研究成果の分かりやすいまとめである。そこがよいと思った。
 ご自身の研究結果を、要点ごとにまとめ、必要最小限の先行研究図書をあげ、日曜邪馬台国作家にも分かりやすく書かれたものである。

 疑問点として、別途くりかえしたが、魏志倭人伝の内容を尺度にすることの妥当性がよくわからない。日本書紀ほどのしっかりした文章でも、潤色著しいという噂なのだから、細かなことは遠い昔話として曖昧に見えてしまう。だから、棺桶に外箱が無かったとかいう話も、つい疑ってしまう。また奥野が外箱を竪穴式石室ととらえたのも分かりにくかった。
 NHKの上述放映でみた平原遺跡出土の装飾品のかずかずは、美しいものだった。ここが女性の墓という推理はうなずけた。TVを見ていて思ったのだが、卑弥呼の宮殿と墓との位置関係をもう少し調べてみたくなった。

参考サイト
 伊都国歴史博物館公式HP
 同上の「内行花文鏡

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2007年9月25日 (火)

四十二万アクセス(42万/全体70万):MuBlogの分析

承前:四十一万アクセス(41万/全体68万):MuBlogの分析 (前回: 2007.09.06日)

本日・観測日→2007/09/25(火)13:15

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    MuBlog記事数 1,181件 コメント3,689件  トラックバック 880件

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(1)ページ別アクセス数:1ヶ月分:MuBlog のみ

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16,961
訪問者数: 13,067
解析ページ 訪問者 アクセス
1 トップページ 906 1,508 6.9% 8.9%
2 NHK風林火山(36)小山田の横死と美瑠姫の自死 345 454 2.6% 2.7%
3 NHK風林火山(31)真田幸隆の謀略 307 375 2.3% 2.2%
4 NHK風林火山(35)由布姫の懊悩と誇り 265 367 2.0% 2.2%
5 NHK風林火山(34)裏切りの真田幸隆 288 343 2.2% 2.0%
6 ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方 283 325 2.2% 1.9%
7 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 192 300 1.5% 1.8%
8 NHK風林火山(32)山本勘助:景虎と宇佐美の思惑 207 273 1.6% 1.6%
9 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 171 253 1.3% 1.5%
10 涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社) 181 251 1.4% 1.5%
11 NHK風林火山(37)上杉謙信その前夜 190 248 1.5% 1.5%
12 涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース 124 246 0.9% 1.5%
13 地図の風景 208 245 1.6% 1.4%
14 涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink 186 239 1.4% 1.4%
15 NHK風林火山(24)晴信の妄念とガクトの妖艶 201 235 1.5% 1.4%
16 NHK風林火山(33)道安(内野・勘助)絶体絶命 172 231 1.3% 1.4%
17 イナイxイナイ:Peekaboo/森博嗣 (X1) <感想文:真空管一本> 195 215 1.5% 1.3%
18 みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 176 210 1.3% 1.2%
19 ti voglio bene : t.v.b (リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ) 129 199 1.0% 1.2%
20 NHK風林火山 132 180 1.0% 1.1%
21 涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600 90 177 0.7% 1.0%
22 Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 145 176 1.1% 1.0%
23 室町和久傳(むろまち・わくでん) 117 171 0.9% 1.0%
24 涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS 111 162 0.8% 1.0%
25 勤王志士・古高俊太郎邸跡と、しる幸:私の京都・河原町通{四条→三条} 101 136 0.8% 0.8%
26 NHK風林火山(17)由布姫の慟哭 118 135 0.9% 0.8%
27 NHK風林火山(07)真田幸隆 102 128 0.8% 0.8%
28 涼夏2007PCの自作:目次とまとめ 94 126 0.7% 0.7%
29 NHK風林火山(18)由布姫の決意 90 124 0.7% 0.7%
30 自作PC 83 118 0.6% 0.7%
31 京都の書店 107 115 0.8% 0.7%
32 CPU空冷装置・換装のお勧め・SAMURAI-Z 74 113 0.6% 0.7%
33 古いノートパソコン・再生のお勧め:SONY-Vaio(2000年)に外付けハードディスク 93 103 0.7% 0.6%
34 NHK風林火山(38)村上義清の妻・玉ノ井 74 98 0.6% 0.6%
35 NHK風林火山(30)海と鉄砲 54 93 0.4% 0.5%
35 ノート・パソコンのハードディスク保守(シャープのメビウス・ノート) 75 93 0.6% 0.5%
37 CPU空冷装置・掃除のお勧め 67 92 0.5% 0.5%
38 HD(ハードディスク)の直付け増設のお勧め 69 86 0.5% 0.5%
39 涼夏2007PCの自作 (2)ハードディスクとDVDのセット 59 81 0.5% 0.5%
39 さくらだ:桜田 50 81 0.4% 0.5%
41 NHK風林火山(29)武田晴信の「人は城」 74 79 0.6% 0.5%
42 Santa Monica Beach : サンタモニカ・ビーチ 73 78 0.6% 0.5%
43 読書余香 68 76 0.5% 0.4%
44 Berry Cafeのフルーツタルト(レプリカ) 51 68 0.4% 0.4%
44 神々の乱心/松本清張<感想文 その1:上品な吉屋特高係長> 51 68 0.4% 0.4%
46 枝魯枝魯(ぎろぎろ)の一夜 59 65 0.5% 0.4%
47 NHK風林火山(23)河越夜戦(かわごえよいくさ) 59 64 0.5% 0.4%
47 ふしみももやまじょう:伏見桃山城 51 64 0.4% 0.4%
49 登喜和(ときわ)のステーキと春の京北周山町 33 60 0.3% 0.4%
49 図書館司書採用試験問題概説:県立図書館・関西・200702 53 60 0.4% 0.4%
51 MuBlogへのご招待 48 57 0.4% 0.3%
51 NHK風林火山(26)殺戮とガクト 47 57 0.4% 0.3%
53 美味しいところ 46 56 0.4% 0.3%
54 秘花/瀬戸内寂聴 著 <感想:世阿弥の佐渡島> 45 55 0.3% 0.3%
54 NHK風林火山(20)勘助の心、由布姫の心 39 55 0.3% 0.3%
54 【少しずつ進める癖/森博嗣】への共鳴感 49 55 0.4% 0.3%
57 辨慶うどん 39 54 0.3% 0.3%
58 NHK功名が辻(03)竹中半兵衛のこと 46 53 0.4% 0.3%
59 スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 37 52 0.3% 0.3%
60 冷蔵庫の応急修理・20年ほど昔の日立製 30 50 0.2% 0.3%
60 甘樫丘東麓遺跡(あまかしのおか・とうろくいせき)と蘇我入鹿邸跡 38 50 0.3% 0.3%
62 NHK風林火山(19)笛を吹く由布姫 33 48 0.3% 0.3%
63 キラレxキラレ:Cutthroat/森博嗣 (X2) <感想文:短剣一本かな?> 38 47 0.3% 0.3%
63 姑獲鳥の夏:うぶめのなつ(映画) 38 47 0.3% 0.3%
65 オーパーツ大全 : 失われた文明の遺産/クラウス・ドナ、ラインハルト・ハベック共著 43 46 0.3% 0.3%
65 江戸東京博物館(えどとうきょうはくぶつかん)と、ほそ川の穴子天付そば 31 46 0.2% 0.3%
67 じょうしょうこうじ:常照皇寺 30 45 0.2% 0.3%
68 栞屋蕉庵+メリーアイランド、がんこ+はやしや 29 43 0.2% 0.3%
69 私の京都:薮そば(伏見桃山大手筋) 22 42 0.2% 0.2%
69 ミホミュージアムの秋 34 42 0.3% 0.2%
71 神々の乱心/松本清張<感想文 その2:明瞭な小説視点> 33 41 0.3% 0.2%
71 Blogメモ 38 41 0.3% 0.2%
73 平城京、長岡京、平安京:三都の南北標高差 37 40 0.3% 0.2%
73 金印偽造事件:「漢委奴國王」のまぼろし/三浦佑之 29 40 0.2% 0.2%
75 邪馬台国はどこか/NHK歴史の選択 30 39 0.2% 0.2%
76 黄桜かっぱカントリー:kizakura kappa country 29 38 0.2% 0.2%
77 詩仙堂と猫町:私の京都 21 37 0.2% 0.2%
77 ηなのに夢のよう/森博嗣 34 37 0.3% 0.2%
77 「壬申の乱」の関係地図 25 37 0.2% 0.2%
80 前方後円墳の航空写真 27 36 0.2% 0.2%
80 ヴァンパイア・レスタト/アン・ライス 33 36 0.3% 0.2%
80 小説木幡記:20070505(土)秘花/瀬戸内寂聴と、世阿弥 25 36 0.2% 0.2%
80 小説木幡記 34 36 0.3% 0.2%
84 北方謙三『水滸伝』一「曙光の章」 35 35 0.3% 0.2%
84 0501010・大晦日の鍵善と八坂神社 31 35 0.2% 0.2%
84 ながればし:流れ橋(上津屋橋) 22 35 0.2% 0.2%
87 ブラック・ラグーン(広江礼威)とヨルムンガンド(高橋慶太郎) 32 34 0.2% 0.2%
87 NHK風林火山(13)仕官、就職とは命がけ 30 34 0.2% 0.2%
89 卑弥呼の墓(003)邪馬台国への道/安本美典 24 33 0.2% 0.2%
89 小説木幡記:2007/09/05(水)知的障害、社会福祉、年金犯罪 29 33 0.2% 0.2%
89 小説木幡記:2007/09/10(月)近頃のMuBlog 22 33 0.2% 0.2%
89 もりしょう:そうめん処・森正 22 33 0.2% 0.2%
89 ふしみぶぎょうしょ:伏見奉行所跡と魚三楼 23 33 0.2% 0.2%
89 桜の森:佐野藤右衛門邸の桜 21 33 0.2% 0.2%
95 最古の前方後円墳(邪馬台国?)東田大塚古墳、矢塚古墳 24 32 0.2% 0.2%
96 NHK風林火山(16)由布姫と自害 26 31 0.2% 0.2%
96 フェリエ:京都ブライトンホテルでカジュアルなディナー 23 31 0.2% 0.2%
96 金魚水槽の掃除(2005/12/04) 23 31 0.2% 0.2%
99 だいちゅう・ラーメン:大中ラーメン 27 30 0.2% 0.2%
100 古民カフェ:私の京都・河原町通{四条→三条} 20 29 0.2% 0.2%
100 紅鮎(べにあゆ)で湯治ついでに季節の料理 27 29 0.2% 0.2%
100 北方謙三『水滸伝』十八「乾坤の章」 25 29 0.2% 0.2%

(2)ワード・フレーズ:1ヶ月分:MuBlogのみ

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集計対象アクセス数:10,118

検索ワード/フレーズ 割合
1 真田幸隆  G Y M 156 1.5%
2 じぶり  G Y M 136 1.3%
3 海野家  G Y M 118 1.2%
4 由布姫  G Y M 117 1.2%
5 キラレ×キラレ  G Y M 102 1.0%
6 GA-G33M-D S2R  G Y M 92 0.9%
7 風林火山 ガクト  G Y M 85 0.8%
8 上杉憲正  G Y M 77 0.8%
9 しる幸 京都  G Y M 62 0.6%
10 美瑠姫  G Y M 53 0.5%
11 桜田 京都  G Y M 43 0.4%
12 伏見桃山城  G Y M 37 0.4%
13 京都 しる幸  G Y M 36 0.4%
14 佐野藤右衛門  G Y M 32 0.3%
14 紅鮎  G Y M 32 0.3%
16 甘樫丘  G Y M 30 0.3%
17 風林火山  G Y M 26 0.3%
17 ミホミュージアム  G Y M 26 0.3%
17 自作pcケース アクリル  G Y M 26 0.3%
17 風林火山 真田  G Y M 26 0.3%
17 常照皇寺  G Y M 26 0.3%
22 山本勘助 由布姫  G Y M 25 0.2%
22 わくでん  G Y M 25 0.2%
22 室町和久傳  G Y M 25 0.2%
25 京都 書店  G Y M 24 0.2%
25 リストランテ t.v.b  G Y M 24 0.2%
27 風林火山 真田幸隆  G Y M 23 0.2%
27 竹中半兵衛  G Y M 23 0.2%
27 うぶめのなつ  G Y M 23 0.2%
30 森博嗣 名古屋大学  G Y M 22 0.2%
30 風林火山 由布姫  G Y M 22 0.2%
32 鍵善  G Y M 20 0.2%
32 ガクト  G Y M 20 0.2%
34 風林火山 小山田  G Y M 19 0.2%
34 山本勘助 真田幸隆  G Y M 19 0.2%
34 秘花  G Y M 19 0.2%
34 達磨大師  G Y M 19 0.2%
34 NHK 風林火山  G Y M 19 0.2%
39 GA-G33-DS2R  G Y M 18 0.2%
39 PCケース アクリル 自作  G Y M 18 0.2%
39 楊令  G Y M 18 0.2%
39 冷蔵庫 修理  G Y M 18 0.2%
43 京都 大型書店  G Y M 17 0.2%
43 森博嗣 site:http://asajihara.air-nifty.com/mu/  G Y M 17 0.2%
43 森博嗣 名古屋大学 退職  G Y M 17 0.2%
43 風林火山 感想  G Y M 17 0.2%
43 裸族のマンション  G Y M 17 0.2%
48 京都 桜田  G Y M 16 0.2%
48 レスタト  G Y M 16 0.2%
48 CPU 掃除  G Y M 16 0.2%
48 小山田 みる姫  G Y M 16 0.2%
48 京都の書店  G Y M 16 0.2%
53 プルート 浦沢  G Y M 15 0.1%
53 リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ  G Y M 15 0.1%
53 ぎろぎろ  G Y M 15 0.1%
53 メリーアイランド  G Y M 15 0.1%
53 和久傳  G Y M 15 0.1%
53 功名が辻 竹中半兵衛  G Y M 15 0.1%
59 キラレ キラレ  G Y M 14 0.1%
59 山本勘助  G Y M 14 0.1%
59 リストランテtvb  G Y M 14 0.1%
59 室町 和久傳  G Y M 14 0.1%
59 cpu 掃除  G Y M 14 0.1%
59 益田の岩船  G Y M 14 0.1%
65 mublog  G Y M 13 0.1%
65 ながればし  G Y M 13 0.1%
65 伊勢遺跡  G Y M 13 0.1%
65 みたかのもり  G Y M 13 0.1%
69 HD 増設  G Y M 12 0.1%
69 長尾真  G Y M 12 0.1%
69 リストランテ tvb  G Y M 12 0.1%
69 弁慶うどん  G Y M 12 0.1%
69 五色塚古墳  G Y M 12 0.1%
74 自作 透明ケース  G Y M 11 0.1%
74 天皇の宮都  G Y M 11 0.1%
74 海野家 再興  G Y M 11 0.1%
74 pc2-6400とは  G Y M 11 0.1%
74 ti voglio bene  G Y M 11 0.1%
79 ガクト謙信  G Y M 10 0.1%
79 ガクト 上杉謙信  G Y M 10 0.1%
79 gackt 浅茅原  G Y M 10 0.1%
79 心の旅路 瀬戸内  G Y M 10 0.1%
79 神々の乱心  G Y M 10 0.1%
79 宇治 平等院 地図  G Y M 10 0.1%
79 ハリウッドハイランド  G Y M 10 0.1%
79 修飾麻疹  G Y M 10 0.1%
79 瀬戸内寂聴 秘花  G Y M 10 0.1%
79 みる姫 風林火山  G Y M 10 0.1%
79 小山田 美瑠姫  G Y M 10 0.1%
79 上津屋橋  G Y M 10 0.1%
79 GA-G33M-D S2R 自作  G Y M 10 0.1%
92 枝魯枝魯  G Y M 9 0.1%
92 風林火山 みる姫  G Y M 9 0.1%
92 税所篤  G Y M 9 0.1%
92 魚三桜  G Y M 9 0.1%
92 ぎろぎろ 京都  G Y M 9 0.1%
92 水槽の掃除  G Y M 9 0.1%
92 真田 幸隆  G Y M 9 0.1%
92 椿井大塚山古墳  G Y M 9 0.1%
92 妻鹿田  G Y M 9 0.1%

(3)アクセス地域:1ヶ月分:MuBlogのみ

集計対象アクセス数:4,524

都道府県 割合
1 東京 1,174 26.0%
2 大阪 430 9.5%
3 京都 401 8.9%
4 神奈川 300 6.6%
5 愛知 201 4.4%
6 福岡 161 3.6%
7 埼玉 159 3.5%
8 兵庫 127 2.8%
9 北海道 122 2.7%
9 静岡 122 2.7%
11 千葉 119 2.6%
12 三重 92 2.0%
13 茨城 91 2.0%
14 長野 77 1.7%
15 滋賀 64 1.4%
16 広島 60 1.3%
17 新潟 59 1.3%
18 岐阜 58 1.3%
19 宮城 57 1.3%
20 岡山 47 1.0%
21 栃木 43 1.0%
22 山梨 41 0.9%
23 石川 35 0.8%
24 福井 33 0.7%
24 奈良 33 0.7%
26 福島 32 0.7%
27 群馬 29 0.6%
28 大分 27 0.6%
28 富山 27 0.6%
28 岩手 27 0.6%
31 山口 25 0.6%
32 徳島 24 0.5%
33 愛媛 23 0.5%
33 鹿児島 23 0.5%
35 長崎 18 0.4%
36 秋田 17 0.4%
36 香川 17 0.4%
38 宮崎 16 0.4%
38 山形 16 0.4%
38 高知 16 0.4%
41 青森 15 0.3%
42 沖縄 14 0.3%
43 鳥取 13 0.3%
44 熊本 12 0.3%
45 和歌山 11 0.2%
46 島根 8 0.2%
46 佐賀 8 0.2%

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小説葛野記:2007/09/25(火)涼しい

1.昨日は
 いろいろ仕事もはかどって満足。夜はサンマをいただいた。脂がのってよい味でした。
 
2.今朝は
 心身非常に快適な朝だ。朝から局長一斉メルが届いた。みんなに昼食をご馳走してもらえるらしい、ありがたい。そういえば、久しぶりの倶楽部月例会、後期の助勤会が今日あるな。忙しい。

3.何を考えた
 死だな。毎朝考えるようになってきた。だがそれは、「生きるのが辛い」「死んでしまいたい」というような気恥ずかしい、たわごととはまったく異なる。
 ブッダが重く考えたことに、死という苦があった。来世がどうのというのは、ブッダが入滅されて、もっともっとあとの話であって、ブッダは生きる間の苦をいろいろ考えた。
 そういう意味での「死」を毎朝考えている。

 余の場合、これまで育ててきた、水をやって栄養やって、たのしくきままに育ててきたこのMu自身が、この世からすっかり消滅するという点での、死を考えている。やはり、自分というものがあるから死を恐れる。しかし自分というものが無ければ、何十年も生きていても、おもしろくもおかしくもなかっただろう。

 脳が死をあれこれ考えさせるようになった。
 脳を育てたのは人の歴史だった。
 寒いから毛皮を身につけ、腹が減るから保存食や米を作り出し、人が死んだら寂しいから葬式を生み出した。

 そうそう、葬式は生き残っている人のためのものだな。
 ……。

4.さて本日定食
 今日は葛野図書倶楽部2001の行事で終わりそうだ。
 昨夕は、その日最後の仕事として、ある科目の予習をしていたが、つまりパワーポイントにまとめ直していたが、非常に気持ちがよかった。どうであれ、この世界を職業として、そして葛野に来てからは研究教育として、接してきたかいがあった。
 なんのことはない、Muは授業内容をよく理解できるということに、気がついたのだ(笑)。

