涼夏2007PCの自作 (4)グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)ASUS
承前:涼夏2007PCの自作 (3)マザーボード(GA-G33M-DS2R GIGABYTE社)
詳細仕様は写真をクリックしていただきたい。
1.ASUS・グラフィックスボード(EN8600GT SILENT/HTDP/256M)
大昔、MATROX社のカードを差し込んで、文字表示が素晴らしく速く美しくなったのは明確に覚えている。Millennium(ミレニアム:千年王国)シリーズという名称に惹かれて、中級品を買ったのである。現在調べてみると、このシリーズは2D描画にすぐれていたようだ。
現在は、3D描画、つまり極めつけのゲーム対応が利用者の関心を集めており、涼夏2007PCで選定したグラフィックスボードは、性能・価格的に中級用と考えている。マザーボードと同じく、中心になるチップとボード(カード)とは別会社であり、このチップがnVIDIA(エヌビデア)社のGeForce8600GTと呼ばれている。有名らしい(笑)。
2.なぜASUS社の「EN8600GT SILENT/HTDP/256M」を選定したのか
もしこの記事が、なんであれ教科書であるなら、下記の表現はしない。しかし、実情を記録するには、正確なところを書いておくのが、将来の私にとっても大切である。
選定理由1:ソフマップ(京都駅近くの部品店)店頭で、「売り上げ1位」だった。
選定理由2:価格が20800円だった。
選定理由3:箱デザインが比較的大人しかった。
こんな理由で選んだのか! と識者、マジメな人はバカにするかもしれない。だから、教科書を書くなら私も絶対にこういう書き方はしないと、断っている。しかし実情は、まさに上記三点だった。性能がどうの、なんてことはらち外の話だった。しかし、衝動買いではない。明確に「今回は、グラフィックスカードを入手する」と強固な意志のもとに、パーツ屋を訪れたのだから。
要するに、情報が錯綜し、五里霧中の場合は、なにが一番大切なことなのか、それを押さえる。実は涼夏2007PCの場合それはRAIDだった。RAIDを簡便に動かすためにケースの大きさや、マザーボードやが定まってきた。だからグラフィックス、描画部門は枝葉のことだった。枝葉のことまでは詳細に調べたり考える余裕がない。なれない世界は考え込むと余計に迷路に迷い混む。
このパーツ業界では、一定期間毎に売れスジが自動的に定まってくる。それはどんどん変化する。その一瞬に多くの客が選んだ物が、一番賢い買い物だと、メジャーな判定がある。いくら性能がよくても、なんとなく高価すぎるものは上位に入らない。いくら安くても、噂の立った物は店が取り下げる。それに寄りかかっただけの話である。
幹とするものと枝葉とするものを区別したなら、これだけドッグイヤーズのわけのわからない業界用語が飛び交う世界でも、なんとなく、正解を得られるものだろう。
本日、ドスパラやソフマップに行ったら、別のカードが一位かもしれない。それでよい。店が事情で恣意のランキング操作をするかもしれない、それも仕方ない。情報には常にノイズがあり、信憑性判定は使った時まで分からない。そういうものなのだ。そこに、店とか商品の「信用」が積み重ねられる。
なお、選定理由3だが、もともと主要ターゲット、用途がゲームなのかしらないが、どの製品も箱が派手すぎて手にするのが恥ずかしくなる物も多い。ASUS社のこの製品は、ギリシャ風お嬢さんが写っているだけだから、よしとした。(実はそれが一番の理由だなんて書くと、噴飯物だね。この記事の気品に関わることだから明言する。「そうではない」)私は、動画がどこまで気楽になるのかを確かめたい。
3.PCIスペースを二つ分
これは想定外だった。買ったとき、そこまでは考えになかった。将来もう一枚、TVチューナーを購入予定なので、その時に困るかも知れない。あと一つ旧PCIと、もう一つ速いスロットがあるにはあるのだが、セットできるかどうかは分からない。しかしそれも経験だ、よしと思った。それにしてもマイクロATX規格ケースにはいささか、かさだかい。慣れてくると、こういう風姿にうっとりする予感もあるのだが。
もう一つの驚きだが。実は、3年間(実質21年)のブランクのせいか、グラフィックスはAGPという形式のスロットに入れる物と、思いこんでいた。ところがマザーボード記事で書いたように、このMBにはAGPソケットが無くなっていて、代わりにPCIExpressX16が付いていた。そんなことも最初は気にもしていなかった。
私は、グラフィックスカードを手にとって、ともかくセットしてみたくなって、適当に見回して穴が合うソケットを見付けて、そこにスコンと差し込んだ。
うまく入った。
で、そのあとに? つまり私は、このカードがPCIExpressX16仕様だなんて、はなからまったく意識に無かったわけである。なんだか、こればっかりは、あとでゾッとした。場合によっては、泣き出したかも知れない、そういう状態だったのだ。
まあ、そういうこともある。なんとなく、この6月発売の新鋭マザーボードを選んで、かんとなくこの5月発売の売り上げ一位のグラフィックスボードを選んだら、両者は少なくとも物理的にはぴったりおさまった。ラッキーなのか、あるいは「理」の導く必然なのか。
やがていつかこのグラフィックの使用体感記事を記すだろう。多分、うまく写るはずだ(と、妙な確信)。
続きは、メモリについて一言。
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