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2007年2月23日 (金)

CPU空冷装置・掃除のお勧め

承前:HDの直付け増設のお勧め

 先日、葛野のGreenマシンが突然奇声をあげて、停止した。昨年の夏も特定のアプリケーションを動かすと止まった。その時はJavaの倶楽部自作アドベンチャー・ゲームだった(オープンキャンパス用)。事情はすぐに分かった。要するに熱を出したわけである。で、昨年はクーラーをがんがん回した、冷蔵庫のように。そしたら動き出した。
 今は冬、さて、どうしたか。

CPU空冷装置

CPU空冷装置
 中をのぞいてみたら、相当に埃が溜まっていた。懐中電灯で照らしてみるとアルミの羽(ヒートシンク)が、埃にまみれているのが、ファンを通して分かった。で、あっさり掃除することにした。ところが、このファンとヒートシンクをマザーボード(MB)から引き離すのに、一苦労した。手技は、拡大写真にメモしたが、ちょっとねぇ~。パソコンの場合、掃除するにも手技を必要とするところも、なきにしあらず。

 なにかの参考にしてくださればよいでしょう。そうそう、マシンはノートじゃなくて、デスクトップ。一応規格大きさが、マイクロATXなので、市販品にも、この程度の大きさのはあるだろう。普通、メーカー製はもっとぎちぎちなので、はたして手を入れられるかどうか、メーカーや販売店にご相談くださいませ(笑)。当方に来られるお客人は、いずれも、保険のきかないブラックなアンダーグラウンドな客筋ばかりでしてな。Dr. MuBlack!

ファンとヒートシンク(ラジエター)

ファンとアルミ羽根(ラジエター)

よごれたヒートシンク:アルミ羽根(ラジエター)
よごれたアルミ羽根(ラジエター)
 こんな病理写真を公開するのは、もしかしたら公序良俗に反することかもしれないが、なになに、それはそれとして毎日頑張ってくれている娘なんだから、世界に公開してパソコン民間医学の普及につくしたいと決心し、お見せした。それにしても、小汚いことです。風呂に数年入らないと、こんな風になるわけです。今回の症状は、垢で発熱、となりましょうか。

CPUの背中

CPU
基盤(マザーボード:MB)上のCPU一式
基盤(マザーボード:MB)上のCPU一式
 話は逆になるが、MB上のCPUをご覧ください。銀色の四角です。自分で数年前に買ったのですが、機番は忘れています。ペンティアム4の2.5Ghzタイプです。当時はおとなしい中庸のCPUでした。これがちっこい割には元気者で、あっというまに60度c~100度cになって、冷却しないとお釈迦になるわけです(この用法は不謹慎ですね。お釈迦様になるというのは、古語でして、要するにお亡くなりになることを、こういう世界では、オシャカニナル、ともうすわけです)。空冷装置を外した所と、掃除して付けた所を乗せておきました。

システムのモニター画面

システムのモニター画面
 と言うわけで、CPUの温度や電圧やファンの回転数を見ましたら、42度cになっておりました。多少は熱がさがって、それからずっと動いております。めでたし、めでたし~。
 ちょっと、まったぁ。

密着グリス
 実は、このGreenシステムのMBでは、CPU温度が64度になると停止するわけですが、一般には体温程度が良いわけです。よく分かりませんが、70度を超えると、壊れるのでしょうね(そんな実験はしたことない)。
 ところが、42度cというのは、せっかく掃除しても、高温とも言えます。そういうモニタがソフトにある方は試してください。適当なソフトを数本まとめて激しく動かすと、みるみる温度が上昇しますが、ファンの回転数も上がって、そこそこ40度から50度程度に落ち着くはずです。

 この記事例ではアイドリング(なんもしない状態)で、42度cですから、掃除した効能がない、となります。
 この謎は、次回、CPUの背中にグリスを付けることで、おそらく30度台になることと思います。つまり、CPUの熱が、冷却装置との間が隙間だらけで、ちゃんとヒートシンクに伝わらない状態なんですね。
 などといいながら、このまましばらく使うでしょう。なんとなく、オーバーヒート気味になったら、うちわや扇風機で冷やす手法もあるのです。

 私の場合、実は数日間、研究室に暖房を入れておりません。
 この手法は、冗談ぬきで、ただしい方法論のひとつなのです。

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コメント

テクノ・ボーイでんなあ

 あの頃の 電算室如(ごと) 我が部屋も
  扇風機まで 駆りだして

 やがてその 扇風機にも ホコリのやつが
  積もってちょっとも 冷ええへんねん

 パソコンも 車と一緒で そのうちに
  空冷やめて 水冷ってか??

(サーマル・シャットダウン)を京都方面では(オシャカになる)言うんですかあ? 

