小説木幡記:2007/06/20(水)ネジ止めと図書倶楽部
いろいろあった。まず記録しておきたいことを先に。前振りを書くには疲れている、ほっとした木幡書斎。
1.ネジ留め緩め
昨日は葛野で、上から4センチ2連装ファン、DVDドライブの順にセットした。今日は夕方それを逆さにした。「風の道」からみると、昨日のままでよいのだが、配線の関係でやり直した。いずれ写真で解りやすく精緻に説明する。
こうなのだ。
まず、その部分のアクリル板は直径5ミリある。ぺらぺらでもないが、頑丈でもない。DVDドライブには両端合計8カ所(多分)ミリネジがある。ファンには両端合計4カ所(インチ?)ネジがある。ミリかインチかはよくわからない。ともかく、全面の5インチベイに取り付ける両者は、ネジの種類がことなる。
ファンはネジ留めが合計4カ所だから気楽だ。ところが、さしかえてDVDに8カ所のネジ留めをするとき、より注意深くした。理由は、二つの垂直アクリル板に挟み込められた宙づりのDVDは、両端ともやや少しミリ以下で隙間がある。これを両端からネジ4本ずつで押さえ込むのだから、力を分散しないとアクリル板が割れる。
まず片方を、左上・右下と7割方とめ、他方を同じく左上・右下で7割方とめた。左右だから逆になる。元にもどって、右上・左下を9割方とめ、他方も同じくした。
最後に、それぞれを9割5分まで締め付けた。8カ所をそこまでして、一息ついた。やおら、一呼吸して、全8カ所を、手首をクッと動かすほどに力をいれて、100%締め付けた。
これで、アクリル板も割れず、ゆるみで振動も起きず、さらに、両方からバランス良く締め付けたことになる。
この一連の操作が実に心地好かった。
教授会が終了したのが、夕方5時。明日の準備を終えて、およそ6時前から始めた仕事だった。
2.SATA仕様で配線を楽にした
今回は、3連装のハードディスクはすべて、高速のSATA-2タイプにした。その上、DVDドライブまでIDEじゃなくてSATA(セリアル・ATA)にした。さらに、FD(フロッピー)は付けないことにした。
何故か。
まったくの透明アクリルケースだから、いままでの長大なミミズがのたうつような配線は止めにしたかった。以前、MAC-G5の内部を披露したが、芸術的な美しさだった。自作ATマシンだから、そこまでは行かないが、ともかく従前のアルミやスチールケースだと、中が見えないから、のたうつ配線を側板で押しつけて蓋をする始末だった。
だから、これを止めることにした。
SATAは、それまでの幅5センチ程度あるケーブルが、すかっと一本になっている。電源コードもあっさりしたものだ。FDも、小汚い配線になるので、付けること自体を止めた。
後者は、実はRAID設定時に必須なのだが、ともかく、もし必要ならばその時だけFDを付けることにした。USBタイプのFDもあるので、それでまかなえれば上々だが、これは後日のこと。
3.ところが、SATAを使いすぎ
夕方、Gigabyte社の最新のマザーボードを触っていたら、SATAのソケットは6つあるが、ケーブルが二台分しかない。あれこれ道具箱をさがしたら、長短あるにはあったが、やはり新品を数本用意することにした。これは後日ドスパラへ買い物に行く。
で、肝心の電源もSATA用には2系統あって、一本のワイヤーで二つのSATA部品に電源を供給出来る仕組みだった。3連装のハードディスクの2台は、1系統で完了だ。だが、もう一台とDVDとが離れすぎている。方法は別途あるのだが、残り1系統ですっきりすませるには、DVDとファンとの場所を入れ替えるしかない。
そこで、上述の1を執り行った。
すっきり接続できた。
(数日後には、一旦すべて外す。でないと、マザーボードを入れられない)
以上が、今夕の小一時間の工作と考察だった。疲れが吹っ飛んだ。
4.今日一日と倶楽部局長
本日の出入りは、授業一つ、会議二つ、そして学生数名とそれぞれ話、授業内容相談など。
