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2007年3月 9日 (金)

小説葛野記:20070309(金)晴そして掃除に備忘録

1)心の社会
 一昨日に無事読了した。図書を読み切る事が節目になるのだから、なかなかおもしろい人生だと思っている。ミンスキー先生は「感情の社会」とかいう図書を最近米国で出されたそうだが、まだ翻訳は出来ていないことと思う。春になったら、丸善に発注しておこう。相変わらず、異国の本は高額だ。
 人工知能については、「心の社会」の目次をまとめたら、あとは情報処理学会などを探して、「フレーム」の現代風実装記事をみつけて、少し勉強するにとどめる。図書が米国で刊行されてから、もう20年近くたつのだから、どうなっているかは、お楽しみ。
 なぜ、ここで止めるかは、素人の気楽さとも言えるし、また別の考えもある。人間は、気ままなものだ。
 読書録は後日のこととして、とりあえず一言で言うと、これまでいろんなところで学んできたことが、目から鱗がおちるように、全体視界、視野が鮮明になったということだろうな。

 多くの研究者の努力で、いずれ「日本人脳」ができることだろう。

2)現代畸人傳
 今夏の論文テーマは、保田與重郎『現代畸人傳』にした。年末から手を尽くして、年明けには準備も整ってきた。
 『心の社会』を読むだけで一ヶ月かかったから、その経験も含めて、今夏に至るまでに『現代畸人傳』を再読するつもりだ。実は、この図書は十代末から二十代末にかけて、10回ほど読んでいる。だが、今回は別の視点で読み解く。それが難渋しそうだから今春から再読に入るつもりだ。心の社会も、UMLも、その両方の考え方を用いて、新しい読み方を試してみたい。

3)昨夜送別会
 仏教学とか香道とか心理学とかマルチな先生を昨夕お送りした。北の国に旅立って行かれる。名物教授を一人失うのは、葛野にとってもったいないことだ。同じく秘書さん二人もお送りした。お一人は教え子でもあった。もう一人の方はここ二年ほどのことだった。日頃、そして催し物があるたびに、重い仕事がバックグランドで密かに動いていた、そういうことが身にしみて分かる。
 今春、多くのことががらりと変わる。人事もその大きな要素だ。
 組織にいる限り、送り迎えの春が胸にこたえる。葛野図書倶楽部2001も、新たな授業で部屋を見渡しても、屯所のドアを開いても、卒業した人たちは、誰一人として目に入らない。毎年毎年繰り返す事なのだが、慣れることはない。心の社会に生じる痛みだな。

4)できていない記事や仕事
 あれこれあって、たくさん記録したいことがあるのだが、まとめるということはキツイもので、一気呵成に手を付けないと、「やらないと、まとめないと、書かないと」と毎日繰り返しながら、毎日「小説葛野記」や「小説木幡記」でお茶を濁してしまう。まあよかろう、備忘録。

 ☆倶楽部の屯所は先月完成している、ちゃんと写真にとって記録しなくちゃ。
 ☆『萬葉集の精神』の可視化も、すでに先年完成している、整理解説して記録しなくては。
 ☆先月二月末に、久しぶりの芝居「大正海賊浪漫」(紅Redシリーズ)を枚方公園近くで観劇したのだが、随分気に入った。しかしまだまとめていない。
 ☆Pluto4、早くまとめないと。
 ☆蒼穹の昴/浅田、こんなにおもしろい図書なのに、まとめきれない。
 ☆チンギス汗/森村、モンゴルと金と宋、そして末尾に日本。こういうことは早くまとめないと。

それで、……
 結局の所、日々うたた寝して、深夜早朝Delphi 三昧に浸りきると、日常が壊れていき、ただ脳内とマシン内だけが豊かになっていく。その分、MuBlog痩せていく。
 ああ、桜の季節だなぁ。
 そう、桜。これで、また今春狂乱の道に走り、なさねばならぬ、やっておかないと、と思うことが次々と忘却の彼方~(笑)。
 そしてまた、授業。やはり、夏休みまで待たないと。

 今から、午後の掃除。

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