小説葛野記:20070605(火)まだ生きている余、健康診断
昨日MuBlogが36万アクセスを得たのであれこれ記事を書こうとしたが、結局しんどくなってやめてしまった。しかしKGR指標のためと慣習のために、這々の体で記録だけはとった。
今年のMuBlogは変わった。なんとなく、風林火山・由布姫と、麻疹の二つに乗っ取られたような気がしてきた。もちろんそれぞれの記事は心をこめて書いたものだが、それにしてもなんで風林火山、どうしてハシカなのよぉ~と、毎朝こっそりため息をついている。
ただ、由布姫もおちついてきたようだし、ここしばらくは勘助も軍師に専念しそうなので、いわゆるMS的緊張(あえて、文字を逆転しました。この手でアクセスがあると困るからな。森博嗣さんの犀川&萌絵シリーズはときどき突拍子もないアクセスとかトラックバックがあって、苦笑失笑)も少なくなり、美男美女のおだやかな毎週が続くことでしょう。するとMuBlogも落ち着きをもどし、いつもの霞んだような邪馬台国や、ミミズがはったような読書感想文などで、ゆたゆたとこっそり生き続けていく算段。
さて。本日午前は、木幡でじっくり仕事をするつもりだったが、朝の早く午前6:45に出てきてしまった。なんのことはない「身体検査」日だと、昨日図書館の人に教えてもらった。てっきり明日の水曜と思っていたのだ。
しかしなんですなぁ、ここ一週間絶不調の中であれこれ検査して、どうなることでしょう。すでに、生まれて初めて血圧が高いといわれたし。長年、ずっと「低い方ですね」だったのに。心臓ぱくぱく、血液ぐちゃぐちゃ、~。目も耳も「所見あり」、嫌になる。
しかし、最後の内科検診は気分が楽になった。同年代の男性医師だったが、極早朝ですいていたせいか、少しあれこれ話を伺って、〆がすっきりした。要するに、長年余がおもっていたことを、ずばり、言ってくださった。
余は弱いながらも、入院したのは中学の時、虫垂炎で一週間だけ。なんとなく、低空飛行で、かつかつ生きてきた。勿論、医院にも持病で数年に一回行く程度、ああ歯科医にはこの年頭、通ったが。風邪も腹痛もめったにない。よく眠る(笑)、御飯がまずいのは年に数回。なのに、健康診断をうけると、まるで「なんで、元気そうに生きておるのじゃ」と、言われかねない数値の数々。
そこで、かの医師。
「ええ、ええ。人それぞれですからね。」
「はあ」
「いろんな統計数値は、目安。個々人で全く違いますから」
「そうでしょうね」
「心臓の音もきれいだし、節制もしておられるようだし。いい、と思いますよ」
「ふむ」
「散歩して、よく眠って、普通に食べておれば、それでよいです」
そう。余が思っているとおりの診断内容だった。内科系は、もしかしたら、セラピストというか、患者の気持ちを楽にするのが、秘伝特技なのかもしれない。
さて。退屈だから、授業準備でもしましょう。せっせ、せっせと。
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