今日は、昼に倶楽部例会があったようで、その報告は局長・副長、両名からまとめて後日時間をとって聞くことになる。
会議が終わった頃、屯所を覗いてみたら、局長一人がぽつねんとパンを食べていた。
しばし歓談した。
で、いろいろ感心した。葛野図書倶楽部2001は、歴代の局長に恵まれてきた。今年もそうだ。そう、実感した。なにが、と細かく言えるものではない。雰囲気だ。
だんだん、時間とともに、組織を背負う陰影が滲んでくる。これは、年齢から考えてみるとすごいことである。
これまでいつの代も、初夏には局副両名がバランス良く形影あいともなう状態になってくる。
副長は、いつも、客観性を保持する立場を堅持した。絵に描いたように、そのように振る舞ってきた。副長は参謀だった。
そして。
局長だけの孤独がいつもある。局長は常に、余と倶楽部との板挟みになる。そういうプレッシャーに常時さらされている。それが独特の雰囲気を漂わせる主因なのだろうと、あらためて感心した。
役割が人をつくるのか、人が役割をつくるのか。
往還。
倶楽部万歳、代々の局長万歳。
合掌。
5.一杯あるのだが
今夜の記録はこのくらいにしておく。
明日も、授業二つ、会議一つ、「大乗仏教と浄土真宗」哲学深読、いろいろある。楽しいのか、辛いのか、それも往還。
生き抜こう。
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コメント
いやはや
テクノボーイMuさんがニンマリと目を細めている姿が目に浮かびます。
写真で拝見すると余りに巨大に見えるので紹介されているホームページに聴きました。
アクリルPCケースM-acky(マイクロATX用モデル)
幅 196(mm)
奥行 435
高さ 390
とあります。
デスクトップPCもこの頃は随分コンパクト、スリムになったのでこのサイズのものはショップの店頭ではまず見かけませんね。
5インチ・ベイなんて聴くとまだケースに入る前のフロッピーを思い出しました。
(透明アクリルケースだと、いつ何時でも中が見える。その事の意味。)
を縷々考察されていますね。
同感です。
むかしやったTownsではCDがヒョロヒョロ回るのが見えましたなあ。
投稿: ふうてん | 2007年6月22日 (金) 12時00分
ふうてんさん
コメント投稿記事がなんとなく変だな。
多分、
http://asajihara.air-nifty.com/mu/2007/06/2007pc_0b7b.html
へのコメントだとおもいますが、このままにしておきます。
さて。
いま、Townsと比べたら、一回り以上大きいですね。
これでもマイクロATX規格だから、巨人ATX規格に比べると小振りなのです。
5インチのDVDを横置きにするから、Townsの3.5インチ横置きよりも幅広くなります。ところが、Townsは、正面にCDを付けていた。だから、どう考えても、このアクリルケースは大きいです。
なぜ選んだか。つまり、マイクロATXですと、CDなんかを縦に置くのもケースで普及しています。もっと小さいのは一杯あります。
答えは、HD:ハードディスクを三台、マイクロATX規格の中で、いれてしまいたかったのです。このケースは、メーカーとしては四台まで内蔵できるようになっていて、とてもすっきりするのです。
中心になる作業用ハードディスクを、RAID5という方法で、高速性と安全性を高めたかったのです。
その部分は内蔵したほうが、すっきりします。
膨大な動画を、保管するのは、別途外付けのディスクアレイを考えています。
いろいろ、思考しとるのですよ。
つまり、ATXの巨大さは感覚的にうけいれがたい。しかし、中途半端な縦置きM−ATXも気に入らない。もし小さいので行くならば、弁当箱ほどの規格を選んだことでしょう。
いまのところ。
作業が楽です。機能をそこなわず、風通しもよくて、透明。最高ですよ!
投稿: Mu→ふうてん | 2007年6月22日 (金) 16時35分