小説葛野記:2007/08/18(土)記すほどのこともないのだが
葛野もようよう涼しさがバルコニーのあたりからただよってきた。夕方6時になると少しは気楽な気温になるようだ。今日も28度cに設定してドアを閉めていたら、27度cにずっとなっていた。よく冷える部屋だ。
夏期論文はやっと、さっき五時ころに第一ステージを完了した。まだ、第四ステージまである。例年、完成するのだろうかと、不安な日々が八月お盆過ぎだ。しかし、昨年は9月後半に誠会という倶楽部総会を開いたので、その準備があって、かえって夏期論文はいまごろしゃかりきになっていた記憶がある。
そういえば、学生たちと名古屋の主賓宅へ押し寄せたのはいつだったろうか。葛野記をみればわかるだろうが、記録していないこともある。記憶とは重宝なものだ。懐かしい気持ちだけがのこって、あとは、もろもろのよしなしごとはすべて消えてしまっている。わざわざ日録をくって再現する必要もなかろう。生活の知恵だな。
今年は人と集ってなさねばならぬことは全くない(はず)だが、別の責務があといくつかある。来週あたりからは、夏期論文と並行して、哲学的、原始宗教的瞑想にひたらねばならない。なかなか大変なことだが、なりゆきというか、これも多生の縁、そろそろ踏ん張り出しましょうか。
さらにいくつかあるのだが、筆にすると思い出して窒息しそうになるので、辞めておこう。MuBlogは私的な日記データベースに過ぎないが、どうしたって、世界中のファン(爆笑)が読んでいるのかもしれないのだから、わざわざ繰り言を書き連ねる必要もない。最近、英語設定だけじゃなくて、ポーランドとか中国語設定のアクセスがあるので、なんとなく?だな。留学生かもしれない。
要するに人の耳目に悪寒をはしらせるようなことはなるべく書かないでおこう。しかししかし、人の不幸は蜜の味、余が呻吟窒息M的に苦しんでいると、かえって喜ばれる可能性もある。だが、そんな他人様を楽しませるような気のよいところはこれっぽちもありません。
楽しいこと。
最近あんまりないな。長いこと持病に苦しんだせいもある。昨年以来、RSで遠出した記憶もない。
ビデオをがんがん回したり、写真をぱしゃぱしゃ写した記憶もない。
逼塞しているな。
映画も、図書も、あきるほど見た読んだ覚えもない。
ああ、桜はひととおり写したなぁ(ほら、Muの記憶はあてにならん)。
おお、涼夏2007PCはたくさん記事を書いたなぁ、今のMuBlogは風林火山と涼夏しか人の目にふれないみたいだ。
ということで、この夏一番の楽しみをさっきから小一時間横臥して考えているのだが、おもいあたらない。
うむ。
世界中の人たちは、どうすごしているのだろう。
みんな、あれこれ楽しみがあるのだろうな。
うらやましい。
そうだ、今夜は帰りにオムライスを買ってかえろう。自炊なのだが、外で買ってもわるくはなかろう。
ヱビスビールとオムライス。これだね。
今夏最大の楽しみ↑
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