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2007年4月 5日 (木)

小説葛野記:20070405(木)倦怠と司政官

 今日は午前中に責務を果たした。ほっとした。昨年は体調不良で、人に代わってもらい面目を失したが、今年はなんとかしのいだ。そんなたいした話はできなかった。現代の図書館は、よいところだよ、といういわば人寄せの役目なのだ。それでよいと思っている。

 今朝は午前三時に目覚め(一応熟睡の果て)、あわててあれこれ足の痛みを応急処置し、午前四時には、目覚ましをセットしてまた眠った。眠るのも起きるのも随意なのはまだ大丈夫なんだろう。予定通り五時半に完全に起床できた。わずか一時間半だったが、脳の老廃物、身体のカスが全部消えたような思いがした。目覚ましが鳴る数分前に起きた。

 で、葛野着は午前七時、あれこれたまった仕事をさばいていった。しかし、なあ、責務を果たしたあとはだるい半日だった。要するに心身倦怠感に浸っているようだ。それでも、仕事が動くのは、これは加齢のせいだろう。多くのことは、半睡状態で出来上がっていく(あんまりミスもない)。まるで、ロボット。それも気持ちがよい。強いて、熱をいれる仕事はしないことにした。理由は、今のこの心身状態下にあっては、脳を酷使すると、回復しない。半眼半睡で一日を終えると徐々に楽になる。これも40年近い経験だ。ひたすらハサミで授業演習・班分け用のおみくじ紙を切っておった(笑)。

 なんだか闘病記になってきたが、そうじゃない。

 眉村卓というひとの小説を頭の片隅で、最近ずっと思い浮かべている。余にとっては、これほど凄い小説はないぞ、といいたいのが「司政官」シリーズだ。
 最近、文庫「司政官」を読んだので、楽になったら紹介する。
 最高傑作は「引き潮のとき」という全五巻の重厚な小説である。ロボット官僚を使い切る司政官の姿が目に焼き付いている。
 眉村卓さんの佳いところをどう表現していいのか、難しい。だから、名作なのにあまり言及してこなかった。そろそろ潮時、ちゃんと読み直してMuBlogの「現代古典」に入れるつもりだ。

 SQ1というロボット官僚の頂点にたつロボットと司政官の対話。これが、たまらぬ。うむ。余の思い描く文学とは、人でなかったのかもしれないなぁ。神か物神かマシンか、いや、自分のことはわからない。ただ、昔に、金沢の泉鏡花賞だったかな?、「消滅の光輪」が受賞していた。つまり、SQ1のファンは、この世におるということだ。すばらしい。再読すれば、倦怠感が吹っ飛ぶだろう。

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