小説木幡記:20070531(木)今日もしのげた、レファレンスプロセス
なんとかかんとか夜半になった。
そろそろ就寝とおもったら、今日は五月末日。なにか一言二言、千言万言記しておこう。生の証。
1.意外な午前
情報サービスと資料組織(主題)につき、午前中はフルに、課題相談日にあてた。意外だったのは一限目の情報サービス。昨年は、1名しか来なかったので、がっかりしたが、今年は10名が相談に現れた。定刻より早く8:40からギリギリの10:15まで約100分、一人あたり10分の相談にのった。全員三年生だった、いや四年生も一人いた。
休憩を15分とって、今度は二年生中心に同数の10人を11:50まで相談にのった。一人あたり、八分程度になろうか。この科目は昨年も同数いた。二年生のうちはまだ生真面目だから、わざわざ出向いてくれる(笑)。三年生にもなると、高をくくってというか、事の本質が見えなくなるようでぇ~
と。
思い半ば。
図書館と情報。これは難しいことなのだ。難しいということが分からないくらいに難しい。長年この世界に生きてきた余が申すのだから、これは事実なのだ(笑)。
そういう難しい科目の課題を余は四月そうそうに公開する。レポートはA4判で三枚程度ですむ。三ヶ月の期間がある。そのうえ相談日まで設ける。メルでは草稿の添削まで行っている。まさに出血大サービス。なのに昨年は相談日にきた者、たった一人。他の者はさぞや独習して素晴らしい成果をあげたことでしょうぞ。
今年は10倍になった。何の異変か。ふむふむ。
で、余が12時、キャンパスを這うように歩いていると、秘書がみかけて、唖然としていた。あとで耳にしたが、余は倒れる寸前のようだった、とのこと。そりゃそうだ。概数3時間かけて、のべ20名の難病の診察をしたのだから。
まあ、その甲斐あって、余の見立てでは、学生諸君、根治療法は無理な場合もあろうが(爆)、それなりに消毒して、包帯まいて、人前に復帰できるくらいにはなった。
独習者はおそらく、再起不能邪郎。けけけ。
2.授業準備
午後はすることもなく、退屈したので、授業準備にあてた。
今日は吐き気も目眩もしなかった。
科目「情報サービス」の、レファレンス・プロセス概念図を独自に考案、描いていたら結局、これも3時間かかった。たった一枚の図面に3時間。教育とは金のかかるものよなぁ。余の高給(?)の3時間分だから、これや家が買える、ベンツも買える。虎屋の羊羹だって買える。木屋町三条の「めなみ」なんって、何回でも行ける。
が、しかし、UMLでばっちり仕上がった。
安いものだ。
ただ、この一枚の図面が判読できるのは、世界中、余と数人だけだろうと思うと、涙。
3.もろもろ
いろいろある。
しかし、もう夜間10時を過ぎた。ねむるとしよう。
ああ、ゆうがたに友人から電話があった。電話なんて、年に数本しかないから、ドキリとした。が、なにかれと話していたら20分ほど時間がたっていた。まれな電話もよいものだ。
再会を期したら、六本木でワインでも奢ってくれるとのことだった。
しかし、なぜ余の携帯には電話着信が年に数本なのか、これも深い謎である。電話の役目を放棄しているようなauだな。しかたないから、今度替えるときは、ワンセグタイプにしよう。ちょっとは役にたつじゃろう。
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