« 小説木幡記:20070523(水)あっというま | トップページ | KGRノート:仮想レファレンス »

2007年5月24日 (木)

小説葛野記:20070524(木)大人のはしか、修飾麻疹

 今朝は葛野記。
 まず、
本日定食
 情報サービス。
 ようやく基礎が終わる。来月からはレファレンスプロセスに入ることができる。別途、この四月に新DVDを買ったので、タイミングを見計らって上映も必要。こういう教材は高価だ。DVD一枚が3万円ほどするからな。教育とはお金のかかるものだ。

 資料組織1(主題)。
 「件名」とかシソーラスに入った。難しい内容だが、ともかく最後まで一通り終えるつもり。6月に完了して、7月は重点内容の復習と深化。

 午後、重い会議が一つ。
 あと、麻疹流行について、なにか打ち合わせが必要になるかもしれない。

修飾麻疹(しゅうしょくましん)
 昨夕、NHKクローズアップ現代で、麻疹を特集した。
 修飾麻疹というのが、耳に残った。
 これは、ワクチンとかで免疫が出来ても、その後、免疫力が低下したときにかかるようだ。発疹がでなかったりで、麻疹(はしか)と分からないから、面倒なことになる。
 目の充血、目やに、発熱と咳。これが続くと、麻疹を疑う必要がでてくる。
 しかし、普通、医師も判断に迷うようだ。

 我々の年代だと、麻疹はかかるもの、だった。だから言葉の綾にも、若い頃の極端な政治思想行動などは、ハシカと揶揄されていた。
 こんな言葉を昔耳にした。
 「20代で社会主義、共産主義思想にかぶれない若者は、人でなし」
 「しかしそれは、ハシカのようなもの」
 「壮年になっても、社会主義思想に凝り固まっているのは、○○」
 (現実に、そういう人は多いから、公序良俗かんがみて、○○にしておいた)
 
 そんなハシカだったが、今問題なのは、成人の麻疹。
 なかんずく20代前後学生達のハシカ。軽く見てはならない。肺炎などで、まれに死亡例もあり、総じて数日間、起きあがれないほどの重篤のようだ。

休講を喜ばない者もいる
 ともかく、春先には想像もしていなかったハシカ。関東では四月末にすでに話題になったようだ。GWあけころから、軒並み大規模大学が長期閉鎖した。大体1週間、10日間、2週間程度は授業がなくなる。

 普通は、授業なんかが休みになると喜ぶ学生や教員(爆笑)が多いと思われがちだが、ちょっと違う。
 そうでもないことがたくさんある。
 典型的なのは就活学生。全体が閉講するほどになると、ひとごとじゃなくて、当人自身が罹患している可能性も高い。高熱や嘔吐、派手な発疹で、最低でも一週間は出歩けなくなるから、就活がストップする。
 授業。学生達も、大多数は予定を組んでいるから、不意に長期休みになると狂う。大抵はその間のことが責務ゼロにならず、別の予定、後の予定に食い込んでくる。
 バイト生。まともな職場だと、感染が疑われる場合、出勤を停止させるから、収入が激減する。
 さて、教員。
 予定を立てているから、非常にややこしいことになる。スケジュルの再構築は、時間もとる。

 だから、出来れば閉講はどこの大学でも避けたいだろうが、やはり、感染がもしはっきりしてくると、放置はできない。大学の規模にかかわらず、5~10名が短期間に罹患したら、休まざるを得ないだろう。
 今年の特徴は、大人(学生も大人だ)の麻疹。子供よりも、重篤。つまり、重症。

まとめ
 余の勤務先も、大学だ。だから、あれこれ悩む。
 余は、小学校のころ、数日間、高熱にうなされ意識が薄くなった、夢のような記憶が残っている。
 そばに、祖母がいた。
 もう、罹らないだろう、そのはずだ。

|

« 小説木幡記:20070523(水)あっというま | トップページ | KGRノート:仮想レファレンス »

小説葛野記」カテゴリの記事

コメント

どこか遠いところの話のように書きます(笑)。

某所では、「5~10名」どころの騒ぎではないのに、いまだ通常通りに営業中です。罹患者数、いや、もう全然数が違います。やっと今日お偉方が集まって今後のことを相談したようですが、何も漏れ聞こえてこないので、きっとそのままなのでしょう。

ちなみに私、麻疹に罹っておりません。はてさて。

投稿: morio0101 | 2007年5月24日 (木) 22時42分

 morioさん、それは相当にヤバイ話ですよ。君の営業所が京都じゃなくてよかった(と、胸なで下ろす)。

 なんというても、客商売なんだから、神経を使わないと大変なことになると、思うよ。
 和歌山の医学系営業所じゃ、新聞では、一名疑いありで、営業停止。

 めったに死ぬものじゃないけどね、君の営業所、そんな状態で、もし運悪く病弱なお客さんが、肺炎なんか併発して、儚いことになったら、社会的、道義的(Muが絶対いわない用語だね。ちょっと、別人)責任追求を迫られるよ。

 それに君も危ない。若い若いというても、20代で初めてお会いしたのは、もう20年も昔のことじゃなかったけ。そんな状態で罹患して、単身赴任、ああ、目も当てられない。今の内に、奥さんを呼び出しておいたほうがいいよ。

 ともかく、ちゃんと、まともな先輩同僚に、言わないと。
 同じ日本国のはずなのに、くわばらくわばら。

投稿: Mu→morio0101 | 2007年5月24日 (木) 22時57分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小説葛野記:20070524(木)大人のはしか、修飾麻疹:

« 小説木幡記:20070523(水)あっというま | トップページ | KGRノート:仮想レファレンス »