小説葛野記:2007/06/26(火)涼夏2007PC火入れ式
いろいろあった。そりゃそうだ、この歳になったのだから、座っていてもよしなしごとが飛んでくる。大抵さけるかわす逃げる隠れる病気になる(爆笑)、しかし今度ばかりは逃げられない。いざ、お覚悟をめされよ、と四方八方から声が聞こえる。よ〜し、受けて立ちましょう。と、男達の晩夏、いや挽歌。
今日は二組のえらいさん(達)としばし相談。その間、廊下で学生集団にいくばくかのアイデア供応。代わりに助勤二名が昼休み、若い受講生達の応対にいとまなし。手を合わせる。ありがとうよ。
……。
夕方に、あっというまになった。午後五時をすぎたころ、突発的に涼夏2007PCに縋り付く(笑)。物理的には、最後の一点が残っていた。後日写真に残すが、余がこれまで1ダース程自作PCに手を付けてきて、一番難儀に思う部分である。
ああ、その前にグラフィックボードは一旦外しておいた。手を入れる空間や、MB:マザーボードに火をいれたとき、ディスプレイに、MBのささやきが問題なく聞こえる見えるようにするためには、追加ボードは外しておいた方がよい。
で、問題は、MBの隅っこにある小さなピンソケット。ここにパワースイッチ、同ランプ、HDアクセスランプ、リセットスイッチ、そしてモニタースピーカ、それらの結線を、+−間違いなく、ピン配置を絶対に間違いなく、差し込む作業である。
老眼であることも悪影響しているが、これほど嫌な作業はない。これまでまともにいったことがない。パワーとリセットを逆にしたり、+−逆にしたり〜。ものすごく狭い所にピンが何本も隙間無く立っていて、刻印(極小文字)を見たり、マニュアル(極小英文字)を見たり、懐中電灯を当てたりしても、大抵失敗してきた。
ともかく終わって、ワイヤーにネクタイをして(束ねて固める)、一息ついた。この間、40分。
さらに一息、やおら。
電源コードを差し込んで、ディスプレイを接続して、キーボードをいれて、そしておもむろにスイッチを入れた。
うむ。
ビーンと、スピーカがなり、画面にあにゃらこにゃらと数字英字列が現れ流れていった。読む間もない。すかさずDELキーを押した。
おお、成功した。
マザーボードのBIOS設定画面が現れた。
これが表示されたら、自作PCの最初の山場を無事すぎたことになる。
しばらく遊んだ。BIOS設定で遊ぶというのも何だが、いろいろなオプションの可否をさわりまくるわけだ。もちろん、肝心要のRAIDは、可にしただけだ。これだけでRAID設定が終了ならば、世話はない。
そうそう、ものすご、めちゃくちゃに静音だ。全部のファンが回っているが、こそとも音がしない。いやいや、実は部屋のクーラーが28度cだが、ものすごくうるさい。だから、わが涼夏2007PCは、電源オンかどうかは、パワーランプでしかわからない(ニタリ)。
ファンの全部に手をあてると、吸気、排気まちがいなく、そよそよと風が流れている。さすがに電源の12センチ大型ファンは、まさにゆるゆると回っている、そんなふぜいだった。
CPU温度も36度程度だった。これは、不思議。
と、そこでスイッチを切った。RAID設定や、OS設定にはどう見積もっても、半日はかかる。今のこの、とんでもない時期に、それをするのはかなわぬ。楽しみは後日に置いておこう。
と、いいながら、次は、メモリやグラフィックボードの記事を夜中に書くことになろう。ああ、この世界も足を一旦いれると、もう、抜け出せない、恍惚の境地だね。ふふふ。
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