涼夏2007PCの自作:目次とまとめ
アクリル透明マシン:涼夏2007PCの製作記
こうして2007年の6月から7月にかけて、一台のPCが完成しました。
その名は、涼夏2007PC。
<1> 目次
1.涼夏2007PCの自作 (1)アクリルケースとファン、電源
2.涼夏2007PCの自作 (2)ハードディスクとDVDのセット
3.涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社)
4.涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS
5.涼夏2007PCの自作 (5)メモリ:A-Data社 DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB & Heat sink
6.涼夏2007PCの自作 (6)CPU:Intel Core2 Duo Processor E6600
7.涼夏2007PCの自作 (7)配線とアクリルケース
8.涼夏2007PCの自作 (8)RAID設定(WindowsXP)とグラフィックスボード
<2> 製作費
各部品の詳細は、↑各記事にある「写真」をクリックしてください。
(1) ケース→ アクリ屋ドットコム製 M-acky type-S クリアー(帯電防止仕様)
26040円
名前「涼夏」の由来の通り透明なアクリル製です。
工作精度に高い満足を得ています。
(2) 電源→ Evergreen SilentKing5 450W
6980円
HD:ハードディスクを3機や、グラフィックスボードを装填予定だったので、
450Wにしました。
M-ATX仕様のケースだと、余力があると思います。
(3-1) ファン1→ AINEX HDC-502BK(5インチベイ用、4センチ2連装)
980円
正面の5インチベイはDVDを一機しか使わないので、
あまった空間を吸気用ファンに使いました。
(3-2) ファン2→ AINEX CFX-80S(8センチファン静音)
2760円(1380x2機)
一機を吸気用として底面に、他を排気用として後部に使いました。
(4) マザーボード→ GIGABYTE GA-G33M-DS2R
18980円
2007年6月発売のとれとれでした。(6月末購入)
しかし、総ての部品に対して安定しています。
(5) CPU→ Intel (LGA775) Core2Duo E6600
29680円
価格、性能構成からみると中庸です。
昔のに比べると速いです。しかし、他の部品からみると高価です。
(6) グラフィックスボード→ ASUS:EN8600GT SILENT/HTDP/256M
20800円
2007年5月発売のとれとれでした。(6月末購入)
nVIDIA社のGeforce8600GTというチップらしいですね。
こういうのは高価ですが、マシンが変身しますね。
PCはグラフィックスボードによって見違えます。
(授業の合間にゲーム、がんがん! 嘘です)
(7) メモリ→ A-Data DDR2 SDRAM PC2-6400 ADATA 1GB (ヒートシンク付)
12960円(6480x2枚・計2GB)
すでにDDR3が話題ですが、廉価高速のDDR2にしました。
ヒートシンク付きなので、マザーボードを華やかにしました。
(8) ハードディスク→ HITACHI HDT725032VLA360 (SATA2、320GB)
24960円(8320x3機)
RAID5を組み込むために3機も購入しました。
実際はRAID1にしたので2機で充分、一機捨てましようか(笑)
(後でLinux専用にしました)
(9) DVD→ Buffalo DVSM-X1218FBS-BK
6980円
SATA接続で黒のものを選びました。1CD-Linuxを触っていると、
DVD装置の高速性はストレスを軽減してくれます。
(X) 小物→ コードタイ、ケーブル、IEEE1394&USBソケット
3000円
これらの小物は店頭で適当に購入。
廉価品ばかりにしました。
総計 154120円
こういう結果ですが、初めての方だと、Windowsや液晶やキーボード&マウスで、あと4万円程度必要になり、総計20万円弱です。市販の高性能マシンよりも廉価ですが、「10万円で自作!」とか「5万円以内で作る」とかいう話からは遠いです。
これでも中機能の作品ですが、ハードディスクを1機にして、メモリを1GBにして、グラフィックスボードをオンボードVGAに任せ、補充小物を止めるなら、あっという間に10万円少しになります。最新のマザーボードと、E6600程度のCPUは、引けませんねぇ(笑)。ああ、アクリルケースを止めて鉄板ケースにするなら、一挙に8万円になりますが、それでは製作した甲斐が無くなります。
止めましょう。何事も資金投入というのは、算段あってのこと。これでよいのです。
ともかく職場やご自宅のパソコンの諸元をよく御覧になって、この涼夏2007PCの潜在能力を一度想像してください。そりゃ、まあ、……。マニア以外の方なら、あはは。(と、爆笑)
部品調達は殆どをドスパラ通販。小物とグラフィックスボードは京都駅八条口のソフマップ。アクリルケースはアクリ屋ドットコムでの通販でした。また工具類は、+-ドライバーと、ラジオペンチ、白手袋だけでした。このうち、ドライバーだけが必須です。
製作時間は、実際には20日間ほどかけましたが、専念するなら部品選定調達・申込みに1日、組立に半日、ソフトのインストールに半日、合計2~3日でできます。
<3> ほっと一息
涼夏2007PCがうまく動いていることと、そしてこの「目次」記事をかいていることで、なにか「ほっと」した。
自作PCは2004年6月(葛野2004P黒の製作)以来のことだった。だから最初は危ぶんだ。つまり、まるで十年二十年大昔のことのように思えて、たった3年でも雑誌やネット記事を眺めると見知らぬ規格や名称で一杯だった。
まずCPUがそれまで慣れ親しんだペンティアムという言葉が消えてCore2Duo、ハードディスクもSATA2とかeSATA(External Serial ATA(外付用))とか知っているようで知らない規格だった。メモリもDDR2、マザーボードに至っては、分からないことだらけだった。
目途にしたのはCPUとマザーボードだった。CPUがマザーボードのCPUソケットに合致するかどうかが先決だった。具体的には、インテル社のLGA775タイプ・ソケットだった。
CPUは世間の大勢につきインテル社にしたので、後は自動的にマザーボード規格も決定し、メーカーは「その時」一番ぴったりしたギガバイト社になった。マイクロATX規格のマザーボードは品種が少ないので決めるのが楽だ。
製作目的はRAIDとグラフィックスだった。前者は「記録」の方法論を経験したかった。後者は動画の表示、全体の表現を高めたかった。どんなことでも経験する前は霧がかかって見えないものなので、一度試してみたかった。
結果としてハードディスクを縦横に使いこなすことと、PC全体の底上げを経験した。大量テキストとか長大なビデオ録画を容易に扱うにはスピードや記録容量の豊かさが必要だった。
部品が集まったらあっというまに完成するのが自作PCだが、あえて少しずつにした。
楽しみは取っておく、それと、まとまった時間が難しかったり、体調が絶不調だったことにもよる。
RAID設定は、なにかと気苦労だったが終わってしまえば楽々。
WindowsXPのサービスパック2が必要のようだ。
最後に透明ケースの中に温度計を設置した。今回の自作で一番心が躍ったアイデアだった。
小型金魚鉢とか、フラワーアレンジメントとかで飾ることは前から想像していたが、それよりも即物的な温度・湿度計の方が身に合っていた。研究室を訪れる者達にも、さりげなく「透明だと、ケース内部の温度がアナログで見られるからね」と、胸張って言えるではないか(笑)。
さて、次は~。
次は、涼夏の使い心地を折にふれて。1CD-Linuxとか、Javaアプリケーションとか、気になるソフトがどんな風に動いてくれるのかを、試していきます。
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