 本日も、倶楽部行事がすべて終わったら、また別の科目を、本当に余が理解しているかどうかを、確かめながらまとめておこう。
 と、言いながらも、校務はまだまだある。
 諸委員会がますます山盛りある。こまったこまった、こればっかりは数百回教授会や委員会を経験してきても、未だに「よく、わからない」というため息がでてしまう。
 うむむ。

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葛野の朽ち木

朽ち木

Mu462d2052 研究棟前に木が倒れていた。化石のようになっていた。なにかの原因で倒れたようだが、珍しい光景だった。木とか林とか森は好きだから、葛野中が森になればよいと思っているが、こうして見てみると、木を育てるのも大変だと想像した。近寄ってみると、中はがらんどうになっていた。以前から枯れていたのだろう。なにも気がつかなかった。ただそこに立っているだけで安心していた。木には安定感がある。それでも、いつかは横になる。生きているということの証なのだろう。生死をながめてよい朝の風景だった。(2007/09/25(火)記す)

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2007年9月24日 (月)

小説葛野記:2007/09/24(月・祝日らしい)混沌の葛野ロボット

 昨日の木幡研夕食はスキヤキだった。スキヤキが大好物とは申していない。ただ、時々「う~ん」とうなるほどの美味い肉だと、顔面全体がほころぶ。卵にも賞味期限ラベルがついていて上等だった。割ると、おお「双子の美形卵」だった(ミステリー)。ただ、酒はやめておいた。いろいろあってな。それで食前酒には養命酒をいただいた。あれは太るとよく聞くが、余はきわめて小食なので、痩せた部類の男(ほんまです)だから、一口ぐい飲みの養命酒はかえって身体によい。まったく、余も軽い男よなぁ、もうすこし重量感があった方がよいと思いながら、燃費向上、RSだって軽い男を乗せる方が、重量級の女達よりもガソリンが安くできる(想像)。

 というわけで、昨夕は大量の肉で満腹したので、今朝のセブンイレブンでの昼食仕込みはあっさり「助六寿司」にしておいた。価格は390円で巻き寿司が4つ、稲荷寿司が3つ付いていた。消費期限は25日午前3時だから、今日の昼から夕方中に食せば、蒲柳の質であっても食あたりはないだろう(と、毎日毎日神経質に長生きを考えておる)。そうそう、カロリーは531kcalらしい。ちょっと気を許すと1000kcalを超えるトンカツとか焼き肉弁当が多い中では、これもMu軽量化燃費軽減作戦目的にそった選択だと、われながら頭のよさに感激した。

さて、ロボット。
 葛野でネットをあけたとたんにロボット3万円の記事があった。昔から「いつかは、ロボット趣味に突っ走りそう」と予感していたが、数年前から東京や大阪で20万円~10万円の高級ロボットが話題になってきたようなので、いまかいまかと待っておった。なぜ待つかというと、最初は躊躇しますがな、文系軽量男にとって、わけのわからん電子制御世界に10万も20万円も投資できるわけがない。
 それが3万円になると、ちょっと期待が大きくなる。

 余はこう見えても、バランス感覚に優れたとてもまともな初老男であると自認しておる。少なくとも大好き麻生さんや小泉さんよりも、ちょっとひねくれた「わたしは、影にすぎません」と漏らす福田康夫さんタイプだと、自覚しておる。
 ←ああ、blogってよいなぁ。なんでも恥ずかしげもなく書けるって。公文書とか論文だと、ぜったいに書けない。

 共立電子産業株式会社というところが製造販売のようだ。この名称、どっかでみたことある。大昔の模型とラジオあたりで、ちっこいビルの写真があったような(まちがいかもしれない)。ともかく、サイトがあったので、後日のために引用記録しておこう。タイトルは子供っぽいけど、内容は、ふむふむ、余の余生を充実させる予感。

 プチロボX

1.WindowsXPなどで、制御できる。(まあ、だいたいこういうのはそうなんだろうが)
2.素材がアルミむき出しとか、ワイヤーむき出しで、痺れる(涼夏2007PCと同一世界だね)
3.サーボモータを8つも使うなんて、おお(これは幼児期模型熱中少年の後遺症)
4.変形させる余地がある(自律探検車とか、検索ロボットとか、夢がひろがる)
5.価格が29988円、これだと倶楽部への寄付金と変わらない(うけけ)

 というわけで、さっそく購入しようとしたが、東京とか大阪の販売店だし、結局通販になるのかな。

購入目的
 現代日本のロボット状況を知る。
 授業の補助教材として使えるかどうか確認する。
 ともかく、欲しい!

 授業関係では、ここ数年の「情報図書館学」共同演習で作成される「近未来の図書館」像には、必ずといってよいほど「ロボット」が登場する。登場の様子は様々だが、20前後の女子司書卵にとっても、近未来、なんらかの形でロボット司書が出現することを確信している様子が窺える。
 うむ。
 現代のPCに見られる、おもしろみのない、コミュニケーション不在のOPAC(目録検索)や、ネット・サービスにはそろそろうんざりしてきたのかもしれない。そこで、ロボット司書。これはいける、なあ(笑)。
 余も余生に「ロボット司書の諸相」だなんて、本でも書いてこの職をおさらばしてもよい。でもそのときは、当然「介護ロボットの諸相」を書く準備にはいっておろうがな。

本日定食
 ひたすら宿題の完成。
 多種多量あるが、中心は夏期論文のCD化だ。
 今日中にいくつかが完成し、あとは年末まで授業を助勤たちにまかせて、昼寝しましょう。
 これこそもっとも優れた指導者の鑑なり。
 トップが病気になるような組織は、組織自体が腐っておる。葛野図書倶楽部2001は柔にして強靱だ。自己再生補修機能がこっそり埋め込まれておる。うはははぁ~!

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2007年9月23日 (日)

NHK風林火山(38)村上義清の妻・玉ノ井

承前:NHK風林火山 (37)上杉謙信その前夜

 これまで風林火山には何回も村上義清(永島敏行)が登場してきた。しかしMuはあまり言及しなかった。というのも、Muは歴史物語は好きな方で、村上水軍は幾度も耳にしてきたが、村上義清は記憶になかったからである。たいそうアクが強くて印象深い役者がでているなぁ~程度の感想だった。すぐに退場するだろうと思ったのが大間違いで、延々と今夜まで来てしまった。調べた限りでは、まだまだ出番があるようだ。ついでにと言っては何だが、例の信濃守護職・小笠原長時さん、この方も70歳近くまで生き延びるらしくって、まだまだMuも勉強がたりないなぁ、と反省した。
 さて、今夜は如何に。

 一番心に残ったのは、これも意外に村上の正室・玉ノ井(中島ひろ子)の自決だった。いささか荒っぽい義清の妻だから、どんな方かと想像したが(以前に出ていても、気がつかなかった)、上品さに驚いた。NHK大河ドラマは隅々まで気を配った贅沢なドラマだと思った。玉ノ井の立場と、女優の雰囲気だけでも数回楽しめるドラマになっていたかも知れない。

 策と策とのぶつかり合いだった。村上は、犀川の浅瀬は武田が待ち伏せていると予想し自らが渡り越後に落ちのび、深みは待ち伏せなしと思って奥方達を逃したが、案に相違して武田の馬場が待っていた。
 馬場は、調略謀略だけの戦では勝っても士気が衰えると、息巻いている。平蔵の奥さん、お腹の大きいヒサとの掛け合いは、うむ、よかった。

 景虎のセリフ廻しは、ふと美輪明宏を思い出した。声の厚み、というか重量感を味わうようになってきた。着物の袖を大きく広げたり、背景に龍の絵を置いたり、護摩を焚いたりとか、きっちりとひとつのパターンが出来上がっていて、ガクト景虎の場合、その要素をひとつずつ見せていくことで雰囲気が盛り上がってくる。そうだな、茶道なんかそうかもしれない。名人だと、ひとつひとつの仕草が、だんだん雰囲気を深め、造っていくのだろう。

 それで、朝廷に従五位下だったかの、お礼にあがりたいとガクトは上杉憲正に答えていた。浅学無知なので、ふと疑問が湧いた。尊皇思想というのが、どういう風にして各地の大名にまで浸透したのかということだ。まだ大日本史もなかったのだから、記紀を師匠にならったのだろうか、歌か、意外にMuも立ち止まってしまった。景虎は坊主だった時代もあったから、仏門では尊皇勤王思想を学ぶのだろうか。どうなんだろう、北畠親房の神皇正統記でも読んだのだろうか。家康が、書紀から壬申の乱を学び、関ヶ原では同じ場所に陣を張ったという話を読んだことがあるが。
 さかんに義、大義をとなえたガクトだから、これは儒教の影響なのか。
 ああ、日本史は広くて深い。

 勘助と晴信、ふたり並んでいると本当に貫禄がでてきたと思った。もしかしたら、ドラマは役者を成長させるのかもしれない。役になりきるというのは、相手がどう考えて行動したかをトレースするのだから、徐々に(仮想であっても)経験が増えて、考えが深まるのかも知れない。そんな単純なことではなかろうが、二人ともホンモノの戦国武将に見えてきた。

 それにしても勘助と晴信のひそひそ話。村上を生きたまま越後に逃亡させるのが上策。しかしそれを部下達に下知するわけにはいかない。
 勘助 <任せてください。村上の逃亡予想路近くに、分かる者がおります>と、腹芸。

 さらに、村上を生かして越後に逃亡させれば、越後の景虎は、信濃を占領はしない。村上の領土を回復するためにだけ、援軍を出す。義の男だから。
 しかし、村上を殺せば、ガクトは必ず信濃を自らの領土にする。こういうややこしい話を、二人がひそひそと分かりやすく言うておった。なかなかよかった。

 ついに来週あたりは第一次川中島戦のようだ。むつかしい戦史をドラマでどういうふうに分かりやすくひもとくのかが、楽しみ。
 そうそう、オープニングで、「花」の画面に女優がでないと淋しいものだ。逆に、あの役は出番は少なくとも、相当に重い役なのだと、あらためて知った。

予習:川中島古戦場跡(1)八幡原史跡公園

 武田信玄と上杉謙信の龍虎がまみえた川中島の激戦は、それが5回ほどもあり、いちいちその地がどこかを探索し指摘するのはMuBlogには似合わない。だから、今夜のところは、1561年(永禄4年)9月10日の「きつつき戦法」で有名な八幡原の史跡を探しておいた。町名は「長野県長野市小島田町」と出たが、一般には川中島古戦場跡と言ってもよかろう。ここは四度目の大激戦で、特に武田の猛将が幾人も戦死した。おそらく、ドラマでは終盤になり、ここで山本勘助さんもお亡くなりになるのだろう、と想像しておく。

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小説木幡記:2007/09/23(日)混沌の木幡研:スマートロードスタークーペ

小型爬虫類のようなスマートロードスタークーペ
 数日前に京都の果て、西大路九条の交差点で、目が点になるような小型自動車に出くわした。強烈な物欲が身体の奥底からわき上がってきた。一体、どこのメーカーのなんていうの? と目をさらにして信号待ちで探してみた。「Smart」と書いてあった。うん?。スマートって、もう日本で普及している、ダヴィンチコードでもヒロインが乗っていたおもちゃみたいな車、だったはず。あれもメルセデス・ベンツの血をひくらしい自動車。でも、ちっこすぎて乗るのが怖いような~

 だが、眼前の小型爬虫類は、なんとなく雰囲気が違う。飛びかかってきそうな、足腰。タイヤがでっかい。三本スポークが胸を突き上げる。ああ~、よいなぁ。
 京都の通勤路ではめったに変な自動車に出くわさない。箱自動車とトラックとバスと、……。それらとは一線を画している。いつの自動車なんだろう。クラッシクカー?
 分からないことだらけだった。
 さっそく調べてみた。

 やはり、smartだった。しかし、元祖スマートとは相当にコンセプトが違う気がした。排気量は700ccだが、タイヤは16インチだった、大きいはずだ。お値段も、あははのは、元祖スマートの2倍に近い。300万円ほどする。CPUやメモリがてんこもり買える価格だ。

 ともかく、いつかURLは変わるだろうが、記念に引用しておこう。
 自分でかったら、写真をばんばん撮りたい自動車だった。今日みたら「売り切れ」という文字に気がついた。
 sold out。残念、せっかく買って上げようとおもったのに(爆)。
 スマート ロードスタークーペのお写真。

 そうそう、木幡研Mu所長は新たな物欲に混沌となってきた。
 あわてて預金残高を確認したが、50分の1程度の数字が並んでいた。やはり、自作PCの方がよさそうだ。あるいは、最近は優れものが多いと噂されるプラモで、さがしてみるか。

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2007年9月22日 (土)

小説葛野記:2007/09/22(土)混沌の葛野研

 いろいろな事情で葛野研、多分休日祝日こそ羽を伸ばして仕事はかどる、ということだろう。
 宿題はまだまだ山ほど残っている。ただ、どんな場合でも、トンネル掘りと同じで、最初のちっこい貫通をするまでが、胃が痛む、目がかすむ、鬱になる、しびれる、空しくなるの状態なんだろう。たとえ直径一センチでも、向こうが見えたら、のきなみ90%完了となる。今夏予定責務は、この一週間ほどで、ぱたぱたと9割完成。残りはじわじわじっくりと、手当するだけで、気がついたら終わっていた、となる。

 ここで教師癖。
 つまり、若い未経験な人は、責務、重責にでくわすと、この直径一センチの穴を開ける前に、ダウンしてしまう。そこまでは息を詰めてやらないとできないことも多いのだが、めげてしまう。ある時期がくると、どれほど難儀なことがパラレルに、三重、四重にかさなっていても、瞬時にカタがつく。この経験をへないと、入り口で討ち死にするなぁ。まあ、よかろう。たんと討ち死にしてくだされ、のたれ死にしてください、余は生きる、「勘助、わたくしは、生きたいのです!」と、どっかで聞いた台詞じゃね。

混沌とした作家森博嗣の動向
 MLAの記事から、いろいろ混沌を味わった。「2007年09月18日(火曜日)HR:見通しほんの少しだけ

 要旨は、すなわちこの12月に先生は50歳を迎えるようだ。ついては、そろそろ好きでもない小説書きを辞めるとのことだった。以前からそのMLAにちょっぴり書いておられたが、ついに、その日が、Xデイがきたかぁ! の感深く、混沌の「作家精神」に目がくらんだ。ただし、正確にはMLAの契約が終わる来年のようだ。それまで、じわじわと、「今後は少しずつ表に出る機会を減らし、人知れず地味に静かに消えたいと願っている」と、あった。

 森先生がデビューしたのは、たしか36歳頃のことだ。もうそんなになったのか、と人ごとながら驚いている。
 そばにおられる、多分ご正室(いや、側室がおるとは耳にしていない。なんとなく信長時代がなつかしくって)であられるスバル氏はそれとなく「引き籠もったら、つまらないよ」と、つぶやいておられるよし。

 一般的な作家芸術家アーティストなら、「やめたけりゃ、辞めろ。死にたければ勝手にせい。すぐに、次が出てくる!」と、瞬時に結論するのだが、森博嗣については、そこを言えない事情がある。どういうことかというと、少なくとも文学の毒にまみれていない(と、見える)、作家の臭みにまみれていない、正常な頭のよい人が、過去のしがらみや伝統に屈服せず、好きにマックを動かして、自由自在に膨大な小説世界を作ってきた、そして本業は模型作家だった、そういう夢のような現実を実現させた希有なひとなんだから、そうやすやすと消えてもらうと、「困る」という実に私的な利己的な理由があるからだ。

 ただ、問題は。
 森博嗣はミステリでさんざん嘘をついて来た人だから、現実の、地の文では絶対に、金輪際、書いたこと、言ったことを違えたことのない、強烈な頑固作家である事実を、余はファンとして知っている。「辞める」といった限り、編集者達が家の周りをとりかこもうが、ファンクラブが数万通の嘆願書(笑)をだそうが、日本政府が頭をさげようが、「嫌だ」の一言でそっけなく、マックを池に沈める(いや、マックは大切になさるだろう、つまり筆をおる)だろう。本当に、こまった方だと、他人ながら、よそのひとながら、そういう情景を想像すると、ため息がでる。余の親族、兄弟とか同僚でないからよいようなものの、……。

 さて。想像すると、本当に困ったことだ。余の脳は混沌としている。
 変名、偽名であらたに同人誌的コミュケ的活動を開始して、旧来の出版社系には一切しらせずに、ファンクラブ登録番号の1000番あたりまでの人にこっそり、変名を知らせるという方法を進言してみようかな。ああ、余の番号は忘れた(笑)。
 名前を変えたら論理的には、森博嗣は消えたことになる。嘘をついたことにならない。同人誌活動だから、印税もなくなり、資産数百億(?Mu嘘。多分数十億円レベルだろうな)の原資にゴミみたいな収入を追加する煩わしさも免れる。
 ともかく、生きておられたら、また4年後、お会いできる可能性が残る。
 いろいろ考えてみよう。

追補
 ディープなファンというものは、ターゲットを自分の人生設計に組み込んでしまうことが多い。余の場合、森博嗣の新シリーズを、年に数回MuBlogに掲載することを、ビルトインしてしまった。辞められて、数年は過去作でしのげるが、その後を想像すると、目の前が暗くなる。ファンとは、そういうものなのだ。

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2007年9月21日 (金)

小説木幡記:2007/09/21(金)写真のない宴

近所の図書館から招待状をいただいた

Libannnai
 先週だったか、近所の図書館から「宴の夕べ」招待状をうけとった。なんでそれを受け取るのかは事情もある。ともかくこの3年近く毎年2回~3回は受け取って、その日になると、余はうきうきしてでむく。気持かろやかに出向くのは、どうも、昔から余は図書館とは相性がよいようだ。建物や本箱や書庫や大テーブルや司書さんたちの、どれもこれもが気に入っている。もしかしたら、余は「図書館」趣味、図書館マニアなのかもしれない。

 今夜、四条高倉の「たごさく:TAGOSAKU」なる創作料理店に招かれた。

 しかし年齢的に、ただ招待されて「いただきまぁ~す」ではすませられない。身内のような葛野図書倶楽部2001に対してさえ、それなりの寄付年貢を貢ぐ余だから、まして本式、ホンマ物の図書館相手だから、それこそ預金残高を空にするくらい喜捨してしまった。功徳なりや。

 例によって、Muチルドレンが3人もいて、そういう点でのアットホームな雰囲気は毎回保証されている。教師冥利に尽きることだ。だいたい卒業生は、人にもよるが、性格にもよるが、心映えにもよるが、爺さん相手でもセンセはセンセ、それなりの待遇をうけるので、気持良い。なにしろ夏期中独り言の世界、戦場のような心象風景の中で過ごすことが多いから、こういう宴があって、それなりの待遇を受けると、ほっとする。
 人間は、単純なのだ(爆)。

 余は大船にのった心地で、むしゃむしゃとサラダや竹輪もどきのチキンや、山海の珍味に舌鼓をうっておった。ついでに肉肉を、梅サワーやグレープフルーツジュースで、ぐびぐびいっしょに飲み込んだ。若者が好む、和風斬新な店で、薄暗い店内は一杯だった。店は一番若いチルドレンが選んだようだ。

 と、以上が事実記録。
 以下は相当な虚構記録。

 余が初めて言葉を交わす職員さんたちがいて、その三人の自己紹介を耳にした。みんな若い。若いということが力強く感じるほどだった。となると、生物学的には葛野図書倶楽部2001はもっと若いのだが、この倶楽部はときどき達観した人がいて、余の上をいく老成幹部もおるので、なんだか混乱してしまう。その点、ホンモノの図書館の職員さんたちは、すなおに、ナチュラルに、天然色的にわかわかしく思えた。ただ、薄暗かったので、鋭角が陰に消え、その分柔らかな部分だけが闇に浮かんでいたのかも知れないが。そのあたりになると、記憶も曖昧になる。

