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2007年1月10日 (水)

小説葛野記20070110(水)曇→ユートピア

 7:25葛野入室、室温13度c、湿度35%、CPU37度c(2556ファン回転)、SYSTEM25度c(2280ファン回転)
 心身調、よろし。

本日定食
 生涯学習概論相談日、これは他の余の科目と異なり、個人レポートだけの採点なので落とす人が多い。簡単な課題なのだが、課題指示は昨年9月、それを年明けにどうたらしても無理だ。仕方なかろう。軽いストレスが学生にもあってよい。
 某所で判子ぽんぽん、会議打合せ。
 昼食後会議、その後は書類の整理、やがて夕睡か、そのあとは部屋の掃除。一見、暇そう(笑)。ところが、どっこい。

サウジアラビアにユートピアの未来を見た
 昨夕、声だけだが、NHKクローズアップ現代で、公開されたサウジアラビアの実情が報告された。結論を先に申すなら、税金もない、医療・教育、完全無料のまるでユートピアで、現在、解き得ない課題に直面しているとのこと。

1.若者が働かない。
  働く意味を知らない。30%が無職。大体親から月額30万円ほどの小遣いをもらっている。
2.宗教教育で困惑。
  ジハードを勝手にテロ組織などが解釈して困る。以後は、国王の命に従って戦うことをジハードと定義するよし。

 サウジアラビアには地球石油資源の40%が埋蔵されているらしい(?)。だから、ずっと無税、王が石油によって得た資金の配分を国民は受けている。働く者はほどんと公務員。他の労働人口は外国の低賃金労働者。働かなくて喰っていけるのだから、極楽というか、究極の共産主義社会がユートピアに転じた世界か。それが、リアルにある。働かざる者は喰うべからず、なんていうお題目は雲散霧消。まさに夢のような世界~。
 そこに生まれた子供達は、親から「無理して働かなくてもよいよ、小遣いたんまりやるから遊んで暮らせ」と教えられる。国はさすがに展望をもっているから、危機感を持ちだした。石油がいつまで保つかは分からない。国が滅びるという苛立ちが中枢部にはある。

 民間会社に、サウジアラビアの国民を10%なり20%なり採用しないとダメだ、という法律を適用する。民間は、嘘のリストを国に提出する。民間会社は言う「働きもしない者に、外国人の5倍の賃金を払うなんて、馬鹿げている、やっていけない」。そして言外に「ちょっとキツイ仕事だと、あっけなく辞めたり、将来組織を支えようなんて志のまったくない国民を養うことはできない」

 国は若者達に、働く意義を教えたり、職業訓練を施すために無料の施設を作る。しかし卒業しても半分以下しか定職につかない。しかも、生徒が集まらないから、月間5万円を生徒に支払っている~
 
 仕事につけないのじゃなくて、仕事をしたくない若者は、真っ昼間から砂漠に行って、愛車の改造に専念し、ドライビングテクニックを競い合っている。さすがに画面には一切でなかったが、余の想像では、公序良俗に反する行為を、厳格なイスラムの教えをかいくぐってやっているに違いない。アルコール、麻薬、官能世界。想像だが、あの青年たちの弛緩したものいい、雰囲気からはそう想像した。
 一方、なんとなく生真面目な青年はあっけなくテロ組織にはいり、世界を渡り歩く。

 無税。医療、教育無料。裕福。縛りなしの人生。ただ、イスラムの掟はある。
 
 余は20代のころ、しきりにユートピアについて、考えた。社会主義、共産主義、五族協和の満洲国、イスラエルのキブツ……。現代日本がユートピアなのかもしれないと、TVを見終わって思った。その事情は長くなるので、記さない。

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コメント

質問です。

(小説葛野記)は、(MuBlog)に吸収ですか?

投稿: wd | 2007年1月10日 (水) 11時13分

 別blogの小説葛野記は、このMuBlogに吸収合併する予定です。後日、小説葛野記にはそれを記します。
 

投稿: Mu→Wd | 2007年1月10日 (水) 14時09分

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