小説葛野記:20070316(金)暇でもないが、なんとなく
昼食を「ザめしや」、でいただいたら、珈琲を飲んでもぼんやりしたまま。暇でもないのだが、午前中から、年度末ギリギリで来年度非常勤の先生が来校不可となって、教務担当の先生とあれこれ、縦皺を刻んで話し合っていた。なかなか、先生方も生身だから、先年の秋に決まったことでも急変はある。う、むむむの世界である。
……
1) 暇そうな小物入れ
先週、なにかのついでに99円ショップへ行って、帰って品物を眺めたら、変なものが入っていた。認知していなかった。ほとんど無意識に買い物籠にいれたようだ。物知りに聞いたところ、薬入れだろう、となった。余は多様な薬は飲まない方だし、飲まざるを得ぬ時は木幡で横臥しているから、不要品になる。
しかし説明を好く読んでみたら、いろいろ小物を納めなさい、という趣旨の詞書きがあったので、ひとしきり考え込んで、無用を有用にしようと、さっき工夫した。
工夫の結果はやはり無用だなぁ~の感が強いが、ふと思い出した。昔の卒業生で、徹底的に変わったグッズ、不要なグッズを買い込んでは、家族や友達に後ろ指さされていた秀才がおったことを。その者は、それがどうやら趣味だったようで、結構上機嫌で、「よいでしょう~」と、学友や余にも見せびらかしていたのを思い出した。
それが感染したわけではないが、余も公器blogを、一時的に私器blogにモードを変えて、見せびらかすことにした。
「どうだ、よいだろう、99円の小物入れ!」
小物入れ:開いた写真
左上は、てんこもりの飾り付き携帯電話。まったく電話がかかってこないので、近々にTVの映るものに変えようと思っている。少しは無聊もなぐさめられるじゃろう。
大左下の左上は、アメリカのコイン。まだ使えるはずだが、行くこともないし。棄てるに棄てられない。
左下は、ブラック・ラグーンやヨルムンガンド世界の名残。何か分かる人は、まあいないだろう!
右上は、消しゴムのスライス。そのままでは入らない。工夫じゃ。
右下は、空いたので、ちっこいプラスティックの紙ばさみ。
大右上の上部は、幅広のポストイット。下部は、フラッシュメモリ、125MB。
大右下の左側二つ分は、紙ばさみ。右端は、クリップ。
2) 昨日のMuBlog急変
いつもは全体アクセスが一日あたり700前後なのに、昨日は1000を超えてしまった。プロバイダーのアドレスには、議院関係や政府関係も入っていて、ゾワとした。すわ、内閣○○室のガサ入れか~!
それでアクセスワードを調べてみたら、なんと、トップに恩師の名前が入っていた。どうにも分からなくて、そこら中、ネットを探してみた。やっと分かった。勿論最近のニュースは数日後に誤報騒ぎになることもあるので、確定できないが、N先生がどこかの、日本国にひとつしかない機関のトップ候補に立っておられるらしい。
おや? と思った。そこのポストは、従来議院の長がなる慣例があったようだ。N先生は、現在、ある独立行政法人の長をなさっているはず。う~む。
いずれにしても、昔、フランスではアンドレ・マルローが文部大臣になったくらいだから、国のある種情報機関(笑)の長に、N先生がなられても、おかしな人事じゃなくて、喜ばしい限りだと思った。
N先生の専門には、電子図書館も含まれている。最適任者だろう。数年前には、フランスからも勲章を授与されたはず。
3) 本日定食
月末に、市内で会議があるのでその準備。
そろそろ、来年度の授業細目をblogに掲載し、周知宣伝。助勤たちとの打合せ資料も作成。
なかなかに、忙しい脳。
そうそう、ミンスキー『心の社会』を読了した今、N先生にそれを上回る著作をお勧めしようと思っていた矢先だが、またまた、繁忙は想像を超えることになった。しかたない。いや、もしかしたら、なにかお書きになっていらしゃるかも知れない。鳳凰の心は、燕雀ではつかめない。
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コメント
珍品でんなあ
何となく井伏鱒二翁の(珍品堂主人)を彷彿とさせるとぼけた味わい。
Muさんにもこういう平穏な一日があるのですねえ。
ボケたふりして楽しむのも年寄りの特権でっしゃろ。
今日もどっかの店で手一杯小銭のせてボヤボヤしていたら店の若い女の子がアッ小さいので足りますよと言って10円玉やら50円玉やらを何個か取り上げてくれましたです。
N先生は20年ほど前のころも東京、京都を1週間に1回以上往復していたようです。
(先生大変ですね、新幹線に乗るだけでも、疲れるでしょう)
(うんにゃ、その時間に原稿書けるから案外ええんですなあこれが)
・・・
やっぱメジロやシジュウガラとは出来がチャウようやねえ。
投稿: ふうてん | 2007年3月16日 (金) 17時50分
ふうてんさん
こんばんわ。
さっき葛野でコメント返しをしたのですが、マシン不調で届いていないようです。明日また、にたようなコメントが入るかも知れません。
小物入れ。
気には入っているのですが、この手の物は、折口が壊れるので、結局セロテープなんかで補強して、こぎたいないグッズになってしまうのが、つまらない。
メジロまでは、我らもいかないでしょう。せいぜい、カラスくらいに昇格しましょうや。
なんなら、鳥せいの焼き鳥ランキングで類似させてもよろしいが。野鳥レベルか、山賊焼きでしょうな。酒でもうすと、松の雫とかいうのが、そこそこいきます。
泡盛でいうと~、なんですな。
あほらしい。やめときます。
まあ、カラスは結構賢いらしいから、それにしておきましょう、ご同輩。
投稿: Mu→ふうてん | 2007年3月16日 (金) 20時43分