 一人は日本史の大学講師歴を持つ、弥生時代が好きな方だった。話は当然卑弥呼や弥生女性に及んだ。
 一人は淀城から葛野に通っていて、映画鑑賞が趣味らしいが、どうも妖しい。目を閉じた写真しか残さない妖しさだ。
 一人は声楽が趣味特技というか、雰囲気がオペラ歌手のような方で、今にも歌いだしそうな様子だったが、「また今度」と、余韻を残した。

 それぞれにおもしろき点、一杯ありそうだが、まだ見知らぬ人達なので、余は例によって無口に過ごした。余は軽い人見知りのようだ。
 ベテラン達と、なにかしら宿題の話をして、ぽつねんとしていた。
 そのうち、余は場所柄もわきまえず、ひたすらお墓の話をしだした。

 われながら、「こりゃ、もう、墓と年金しか余生にないなぁ」と諦めていることに気付いた。
 その上、だいたい、同年のオジサン二人の歓送迎会だからといって、墓と年金じゃ、いかにやさしいチルドレン達も、新人さんたちも、それこそベテランたちも、あはははは、困ってしまったようだ。
 せっかく招かれたのに、失礼なことをしたと思って、余はそそくさと席をたった。
 まだまだ、社会対応に未熟な余であった。

 ところで、さすがに卒業生たちは見送りがてら、みんなして、「センセのお墓つくるアルバイトに登録します」と、言ってくれた。ありがたいことだ、合掌。

追補
 1.携帯で写真を撮ったが、すべて真っ暗だった。余は木幡で頭を抱え込んでしまった。ヤキがまわったようだ。
 2.お墓話だが、実は後円部の直径がせいぜい10m程度の前方後円墳を造る話をしていた。
 3.すると、みんなして、それでは大きすぎる、バイトが数千人必要になる、となった。
 4.結局帰る間際には、
  「よっしゃ、全長2メートル、時間給2千円、ハンチク方式で土固め、どうや、乗るか?」
  「かしこまりました」と、手打ちした。今のところ3~5名確保した。
 3.明るい図書館のようだ。余はまた冬になったら招待されるのを期待して、タクシーに乗った。
  どうなんだろう?
  (今後は墓と年金話は御法度になるかもしれないな)

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2007年9月20日 (木)

70万アクセス(サイト全体)

承前:60万アクセス(サイト全体)  2007/07/01

前書き
 70万アクセスをえたことに感慨と、そして日常を味わった。こういう数値は想像しえないものである。と、同時にあれよあれよというまに、日常の中でカウンターが増え続け、一体どんな人が訪ねてくるのと、いぶかしく思う毎日だった。

 この分だと100万アクセスという冗談のような数値も来年か再来年、つまり多分生きている間にみることができるのかもしれない。

 もちろん、そんなことを考えているあいだにはいつも「それが、どうした?」と大きな疑問符が頭の中を次から次から駆け抜けていく。blogのプロならそこから実入りもあるだろうし、物質的欲望も得られるのかもしれない。精神的充実も得られるのかもしれない。しかし顔のないMuが顔のない読者に、寝言のような、日記のようなものを開陳して、「さて、なんなんでしょうね」と問いかけても、はかばかしい解はえられない。Muが商売屋さんなら、Googleの解説TVでみたように、客が来て繁盛するのかもしれないが。

 ところが皮肉なもので、MuBlogはつまるところMuの手控え帳、時系列メモ、つまり日記、つまりMuが一番自分の脳を整理するのに役立つ仕組み、として作り出した。大げさに言うなら、Muは渾身の力と脳を振り絞って、Mu世界の知識樹、感性樹をそだてている。なんとなく、そこには読者がいないようだ。Muだけが深宇宙で意味もなくライトを点滅させているようなイメージ。ときどき、近くを宇宙船が通り過ぎていく。なぜ、ライトを点滅させるのか? と自問しても、分からなくなる。

 なぜか? 思い返せば、そういう「趣味」なんだろうなぁ~。だから、若いころから膨大なプログラミング言語を独習し、膨大なプログラムを作り、その中に自分のコピーを格納することに精を出してきた。それは、文系と自覚するMuには、しんどいことだった。いまだにコンピュータシステムの全容や、ブログラミング言語の基盤を理解したとは思っていない。あれは、まさに、マニアの世界、普通以上に、そうハッカー、クラッカーと称せられる人格を持つ人でないと、理解できない世界だ。Windows やMacOSの中枢をさわっている人たちは、人じゃない、多分宇宙人なのだろう。

 システムなのか、コンテンツ(中身)なのか。システムを、それがゲームであれ、DBMSであれ、特殊な専用プログラムを動かせるころには、肝心の中身をさわる余力が無くなってしまう。そういうことの連続だった。小説をシステムに丁寧に格納したいと思い、8ビット時代のBasicやCで、それをなそうとしたとき、今から思うと想像を絶する手間暇がかかった。まず、漢字ROMの一つ一つを、適切な読みで引っ張り出し、640x480の画面の所定の場所に、16x16ドットの漢字イメージを瞬時にたたき出すことから始まった。当時のザイログ社のZ80CPUは、おそらく4Mhz程度の速度だった、……。いまや3~4Ghzである。数千倍にもなろうか。つまり、システムは丁寧に丁寧に、アルゴリズムの最深までおりて、もっとも効率のよい筋立てを構築しなければ、もしそうしなければ、画面に漢字一文字をだすのに、数十秒かかる時代だったのだ。Muは、そこを特殊な方法論で、0.5秒くらにまで縮めた。辛かった。そして、疲れた。中身を作る余力など消えてしまう時代だった。

 幾星辰、いまの時代になった。blogというシステムが世の中に普及しだした。こういうシステムがいま、眼前にあるということ、それがまだ余力ある人生の中で、まみえたという僥倖にMuは喜びを味わっている。80歳ころなら、さすがに、それを扱う余力も気力もなかったであろう。

 ともあれ、70万アクセスのよき日に、思いを録しておくものなり。十年後のMuに似た別のMu2017はこれを読んで、過去のMu2007を分析することだろう。タイムマシンなり。

(0)観測

 本日:2007年9月20日(木曜)21:10 

 累計アクセス数: 700027 1日当たりの平均:546.04
(参考:同時刻・MuBlog単独→累計アクセス数: 417609 1日平均:325.79

創設日 2004年3月7日~

以下、この4ヶ月のサイト全体利用統計です。

解析対象期間: 2007年5月1日(火) ~ 2007年8月31日(金)

(1)ページ別アクセス:4ヶ月間:サイト全体

アクセス数: 128,168
訪問者数: 94,238
解析ページ 訪問者
1 MuBlog: トップページ 3,091 5,946 3.3%
2 日々4: 木幡花105 1,651 1,733 1.8%
3 MuBlog: NHK風林火山(24)晴信の妄念とガクトの妖艶 1,114 1,411 1.2%
4 MuBlog: NHK風林火山(17)由布姫の慟哭 1,047 1,323 1.1%
5 MuBlog: みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 1,043 1,281 1.1%
6 MuBlog: 地図の風景 1,017 1,201 1.1%
7 日々8: ぬかるみ回避:恐怖の下山 1,025 1,091 1.1%
8 MuBlog: NHK風林火山(07)真田幸隆 857 1,046 0.9%
9 MuBlog: NHK風林火山(18)由布姫の決意 757 1,042 0.8%
10 MuBlog: ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方 761 961 0.8%
11 MuBlog: 室町和久傳(むろまち・わくでん) 681 915 0.7%
12 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 613 881 0.7%
13 MuBlog: NHK風林火山(30)海と鉄砲 708 874 0.8%
14 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社) 627 857 0.7%
15 MuBlog: NHK風林火山(19)笛を吹く由布姫 580 833 0.6%
16 MuBlog: CPU空冷装置・換装のお勧め・SAMURAI-Z 459 811 0.5%
17 涼夏2007: GA-G33M-DS2R GIGABYTE社のマザーボード 590 810 0.6%
18 涼夏2007: BIOS設定:(2)SATA RAID/AHCI Mode 510 777 0.5%
19 MuBlog: NHK風林火山(31)真田幸隆の謀略 610 752 0.6%
20 MuBlog: NHK風林火山(32)山本勘助:景虎と宇佐美の思惑 562 749 0.6%
21 涼夏2007: トップページ 261 744 0.3%
22 MuBlog: NHK風林火山(26)殺戮とガクト 551 709 0.6%
23 MuBlog: NHK風林火山(20)勘助の心、由布姫の心 528 693 0.6%
24 MuBlog: ti voglio bene : t.v.b (リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ) 426 674 0.5%
25 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 409 670 0.4%
26 MuBlog: Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 532 654 0.6%
27 涼夏2007: 涼夏2007PC配線:マザーボード正面 403 644 0.4%
28 日々6: 赤金・でっかい金魚 593 643 0.6%
29 MuBlog: 小説葛野記:20070524(木)大人のはしか、修飾麻疹 565 626 0.6%
29 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース 328 626 0.3%
31 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS 394 600 0.4%
32 涼夏2007: 稼働一時間後のケース内温度、29度C 382 599 0.4%
33 MuBlog: 京都の書店 536 586 0.6%
34 涼夏2007: 後ろからみたEN8600GT SILENT(ASUS:EN8600GT SILENT/HTDP/256M) 444 568 0.5%
35 日々13: 王仁公園案内板 363 566 0.4%
36 涼夏2007: BIOS設定:(4)組み込みVGA 337 564 0.4%
37 プロフィールページ 480 523 0.5%
38 MuBlog: CPU空冷装置・掃除のお勧め 382 519 0.4%
38 涼夏2007: BIOS設定:(*)CTRL+Iによる、RAID設定 316 519 0.3%
40 涼夏2007: ASUS社のSmartDoctor画面 365 515 0.4%
41 日々3: 巫女さんA 407 512 0.4%
42 MuBlog: NHK風林火山(23)河越夜戦(かわごえよいくさ) 397 505 0.4%
43 涼夏2007: RAIDドライバーのFDへの複製 323 501 0.3%
44 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600 278 490 0.3%
45 MuBlog: NHK風林火山(33)道安(内野・勘助)絶体絶命 329 482 0.3%
46 涼夏2007: BIOS設定:(3)ディスプレイ関係初期化 302 480 0.3%
47 涼夏2007: 派手なグラフィックスボード(ASUS:EN8600GT SILENT/HTDP/256M) 330 464 0.4%
48 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink 354 454 0.4%
48 MuBlog: NHK風林火山(29)武田晴信の「人は城」 379 454 0.4%
50 涼夏2007: アクリルケース内の温度計、27度c 288 439 0.3%
51 涼夏2007: ASUSTek社のグラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M) 309 438 0.3%
52 MuBlog: NHK風林火山(28)甘利の最期、板垣の最期 346 433 0.4%
53 涼夏2007: BIOS設定:(1)Integrated Peripherals 262 426 0.3%
54 涼夏2007: 涼夏2007PCの後ろ姿 279 417 0.3%
55 涼夏2007: アクリルPCケースM-acky 288 407 0.3%
56 涼夏2007: Intel(R) Matrix Storage Console:積層記録装置確認画面 285 405 0.3%
57 MuBlog: NHK風林火山(16)由布姫と自害 320 403 0.3%
58 MuBlog: NHK風林火山(21)御神渡:おみわたり 286 401 0.3%
59 涼夏2007: 涼夏2007PC配線:フロントパネルの配線 278 396 0.3%
60 涼夏2007: メモリ:A-DATA社DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB HEAT SINK付き  292 394 0.3%
61 涼夏2007: CPU・マザーボード・メモリ 250 390 0.3%
62 涼夏2007: 涼夏2007PCの、マザーボード後ろ姿 272 388 0.3%
63 MuBlog: HD(ハードディスク)の直付け増設のお勧め 303 387 0.3%
64 涼夏2007: スイッチON 227 386 0.2%
65 涼夏2007: 涼夏2007PCの正面姿 267 382 0.3%
66 MuBlog: 読書余香 340 381 0.4%
67 日々3: 西王母:学生能 303 376 0.3%
68 涼夏2007: ケースファン:8センチ静音、4センチ2連装静音 274 363 0.3%
69 涼夏2007: 電源 450W Evergreen SilentKing5 292 361 0.3%
70 MuBlog: 古いノートパソコン・再生のお勧め:SONY-Vaio(2000年)に外付けハードディスク 305 359 0.3%
71 涼夏2007: 涼夏2007PC配線:フロントパネルコードのピン配置 244 349 0.3%
72 MuBlog: Santa Monica Beach : サンタモニカ・ビーチ 331 348 0.4%
73 MuBlog: 美味しいところ 289 345 0.3%
74 MuBlog: 勤王志士・古高俊太郎邸跡と、しる幸:私の京都・河原町通{四条→三条} 239 342 0.3%
75 MuBlog: 涼夏2007PCの自作 (2)ハードディスクとDVDのセット 251 337 0.3%
75 日々: ユニクロ+荒木飛呂彦のTシャツ 313 337 0.3%
77 MuBlog: もりしょう:そうめん処・森正 211 332 0.2%
78 MuBlog: ノート・パソコンのハードディスク保守(シャープのメビウス・ノート) 284 325 0.3%
78 涼夏2007: PCIスペースを二つ分(ASUS:EN8600GT SILENT/HTDP/256M) 235 325 0.2%
80 涼夏2007: SATA-2のソケット(GA-G33M-DS2R GIGABYTE) 232 323 0.2%
81 MuBlog: 最古の前方後円墳(邪馬台国?)東田大塚古墳、矢塚古墳 246 320 0.3%
82 涼夏2007: 拡張スロット(GA-G33M-DS2R GIGABYTE) 235 312 0.2%
83 涼夏2007: アクリルPCケースM-acky (側面) 227 310 0.2%
84 MuBlog: NHK風林火山(22)甲斐・武田、駿河・今川、そして相模・北条 233 309 0.2%
85 MuBlog: 小説木幡記:20070505(土)秘花/瀬戸内寂聴と、世阿弥 242 307 0.3%
86 MuBlog: 秘花/瀬戸内寂聴 著 <感想:世阿弥の佐渡島> 234 304 0.2%
87 MuBlog: NHK風林火山(27)心中の敵 227 302 0.2%
87 MuBlog: 小説木幡記 279 302 0.3%
89 日々3: サンフランシスコのケーブルカー 240 300 0.3%
90 MuBlog: スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 210 296 0.2%
90 涼夏2007: CPUクーラー:空冷装置(フィン) 218 296 0.2%
92 涼夏2007: 室温:葛野研 188 289 0.2%
93 MuBlog: 邪馬台国はどこか/NHK歴史の選択 217 286 0.2%
94 日々: 伏見桃山御陵の大階段 163 281 0.2%
95 MuBlog: イナイxイナイ:Peekaboo/森博嗣 (X1) <感想文:真空管一本> 259 280 0.3%
96 涼夏2007: ファン、電源をセットしたアクリルケース 208 278 0.2%
97 涼夏2007: アクリルPCケースM-acky(角の細部) 210 276 0.2%
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小説葛野記:2007/09/20(木)古いものと新しいもの

 今朝も葛野記を書ける心身、よしよし。
 すこしずつ寛解というか、脳がもどってきたようだ。まっこと、キツイ夏だったなぁ~。来年はこんなことにならないように、注意深く、ずるがしこく、保身に走ろう。来年がもし今年と同じならば、まあ、最後の最後はケツまくってもよいが。

 「ああ、辞めた辞めた、全部やめた! と、叫ぶ」
 「教授やめるんですかぁ?」
 「あほ、そこまで辞めてなんとする。情報図書館学の教授なんて、潰しがきかないじゃない脳」
 「じゃ? 安倍さんみたいに、ですか?」
 「あの人とは違う世界や。まあ、ストやな。わかりません、しりません、できません、おなかがいたい、頭痛がします~両親が危篤です~」
 「あれ? もう、お亡くなりになんたんでは」
 「そんなこと、だれも知るまい。それに、両親が二人とは限らない」
 「センセ、それじゃ、変な学生と同じじゃないですかぁ」
 「うむ。長年、彼女らの論法、処世術をきっちり観察してきたからね。余も少しは賢くなった」
 「……」

 少なくとも2008夏期論文はスタートを2月くらいにしよう。そして完成を来年8月の盆前。
 少なくともあらゆる責務は、忘れていました、知りませんでした、そんなことあったんですかぁ~、でやっていける方法論を、半年かけて、世界中の歴史事例から抽出し、まとめてデーターベース化しておこう。これで、怠け者Mu先生の令名が朝野にこだまするぞぉ~。
 『脳梗塞にもならず、鬱にもならず、過激な現代を生き残る方法:人類史にみる』
 ああ、洛陽の紙価をたかめるかもしれない、うけけ。

 さて、虚構的冗談はさておき。真剣に、今日をどのようにすごすか、みっちり考えておこう。
 ああ、その前に昨日のこともまとめておこう。

 昨日は、朝から会議準備して、午前中に一つ会議。これは余が議長の「はんこぽんぽん会議」じゃから、少し楽だった。
 食欲がなかったので、おにぎり一個。
 午後一番に、次の会議の予行演習や準備にいそしむ。
 会議は夕方まであったが、無事責務完了。うむうむ。
 小休止して、夕べの会議。
 別の学部のお二人がきて、近頃関西諸大学の新機軸を説明くださった。
 余の学部は全般におとなしい紳士淑女で構成されているので、お説拝聴。こともなく終わった。
 世間の新しい動きを知るのも悪くはないが、余は消化しきれなかった。
 (余は、旧態墨守の古い先生であることを自覚し、安心した)

 さて、お待ちかねの、お楽しみの本日定食。
 まず、これから一眠りして英気を養う。
 がばっと起き上がり、涼夏2007PCのスイッチを入れ、RAIDのミラーリングが正常に稼働するを確認し、しかるのちに、おもむろにコーヒーを入れ、飲む。そこで、かねてより冷蔵庫に入れているUCCの微糖冷珈琲にするかいなかを若干迷い、ええい、ままよ、どうにでもなれと叫び、やっぱりせっかく入れたのだからと、温かいのを選ぶ。
 この間、おそらく20分ほどの懊悩時間がすぎるだろうが、それは人生の遊び、付録、悩むことを楽しもう。

 やっと、そう、やっと、後期授業の準備に入ろう。
 そして、葛野図書倶楽部2001精鋭たちへの命令書も作成する。
 そこで、矢つき、刀折れて、がばっと机につっぷし、惰眠をむさぼる。

 気がついたら、日がおちて。
 まあ、よかろう、明日もあるさとうそぶき、研究室をでる。

 すばらしい。実にすばらしいMuの一日ではないか。余は、余の行動に深く瞠目したのであった。

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2007年9月19日 (水)

小説葛野記:2007/09/19(水)携帯盗電

 今朝は、早朝から生blog、小説葛野記も衆生の中で息してる証。ニュースで耳にしただけ、詳しくは新聞とか、警察庁とか警視庁のHPをごらんあれ。余もそこまで検証する余力はない。

<携帯電話の充電は盗電で、被害額一円の窃盗罪、書類送検>
 タイトルがながながしくなったが、現場をみたわけではない。日本のどこかのコンビニかスーパーの屋外電気コンセントで携帯電話を充電していた少年が、書類送検されたらしい。
 うん?
 と、思ったが、識者のコメントでは、最近となり近所の電気を盗んだり(線をひいて自宅で使った)、自動販売機の電源を抜いてラジカセを接続して歌って踊った不埒な者がいたのだから、たとえ一円でも窃盗は窃盗、書類送検もよろしかろう、とのたもうておった。

