明石の玉子焼はタコ焼きなのか:本家きむらや
明石の玉子焼:明石焼:たこ焼き
その話を聞いてからMuはいたく深く悩み出した。実のところその玉子焼を口にしたことがなかったのだ。初めて食した記憶をさぐると十年にもなろうか、梅田(大阪だから嘘明石焼きかな)の地下街で偶然そういう看板を見て、オオタニ君の顔が浮かんで飛び込んだ覚えがある。味は覚えていない。ただ、ダシに浸けたのははっきりしている。
明石の関東煮
本家きむらや
というわけで、オオタニ君、今度絶品の鴨なんばでも食べながら、明石焼き、玉子焼き、タコ焼きの異本じゃなかった、異同をおしえてたもれ。その日は、生粋大阪のフレームNakamura君もおるから、ついでにタコ焼きの真髄も聞かせてもらえるかも知れない。ああ、悩む。明石焼き(玉子焼き)とタコ焼きは別物なのだろうか。たしかにふわふわと柔らかく、ダシに浸けると、口中に融けてしまうなぁ。
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コメント
明石焼き大好物です!! 明石の商店街で麦酒と一緒に。。。美味で御座りました。
たこ焼きのルーツと聞いたことがありますが真偽のほどは分かりません。
明石焼きは大抵赤い板の上に乗っていますね。タコからの連想なんでしょうか?
投稿: namiko | 2006年12月29日 (金) 17時31分
namikoさんとは、はてたしか芦屋の豪邸にお住まいするという、例の方でしょうね。
その様な条件設定で一言。
まず、不用意に「ちゃうちゃう」と、某オオタニ君のセリフを書きましたが、私の記憶では、この「違う」という言葉の使い方が、明石と須磨と神戸と大阪では、それぞれ微妙に異なるとのこと。はたして、明石原人がどのようなイントネーションで「ちゃう、ちゃう」と言ったのか判然といたしません。明日合う約束なので、密かに確認しておきますが~。
次に、ほぉ、明石焼きの方がルーツなんですか。そう言えば明石の繁華街は、全町これタコ踊り、いたるところ辻の隅々まで、タコが踊り狂っております。となると、タコ発祥地としての面目にかけて、本家タコ焼きは明石にあると、判定して良さそうですね。
玉子焼きが赤い板に乗ってくるのは、民俗学的になにか意味があるのかどうか、……。京極堂あたりに聞かないとわからないでしょうなぁ。どうみても、タコの赤面とは異なる鮮やかさですから、多分、縁起物かもしれませぬ。
それにしても、玉子焼きとは言い得て妙です。ダシにつけていただくと、ツルンとした食感があって、青のりとソースの香ばしい大阪タコ焼きとは、やはり一線を画すというか、幽明界を異にする世界です。
というわけで、依然として、玉子焼きはタコ焼きのルーツなのかどうかは、選者としては判定不可です。
投稿: Mu→namiko | 2006年12月29日 (金) 19時11分