フェリエ:京都ブライトンホテルでカジュアルなディナー
テラスレストラン・フェリエでオーストラリアンディナー
過日気まぐれに、ディナーに出掛けた。木幡からはRSで約40分。丁度走りよい距離だ。駐車場も気楽だし、道も空いているのでドライブには最適だ。
レストランは、御所の真西のホテル内だった。
京都のブライトンホテルは気に入っている。立地が御所のすぐ西隣で、少し奥まったところにあって静か。東京風の巨大なホテルではないが、色調や造りが落ち着いている。未読だが何冊かの小説の舞台になっているらしい。さらに、陰陽師・安倍晴明の邸宅跡でもある。結界が張られているのだろう。魑魅魍魎から守られている、そんな温かで安心できるホテルだ。
ディナーは、なんということか、オーストラリアン・ディナーだった。
ここで驚いた筆致になったのは、オーストラリアンと記してあっても、一体何なのか見当もつかない世間知らずのMuであった。
もちろん、一般に無知は悲しいことなのだが、また佳さもある。世の中のいろいろなことが新鮮に思える。シティーホテルの、ちょっとカジュアルなディナーをとっても、それがオーストラリアンと知って、さらに嬉しく思えるのは幸せだ。と、納得。
さて、どんなものだったのでしょう。
京都ブライトンホテル・ロビー
けれどそんな理屈は横において、小さなランプが点いていました。たまに外にでると、ちょっとした変化に、うぶいMuなんかはころりと感激するのです。大きな空間も、テーブルのランプも、木幡(自邸)や葛野(勤め)に籠もっていると味わえない新鮮さです。まして聖空間御所、それを守るかのような安倍晴明・旧邸跡のブライトン。人は想像するから楽しいのです。
手巻き寿司と、ケバブ
そして、冷製スープや、ケバブ。この地鶏焼き「ケバブ」の意味がわからなくて困りました。解説を読むと、トルコのシシカバブーのような、焼肉というか、それがケバブ(説明がおかしいのはまだ理解していないせいです)。Muは、冷製スープが気に入りました。器もスープ深皿でなくて、気分転換しました。もちろん、海老や地鶏は大好物なので、言うまでもありませぬ。
ビーフ網焼き・ウルル風
これがあるだけで、外とつながってはいるのだけど、彼岸と此岸、気持ちよく周りを気にせずに、メインの網焼きビーフをぺろりと頂きました。う~ん、美味しいですね。さらに、トマト・ローストが口にあいました。あしらいは、オーストラリアのエアーズロック(現地名:ウルル)とか、詰め物をしたダイヤモンドヘッド風というか(笑)。裏ごしポテトも効いていましたよ。
豪州風海鮮焼飯とアンナ・パブロワ風デザート
で、この海鮮焼飯(本当は、フライドライスとかいてありました)は丁度よい加減で、タコや小エビが海海しくて良かったですね。さらにデザートが一番楽しめました。露西亜のバレリーナの名前を冠したアンナ・パブロワ風と知っただけで、にっこり。日本でも、卑弥呼風デザートとか、信長流フィレステーキとか、あれば良いなと思いながら、ぺろりと頂きましたと、さ。
Mu注
フェリエでの、このオーストラリアン・ディナーは、2007年5月~6月末の季節限定メニューでした。来年は、どうなんだろう。ドイツ風ディナーだったら、ふむふむ。北極風ディナーだと、海底二万マイルのような海づくしかもしれません。レストランも、メニューを考えるのは、しんどいことだろうけど、楽しみもきっとあるはずです。Muはオーストラリアンについ惹き寄せられて、ケバブやウルル風ステーキ食べて、アンナ・パブロワで大満足したのですから(笑)。
参考
テラスレストラン フェリエ
[Mu注:当日は、インターネットで予約したので、4990円だった。たまの贅沢だ]
安倍晴明邸宅跡の確定 [Mu注:ブライトンホテル敷地の一部が安倍晴明宅だったようですよ]
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