 身近な例を記しておこう。
 葛野屯所前の廊下にコンセントがあって(多分掃除機用)、そこで充電していた少女達(笑)と余の目があって、「すみません」と不意に謝られた。余は訳がわからなかった。なんで謝るの? 少女達は屯所が人でいっぱいだったので、廊下で調べ物をしていた、向学心に燃えた者達だった。余が怒るわけがない? 余の主催する共同演習では、携帯電話やネットが使えないとものすごく不利になる。

 またある時、ちょっと見知った某図書館の司書さんと話していたら、そこの図書館では学生が携帯電話の充電をしていたら、注意して止めさせるそうだ。「ふ~ん?」と、余は曖昧な返事をして聞いていた。(パソコンも、そうなんかなぁ)公共図書館でもそうなんだろうか? 内心調べておかないと、と思ったが、なんとなく忘れていた。

 話は変わるが、余はもう時効のはずだが、昔勤め先の手洗いから2リットルペットボトルに水を満杯にし、自分の自動車の洗浄液として使った。これは窃盗だろうな、いつ訴えられるかとびくびくしている、罪深さ。

 なにが言いたいのか。
 近所の電気を盗んだり、自販機の電気を使ったりするのは、終身刑とまではいわないが、明確な犯罪だな。
 それは常識だよ。
 だけど、よその民家に入り込んだりしないかぎり、「なんとなく」公開された施設で携帯に充電して書類送検というのは、いささか、困ってしまった。つまり、判断ができなくなったのだ。

 公園の水を飲んだりしたり、新幹線の手洗いで充電したりしたら、窃盗かな? とまで悩みだしてしまった。
 充電してはいけないコンセントには鍵をつけてくれたらよい、とまじめに思った。
 犯罪かサービスか分からない人も多いだろうから。
 秋葉原の電気街では、一回100円の充電器が何台もおいてあった。やはり、あそこは電気がお米だから、販売しているようだ。

 もともと、電気や水道や電話などの国民の生命線、インフラストラクチャは無料で使えるのが文明国と思ってきた。余はケチなのかもしれないが、毎月、それらの請求書(引き落とし書)をみるたびに、むかっぱらがたつ。なんで、こんな大事なものに貧富の差をつける! かわいそうに余よりもっと貧しい学生は真夏でも下宿でクーラーを使っていない事実さえある(涙)。こんなことでよいのか、わが祖国よ! という思想の持ち主なので、若い人にとっての生命線である携帯の充電が盗電になるという事実に、悲しいという気持ちを、いま葛野記に記録したわけだ。

 さて、やはり携帯充電盗電、窃盗なんでしょうか。
 法的には、そうらしいが。
 難しい時代にいるもんだぁ。

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2007年9月18日 (火)

小説木幡記:2007/09/18(火)終わりは始まり

 昨日葛野で2007夏期論文の初稿を完成した。2稿を出すのが余自身の決まりなので、しばらく寝かせ、提出前に二日間掛けて一気呵成に仕上げる。ということはまだ98%完成なのだが、昨夕は激しい脱力感に襲われた。体中がだるくなって、帰還したときは目眩さえした。
 初稿で実は完成品なので(書いている間なんども行きつ戻りつ読んでいるから)、これで終わりにしても良いのだが、そこは習慣というか、毒を食らわば皿まで(変なたとえ)というか、あと二日フルタイムで他人の目で見直すのも、精神衛生上、よいよい。
 そう、昨日は敬老の日、さすがにキャンパスは無人だったし、さすがに日の高いうちに葛野をでた。

 と、こういうことの意味や意義は考えないようにしている。この為に、毎年夏期の二ヶ月を修行僧みたいな難行苦行に身をさらせているが、それも人生。本当は屋久島を見てみたいとか、東北の温泉につかりたいとか、最速CPUを欲しいとか、数十億円あったらでっかい土地を買って難攻不落の基地というか、砥石城みたいな山城を造りたいとか、武士団造って騎馬武者親衛隊を育てたいとか(大奥はいらぬ)、欲望には限りがない。ぜんぶ葛野の夢も、夢のまた夢、何一つ達成することもなく、明日か十年先か三十年先かにおさらばするのだ、という覚悟のもとに、毎夏すごしてきた。
 そして今夏も完了した、よしよし、の気持だな。
 (ところで、隠遁している気分の割には、ほしい物がどんどん出てくる、あはは)

 あと残るお楽しみは、明日のそれこそ永劫回帰というか、マハーバーラタ、サンサーラの世界にたっぷり小一時間ひたる責務が残っておる。そのほか、来週には葛野図書倶楽部2001と授業の最終調整にはいるとか、ああ、貧乏暇無し、終わったと思ったら、次が始まる。

 しかし一般世間から考えると、大学は異常事が続出しても、フレーム(枠組み)は、前年度に決まっていることが多いので、強固なシステムともいえる。たとえば一年先の何月何日何曜日にどの会議があって、そこでは、こういう話がでるだろうな、とまで予測がつく。もちろん、授業内容もそうだ。そういう意味では明日をもしれぬ動的な世間とは様相が異なる。

 ただ、それを何十年も繰り返し繰り返し繰り返し、少しずつ改良し相を変え、ときどきの学生や世間に対応していくのは、ちょっと気力や技術が必要だ。投機性、冒険性、芸術性の強い人には大学は地獄の面もあろうて。

 大学は変わらなければならない、とよく話を聞く。
 「そうですね」と、うなずいている。
 時には膝を打って「そうです」と、言う。
 うけけ。
 だが、余の深奥は違う。「変わらないから大学なのだ。人間の、学に対する全人的対応、方法論や感性や思考は、歴史始まって以来、変わらない。なぜ、みんなそれに気がつかない。なぜみんな、流行を追う」と。

 もちろんそういう深奥は絶対に漏らさない。目も見せない。バレルから(爆笑)
 じゃなぜ? 木幡記に書いているじゃないの? 
 あはは。
 先般もうしたように、小説木幡記じゃからな。これは、小説=虚構、なんだ。

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2007年9月17日 (月)

薪能の観世座と金剛座

Takigino_0035 写真としてはとても殺風景なものです。が、実はこれは京都の平安神宮の夕方、これから薪能が始まる前なのです。会場は人で一杯です、一杯になってもまだ入口には長い列がありました。いつの年の薪能だったかは思い出せませんが、それにしてもこんな提灯二つと大屋根だけで薪能の賑わいや幽玄を表せるはずがない。じゃ、何故掲載したのか?

 提灯の文字をよく御覧下さい。「金剛座」「観世座」とありますね。これを見たかったのです。この名称にある二座は多分、五六百年以上も昔からあったようです。よく続いたものだと思います。 (2007/09/17(月:敬老の日)記す)

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キラレxキラレ:Cutthroat/森博嗣 (X2) <感想文:短剣一本かな?>

承前:イナイxイナイ:Peekaboo/森博嗣 (X1) <感想文:真空管一本>

キラレxキラレ : Cutthroat /森博嗣(X2) カバー写真
 表紙裏にはこんな作品紹介があった。
  「この頃、話題になっている、電車の切り裂き魔なんだけれど……」
  三十代の女性が満員電車の車内で、ナイフのようなもので
  襲われる事件が連続する。《探偵》鷹知祐一朗(たかち・ゆういちろう)と小川令子は
  被害者が同じクリニックに通っている事実をつきとめるが、
  その矢先、新たな切り裂き魔事件が発生し、さらには
  殺人事件へと……。犯行の異常な動機が浮かび上がるとき、
  明らかになるものとは……。 Xシリーズ第二弾

 「ナイフのようなもので襲われる事件」というのは、なにかで服の上から切りつけられて上着が破れ出血するのだが、被害者はほとんど気がつかない。Muは超満員電車の経験が比較的少ないので、小説を読んで想像するだけだが、その情景が精密に描かれているのが驚きだった。

 京都では女性専用車両というのを、京阪電車、阪急電車で見かける。あれは利用目的がほとんど痴漢対策かと思う。痴漢らしき人が現行犯で捕まったのは、大昔に京阪電車の七条駅に到着する時に見た。痴漢を探索していた男性警官の怒号がしたのを覚えている。手錠をはめられた男性と、私服警官が電車を降りていった。小説で描かれた程には混んでいなかった。

 別の話では、名前だけを知っている別の職場の男性のことを、別の職場のアルバイト女性が人を介して「あの人に電車で痴漢されたのだが、相手は私に気付いていない。どうしましょう」という相談を受けたことがある。「うむ」と絶句したのを覚えている。男性は、気がついたら職場から居なくなっていた。その時もその後も噂は耳にはいらなかった。

 Muが気がつかなかっただけで(常識のようだが)、痴漢や切り裂き魔のような犯罪はドアの出入口が多く、痴漢した後に犯人はドアから押し出されるように外に出てしまうらしい。だから、ドアの左右が痴漢発生の多いところ、その近辺に犯罪者がいるらしい。ところが、Muは混んでいる車両では大抵そこに立つ。理由は背中と客席側の二面で人と接することが少ないから、安心なのだ。そこが犯罪者と被害者が交差するゾーンと知ったのは、まだ日も浅い。

 さて本題の感想文に入る前に、自分の知っているおっとりした京都の電車風景をいろいろ記したのは、東京とか大阪のラッシュのすごさを知らないからだ。作品では完全に身動きできない情景が描かれていた。手をおろすことも、かがみこむこともできないようなラッシュで、どうやって人に知られずに、刃物で人を傷つけるのか。

 そして、そういうことをする犯罪者の気持ちはどういうものなのだろうか。なにか得をするのだろうか。もちろん痴漢だって、見知らぬ異性の身体をさわってなにがおもしろいのか、とか。いろいろ疑問が湧いてくる。しかし、描かれる情景からは深い恐怖を味わった、そこから作品が始まる予感がした。
 Muはこれからもまずラッシュに乗車することはないのだが、このキラレXキラレを読んだ後だと、電車に乗るのを躊躇する人が出てくるかも知れない。

1.ラッシュ電車の密度と、ひとけの少ない電車の対比がくっきりと描かれ、ともに恐怖を味わった
 仮に犯人をXnとする。Xnが単独なのか、X1~Xnと複数なのかは読んでのお楽しみ。追跡者をYとする。Yは身動きできない電車とひとけの少ない電車の、両方でXnを探索する。その対比が鮮やかだった。特に後者のがらんとした車内でのXnとの対決は、これまで味わったことのない異種の恐怖だった。

2.一滴の香りふくよか
 実はこのXシリーズの主役がまだ分からない。探偵なのか、アルバイト探偵なのか、探偵社社員なのか萌絵なのか犀川なのか四季なのか。その全員が一度に登場するのではないが、なにかいつもちらちらと見える。
 今回、次のような描写があった。Muは心から「これじゃ、おっかけになりたくなる」と思ったかどうかは、わからない。

「上品な仕草だ、と小川は評価した。いくつだろう、まだ学生と変わらない年齢に見える。ストレートの髪は長く、片方の襟(えり)を隠していた。着ているもの、身につけているものも一流品。発声や話し方から育ちの良さが窺(うかが)い知れる。」

 どこといって変わった文体には見えない。ストレートの髪が男性なのか、女性なのかはよく分からないが、森作品では性別は気にしない方が、楽しみが増える。「上品」とか「一流品」とか「育ちの良さ」という言葉は、森以外の作家作品だと、Muなら多分反発が生じる。だが、この作品ではまさしく、こう書かないとしかたない。言葉をつくしてもつくしても表現できない人物を描くとき、結局はこんなあっさりした表現でとどめるよりしかたない。逆にますますそのイメージが冴えわたってくる。至福の段落だった。

3.犯人Xnも追跡者Yも人間の境界を綱渡りする

「そうか、仕事って結局どれも同じなのだな、~略~、あるとき、無駄だからやめましょう、と進言したところ、無駄だからやっているんだ、と叱られたことがある。
 ~略~『無駄なことがしたくないのなら、今すぐ死んだらいい』。
 そして、その半年後には、彼は本当に死んでしまった。もっと沢山の無駄なことを二人で一緒にしたかったのに。」

 この箇所を読んでいて涙ぐんでしまった。と、それはYへの感情移入のせいだが、そこでMuはたちどまり、他方むだむだしい切り裂き魔の心理を想像してしまった。他人の背中に傷つけるなんて無駄なことを何故するのだろうか? と考えたのだ。Xnにとってそれは「無駄な仕事」化しているのだろうか、とまで想像してしまった。
 ミステリや文学にあって、事の成否(つまりXnの解明とか動機明かし)とは違ったところで、読者が行間にさまざまなイメージを得られるものは良質な作品だと思っている。読者Muは、ここでYの内的独白を読み、Xnもそうなのだろうかと想像した。あるいは想像させるような内容に思えたのだ。これは文体のイメージ喚起力が強いからだと思った。

4.まとめ
 犯人Xnや追跡者Yの心理が描かれている場面がある。読者からみるとその違いはあまりない。あまりないのに、一方は切り裂き魔になり、他方は追跡者になる。つまり人間の普遍性の中から、別々の行為行動があらわれるという、その衝撃が強かった。
 その衝撃を和らげるのが、先回の感想でもしるしたアルバイト青年(芸大生)だ。名前は真鍋舜一と、今回は確認した。絶妙のバランサーになっている。

追伸:みどころ
 XnをYが追跡する場面は、単文の連続で、車窓を流れる風景のように場面情景や心理を超高速で描いている。これ、よいなぁ。
 例によってさまざまな騙しというか、フェイントがあった。最後までわからなかったこともある。読み切ったつもりだが、騙しなのか解の一つなのか、めくらましなのか正解なのか、不明。ヒントは「柑橘」。うむ。

再伸:点数と次回
 この作品、出色の「秀」、本当だ。
 つぎ第三弾は「タカイxタカイ」らしい。祭りの日の肩車を思い出した。若い女性がタカイタカイされて地上に激突なんて、そんな残酷な話は森博嗣先生のデータベースには無いはずだ。安心して読める。楽しみだ。
(ところで、今回の文中で、30代半ばの女性を若いとするかどうかで論争があった。どうなんでしょう(爆))

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2007年9月16日 (日)

NHK風林火山(37)上杉謙信その前夜

承前:NHK風林火山(36)小山田の横死と美瑠姫の自死

 今夜のドラマはタイトルの「花」が不在だった。
 となると、どのような構成になるのか、好奇心満々でみはじめた。
 いくつかのエピソードで組み立てられていた。

1.関東管領上杉憲正(のりまさ)は、北条氏康の猛攻に耐えかねて、息子を部下(妻鹿田)に任せ逃し、自らは越後の上杉景虎に庇護を求めた。

2.その間、真田幸隆は、恩になった上杉家重臣長野の安否を気遣っていたが、硬骨漢の長野が北条に下る可能性がないことを思い、やきもきした。

3.山本勘助は、亡き小山田に代わって北条への使者というか、挨拶に出向き、北条、武田、今川の三国同盟構想を氏康に進言した。

4.婚姻による固い三国同盟は、越後の脅威が北条にも武田にも同じであり、背後の今川との和議こそ、後顧の憂いをなくすという、現実的な提言だった。

5.今川の姫→武田の太郎の妻、さらに武田の姫→北条の新九郎の妻
 となると、今川と北条との婚姻関係がなさそうだが、Muが忘れているだけかも知れない。

6.この頃の婚姻関係が両家にどれほどの結束をもたらすのか、実のところMuにはよく分からない。
 以前から危ういもとの思ってきたのは、おそらく異例の事実が史的に目立ちすぎるからだろう。たとえば、織田信長の妹が浅井の妻になったので結束は固いはずだったが、後日織田と浅井は大騒動になった。しかし、武田晴信も勘助もなんとかして、政略結婚で事をおさめようとしているのだから、それなりに効果もあったのだろう。

7.上杉憲正は無事ガクト・景虎に迎えられたが、そこで宇佐美から息子の死を知らされる。
 憲正が息子のことを頼んだ部下・妻鹿田は、竜若丸を北条氏康に差し出し、配下にいれてくれと頼み込む。
 氏康は竜若丸に太刀をもたせ、勝負の上で斬り、返す刀で不義の武士妻鹿田一統の首をはね、さらした。

8.一方、甲府では大井夫人が亡くなった。

 今夜のドラマをまとめると、
   大井夫人(晴信の母)の死、
   上杉憲正の越後への逃亡、
   武田を中心とした「北条←武田←今川」の三国同盟、
となろうか。

 大井夫人(風吹ジュン)の晩年は静謐に描かれたが、しかし夫人が由布姫、勘助、三条夫人の三人に、ドラマ2回を通して遺言したのは、どれも切実なのだが、難しい問題だった。

 ドラマの上ではほどなく由布姫が若くして亡くなり、四郎=勝頼が勘助の助力で武田を継ぐのだから、大井夫人の思ったようには進まない。この間、三条夫人と息子の世嗣・太郎との苦しみはきつかったと想像する。武田家の因縁じみた親子関係がまた再現される。
 しかし、そこに史実に近いドラマの佳さがあると思った。大井夫人の姿は真摯で苦労人の言葉の誠が切々としていた。しかし、後日それらの多くが果たされないという歴史を現代人は知っている。だからこそ、大井夫人の今夜の死が余計に胸にせまる。

 三国同盟は。
 これも難しい。今川はやがて上京し、織田信長と戦う。
 後(鎌倉執権北条とは無関係)北条氏は、そのあとずっと続き、秀吉に敗北するまで残る。
 武田は? と、ここまで書いて、それはネタバレと気付いたので止める。

 さて、上杉憲正のことだ。
 今夜あたりは、そろそろ上杉謙信の前夜と書いてもよいと思った。つまり、上杉憲正は景虎を養子にし、上杉の家名を残し、管領職もゆずったのが史実のようだ。もちろん紆余曲折もあろうが、今夜ガクトがはっしと目を開き<おまかせください>という雰囲気を憲正にみせたのだから、このあたりで世嗣を亡くした憲正の気持ちが、大きく景虎に傾いたと、とらえたわけだ。
 だから、今夜はガクト・景虎が上杉謙信と改名する、その前夜なのだ。

追伸
 それにしても内野・勘助さん、「姫しゃまぁ~」のセリフがないと、どうにもぴしっとおさまらない。
 周知のように、このドラマの主役は山本勘助である。
 勘助の相棒が諏訪の由布姫だという、その大筋さえ掴まえておけば、ドラマの複雑さに惑わされることはない。
 ゆめゆめガクトの華麗、晴信の渋み、宇佐美の老獪の魅力に惑わされてはならない。
 しかし、三条夫人、やはりなかなかよいものだ、ほっとする(笑)。 

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2007年9月15日 (土)

小説木幡記:2007/09/15(土)告白の晩夏と初秋

 告白しよう。
 実は、葛野記も木幡記も、嘘でぬりかためた記事なんです。
 驚きましたか? 
 ~だってね、もとから小説と書いてあるでしょう。

 以前、こんな話があった。

 「あれはね、嘘が8割、ところどころに真がまぶしてあるから、いかにも~だね」
 「へぇ~、あの記事みんな嘘なんですかぁ。うぅむ、むつかしいなぁ。じゃ、なにが本当なんですか?」
 「ねぇ、君。どこがホントかって? そんな野暮はおっしゃいますな。考えようによっては全部、嘘」
 「ワタシ、あそこに書いてあるの、まるっきり、センセのホント話だと思っていました。ひどいMuセンセ!」
 「それほどでもない」
 「暑い中、毎日お仕事に励んでらっしゃると思っていましたのにぃ」
 「いやいや、仕事している振りをしないと、怠け者の烙印を押されてしまう」
 「センセは怠け者でしたかぁ」
 「いやはや、そうとばかりは言えないが、昔ずっと言われ続けていた」
 「……」