投稿: ふうてん | 2007年2月23日 (金) 20時33分

いま、木幡の黒マシンは常時36度cで、ファン回転数も2800くらいです。
葛野のは40~50度cで、しかもファンが2500くらいしか回りません。
多分、ファンも変えないとね。それで駄目なら、マザーボードの温度センサー、コントローラがおかしいのやと思います。

ネットでみると好き者のマシンは32度cくらいですね。多分そういうスタート点から電圧あげて速くするなんて軽業が昔流行ったんでしょうね(現在、できるかどうか知りませんが)

ふうてんさんのはノートと思いますが、マシンごと袋に入れて、冷蔵庫で稼働させたら、動画もきれいに処理すると思いますで。ああ、外付けの液晶を付けてね。

釈迦に説法ですが、ほんと、マシンは冷たいのが好きみたいですね。ただ、ふうてんさんの昔話では、零度前後だと、他の機器類がおかしくなるようですね。結露なんかで。HDなんか氷ついて回らなくなりそう(笑)

さて、しばらくは、葛野マシンの冷却に、しんどい日々です。水冷にしないと室温に影響を受けすぎなんですよ。でも、昨夏、Java走らせると止まるって、おもいだしても笑えてきます。Javaは効率の悪いシステムなんですなぁ~。

投稿: Mu→ふうてん | 2007年2月23日 (金) 20時53分

蛇足、釈迦に説法ですが

 温度が上がると同じ(抵抗素子)の(抵抗値)が大きくなるのですね。
分子が活発に動くから電荷の移動の邪魔をして抵抗が大きくなるのです。
温度が低いほど抵抗は小さくなります。
絶対0度(マイナス273℃)の超伝導はそれの極みです。

 デジタル回路はスレッシュホールド・レベルの上か下かで(1)か(0)か決まります。
昔は電源電圧が5ボルトくらいで、信号のレベルが2.5ボルトくらいより上だと確実に(1)、0.何ボルト以下だと確実に(0)、という風に設計されていて、2ボルトくらい余裕がありました。
しかし2ボルトを上がったり下がったりするのには時間が掛かり、スピードが上がりません。
そこで今は0.何ボルトの中で1か0か(オンかオフか)決まるようにロジックの半導体は作られています。

 そうなると温度による抵抗値の変化は極めてセンシティブに動作に影響します。
電圧(ボルト)=電流(アンペア)×抵抗値ですからね。
温度が高くても、温度が低くても(設計で想定している最適値)から外れていくことになります。
通常、設計が想定している(周囲温度)は0℃~40℃です。
根拠は人間が住む部屋の温度はそんなものだろうということです。
(内部温度)は半導体の集積度が増してクロックが速くなると100℃を軽く超えたりするのでしょうね。
今はインテルのCPUも(発熱器)ですから、どちらかというと冷やした方が無難、となる次第です。

 以上、電気系のテクノ・ボーイにだけ通じる話でした。

投稿: ふうてん | 2007年2月23日 (金) 22時07分

 電気系ですね、おじさん!
 大体わかりました。
 ところで、Macは数年前まで(今もかな)、ファンレスでしたよ。iMacもそうかもしれない。ヒートシンクだけでPowerPC(G4)をよく動かしたもんです。だからスピードが乗らなかったのかも知れませんが。

 以前MuBlogでお見せしましたが、G5時代の内部の風洞化というか、風の道造りは、ものすごく工夫していましたな。(今は知りませんが)
http://asajihara.air-nifty.com/mu/2005/06/powermacg5_4516.html

 ふうてんさんも、扇風機で冷やすより、どうでしょう、冷蔵庫は。ノートの冷却強化とか水冷化はむつかしいと思いますがね。

 ともかく、数日内にパーツ屋さんで、風神とかいうファンや、銅製のヒートシンク(高そうです)とか、密着グリスとか入手して、葛野のケリを付けます。このままだと、部屋全体が寒くって風邪を引きます。

 しかし、最初に出くわしたコンピュータはばかでかい部屋全体が夏も冬も25度cで、春秋はものすごく寒かったです。その上、空調の音は、爆音じみていて、話も通じなかったです。
 あのコンピュータの熱で温泉でも出来そうです。

投稿: Mu→ふうてん | 2007年2月23日 (金) 22時25分

ついでに

 Macのマザーボードはコンパクトでシンプルで美しかったです。
それは何よりもPowerPCというCPUが小さかったおかげでした。
何故小さく出来たかと申しますと、RISCタイプのCPUですからワイアード・ロジックの回路が少なかったのですね。
その分、命令を沢山ブン回しますので処理速度は上がらない。

 一方インテルはCISCですからロジックの回路をなんぼでも抱え込んじゃう。
処理速度は当然速くなるけれど、CPUは大きくなり発熱量は増すばかり、挙げ句に(CPUファン)なる珍妙なものを付け始めました。

 あぁそれなのに、それなのに。
ついにMacもインテル・チップになっちゃった。
一昨年当たりからのノート用ペンティアムは省電力を実現したのです。
電力を使わず高速を維持する。
秘密は、コア部分がRISCアーキになっている、とか。
同時にもはやCPU製造の要諦は(分子レベル)の物性の勝負になっているのですね。
巨額の開発投資をしないと、どないもなりゃしません。

投稿: ふうてん | 2007年2月23日 (金) 23時00分

ふうてんさん
 分子のレベル、CPUの設計方針で、Muのマシンは発熱したりしなかったりするわけですね。
 昔、Joさんがどっかで、人間が持っている脳の能力を全開放したら、発熱して死んでしまうとか言うてました。

というわけで、
 windowsもMacも、脳部分は、インテル社が大半。怖いことだと思いました。感想ですが、人は個人ごとに少しずつ、絶対的にDNAが異なるわけですが、~
 同一CPUは、全世界同じ物ですから、ここになにか埋め込まれていたりしたら大変ですね。
 熱談議は、水冷か強化空冷か、適当にやっておきます。また、温度モニターをお見せすることでしょう。今度は、10度cくらいで、冷え症です、なんてなると笑えますが。

投稿: Mu→ふうてん | 2007年2月24日 (土) 06時12分

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