涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社)
承前:涼夏2007PCの自作 (2)ハードディスクとDVDのセット
1.GA-G33M-DS2R GIGABYTE社のマザーボード
ギガバイト社
さて。
マザーボードを先に決めるのか、CPUが先なのか、いつも迷いはしないが熟考するところである。というのは、二つはペアになっていて、制限がある。つまり、CPUを受け付けるソケットが鍵となる。たとえば、ドスパラ通販パーツのマザーボード部門を見ると、まずソケット形状で分類されている。
このソケット形状は、CPUによって異なる。ともかく、現今流行(はやり)CPUのソケットはLGA775という形状のようだ。これは2004年「年一自作PC」の際に、少し言及した。つまり、そのころ生まれた形式なのだ。
さて、どちらが先か。
結局、そのLGA775形式のソケットを備えたマザーボード「GA-G33M-DS2R (GIGABYTE社)」マイクロATX仕様に決定した。しかし、すでにアクリルPCケースがM-ATXなのだから、これは当然でもある。なおしかし、ケースをM-ATXにしたのは、あらかじめ、M-ATX規格のマザーボードを思い描いていたから、となる。
このように、思考はいったりきたりして、どこかでぴたりと決着が付く。
問題は、なぜ「初めて」のギガバイト社にしたかということに尽きる。今回の種明かしはこうだ。こういうパーツは元々鮮魚のようなもので、ノリで買ったと最初に断っておく。眼前にとれとれぴちぴちのマザーボードがあって、その仕様が思い描いていた物と一致した。そういうことである。事実日本での発売は、2007年6月9日で、まだ今日で一ヶ月も経過していない。もし動かなかったら、先物買いの失敗にホゾを咬むことになろう。
マイクロATX仕様で、LGA775ソケットで、基本機能(LANその他)は全部あって、そのうえにSATA-2、つまりHD:ハードディスクの高速接続が容易なもの。これが選定条件だった。値段は、大抵2万円までなので、心配はしていなかった。これまでは1.5万円クラスが多かった。
ついふらふらと買った理由は、「インテル最新鋭チップセットG33搭載!」といううたい文句に手を出したと、そんな事実もついでに記録しておく。要するに、私は、旧態墨守者であると同時に、ぎんぎんぎらぎらの最新先物にも手を出す、なんともへんてこりんな性格なのだろう。しかたない。
詳細仕様は上記写真をクリックしていただきたい。記録は怠らなかった。
2.拡張スロット
その左にあるちっこいスロットも、右にある突起のついた長いスロットも、私はまったく知らないままに2004年以降、マザーボードを見ていなかったことになる。年一PC自作どころか、「忘れた頃のPC自作家」となろうか。
それはそうだ。ドッグイヤーズというのだから、世間の一年がこの世界の7年分。あれからすでに21年も経過していることになる。
結果的には、あとさき見ずに買った後述記事の新鋭(笑)グラフィックボードが、この長いスロットにしかおさまりようがなかったので、私はやっと冷や汗がひいた。しかしいまだに、左端の「PCIExpress x4」と刻印されたスロットに、何を装填するのか想像できない。
そういえば、それまでグラフィックボード(ビデオカード)専用みたいだった高速AGPスロットが無くなっている。
詳細仕様は上記写真をクリックしていただきたい。
3.SATA-2のソケット
そのRAIDは、HDを高速で接続する必要がある。そのために昔のIDE規格では効率が落ちるので、現在はSATA-2規格が主流となってきた。2004年ころのSATAが1秒間に150MBほどのデータ転送が可能で、今のSATA2は300MBになっている。速い。
で結論。このマザーボードは、このSATA2(SATAII)スロットを合計6つ持っている。2004年頃は二つに過ぎなかった(その頃のマックもそうだった)のが、今は6つになっている。要するに、高速HDを6機も直付け出来ることになる。そこまではしないが。
続きは、グラフィックボードについて一言。
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