 では、言ってしまう。
 この夏は、ものすご忙しそうにして、余はヒィーヒィーと泣いている振りばかりしていたが、実は。

 朝も昼も夜も深夜も、山のように読書していた。
 読書は別腹だねぇ~。
 ローズダスト、ガラーノ捜査官、秀吉の枷、仏典、イエスの棺、人類史、前方後円墳……。その他たくさん。
 思い出せないくらい、こっそり読んでしまった。
 よい晩夏、初秋じゃねぇ。

 と、なぜ告白する気になったのか。
 実は、「キラレXキラレ」という本を買ってしまった。これは嘘で塗り固めたミステリだから、それを見ただけで余の人生の嘘がさらに煮詰まって、飽和状態になり、さすがに息苦しくなってきた。さらに、この図書の感想文を掲載しようと思っているのだが、そこでも真は語れず、犯人隠匿の嘘話をまたしても書くハメになる。つまりネタバレ防止の嘘話になる。

 余は、生来生真面目だから、こういう嘘の人生に耐えられなくなって、ついに冒頭の告白をしてしまった。
 おそらくここでの告白一発が、正しい感想文につながる。
 人間は良くしたもので、自然にバランスを取るようになっていることに気がついた。
 ときどきの真実告白は、ガスぬきだわね。と、警視庁公安4課が丸抱えしているマル6工作員は、言うてました。(ローズダストより)

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2007年9月14日 (金)

小説葛野記:2007/09/14(金)森博嗣のわかりやすさ、おもしろさ

 今朝、葛野に何をしに来たか、それは決まっている。
 研究三昧、雑務三昧、ブッダを褒め称え3三昧にはいるため。

 ところが、森博嗣のブログMLAを朝の挨拶のように読んでみて、少し興奮した。よほどコメントを入れようとおもったが、MLAは若い人が多いので、ほにゃらな文体を投稿するのが申し訳なくて、気恥ずかしくて止めた。

 あ、そうだ。新作のキラレXキラレを買わないと。日曜にしよう。

 だから、自前のMuBlogに記録しておく。引用もいくつかしておこう。URLだけでは、いつ消えるか分からない。

1.飛行機は不安定だから、操縦によって自由自在に飛ぶ。自立安定性が強すぎるとすぐ墜ちる。
 ↑こういう趣旨の話だった。一部引用する。

つまり、自立安定性の良い組織というのは、調子が良いときにはなにもしないでも飛び続けるが、外乱によって一度傾いたときに、なかなか立て直せない。不安定ではあるけれど、機敏な運動性を持っている組織の方が、嵐の中でも飛ぶことができる。不安定な方が、過酷な条件には強い。ただし、操縦者の腕が不可欠ではある。
 公務員によって運営されている組織のほとんどは、自立安定性を追求した極致のような形になっている。目を瞑っていても飛べるほど洗練された形なのだが、ちょっと風が変わるだけで、舵を切ってもまったくそれが間に合わない。どんどん傾いて墜ちていくだろう。2007年09月10日(月曜日)【HR】 自立安定性か運動性か

 どこが気に入ったかは余は上手に言えない。多少ふらふらしている人間の方が、あらゆる不測の事態、異常時、変化に耐性があるということなのかもしれない。意外だったのは、飛行機は不安定だから上手に飛ぶという事実を知ったからである。で、新幹線なんかは、あれはきっちりとレールの上を走ってくれないと困る。そういうことなんだろうと、一人で納得し感心していた。

 ところで、この記事ひとつなら、「ああ、すばらしい」ですむところだが、その下にさらにおもしろい記事があった。

2.名古屋弁と国語の問題。信長さんは名古屋弁で部下をまくし立てていたのだろう(寡黙ではあったが)。
 by 太田忠司とあるので、執筆者が森博嗣さんなのか、太田さんなのかは分からない。というのも、森先生が太田さんという別の作家の文体などをまねして、それらしく書くという高度なミステリなのかなんなのか、不明だからだ。

「先生、それは『れ』が余分です。『読めん』が正しいです」
「ええんだて! わしは名古屋の人間だで、昔から『読めれーせん』と言っとったの。そんだで『読めれん』でもええんだて」
「でも僕らは正しい日本語を使うための授業を――」
「名古屋弁が正しい日本語でにゃあだと? そんなことあらすか。どこのたーけだ、そんな言っとるのは。ここに出てこやあ。まーあかん、授業がわやになってまったがね。だゃあてゃあだな、名古屋弁はよお信長様の昔からニッポンの……」2007年09月10日(月曜日)【国語】 の授業 by 太田忠司

 こういう文章を読むと、森先生が生粋の名古屋弁で講演するのを一度は聞きたいとか、全編名古屋弁のミステリとか読んでみたい。解釈するだけでミステリ。そういう思いがつのってきたぁ!
 森さんのGシリーズとかVシリーズでは、時々強烈な大阪弁がでてきてぶったまげるが、名古屋弁はまれにしか読んだ記憶がない。こうやって、引用すると、名古屋弁の強烈さは十分大阪や河内の言葉に匹敵するなぁ、という思いがした。タイトルが国語の時間だから、「ら」抜きや「さ」過剰が上段にあるのだが、こういう各地の言葉をみていると、国語の学校文法の難しさが胸にしみてくる。ああ、なんどか申しているが、余は京都の小学校入学時に強烈な福井弁だったらしく、母が先生にくどくどと「お願いします」と頭を下げていたのが、いまだに甦る。
 余がときどき不審な目で見られるのは、イントネーションが残っているからだろう。それは意外にチャングムの母国語とそっくりなんだ。

注記
 もう一度MLAを読み直したら、「今日から、講師に太田忠司氏をお招きして、5回の特別講義をお願いしている。」と確かに地の文で記してあったので、太田忠司さんの名古屋弁なのだろう。しかし、これまでさんざん騙されてきた余は、「もしかしたら、ミステリの通則を突破して、地の文までトリックが仕掛けてある、革命的ミステリ宣言なのかもしれない」と、いまだに思うのだった。

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2007年9月13日 (木)

小説木幡記:2007/09/13(木)木幡記が多いのは

 このごろ小説木幡記が多い。それなりに理由があるのだろうと考えた。

1.出歩かない
 心は愛車RSのハンドルを握って西へ東へ北へ南へ、高速道路をぶち切って疾走する自画像を思うのだが、思うのと実際は別なので、相変わらず葛野と木幡を往還するだけで、寄り道なし。これでは新鮮な、斬新な、目新しい記事など書けるわけがない。

 今は夏期なので全国的に教員の責務たる授業が無いのだから、時間の手当はそれなりにできるし、高速道路とガソリン代くらいは如何に日々困窮していようとも、出して出せないわけはないのだが、相変わらず毎日10時間以上、葛野の小部屋の涼夏2007PCの前に終日すわっていた。

2.なぜ出歩かない
 たしかに思い詰めて根詰めすぎて体調が悪化したこともあるが、それでもそれは二ヶ月のうち10日間ほどだった。
 何故か。答えは簡単だった。

 することが多すぎて、どれもこれも複雑怪奇で、いつ果てることもないと感じられるほどの重責が重なった。
 ああ、論文が一番きつい仕事だが、これは「辞めた、今年は出さない」と、そう一言言えば、だれも止めはしないし、無責任とそしられることもない。誰の懐も痛まない、だれも悲嘆にくれない。
 でも、そうしなかった。
 今夕、ほぼ初稿95%完成したのだから、もう、辞めようがない。完成してから、出さないというのも方法だが、逆になんでそんなことするのか、と思うと、もう乗りかかった船、完成させるより仕方ない。

3.かくして人は責任の重さに耐えかねて
 と、普通はなるのだが、余はならない。ならない理由は簡単だ。余は、のらりくらりと毎日やっているから、石の上にも三年ともうすか、今日やったことは明日の煉瓦の下積み方式。
 逆にそれくらい単純な責務とも、客観的に云えないこともないのだが。
 手が遅いから毎日歯を食いしばってちょっとづつする。体力がないから毎日顔洗うつもりでする。

4.というわけで、木幡記が増え続けるのだった
 小説木幡記が多いのは、MuBlogを造る時間を、他の責務にあてているから余力がないから、結局、生きている証、判子を押すような気持で、毎夜木幡で文つづる。それを称して、小説木幡記という。
 なぜなんかな。

 対人対話がけっきょくへたくそ、言い負かされるという、勝負負けが多かったから、一文字づつ記すという実に原始的な静的な作業に、逃げているのだろう。しかしめぐりめぐって、すでに記事数だけでも、この記事は2004年の3月から数えて、1164件目になる。延々と、余は自分自身に向かって書いてきたようだ。
 だから、錯綜する昼の世界の複雑さにも、耐えてきたのだろう。

 そうなのだ。世の中、野球やプロレス観戦して息を吹き返す人も多い。すきな俳優のおっかけして生き返る人も多い。余は、せこせことキーボードを叩いていると、息を吹き返す質なのだろう。
 だから、小説木幡記ばかりになる。
 やっと、事情が飲み込めた。
 ここまで書いて、謎がとけた(笑)
 単純なことなのだ。

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2007年9月12日 (水)

小説木幡記:2007/09/12(水)俗世のおごり

 安倍晋三首相が本日平成19年9月12に、内閣総理大臣を辞すると表明した。その手続きは知らないが、辞意を示した限り、辞めたことになるのだろう。任命権者は、国家元首の天皇陛下だから、ふと想像したのは陛下に辞表を出すのだろうかという、イメージだった。天皇が元首というと首を傾げる人もおるようだ。しかし国賓を待遇するのは天皇だし、それに象徴とは、元首以外になりえない。伝統芸の家元が日本国民の象徴にはなれないし、ましていわんや、ころころ変わる俗世の総理大臣が象徴ではけっしてない。大臣(おおおみ)とちゃんと書いてある。麻生さんの爺さんは昔「臣茂(しん・しげる)」と言って、世間を驚かせた。だから大臣(おおおみ)晋三さんは陛下に辞表をだすのかな、と論理的に想像した。不知。しかし、諸外国もそう思っているだろう。

 俗世のことで、突然の辞意に安倍さんへの毀誉褒貶、TVで賑わっている。明日の朝刊は一面、それに尽きるだろう。
 時局、時節、時事に意見らしい意見をもたない余だが、今日は一つ記録しておく。

 安倍さんは昔の岸信介首相の孫らしい。麻生さんは吉田茂の孫らしい。ともに優れて根性のある爺さんだったと、今にして思う。岸さんのことをネットで見たら、昭和の妖怪とあった。事実そうだったんだろう。吉田茂の方は、何かをみるまでもなく、「バカヤロー爺さん(実は:解散)」とか「伝家の宝刀・指揮権発動」とかいう文言が頭を横切っていく。

 歴代首相職は、俗世のことだから、おごり高ぶることもあるだろうし、失政もあるだろうし、人気低迷もあるだろう。しかしどんな政党から首相になっても、首相である間は、国民は礼を尽くすのがよいと考えている。先の小泉さんは有能な人だったらしい。辞めた安倍さんが無能とはまったく思っていない。貶しことばはさんざん聞いたが、首相であるあいだは首相に対する礼をつくす、それが余の考えだ。辞められたら、元首相としてそれなりに。

 簡単なことだ。旧帝國憲法下も現代も、政治とは足の引っ張り合い、スキャンダルの曝露合戦、識者もマスコミも国民もそれに加担しているように思う。
 聖王いずこ。
 余は、政治に機能を求めている。首相キラーの小沢さんが首相になっても、機能させようとする意志があるなら、是と思っている。俗世観とはことなり、余は今回の政変はまたしても首相キラー小沢さんの奸計による安倍討ち死にと考えている。そういう小沢さんが首相になる可能性はしらないが、なればなったで恐怖政治なしで、日本をまともに機能させようとするなら、是としよう。

 現代政治をそういう風に考えている。
 そして、欠けた点、失政部分は傷が大きくなる前に、次の首相に別の処方を預ければよかろう。ややこしい国とはちがって、首相を辞めたとたんに監禁され、名誉剥奪、財産没収などという荒っぽい風儀は日本にはないようだ。だから、首相になるも辞めるも、その時々に最適任者がなって、事を行えばよい。

 歴代内閣の最近の失点は。
 社会福祉、年金など、働けない人の生活保証が不完全。
 非常勤労働者が30%近いのは、国策として失政。
 国の、おおみ宝、百姓、農業政策が危機に瀕している。自前で食料を調達するということがどれほど大切かを、政府も国民も考え込んだ方がよいだろうな。

 備蓄石油など明治いらいのわが国エネルギー宿痾は、最近大阪大学の研究室で、太陽光を衛星軌道上で集めてレーザー光線として地上に送る実験があるようだ。全天候型太陽発電になる。衛星一機で原子炉一機分の電力がまかなえるとか。これがうまくいくと、自前のエネルギーも軌道にのるが、アニメみたいにレーザー砲に転用されたり、軍事国家に盗まれたり、無法な国から「貸せ」と強要されると、戦争になるな。

 儲けることと、普通に生きることと、心の錦を、バランスよく理解できる社会教育、学校教育が必要だろう。この60年間、日本に内戦も遠征もなかったが、企業がこれだけ世界化してもうけたのは、「戦争」があったのだろう。余には経済戦争も肉弾戦争も同じに見える。商売が、相手も、関係者も、それなりに満足するレベルなら戦争とは思わない。それは商売という人類の作ったシステムなんだろう。しかし、自国民の30%近くの労働者を結婚もできない状態で放置するのは、政治と企業と、「高給、高水準生活」だけを目的とする「持つ」国民の共同謀議による「悪の経済戦争」なのかもしれない。

 日本の給与水準が高すぎるという説がある。
 給与が低くても清潔で満ち足りた生活を送れるようなシステムが必要なんだろう。
 生きるということが、「あれがほしい、これがほしい、あの市場を席巻したい」という人間の欲望の後押し以外にはないのだろうか。
 バーチャルな株価操作で世の中が動くようにしてしまったのは誰のせいなのか。
 疑問はいくつも湧いてくるが、俗世のことだから、どうでもよいのかもしれない。
 そのうち、全員一律に差別なくお迎えが来る。棺おけの中にまで金銀財宝株券を詰め込んでも、無意味だな。

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2007年9月11日 (火)

小説木幡記:2007/09/11(火)眼は大切だ

 京都の今朝は空が晴れていて、秋空に近かった。もちろん京都の夕方は雨だった。

 その朝のこと。めっぽう景色がよく見えた。クリアに、遠くまで、気楽に見えた。
 最近はずっと人の顔が判別できなかった。ときどき滲んで見えた。
 それが、今朝は異変が起こったのか。

 人には五官があって、目・耳・鼻・舌・皮膚がそうらしい。五官に応じた視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という感覚を五感というらしい。年齢やハンディや生い立ちによって、世界中の人がみんな同じではないと思う。日本の人は視覚が少し弱い。それは視力と言った方がよいのか、大体良い人で1.5前後だが、モンゴルやアラブの人には5くらいの視力のある人が多いらしい。草原や砂漠だと、その方が生きやすいからだと想像した。

 日本の人は比較的、味覚を味わう舌が発達しているのだろう。日本料理は、大抵繊細な味を基本にしているから。
 皮膚感覚は、男性よりも女性の方が優れていると想像する。根拠があってのことではない。
 理科の実験で、痛覚だったかな、ミリ単位で離し針を二本刺して(触った程度か)、痛み場所の分別を実験した記憶がある。

 ああ、話が飛んだ。
 つまり、うそかまことか、人間が外界から受け取る情報の80%は目を経由して得るそうだ。だから、目は疲れるのだろうか? 余程の騒音下とかガミガミと小うるさい◎生がそばにいない限り、耳が疲れた経験は少ない。鼻はすぐに慣れるらしい。でないと、公衆トイレには入れない。

 さて、その目のことだ。15年前から老眼になって、その時眼鏡を生まれて初めて新調した。プラス1と検眼表には載っていた。で、最近ずっと遠くの文字や顔を見るときは、それを付けないとまったく見えなかった。もちろんそばの本は読書眼鏡をつかないと読めない。

 それがなんとしたことか、今朝、+1の老眼鏡なしで遠くがはっきり見えた。
 うれしかった。
 しかし、考え深いMuは思ったのだ(笑)。これは一過性の現象にすぎないと。案の定、仕事して論文書いて帰宅したあと、相変わらず離れたTVは見えない、何も見えない、もとのまま。

 それで、推理した。
 おそらく、昨日は終日、メルを見るくらいでほとんどPCを見なかった、そういうことの結果だと思った。読書はしていたが、半分は心眼で想像して読んでいたから、目の負担はすくなかった。

 PCや電脳に40年近く世話になっているのに、原因をそれにするとは、まったく恩知らずだが、やはり現実はそうなのだろう。ディスプレイ注視は、目を痛める。数日使わずにぼんやりしていたら、きっと老眼も近眼も、だいぶよくなるのだろう。非科学的かな? 
 でも、しかたないよね。
 いや、余はいささかPCに耽溺しすぎかも知れない。
 多分、そうなんだろう。
 やめられないだろう。
 棺の中まで数台もちこむような、予感がする。

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初秋の春花:嵐山嵯峨野

Kisetuhazureimg_2263 もう初秋というのに、これは春の花のはず。今年の三月に写真に収めてそのままにしてあった。背景は嵯峨野というよりも、京都市全体になっている。これは某・嵯峨野篇の主要な舞台になるので、場所は明かさないが、お気に入りの庭園と屋敷だ。ここをみんなが走り回る。うふふ。だから日曜作家は楽しい。

 男達がラジコン飛行機を飛ばしたり、精巧なジオラマの村や町に機関車を走らせるようなものだ。Muの手先の器用さはPCパーツを組み立てるのが限界だから、物じゃなくてソフトに走った。日曜作家って、まるで算譜(つまりプログラム)を作る趣味と同じだな。「心」「情念」そう言うところとは遠い世界を創って、楽しむ。

 ところで、肝心の琵琶湖篇がまったく進まない。カメラ担いで走れる日を待っている。今は、杖をついて雨中を滑って転びそうな毎日なんだ。現実だなぁ。(2007/09/11(火)記す)

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2007年9月10日 (月)

小説木幡記:2007/09/10(月)近頃のMuBlog

 今朝は動けなかった。土曜あたりからそうだったので、諦めて木幡で横臥しながら読書した。
 しかしものは考えようで、断片的に前後して読んでいた保田與重郎『現代畸人傳』を最初から通読し終わったので、気持が楽になった。何度読んでいても、何度も通読しないと読んだ気になれないのは余の悪いクセだと思った。有り体にもうさば、物覚えが悪くてすぐに忘れる、そう言うところがある。

 一般に博覧強記と言われる人は、一度目にすれば、すべてが頭に入る人のようだ。余はそれとは逆だから、かえって何度読んでも新鮮に味わえるところがある。

 ただ、客観的に申すなら、それほどめちゃくちゃに度はずれて物覚えが悪いわけでもないと自覚している。でなければ、涼夏2007PCのような精密機器を、単に部品を集めただけで動かすことはできない。毎週日曜日の45分風林火山を一度見ただけで、一時間もかけて感想を書けるわけがない。
 普通なのであろう。

 しかし、その間、全く異なる世界が押し寄せてくるので、頭がそっち、あっち、こっちに向くと、向いている方向には普通になれるが、それ以外は消えていくのだと思っている。インテル社CPUのあれこれを考えた後では、勘助や由布姫の気持ちを再度甦らせて想像するには何日か時間がかかる。自分の書いたプログラムでも、しばらく触っていないと、元の通りちゃんと理解するには時間がかかる。日曜作家も、ちょっと手を離すと、再起動するには時間と苦しみが伴う。なかなか、ある時点の感性や理性を甦らせることが出来ない質(たち)だからだ。

