涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース
承前:涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600
各写真をクリックすると拡大写真と、解説があります。
(1)不得意なフロントパネル配線
それで、これら4種類(8本)のコードを間違いなく、マザーボードのある部分に接続する作業が残っていた。老眼になった今では、この作業は辛い。間違いも多い。マニュアルも基板の刻印も、極細文字なのでぼやけて見えなくなってしまう。
そういう悪条件下、なんとかセットしたのが、左側の写真だ。右側の写真は、スイッチやランプから出た長い線をケーブルタイ(配線をまとめるネクタイのようなもの)でくくって、それなりにまとめた姿である。
なお、今回は意外な事実にでくわした。こういうフロントパネル関係の小部品(ケーブルやスイッチ、ランプ)はケースに付属しているものだが、パワースイッチと、リセットスイッチの区別がなくて、両方とも「リセットスイッチ」という表示がケーブルの先に記してあった。結論からいうと、このトグルスイッチ(押す度にオン・オフが反転する)は、電源(パワー)も「リセット」も同じ扱いのようだ。
(2)工作が完成した涼夏2007PC
マザーボードの裏を見て何になる、と言ってしまえば話が終わる。ボードが高床式にアクリル板から浮き上がった様子が視認できるところに、透明ケースの真骨頂、佳さ、選んだ甲斐があったといえる。
なお、正面写真からもわかるように、今回は相当に配線が単純化できて見通しが良くなった。これはIDE接続を止めたので巨大な幅広ケーブルを一掃できた事による。
その上、それに準じるFD:フロッピーディスクも常設しなかったので、配線の単純さに寄与した。ただし、FDは後日、RAIDシステムを組み込むときに、臨時に設定したが、終了後外した。
さらに、以前セットした巨大なグラフィックスボードは、一旦外した。配線時の簡便さと、OS設定時の単純さを求めて、一時的に外したわけである。
(3)立ち姿表と裏
自動車なんかでは、以前若気のころにはボンネットをつや消しブラックに塗ることに憧れたが、あれは乱反射を防ぐ意味があって必然性を伴っていた(本当の所は(笑))。しかしPCの場合、無理して黒にまとめる意味もないと、簡単に妥協して機能優先を選んだ。いつか、黒く塗るか、あるいは黒いのを見付けたら取り替えようと考えているが、それこそ「趣味の世界」の話になる。ただし、正面トップの4センチ2連装ファンは、明確に意識して黒タイプを選んだ。もちろん、DVDも黒を探した。
右側写真の裏姿は、取り立てて記すこともない。ごく普通のマイクロATX仕様となった。
(4)物理的・工作の終わり
以上で、実体をともなった工作は終了した。記事としては「涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源」が2007年6月21日で、今日が7月10日(火)だから、およそ工作に20日間もかけたことになる。しかし実際は、日常繁忙とは言っても、夕方の小一時間作業を数回とっただけで組み上がった。根を詰めれば3時間程度の工作になる。速く済ませる必要はなかった。楽しく丁寧に、正確に工作したかった。
この涼夏2007PCの目的は、インターネット上のJavaで作られた巨大なアプリケーションを素早く処理することや、動画の高速編集や、そして代替機ができることで、今使っているペンティアム4マシンを、葛野図書倶楽部屯所の古いマシン(ペンティアム3時代)と取り替えることに意味があった。
それを取り替える時は、旧マシン同士でHDをそっくり入れ替えたり、いろいろ工作も発生する。それは別の記事として載せるかも知れない。
というわけで、「涼夏2007PC自作」シリーズの続きは、RAID設定(WindowsXP)と、グラフィクスボードのインスツール。つまり、ソフトウェアの工作世界になる。
よって感動の完動記事は、さらに後日になろう。
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