紅鮎(べにあゆ)で湯治ついでに季節の料理
承前:紅鮎の鴨すき鍋と露天風呂
五月のはじめに、湖北へ湯治にでかけた。承前にもあるが、今回も日帰りだった。空は曇り、風も強かった。しかし宿にはいったとたんに、ぬくもりを感じた。
さっそく大きな湯船に浸かった。タイミングよく、他の客は湯におらず、一人天下で鼻歌をうたっていた。
それにしても、湯温がよい。いつもそれを思う。冷たいのじゃなくて、熱くない湯温なのだ。いつまで浸かっていてものぼせない。かといってまったく寒気はしない。珍しい湯温、あるいは湯質といえる。二度三度、部屋に戻ろうと湯船に立ち上がるのだが、「いや、もう少し」と、また湯に身体を沈める。なにか、温泉と身体とがとけあってしまうような、いい気分なのだ。
すっと家をでて、充分に温泉に浸かって、気持よく、お昼をとって昼寝して、すっと木幡に帰った。料理はもちろん、佳い。ただ、本当にここの温泉は身体に合っている。
よい、連休だった。
参考
紅鮎(公式HP)
地図
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