 極端に言うと、「幼い丁稚のお使い」に近い。番頭さんに、何度くどくどと「用事」を復唱させられても、店をでて歩く途中で犬に吠えられたり、溝を跳び越えたりすると、瞬時にすべて忘れる。あれと同じだ。今週も、すでに大会議が目白押しだから、会議がおわったら、今日通読したテキスト内容も、全部消えるかも知れない。授業や葛野図書倶楽部のことでかんかんになって準備を始めると、他のことは飛んでしまうかも知れない。

 と、いつもの心配性(笑)。
 ただ。毎朝楽しみの、MuBlogの右サイドバーに出るランキングは、こればっかりは、覚えようとしても毎日変化する。覚えようにも忘れようにも、関係ない、川の流れのようだ。ひところは、風林火山と涼夏2007PCだけだと思っていたが、微妙に変化している。今日は、責務も果たしたのでちょっとそれを記録して、一家言。

人気記事ランキング(昨日までの一週間分)
 1位:NHK風林火山(35)由布姫の懊悩と誇り
 2位:イナイxイナイ:Peekaboo/森博嗣 (X1) <感想文:真空管一本>
 3位:NHK風林火山(31)真田幸隆の謀略
 4位:涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード
 5位:涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース
 6位:涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600
 7位:涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink
 8位:ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方
 9位:涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社)
10位:涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源

 問題は(笑)3つあって、一つは「風林火山のMuBlog」という自称を変えねばならない。上記ランキングではたしかに由布姫が一位、真田幸隆が三位だが、以前のぼんやりした記憶とは相当に違う。以前は10位までの間に6つは風林火山があった。最近でも、結構気に入って書いているのだが、読者の気持ちはお天気のように、そう、水物だな。予測がつかない。

 一つは、4~10位まで軒並みPC記事である。8位だけが、SONYのノートPC記事だが、PCにかわりはない。
 2位の森博嗣先生の「イナイXイナイ」だが、これは調べたところ、この作品が読者のターゲットではなく、森先生の新作「キラレXキラレ」が本命なのだろう。しかし、Muはまだ新作を入手していない。つまり、本屋さんへ行く気力体力がない。月末までには買って読んで記事を書くつもり。

検索フレーズランキング(昨日までの一週間分)
 1位:キラレ×キラレ
 2位:由布姫
 3位:じぶり
 4位:風林火山 ガクト
 5位:真田幸隆
 6位:GA-G33M-DS2R
 7位:伏見桃山城
 8位:紅鮎
 9位:リストランテ t.v.b
10位:京都 しる幸

 読者が検索でたどり着く場合は、「キラレxキラレ」が一位になっていた。これは上述の森博嗣先生の新作だ。なかなかに、「検索」という世界の面白さを味わえる結果だった。
 由布姫が二位なのは、これはしかたない。なにしろ、MuBlogはいつの間にか「柴本幸ファンblog」に変わっているようなのでな(爆笑)。
 この二つと、あとガクトとか佐々木さんの真田幸隆を思い合わせると、MuBlogは結構ネアカなblogなのだろう。まあ、オーナーのMuが、これら作家とか俳優をそれぞれお気に入りなのだから、現実をきっちり怖いほど顕している。

 伏見桃山城については、よく知らないが、このお城を映画会社(東映?)なんかがお金をかけて修復して、撮影に使うとか、そんな記事をどこかで見た。その余波で、MuBlogにも、いろんな人が昔の写真を見に参られるのだろう。

アクセス地域ランキング(昨日までの一週間分)
 1位:東京
 2位:京都
 3位:大阪
 4位:神奈川
 5位:愛知
 6位:福岡
 7位:静岡
 8位:埼玉
 9位:北海道
10位:千葉

 このランキングは、あまり言及してはいけないと固く心に決めているのだが、そうおもっていても、ついぽろりと気持がこぼれだしてしまう。
 京都が2位になるのは、稀なことだ。どうしたんだぁ!
 大抵は東京、大阪と続く。ちなみに、さすがに帝都だけあって、東京と二位の差は4倍ある。いかにわが帝都が繁栄をしているかの証だな(笑)。ただ、実アクセスの25%程度しか「地域」を判別できない仕組みのようなので、これは全数統計ではない。
 と。
 神奈川は、知人一人でアクセスを高めて下さっているのだろう。
 愛知は分からない。福岡は松本清張記念館ファンが多数来てくれていると確信している。
 静岡は、うむ、これも不明。埼玉、北海道、千葉は、東京の衛星都市というたら、またどやされるかな。北海道が何故? 推量だが、北海道と東京は飛行機で相互出入りがあるのかもしれない。

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2007年9月 9日 (日)

NHK風林火山(36)小山田の横死と美瑠姫の自死

承前:NHK風林火山(35)由布姫の懊悩と誇り

 今夜のドラマは、いつになく筆がすすまない。ちょっと事情で頭がぼんやりしているせいでもあるのだが、エピソードの一つ一つがよく分からなかった。かといって、45分間画面に食い入っていたのだから、その点ではいつもと変わらないのだが。

1.小山田(田辺誠一)の横死と美瑠姫の自死
 小山田が敵の女を晴信の許しを得て側室にしたのは、特別なことではなくて、歴史的によくあることだと思い出した。
 話は飛ぶが、奥州藤原の黄金郷を築いた藤原清衡は、母が敵の側室になって、正室の子の兄、自分、母が産んだ弟、その三すくみの中で源義家の力をまるで柔道の力学のように上手につかって、覇権を手にした。つまり歴史的には、前九年、後三年の役の渦中の中で、清衡の母が、敵将に身を任せたから、その子が生き残った。
 といえば、義経の母もそうだった。
 チンギス汗の若き妻は一時、略奪され、後日生還したがすぐに長男を産んだ。ジュチ。テムジン(チンギス汗)はジュチを我が子として育てた。
 と、ドラマを見ながらあれこれ考え込んだが、ここで小山田が舞台から消えたのはいかにももったいない思いがした。俳優田辺はなんとなく二枚目で主役も張れる人だ。今回は最初から複雑な皮肉屋として登場し、勘助のことも初期にはぼろくそだったので、どういう風になるのか楽しみだったのだが。
 で、簡単に結論。
 側室・美瑠姫は息子の病死によって、小山田の真意を誤解し、殺害し、自殺した。一種の無理心中ということになる。
 うむ? そういう女性の気持ちは、分かりにくい。

2.於琴姫(紺野まひる)
 勘助は於琴姫を斬りにいったことになっている。これもわかりにくい。
 勘助は甘利とは別種の謀略家なのだから、甘利がかつて由布姫に自死を迫ったのとは異なって良いのだが。
 軍師勘助が由布姫大事で、暗殺決行というのは如何にも、どうにも、分かりにくい。そんなことをしたら、晴信の勘気に触れて、勘助だけでなく、由布姫も共同謀議として抹殺される危険がある。それに、晴信の子を宿す側室に、「諏訪の姫や四郎さんの、下」と、押しつけるのも無理がある。皮肉や嫌み程度しか云えない立場と思っているが。

 ドラマとしては、暗い立場の勘助に、まるで柳生宗矩のような役回りで、陰々滅々とした刺客を使わせたり、毒を盛らす役はさせたくないのであろう。大河ドラマの主役がそこまで悪に徹するようになったなら、それはそれで、一皮むけるかもしれないが、もしそうならば、視聴者にも事前に「今度の主役は、実は、本当に卑劣な策謀家ですから、例年とはことなりますよ」と、断りをいれないと。
 でないと、私など、日曜夜のおっとりした茶の間TV鑑賞で、椅子からずり落ちてしまう。
 だから、そこまでできないから、今夜の勘助の振る舞いは、なんとなく分かりにくくなってしまったのだろう。

*.まとめ
 その他にもいろいろ見どころはあったのだが。上記の1と2とを考え考えみていたので、印象が薄くなってしまった。
 勘助が、小山田の真意を晴信と家中一同の中で、弁護する迫力はよかった。
 由布さまは、あはっは、今夜は何も言わぬ事にしよう。なんとなく、MuBlogが柴本幸のファン倶楽部blogのようになっているので、ちょっと休憩(笑)。少しは「年寄りの冷や水」と、自戒もあるのでなぁ。

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2007年9月 6日 (木)

四十一万アクセス(41万/全体68万):MuBlogの分析

承前:四十万アクセス(40万/全体66万):MuBlogの分析 (2007/08/21 火曜日)

本日・観測日→2007/09/06(木) 22:58

MuBlog単独・累計アクセス数: 410022 1日当たりの平均: 323.36

 (MuBlog 記事数 1,158 件   .   コメント 3,657 件   .   トラックバック 862 件)

 サイト全体・累計アクセス数: 681982 1日当たりの平均: 537.84

↓以下、解析対象期間: 2007年8月7日(火) ~ 2007年9月5日(水)

(1)ページ別アクセス数:1ヶ月分:MuBlog のみ

アクセス数: 18,675
訪問者数: 14,177
解析ページ 訪問者 アクセス
1 トップページ 874 1,450 6.2% 7.8%
2 NHK風林火山(32)山本勘助:景虎と宇佐美の思惑 602 802 4.2% 4.3%
3 NHK風林火山(31)真田幸隆の謀略 594 722 4.2% 3.9%
4 NHK風林火山(33)道安(内野・勘助)絶体絶命 358 517 2.5% 2.8%
5 NHK風林火山(24)晴信の妄念とガクトの妖艶 356 454 2.5% 2.4%
6 涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社) 325 451 2.3% 2.4%
7 涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源 25 383 1.8% 2.1%
8 涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード 228 372 1.6% 2.0%
9 涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース 182 350 1.3% 1.9%
10 ノート・パソコンのハードディスク交換、取り扱い処方 279 329 2.0% 1.8%
11 涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink 223 286 1.6% 1.5%
12 地図の風景 228 275 1.6% 1.5%
13 涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600 140 271 1.0% 1.5%
14 みたかのもりじぶり:三鷹の森ジブリ美術館 211 270 1.5% 1.4%
15 NHK風林火山(34)裏切りの真田幸隆 221 264 1.6% 1.4%
16 涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS 176 257 1.2% 1.4%
17 NHK風林火山(07)真田幸隆 169 211 1.2% 1.1%
18 Prius(日立製ノートパソコン)のハードディスク交換 156 195 1.1% 1.0%
19 涼夏2007PCの自作:目次とまとめ 140 192 1.0% 1.0%
20 NHK風林火山(30)海と鉄砲 130 191 0.9% 1.0%
21 NHK風林火山(35)由布姫の懊悩と誇り 127 182 0.9% 1.0%
22 NHK風林火山(26)殺戮とガクト 145 178 1.0% 1.0%
23 ti voglio bene : t.v.b (リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ) 92 159 0.6% 0.9%
24 CPU空冷装置・換装のお勧め・SAMURAI-Z 91 150 0.6% 0.8%
25 室町和久傳(むろまち・わくでん) 107 149 0.8% 0.8%
26 京都の書店 121 135 0.9% 0.7%
27 NHK風林火山(18)由布姫の決意 94 127 0.7% 0.7%
28 NHK風林火山(17)由布姫の慟哭 107 125 0.8% 0.7%
29 涼夏2007PCの自作 (2)ハードディスクとDVDのセット 86 124 0.6% 0.7%
30 勤王志士・古高俊太郎邸跡と、しる幸:私の京都・河原町通{四条→三条} 84 122 0.6% 0.7%
31 Santa Monica Beach : サンタモニカ・ビーチ 108 116 0.8% 0.6%
32 NHK風林火山(29)武田晴信の「人は城」 91 112 0.6% 0.6%
33 NHK風林火山 78 111 0.6% 0.6%
34 読書余香 87 102 0.6% 0.5%
35 HD(ハードディスク)の直付け増設のお勧め 66 100 0.5% 0.5%
36 もりしょう:そうめん処・森正 55 93 0.4% 0.5%
37 CPU空冷装置・掃除のお勧め 64 90 0.5% 0.5%
38 自作PC 66 87 0.5% 0.5%
39 ノート・パソコンのハードディスク保守(シャープのメビウス・ノート) 71 82 0.5% 0.4%
40 北方謙三『水滸伝』一「曙光の章」 62 78 0.4% 0.4%
41 古いノートパソコン・再生のお勧め:SONY-Vaio(2000年)に外付けハードディスク 68 77 0.5% 0.4%
42 枝魯枝魯(ぎろぎろ)の一夜 62 72 0.4% 0.4%
42 ふしみももやまじょう:伏見桃山城 55 72 0.4% 0.4%
44 図書館司書採用試験問題概説:県立図書館・関西・200702 58 66 0.4% 0.4%
45 イナイxイナイ:Peekaboo/森博嗣 (X1) <感想文:真空管一本> 63 64 0.4% 0.3%
45 MuBlogへのご招待 46 64 0.3% 0.3%
45 隠された十字架--法隆寺論/梅原猛 57 64 0.4% 0.3%
45 Blogメモ 55 64 0.4% 0.3%
49 金魚水槽の掃除(2005/12/04) 49 63 0.3% 0.3%
50 小説木幡記 60 62 0.4% 0.3%
51 じょうしょうこうじ:常照皇寺 47 61 0.3% 0.3%
52 【少しずつ進める癖/森博嗣】への共鳴感 50 59 0.4% 0.3%
53 黄桜かっぱカントリー:kizakura kappa country 45 57 0.3% 0.3%
54 NHK風林火山(20)勘助の心、由布姫の心 44 56 0.3% 0.3%
55 紅鮎(べにあゆ)の鴨すき鍋と露天風呂 41 55 0.3% 0.3%
55 オーパーツ大全 : 失われた文明の遺産/クラウス・ドナ、ラインハルト・ハベック共著 48 55 0.3% 0.3%
55 北方謙三『水滸伝』十八「乾坤の章」 44 55 0.3% 0.3%
58 ブラック・ラグーン(広江礼威)とヨルムンガンド(高橋慶太郎) 48 54 0.3% 0.3%
58 NHK風林火山(19)笛を吹く由布姫 34 54 0.2% 0.3%
58 スマート珈琲店(京都・寺町)のホットケーキ 41 54 0.3% 0.3%
61 美味しいところ 42 53 0.3% 0.3%
62 Berry Cafeのフルーツタルト(レプリカ) 36 51 0.3% 0.3%
63 金印偽造事件:「漢委奴國王」のまぼろし/三浦佑之 31 50 0.2% 0.3%
64 最古の前方後円墳(邪馬台国?)東田大塚古墳、矢塚古墳 37 49 0.3% 0.3%
64 卑弥呼の墓(003)邪馬台国への道/安本美典 33 49 0.2% 0.3%
66 さくらだ:桜田 36 48 0.3% 0.3%
67 前方後円墳の航空写真 33 46 0.2% 0.2%
67 江戸東京博物館(えどとうきょうはくぶつかん)と、ほそ川の穴子天付そば 38 46 0.3% 0.2%
69 登喜和(ときわ)のステーキと春の京北周山町 27 45 0.2% 0.2%
69 神々の乱心/松本清張<感想文 その1:上品な吉屋特高係長> 33 45 0.2% 0.2%
71 卑弥呼の墓(001) 『邪馬台国への旅』 37 44 0.3% 0.2%
72 長州砲:義経・壇ノ浦戦・前哨 34 43 0.2% 0.2%
73 ごしきづかこふん:五色塚古墳 31 41 0.2% 0.2%
74 紅鮎(べにあゆ)で湯治ついでに季節の料理 36 40 0.3% 0.2%
75 ヴァンパイア・レスタト/アン・ライス 35 39 0.2% 0.2%
75 秘花/瀬戸内寂聴 著 <感想:世阿弥の佐渡島> 32 39 0.2% 0.2%
75 だいちゅう・ラーメン:大中ラーメン 33 39 0.2% 0.2%
75 姑獲鳥の夏:うぶめのなつ(映画) 33 39 0.2% 0.2%
75 甘樫丘東麓遺跡(あまかしのおか・とうろくいせき)と蘇我入鹿邸跡 28 39 0.2% 0.2%
80 冷蔵庫の応急修理・20年ほど昔の日立製 32 38 0.2% 0.2%
81 平城京、長岡京、平安京:三都の南北標高差 34 37 0.2% 0.2%
82 吉田屋・エスプレッソ珈琲:私の京都・河原町通{四条→三条} 29 36 0.2% 0.2%
82 NHK風林火山(28)甘利の最期、板垣の最期 26 36 0.2% 0.2%
84 うじがわ・うかいふね・あたごさん:宇治川鵜飼い船・愛宕山 22 35 0.2% 0.2%
85 栞屋蕉庵+メリーアイランド、がんこ+はやしや 28 34 0.2% 0.2%
85 NHK風林火山(21)御神渡:おみわたり 27 34 0.2% 0.2%
87 私の京都:薮そば(伏見桃山大手筋) 27 33 0.2% 0.2%
88 邪馬台国はどこか/NHK歴史の選択 26 32 0.2% 0.2%
88 四十万アクセス(40万/全体66万):MuBlogの分析 24 32 0.2% 0.2%
88 ダルマ大師/浅茅原建 25 32 0.2% 0.2%
88 ながればし:流れ橋(上津屋橋) 20 32 0.1% 0.2%
92 NHK風林火山(25)自縛の掟 21 31 0.1% 0.2%
92 ふしみぶぎょうしょ:伏見奉行所跡と魚三楼 21 31 0.1% 0.2%
94 オーパーツ大全(感想文) 25 30 0.2% 0.2%
94 San Francisco International Airport:サンフランシスコ国際空港(SFO) 25 30 0.2% 0.2%
96 石塔寺(せきどうじ) 阿育王山(あしょかおうざん) 19 29 0.1% 0.2%
96 NHK風林火山(13)仕官、就職とは命がけ 23 29 0.2% 0.2%
96 前巷説百物語/京極夏彦 <御行師・又市の誕生秘話> 26 29 0.2% 0.2%
96 長尾真博士のノート 26 29 0.2% 0.2%
100 古民カフェ:私の京都・河原町通{四条→三条} 17 28 0.1% 0.1%
100 NHK風林火山(23)河越夜戦(かわごえよいくさ) 27 28 0.2% 0.1%

