« 小説木幡記:20070113(土)曇かな | トップページ | カニ風味:サラダだより(伏見蒲鉾:新潟市) »

2007年1月14日 (日)

NHK風林火山(02)故郷は

承前:NHK風林火山(01)三河から甲斐

 暗い中にだんだん手応えを味わってきた。
 故郷は遠きにありて偲ぶものだな。
 養子先で、実子が生まれるのは辛い。ましてそんな時、家を長期間空けていて、帰郷するとな。
 実家を兄が継いだら、もう、次男坊カラス、自由な分だけ、もてあまし者、居候でしかない。

 さらに、将来山本勘助が仕える武田家自体が今、兄弟で家督争いというか、父親が次男を可愛がる。まるで、徳川家光が将軍になるまでの話。そう言えば、伊達政宗も、実母が弟を可愛がりすぎて悲劇が生じた。当時は長子相続でもなかった。親が気に入った者に家督が譲られたのか。
 たわけ(田分)を避けるために、オールオアナッシング。後を継がない者は、居候。モンゴルでは末子相続。
 オスマントルコ時代だと、継承者以外の兄弟は、すべて殺されるか、永久幽閉。すさまじい。

 武士になりたい山本勘助のハンディも強く描かれていた。隻眼(せきがん)、跋扈(ばっこう)では仕官できない。戦えないと見なされて、よってたかって出家を奨められる。それは、おそらく特例を除いて現代の自衛官や警察官もそうだろう。軍扇を持つ。参謀、軍師しか武士として生きていけない。そう言えば、秀吉時代の黒田如水も一年間の捕虜生活がたたって、足が完全に麻痺していたようだが、軍師として生き延びた。

 今夜のどのエピソードも、同情せざるをえない逆境だった。その勘助がどのように武田信玄と巡り会い、どのように軍師として認められていくのか、そこが今年の見どころなのだろう。また、来週も観てみよう。

|

« 小説木幡記:20070113(土)曇かな | トップページ | カニ風味:サラダだより(伏見蒲鉾:新潟市) »

NHK風林火山」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: NHK風林火山(02)故郷は:

» 風林火山〜第2話・天涯孤独! [一言居士!スペードのAの放埓手記]
風林火山ですが、山本勘助(内野聖陽)が故郷の今川領に帰る話です。勘助の子供時代も、多少は描かれていますが、同時に武田信玄や信虎などのストーリーもあるわけです。 山本勘助は、子供の頃から目や足に障害があったようで、両親は武士としてはとても無理だと思い仏門に入れようとします。そんな勘助を憐れに思った大林という侍が勘助を養子に迎えたわけであります。(風林火山、第2話・さらば故郷の感想、以下に続きます)... [続きを読む]

受信: 2007年1月14日 (日) 22時49分

» 徳川家光 江戸幕府・第三代将軍 [徳川家光]
その後、徳川家光の時代になり 家光の乳母の福(後の春日局)が 「大奥法度」を定めて、実質の「奥」を作ったんです 【 時代の影に、女あり 】 まさにこの言葉があてはまるんですね   そんな江戸時代前期、江戸幕府の礎を築いたのが 「徳川家光」ではないでしょうか ... [続きを読む]

受信: 2007年1月18日 (木) 16時28分

» 「風林火山」第二回。 [リリコ雑記]
「さらば故郷」の第二回。今回は勘助&後の主君・武田晴信、共に身内に嫌われるという悲しい話です。(;;)しかしながら今回の見所は、セミヌードご披露の内野さんでしょう!(←っておいおい) [続きを読む]

受信: 2007年1月18日 (木) 22時48分

» NHK風林火山(03)城とヤマセミ [MuBlog]
承前:NHK風林火山(02)故郷は  甲斐に帰った山本勘助は、お腹の大きくなったミツのもとに戻るが、最初は「わしの子やない」と言い張る。そのミツを、村の青年は好いている。後の武田信玄も興味を寄せる。予告編では、信玄の父親信虎も矢を射かけるほどにミツに執心する(なぜ矢を向けたかは不明、鹿を逃がしたとおもったのか、信虎が人... [続きを読む]

受信: 2007年1月21日 (日) 21時34分

« 小説木幡記:20070113(土)曇かな | トップページ | カニ風味:サラダだより(伏見蒲鉾:新潟市) »