(2)ワード・フレーズ:1ヶ月分:MuBlogのみ

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集計対象アクセス数:10,826

検索ワード/フレーズ 割合
1 真田幸隆  G Y M 234 2.2%
2 GA-G33M-D S2R  G Y M 197 1.8%
3 じぶり  G Y M 181 1.7%
4 風林火山 ガクト  G Y M 155 1.4%
5 由布姫  G Y M 119 1.1%
6 海野家  G Y M 118 1.1%
7 森博嗣 site:http://asajihara.air-nifty.com/mu/  G Y M 52 0.5%
8 紅鮎  G Y M 50 0.5%
9 しる幸 京都  G Y M 49 0.5%
10 ガクト 風林火山  G Y M 44 0.4%
10 ガクト  G Y M 44 0.4%
12 京都 しる幸  G Y M 43 0.4%
12 わくでん  G Y M 43 0.4%
14 風林火山  G Y M 39 0.4%
15 ガクト 上杉謙信  G Y M 38 0.4%
16 風林火山 真田  G Y M 35 0.3%
17 伏見桃山城  G Y M 34 0.3%
17 山本勘助 真田幸隆  G Y M 34 0.3%
19 常照皇寺  G Y M 30 0.3%
20 京都 書店  G Y M 29 0.3%
20 五色塚古墳  G Y M 29 0.3%
22 達磨大師  G Y M 28 0.3%
23 京都 大型書店  G Y M 27 0.2%
23 NHK 風林火山  G Y M 27 0.2%
25 楊令  G Y M 26 0.2%
25 ぎろぎろ  G Y M 26 0.2%
27 風林火山 真田幸隆  G Y M 25 0.2%
27 甘樫丘  G Y M 25 0.2%
29 佐野藤右衛門  G Y M 23 0.2%
29 レスタト  G Y M 23 0.2%
31 長尾真  G Y M 22 0.2%
31 GA-G33-DS2R  G Y M 22 0.2%
31 自作pcケース アクリル  G Y M 22 0.2%
31 山本勘助  G Y M 22 0.2%
35 森博嗣 名古屋大学  G Y M 21 0.2%
35 gackt 上杉謙信  G Y M 21 0.2%
37 ミホミュージアム  G Y M 20 0.2%
37 森博嗣 名古屋大学 退職  G Y M 20 0.2%
39 みたかのもり  G Y M 19 0.2%
40 内野聖陽  G Y M 18 0.2%
40 PCケース アクリル 自作  G Y M 18 0.2%
40 桜田 京都  G Y M 18 0.2%
40 じょうしょうこうじ  G Y M 18 0.2%
40 風林火山 感想  G Y M 18 0.2%
45 山本勘助 由布姫  G Y M 17 0.2%
45 京都の書店  G Y M 17 0.2%
45 室町和久傳  G Y M 17 0.2%
48 じぶりの森  G Y M 16 0.1%
48 ti voglio bene  G Y M 16 0.1%
48 キラレ×キラレ  G Y M 16 0.1%
51 京都 桜田  G Y M 15 0.1%
51 北方水滸伝  G Y M 15 0.1%
51 修飾麻疹  G Y M 15 0.1%
54 cpu 掃除  G Y M 14 0.1%
54 風林火山 由布姫  G Y M 14 0.1%
56 あらしやま  G Y M 13 0.1%
56 ga-g33m-d s2r  G Y M 13 0.1%
56 宇佐美定満  G Y M 13 0.1%
59 鍵善  G Y M 12 0.1%
59 自作PC Core 2 Duo  G Y M 12 0.1%
59 カッパカントリー  G Y M 12 0.1%
59 ハリウッドハイランド  G Y M 12 0.1%
59 うぶめのなつ  G Y M 12 0.1%
59 森正  G Y M 12 0.1%
59 オーパーツ  G Y M 12 0.1%
66 ヨルムンガンド  G Y M 11 0.1%
66 黄桜カッパカントリー  G Y M 11 0.1%
66 枝魯枝魯  G Y M 11 0.1%
66 リストランテ tvb  G Y M 11 0.1%
66 水槽の掃除  G Y M 11 0.1%
66 太宰府政庁跡  G Y M 11 0.1%
66 海野家 再興  G Y M 11 0.1%
66 周山 登喜和  G Y M 11 0.1%
66 リストランテ t.v.b  G Y M 11 0.1%
66 真田幸隆 弟  G Y M 11 0.1%
66 宇治川 鵜飼い  G Y M 11 0.1%
66 samurai z  G Y M 11 0.1%
66 京都 ホットケーキ  G Y M 11 0.1%
66 和久傳  G Y M 11 0.1%
66 風林火山 美瑠  G Y M 11 0.1%
81 金印偽造事件 感想文  G Y M 10 0.1%
81 相木 真田  G Y M 10 0.1%
81 高齢者差別  G Y M 10 0.1%
81 伏見桃山陵  G Y M 10 0.1%
81 SAMURAI Z  G Y M 10 0.1%
81 宇治 平等院 地図  G Y M 10 0.1%
81 風林火山 宇佐美  G Y M 10 0.1%
81 金魚 掃除  G Y M 10 0.1%
81 ガクト NHK  G Y M 10 0.1%
81 GA-G33M-D S2R 自作 メモリ  G Y M 10 0.1%
81 内野勘助  G Y M 10 0.1%
92 水滸伝 北方謙三  G Y M 9 0.1%
92 魚三桜  G Y M 9 0.1%
92 九絵屋  G Y M 9 0.1%
92 京都の大型書店  G Y M 9 0.1%
92 lga775 core 2 duo 自作  G Y M 9 0.1%
92 Mublog  G Y M 9 0.1%
92 弁慶うどん  G Y M 9 0.1%
92 NHKスペシャル「大化改新・隠された真相」 飛鳥寺  G Y M 9 0.1%
92 金魚 水槽 掃除  G Y M 9 0.1%

(3)アクセス地域1ヶ月分:MuBlogのみ


集計対象アクセス数:4,798
都道府県 割合
1 東京 1,245 25.9%
2 大阪 443 9.2%
3 京都 435 9.1%
4 神奈川 325 6.8%
5 愛知 221 4.6%
6 埼玉 188 3.9%
7 福岡 177 3.7%
8 兵庫 142 3.0%
9 静岡 139 2.9%
10 北海道 135 2.8%
11 千葉 133 2.8%
12 三重 88 1.8%
13 長野 79 1.6%
14 福井 68 1.4%
15 広島 65 1.4%
15 茨城 65 1.4%
17 岐阜 61 1.3%
18 滋賀 57 1.2%
19 新潟 56 1.2%
20 宮城 49 1.0%
21 栃木 46 1.0%
22 岡山 45 0.9%
23 石川 36 0.8%
24 富山 35 0.7%
25 山梨 34 0.7%
26 群馬 33 0.7%
27 奈良 32 0.7%
28 愛媛 31 0.6%
28 福島 31 0.6%
30 秋田 27 0.6%
31 山口 24 0.5%
32 大分 23 0.5%
33 宮崎 21 0.4%
34 沖縄 20 0.4%
35 香川 19 0.4%
35 岩手 19 0.4%
35 長崎 19 0.4%
38 山形 18 0.4%
38 徳島 18 0.4%
40 鹿児島 17 0.4%
41 青森 16 0.3%
41 熊本 16 0.3%
41 高知 16 0.3%
44 和歌山 11 0.2%
45 鳥取 10 0.2%
46 島根 5 0.1%
46 佐賀 5 0.1%

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小説木幡記:2007/09/06(木)君は見たか

 夕方、仕事をかたづけようとしていたら、ノックがあった。
 夏期中のそんな時間に来客はないので、思わず身構えた。「さては、サ・ダ・コ~」かと。
 昔のホラー映画、小説(リング)を思い出した。余は比較的初期にあのホラーを読んでいる。
 返事もできずに、息を詰めた。
 ドアがそっと開き、髪の毛が見えた。
 「ギャー」とは、ならなかった。

 なんのことはない、顔を覗かせたのは倶楽部幹部だった。
 「えっ」と、怯えた表情をごまかす余。
 「先生ぃ」
 「なんだ、君だったのか。大学に来ていたのか?」
 「先生ぃ、ニジ、ニジですよ」
 「はぁ、二時? もう6時すぎですよ」
 「空、空を見て下さい、虹なんです」

 あわててバルコニーに駆け寄った。東半球、京都の東山を背景に、空の南北一杯に巨大な虹が見えた。
 その虹を一目見て、余は胸の底まですぅ~っとしていった。
 京都を一またぎするほどの虹は珍しかった。それも薄闇の曇空というのに。
 幹部は友人達と、ゼミ教授の部屋に集まっていたようだ。

 朝から終日、艱難辛苦の論文作成だった。
 残り少ないハッカを何度もデコや首筋にぬりこんで、なんとかかんとか、中断せずにやっと夕方になったところだった。息苦しかった。他の責務の期日も迫っている。論文は遅々としていた。テキストを読むだけなら苦にもならないが、そこから何が書いてあるかを抽出するのは、難しいことだった。進捗状況は、はかばかしくなかった。

 それが、声に誘われて虹を見ただけで、すっとした。
 「今日も、ちゃんとやれた。やらないより、やった方がましだ。今日やったことは、明日はやらなくてすむ。次のステップに進める」と、そう思えた。
 倶楽部幹部は友人達のところへ戻って行った。
 しばらくして、余も電気を消して、葛野をでた。まだ、「ゼミ教授」の部屋には明かりがついていた。

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2007年9月 5日 (水)

小説木幡記:2007/09/05(水)知的障害、社会福祉、年金犯罪

 例によってNHKのクローズアップ現代。毎日夕方7時半から30分ある。
 時々刻々の時事を取り上げて、一般人には分からない内容を、比較的詳細に解説している。終盤は大抵、知的な女性アナウンサーと、対象世界の専門家とが、語り合う。
 感心するのは、一つ一つが、よく調べられていることだ。そして、さらに感心するのは、比較的ひねくれた余が、大抵は「う~む」と感心することだ。
 余は騙されやすい資質だが、それでも、感心するのはほんのわずかで、大抵はTVなら消し、新聞雑誌なら、「また、アホな記事。だれが読むのや」と、放り投げ、人とはほとんで話さない。外部のゴミ情報を強靱に消化するだけの余力がないからだろう。

1.刑務所
 極悪非道な犯罪とはことなり、軽微な万引き、食い逃げ、窃盗事件の受刑者のうち、20%くらいの人が知的障害というデータがでたらしい。これまでは、そういうデータが無かったというのだから、驚いた。
 知的障害とは、番組ではIQテストが69点以下と言うていた。IQとは、もう忘れたがたしか米軍が徴兵するときに、命令を理解できない、集団行動ができない国民を選別するために使われた、という記憶がある。

 IQが持つ、個人の知能を計る尺度の妥当性はしらない。要するに、この話は現代世間で、知的な側面でうまくやっていけない人、それは計算ができなかったり、文章の読み書きが出来なかったり、人の話が理解できずに、仕事に就けず、助けがなければ世間から脱落せざるを得ない人をさしていた。

 問題は、そのために仕事に就けず、一人で生きにくい人達のことだ。家族や社会の受け皿があれば、知的障害が犯罪に結びつくことは無いのに、助けてくれる人もお金もないから、生きるためには盗みをせざるを得なくなる。
 こういう人は、出所しても誰も迎えに来ないらしい。だから、数ヶ月後にまた捕まって刑務所にくる。
 番組では50代のおとなしそうな女性を映していた。18歳ころから家がなくなったらしい。腹が減ると公園の水を飲んで路上で寝起きしてきたらしい。

2.受け入れ施設:南高愛隣会
 刑務所でも、そういう実態が露わになってくると手をこまねいているわけにもいかない。この女性は、なにかの縁で長崎にある南高愛隣会という施設に入所できることになった。
 迎えに来る人、送り出す女性刑務官の姿、よい映像だった。
 南高愛隣会での様子も、よかった。小さな個室に落ち着いて、簡単なインタビューが始まった。要点は「やっと、はじめて、家に住める。初めて、まともな食事ができる」。余は落涙した。

 前にも記した筆致で言う。
 この豊かな、爛熟した、飽食の放漫の自由世界日本。豊かさでは世界でいつも最上位グループに入る。その日本で、この女性は30年間以上、国からも世間からも捨て置かれた状態、まさに路傍の人、行路死してもだれも気がつかない、そんな状態に置かれていたのだ。刑務所だけが三食提供してくれる安宿だったとは、悲惨すぎる。しかし彼女ははっきり言った。「刑務所には、行きたくない」と。

 南高愛隣会、そういう施設はどこにでもあると想像していたら、本当に全国をみてもわずからしい。大体、社会福祉施設は、こういう高度資本主義世界にあっては、生産に直結しないから、重視されない、その上お金がかかる。国の補助があっても、ぎりぎりの水準らしい。施設で働く人達の給与水準が劣悪であることは、昨今のマスコミ情報でもよく聞かされる。今の給与水準では、だれも志願しなくなる環境のようだ。

3.社会保険庁の犯罪
 昨夜のニュースでは、今朝の朝刊をみればもっと正確に書いてあるだろうが、全国の年金を受け取る市区町村の関係者と、社会保険庁の関係者とで、合計100名、4億円近い「年金ネコババ」が、やっとのことで発覚したらしい。
 このことはすでに想定内だから驚きもしないが、検察庁が麻痺するくらいの事案が、この何十倍も隠れているにちがいない。ゴキブリ一匹見つかれば、最低10匹隠れているのは、当たり前の現実だから。

 日本の公的年金関係者(公務員)は、ネコババしなければ行路死するような、知的障害者の集団だったのか。
 そんなことはあり得ない。高度な試験を合格した、国家、地方の公務員のはずだ。豪邸をもっているとか公務員宿舎に安く入居しているとか、先述の知的障害者に比較すると、すばらしく贅沢な生活を何十年も営んできたに違いない。

 彼等は、天から授かった能力を、狡さに使ってしまった。しかも、驚くべき事は、それらが発覚した者達も、処分されたかどうか、そのまま退職金をもらって辞めたのか、あるいは簡単な懲戒ですませたのか、あるいは返金だけでおとがめなしなのか、ほとんど発表されていないらしい。
 関係者は、腹を切るか、生涯悔い改めて、刑務所に入りながら三食だけ支給されて、社会福祉施設で働くべきだと、瞬間思った。
 
4.まとめ
 余は社会の正義派ではない。もともと、独りよがりの引き籠もりの偏屈教授と思っている。ボランティアなんてしたこともない(そのはずだ)。
 しかし。
 眼前で、あまりに破廉恥なことが、白昼堂々とおこなわれていることに気がつくと、ショックをうけるだけの普通の神経の持ち主だ。
 長年収めてきた税金や年金は相当な額だと思う。その多くがどぶにすてられてきた思いがした。一体、どこに消えたのだ。

 ただ、断っておくが、ここでジェット戦闘機を一台買う金で、数万の人を救えるという論法は絶対に用いない。国防力も警察力も消防力も、そして公務員組織も社会秩序と制度を保つ最低限の保険と考えている。

 しかし、知的障害で身よりのない人を支える金が税金では出せない、とは言わせない。
 高給とりの公務員に、盗人に追い銭のような、ネコババを、生活費支援だなんて、絶対に思わない。
 後者、彼等は明白な犯罪人だ。隣国だと、簡単に懲役数十年、死刑になるかもしれない重罪だと、本気で思う。
 まさしく「ゴメン、公務員辞めます、ですんだら、警察いらん」と、感じた。

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2007年9月 4日 (火)

瀬島龍三の死

 瀬島龍三さんが亡くなられた。今日、2007/09/04の午前一時ころらしい。享年95歳、老衰とのこと。
 毀誉褒貶のある方らしいが、私は知らない。
 瀬島神話という言葉があるくらいだから、日本の戦後に相当な影響力を持った方だと想像する。
 それも、私は知らない。
 しかし、ここに記事を載せたのだから、私が相当な関心を持ってきた人物なのは、事実だ。

 一つは、東京裁判での正面写真だ。新聞にも転載されていたが、スーツのボタンをきっちり掛けて若々しい瀬島氏がそこにいた。
 一つは、彼の経歴だ。要するに瀬島氏は、30代半ばで実質的に大東亜戦争(対米国)の作戦要綱を組み立てていた人なのだ。

 この二つだけで、瀬島氏は日本の歴史に残る人物だと、私は考えている。いずれも論理的なものではなく、感性的なものだ。写真写りが良いとか悪いとかの問題ではなくて、覚悟している、確信犯としての凛々しい顔つきだった。大東亜戦争を「悪」としてとらえる人が国民の大多数だろうが、負けるべくして負けた戦争を、どこまで踏ん張って作戦を立てたのか、そういう観点で当時の彼の重圧を想像し、心に残った。

 特に後者は、当時の軍人が全員発狂し、血迷って、戦争していたと想像する方がよほどおかしい。瀬島氏のような超エリートがどのような思いで作戦を練っていたのか、そこを知っておきたい。彼は徴兵ではなくて、プロとして育てられた職業軍人なのだ。今の自衛隊や防衛省に、瀬島氏レベルの参謀要員はいるのだろうか、それも興味がある。

 経歴を検証することなく新聞記事だけで眺めてみた。
 1.陸軍士官学校を次席、陸軍大学校を首席卒業とのこと。
  当時のこの種学校は旧帝國大学以上の秀才が集まる所らしいから、エリートの頂点と言ってよかろう。
 2.昭和14年大本営陸軍参謀、後日・大本営海軍参謀・兼務
 3.関東軍参謀へ移動
 4.シベリア抑留、11年間
 5.昭和33年伊藤忠商事入社
 6.中曽根内閣ブレーン(参謀だろう)
 7.以後、いろいろ
 8.平成19年9月4日死去 95歳

 歴史とは戦史と言って良いほど戦争が数珠つなぎになっている。敗北すれば亡国、植民地化、民族が消滅した事例もある。勝っても次の世代に文明の終わりを迎えることもある。昨日、今日の話ではない。人類史5千年の目ではそうなる。
 繁栄も貧困も戦争を招く。正義も戦争を招く。戦争で儲ける人も多い。国内政治経済を立て直すために戦争する人も国もある。なんとか、頃合いの現実感を取り戻せば、戦争に至らない事例も数ある。しかし、戦争は巻き込まれたら、受けて立つしかない。
 と、私は日々考える。
 瀬島氏は、晩年、どう考えていたのだろう。(2007/09/04 火曜日に記す)

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2007年9月 3日 (月)

小説葛野記:2007/09/03(月)秋の曇り空もよいものだ

 今朝はすこしだけ歩行にさわりがあったので、エドルン君との昼食の約束をはずし、ともかく朝方に京都駅まで送った。

 葛野はほぼ無人だった。
 いや、人はいるのだが、終日話さなかった。マシンをさわるのもわずらわしくて、ずっと夏期論文テキストを再読していた。たしかに。その内容を人に伝えるのは難しい。今の言葉で、言葉の論理で伝えるのは難しい。だがしかし、読んでいる時はしみ入るように心で味わえた。そして、文章というものの「力」を味わった。この力とは、パワーとは訳せない。天神、鬼神をも揺り動かす、そういう力だ。

 名も知れない人たちの俳句や歌が、章の中にときどき引用されている。なんともいえない俳句や歌だった。それをそういう風に味わえるのが、とてもうれしいことと思えた。
 しかし、なぜその句や歌が心地よいのかは、私にはわからなかった。
 好悪ににているのかもしれない。こんな文言があった。直接あたらず私の脳に入った言葉で記す。
 
 <ある人の行いや心をみて、心底尊敬し、感心する。しかし、私はその人を好きにはなれない>

 これは難しいことだ。
 ただ、引用されている句や歌に感心したのを、上の文章にあてはめると、こんな風になろうか。

 <ぼくは、その人のことを全くしりません。獣か悪人か畸人か凡人か、それもわかりません。けれど、この句はよいですね。好きになりました>

 で、どうしても引用したくなったので、記しておく。

 「秋風の吹きくる方へ帰るなり」
 「月さすや沈みてありし水中花」

 両方とも好ましく思ったが、ことに月さすや、がものすごく気に入った。本当ははっきりしないのだが、月や水や水中花が目の前にばーんと、飛び出してきた。言葉というものの、「力」を感じた。

 そして夕方になった。
 やっとマシンを触る気分になって、この葛野記を記すなり。
 なにかしら、足のさわりも消えていた。不思議だ。

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2007年9月 2日 (日)

NHK風林火山(35)由布姫の懊悩と誇り

承前:NHK風林火山(34)裏切りの真田幸隆

 今夜は、記すのが辛い。
 Muは男だが、由布姫の気持ちが心身にしみ通るようによく分かる。
 しかしなお、文筆の徒ゆえに、日曜劇評家として息をふりしぼって記録する。
 感情の暴走を避けるために、箇条書きにする。

1.女優柴本幸は、Muが睨んだように(笑)、現代まれな巫女タイプ女優のようだ。憑依。神懸かりになると書けば分かりやすかろう。もともと諏訪家の巫女役で登場したのだから、完全無欠のキャスティングだった。

2.柴本は、他の情報を勘案すると、撮影現場でも、あまりに過剰な精神集中故か、終わるとぶっ倒れる、失神することがあるようだ。素晴らしい素質と云える。

3.史上でイメージすると、卑弥呼かトヨか、神功皇后か、と書けば現代人にはまったく違和感しか残らないだろうが、その道を学びよく探索してみるとぴたりとする。これらの女性を、柴本に当てはめると、伝承や記紀のわかりくいところの霧が晴れる。

4.由布姫は諏訪家の一人娘だった。晴信はいう。もしも由布が男子だったなら、武田は諏訪との戦に勝てただろうか? と。誇り高く、気性が激しい。晴信はいう。あの刺すような目でみられては、怖いのう、勘助。確かに、激しい。

5.勘助に「悋気(りんき)されますな」と、諭された後の激烈な反応には、見ていて「殺される~」という恐怖を味わった。あの迫真の演技は、すねた、むくれたのレベルではない。

6.何故激烈な反応を見せたのか。それはただの悋気だったのか。いや、そうとばかりは云えない。

7.三条夫人(余、お気に入り)から「ゆうさん、お屋形さまがいうてはりましたえ。そしり、けなすは男のならい。ねたみ、卑しむは女のならい。ほんまに、(男はんには)軽くみられたもんですなぁ」

8.三条夫人は「武田の女人として、もっとしっかりしなさい」と、由布姫をさとし、その同意を勘助に求める。勘助の反応を見る由布姫の目。勘助は、三条夫人に同意する。由布姫の絶望に近い顔つき。よく、わずかな動きでその雰囲気をだしつくされましたな、姫さま。

9.姫の激烈な反応に戻る。
 「触れるな」と、駆け寄る勘助を退けた由布姫。そこにドラマの真骨頂が現れていた。深くは書かないが、由布姫は心身ともに、勘助だけが頼りだった。セリフにもそれは出ていた。何故怒ったのか。なぜ四郎を武田の世継ぎにするという暴挙が始まったのか。なぜ勘助は「鬼になる」と漏らしたのか。

10.記していて混乱してきたが、要するにただの嫉妬ではない。
 由布姫は、その美貌以上に、それを凌駕する才能と気性をもっていた。しかし長年諏訪に幽閉されたような状態が続き、しかも、頼りにする勘助が、多くの情報を遮断してきたことに気がついた。勘助がおとなしくしていなさいというから、側室にあがり、四郎を一人でそだて、うつうつとしながらも、今にいたった。
 諏訪家の姫として、晴信が一定の待遇と、将来を保証したから、それを勘助が担保したから、耐えられたわけだ。
 母としてだけ生きよと、勘助、そなたは申すのか。というセリフに、苦渋が滲んでいた。

 晴信は勝手に側室をつくり、おとずれもしない。誇りを支える担保なくして、なぜ我慢する必要があるのか。
 勘助、あなたの言うとおりしてきたのに、晴信は他家の娘に子までつくった。その和子が将来、諏訪家のわたくし、四郎にとって、どのような災厄をもたらすのか、勘助、あなたはわたくしを、最後まで責任とってくれるのですか。

 と、男女の嫉妬以上に、尊厳を、身分保障を剥奪される将来への怒り、それを即答しない勘助への苛立ち。
 何事も相談してくれると思っていた唯一の男性、勘助が厖大な情報遮断をおこなってきた、裏切り。
 由布姫は、他人に従うタイプではなく、軍を指揮するタイプなのだろう。
 麾下と思う勘助が、その作戦会議に参加させなかったことへの、憎悪に近い怒り。
 ……。
 ではなぜ、勘助の助言にしたがって、諏訪でおとなしくしていたのか。
 つまりは、勘助への絶対的な信頼と愛があったのだろう。

*.さて、今夜はこれくらいにしておこう。
 勘助は、「姫さま大事」の一念から、由布姫に情報をわたさなかった。「心配をかけたくなかった」それが裏目にでたとき、勘助は鬼になって、由布姫の直属・親衛隊にならざるを得ないだろう。姫様付き武官だ。姫様を激怒させてしまった今夜以後は、場合によっては、晴信や三条夫人とも敵対せざるを得ぬことになった。
 
 そして、由布姫の咳き込みは、ただの嗚咽だけではなかった。
 佳人薄命の兆候が今夜初めてみえた。

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神々の乱心/松本清張<感想文 その2:明瞭な小説視点>

承前:神々の乱心/松本清張<感想文 その1:上品な吉屋特高係長

4.下巻の構成:三つの警察機構
 上巻の末尾は憲兵隊の登場で終わっていた。憲兵は、当時の警察(特高も含む)でもないし、皇宮警察でもなく、内務省管轄警察とは仲が悪かった。憲兵隊とは、軍内部の警察と考えて良いだろう。

 憲兵隊は現在の自衛隊では警務隊に相当し、軍内部の治安・規律維持がもともとの組織目的だった。だが、大正から昭和にかけて、思想犯取締に力を注ぎ、民間人に対する抑圧機関として悪名が残った。
 現代の米軍のMP(ミリタリーポリス)や自衛隊の警務隊は、軍組織の規律維持という点では相似だが、戦前の憲兵は、敗戦という経緯もあってか、国民抑圧機構としての印象が色濃く、戦犯として処刑された人達も多いようだ。「その1」で言及した小説『逃亡』にはそのあたりの事情が詳細に描かれていた。

 他方、大正12年関東大震災(1923年9月1日)の後、戒厳令下の帝都で、憲兵大尉甘粕正彦(あまかす・まさひこ)はアナキスト・大杉栄、同甥、同愛人伊藤野枝の三名を麹町憲兵分隊に拉致し殺害後、古井戸に投げ捨てた。甘粕は刑に服したあと大赦を受け、後日満州に渡り諜報に暗躍し、満州帝国・建国に参加し、そして映画会社(満映)の理事長となった。この甘粕憲兵大尉の満州での動きは、映画「ラストエンペラー」で坂本龍一が演じている。
 当時、実説はいろいろあるようだが、甘粕事件は、憲兵隊が軍内部だけではなく、民間人に対しても取締の対象として扱っていた様子がよくわかる事件だった。ただし、戒厳令というのは、これはこれで軍が国民の基本的人権を停止し、国の治安を一手に引き受けるという現代日本では想像しがたいことなので、憲兵隊=民間思想犯虐殺という式は、関東大震災・戒厳令下における異常な状態での特殊事例かもしれない。

 ともあれ憲兵隊とは軍内部の警察機構で、防諜や機密保持に関連したことから、当然一般軍人にとっては、内部監察以上のもので、同じ「軍人」であっても性格が異なったと考えられる。それは、法治国家の中での警察組織にあっても、特別高等警察(特高)が特殊な扱いを受けたことと似ている。

 日本の憲兵は、その成り立ちの経緯は異なるが、ナチスにおける党組織警察機構として発足したドイツの親衛隊(SS)が、当時の国軍つまりドイツ正規軍と拮抗するだけの武装親衛隊に変わっていった過程で、正規軍と様々な軋轢が生じた事実と、相似であろうか。SSの中にゲシュタポ(秘密国家警察)が含まれていたのだから、巨大な組織内部の監察機能というのは、どこかで似通ったところが現れる。

 『神々の乱心』では、憲兵が登場することで、それまでの特高主導の事件が「新しい展開」になったと感じさせるところがあった。当時の実体とは異なる面もあろうが、現代の読者にとっては、特高とは庶民・民間人を思想犯、不敬という観点から取り締まる秘密警察であり、憲兵とは軍内部の機密を保ち、軍規律を守る組織として思い描いてしまう。ただし、軍組織に思想的汚染があっても、特高はそこに手が出せないだろうとは、想像できる。
 小説の中では、宮城警備の近衛(このえ)連隊が、このころ皇居内で事件に遭遇したが、その解決を皇宮警察にまわさずに、憲兵隊に調査を依頼したことになっている。

 下巻がはじまってすぐに、吉屋特高係長が活動する時代の十年前、大正時代末の満州に場面が一挙に飛ぶ。当然、満州といえば、関東軍や馬賊や、そして特務機関が登場する。いずれも「軍」と密接に関わり、十年後の事件に憲兵が登場したならば、そこに現役将官が関わるかも知れないという、想像を喚起する。

 憲兵が、この作品構成でどこまで重要な役割を果たしたかどうかは、問わない。
 松本清張の論理からみて、刑事課が扱った事件、それを奇縁によって特高係長が関与してしまった事件、その結末は「憲兵」が関与せざるを得ないだろうという、推測がなりたつ。
 当時の現実の大本教事件には現役将官も関与していたが、特高が事案を扱った。そこに表向き憲兵の登場はなかった。ただし、この作品には大本教事件が盛んに言及されるが、「月辰会研究所」がそのモデルではない。

 私は、この小説の構造の一面を、このように、刑事警察、特高警察、憲兵隊という当時のいわゆる「警察」組織によって読み取れば、より明瞭な小説意図が分かると思った。テーマ、ターゲットは当然、新興宗教による皇室不敬、すなわち赤化思想とは異なる大逆「国家転覆事件」となろうか。もちろん、根底には「月辰会」という新宗教による営利の実体があるのだが、行き着くところは、当時の国家神道とは別の宗教政治確立のプロセスを描いた作品である。ただし、作品内でのその「実現」については問わない。

5.三種の小説視点
 小説が誰の眼で描かれているのかを、私は注意して読むことがある。書く立場になると、これは「注意」を越えてその「眼」に専念し、「誰の眼」かを詳細に描く。たとえば、拙作「小泉佐保シリーズ」(当画面左側の小説関連サイト)では、ヒロインの司書小泉佐保の視点でしか、回りを、世間を、世界を観ないようにしている。だから、佐保が得る情報は、直接話した相手か、書物か、自分で見たものしかない。

 小説作法としては佐保自身の内面に若干触れることもあるが、深層にまで立ち入らないのはシリーズの全体構成として、可能な限り「ほのぼのとした情景」を表現したいからである。どのような主人公であれ、深層に入り込めば、眼にしたくない、想像したくない、ケダモノと人と、そして神との間を行き来することになり、そういう世界は「純粋小説」で描けばよいと考えている。
 佐保は一個の眼、耳になって世界と関係を持つ。この意図は、現実の人間がそうだから、そう選んだと仮に記しておく。どんな現実の人間でも、他人の心や、どんな風に見えているかまでの確証はもてない。

 一般的に小説は、作者が神になって登場人物すべてのセリフや行動や内面を制御して話を進めていく。だからあらゆる登場人物の内面も外面も、すべてを知るのは作者という神になる。それでは、『神々の乱心』ではどのような「視点の方法」を松本清張はとったのか。

 おおよそ三人の眼で作品を描き分けている。この三人という頃合いが作品の見通しを良くしている。それはもちろん、推理小説としての謎解きが分かりやすいという意味ではない。読者として、それぞれの登場人物に違和感なく、乗り移れるという作用がある。

 読了後に気がついたのだが、その三名とも、普通の凡人とはいわないが、ごく一般的な能力の高い人物である。粗野でも野卑でもない、物腰の柔らかな、一見まっとうに見える人物である。まかりまちがって私がそのどなたかに転成しても、「厭だ」と大声で叫ぶような人物ではない。後述する三番目の人物であっても、「ひどい」と感じたのはたった一カ所、丁寧な心付けでもらった弁当を、後刻ホテルのゴミ箱に捨てた場面だけだった。「せっかく気持を込めて作ってくれたのに、意外に残忍な性格なんだな」と、思っただけだ。
 私だって、忙しさにかまけて大切な書類をついゴミ箱に捨てることだってあるから、まあ、それくらいは一瞬に「厭だな」と感じた程度だが。

 実際に、詳細にテキストにあたってみれば、その三人の眼は決して「佐保シリーズ」のような単眼ではないはずだが、読了後のイメージとしては、たとえば吉屋特高係長の眼になって、私は遊水池を眺め、吉野の神社で人に出会っていた。そして捜査途上での疑問点は、吉屋と同じ目線で「うん、わからないな、どういうことだろう」と、彼と一心同体になって物語を読み進んでいた。そこには、作者の横やりもなく、他視点のかき回しもなく、落ち着いて吉屋と同心になれた。
 他の二人は、華族の次男坊、萩園子爵の弟「萩園泰之(はぎぞの・やすゆき)」と、大正末の満州で銃器店を始めた横倉健児である。

 吉屋については「その1」で述べた。ここでは、しかし萩園泰之や横倉健児が、どういう眼で昭和8年の事件や、十年前の満州の風景を見たかについては、読者の読了にまかせる。
 ただ、三者の視点が交差するところに、この作品の結末があるというのは事実である。それは昭和8年当時の関東に収束する。

6.未完のまとめ
 承知のように、この作品は松本清張の死によって未完となった。死後五年目に単行書として刊行されたことは先述の通りである。
 おそらく作者が病床についた時期と思うのだが、最終章の「月辰会の犯罪」には、遊水池や横穴で発見された殺人事件のあらましが描かれていた。筆致に乱れはないのだが、ところどころに、作家のノートのような形式で事件が「説明」されている。このことで、いわゆる推理小説としての種明かしはほとんどなされている。あと数頁で事件の大団円を描けば、「いささか、結末を急がれた作品」として、完成品としてあり得る。

 おそらく推理小説愛好家としては、不満は残るだろう。いくつかの疑問が残っている。だが私は、この作品を「疑問解決作品」としてよりも、現代とは大いに異なる世界の中での、ごく普通の人の勤勉な日常での職務遂行の世界として読み終わった。悪事にしても善事にしても、ごく普通の、しかし才能に恵まれ一定の立場にある人が、どんな風に異様な事件に対処していくのか、という観点から、その描写の一々に感動した。

 関東、吉野、広島三次、そして未知の満州。旅情にあふれ、細部が精密で、登場人物の会話、考え方に安心して溶け込むことができた。
 だがしかし、背景にある満州帝国、特務機関、シャーマニズム、戦前の宮中、特高、憲兵、近衛連隊、……それらは、上述したような日常性とははるかに異なり、その異色さは、そういう世界に比較的近しい読者であっても、感服するところが大きいだろう。松本清張は、厖大な調査、経験から細部を十全に練り込み、壮大な物語を作ったと、私は思った。

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2007年9月 1日 (土)

小説木幡記:2007/09/01(土)夏休み・宿題の相場

◎大学教授は三角縁神獣鏡説
 昨日8月末で論文の基礎データ整理が終了した(無理矢理だね)。約80日かかった。7月末からは日に平均6時間、週6日間、フルタイムといえる。こんな豪勢な時間の使い方ができるのも大学教授だからだろう。どこの世界に、これだけの贅沢を許す企業があるものか。いや、ない。原稿料は、なし。完成したなら読者はいるのか、いや無し。意味はあるのか、いや多分無いだろう。自己満足か、そんなことはない、余は窒息しそうな思いでこのひと月を駆け抜けた。それが満足なら、余は超絶のMになってしまう、そんなはずは、断じてない。
 (ちなみに、Mとは公然の秘密だが、S&MのM、つまり講談社「犀川&萌絵」シリーズの、萌絵さんのことだね、あはは、嘘)

 意味はひとつだけありそうだ。
 そういう職業が、まだこの日本にもあるという、厳然たる事実だ。
 その職業に就く者の、全部とは申さぬが、何割かは、余と同じような一見超絶Mに近い日々を過ごしておる。していない人も、内心は「俺も、そろそろした方がよいな」と、思っているに違いない。

 まあ、別のたとえで申すなら、博物館の三角縁神獣鏡のようなものだ。
 その心は? 
 あんなものを磨いて顔を映して化粧するすっとんきょうな人は、どこにも居ないだろう。しかし、博物館にはあれが、せめて一面でもなければないで、寂しいものだ。
 大学教授も、一部、そういう雰囲気だなと、余はおもっておる。
 要するに、遊んでいる一部学生達への抑止力、鑑だな。

 「この世には、勉強なんて無駄なことと捨てたりせずに、諦めず、勉強ばかりしている人もいるんだよ。君らも、卒業するためにレポート書いたり、卒論書いたりするなら、せめてあれくらいはがんばらないと、立派な卒業生になれないよ」という、そういう見本として、大学の先生はこの世に存在する。

 さて、今日は9月1日、残暑残暑と耳にはするが、今日は雲も厚くて、外気温は先週よりも下がり、夕方に葛野のベランダに立ったら、気持のよい風があった。初秋だな。で、そういう気分佳さのなかで、今日はいよいよ論文の序章と第一章を書き出した。結論を含めて全部で6章構成だから、なんと一日で2/6→ 1/3もはかどったわけだ。基礎データ整理、つまりさまざまな実験、検証に比べれば、まとめて文章にしていくのはずっと楽だ。ただ、それでも9月一杯かかってしまう。今度は、文章装飾、別の手技が必要になる。

 と、ここで目一杯、かこうと思ったが、タイトルとの関連で以下、メモしておくにとどめる。

◎2007年、宿題・代行業者の相場
 夕刊(産経新聞)を読んでいたら、宿題の代行相場がリストされていた。夏休みの事だけと思っていたら、どうも年中営業のようだ。

 1.算数の文章問題解答 一問 500円 (算数とあるから、小学生用か?)
 2.読書感想文 2万円(多分夏期宿題だろう。それにしても高額だ。Muなら二掛けでよいでぇ~)
 3.大学生レポート 2万円~(うむ、余も学生に宿題をだしているのを思い出した、あははは)
 4.卒業論文 30万円 (おお。これは値が張りますね。Muなら「ヒミコの墓」で、ぐっとお安くしときますが)
 5.夏期の工作 5万円 (葛野研でぇあ、透明ピラミッドタイプPC工作、部品代だけで、承ります)
 6.夏期自由研究 2万円 (「アリの研究」とか、「水質調査」とかがあがっておりましたなぁ)
 ↑
 上記自由研究なら、当方の葛野図書倶楽部助勤たちが、常時24時間お待ちしております。
 サンプルとしては、未来の図書館、ミイラの研究、源氏物語大全、拷問の研究、オードリー、
 その他、森羅万象、あらゆるテーマに関して、取りそろえておりますので、気兼ねなくご一報下さい。
 優秀な部員が即刻、ご家庭までご相談に上がります。
 お値段の方は、……。

 というわけで、文部科学省も、識者も、ものすごく怒ってはりました。
 「宿題の丸投げは、家庭学習の習慣を破る!」
 「親も子も、お金でなんでも解決できるという、悪習に染まる」

 さて、余がどうおもったかは、謎だな。
 もともとモンスター親が大手をふって教育現場をかき回す時世なのだから、代金を支払うという殊勝さは、まだましかも(笑)

 うむ。ただ、気に触ったのは、こういうことを代行する者のことを新聞が「有名大学の学生達」と書いていたところだ。「有名」というのが気にくわなかった。それなら、葛野の余が代行すれば、一挙に葛野が世界に冠たる大学になるのか。もともと葛野は有名だが、それにしても、別の云い方もあるだろう。
「偏差値だけ高い、ろくでもない学生が、こすっからい商売に手を出している大規模大学」とかな。
 余もガクト並にいうと、「気に喰わぬ!」だな。

 さてと、早速倶楽部幹部に相談して、わが葛野でも新商売を開拓しよう、とでも相談してみるか。
 「夏休みの自由研究、すべて引き受けます。締切前日でも、速攻対応!」どうじゃろう?

 しかし、幹部たちは、にべもなく、
 「ボツ。うちら、そんなん、アコギな商売は厭どす。」となりそう。

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