小説葛野記:20061115(水)晴
昨日夕方は少し雨だったが、今朝は晴れていた。いつものように木幡では早起きしてシャワーつかって大量のシャツから好みを選んで身につけた。
いや、つまりだ。
数日前に、着る物がなくてこまったなぁと、独り言をつぶやいたところ、昨夜この数年間に買われ、袖を通していなかった衣類が30点ほど出てきたわけである。カーディガンだけで6着もあった。つまり、余はじゃまくさがりなのだろう、眼前の服にしか手を出さない。衣類とはどこかに整理整頓されて納められているというイメージがわかないようだ。
余はいつからこんな風になったのだろう。末子(ばっし)の属性なのだろうか。やはり軽いオタクなのだろう。熱中していることには微にいり細にいり粘着質そのものなのに、それから外れると、まるでアウトオブ眼中。もしかしたら、「お金がないなぁ」とつぶやいたら、大金の入った袋が枕元にドスンと置かれるかもしれない。ためしてみよう。
さて。というわけで、この冬は暖かく過ごせそうで、よかった。
本日定食
熟練の助勤さん二名と、若い助勤さん五名とで、すでに二日間終わった授業の今日は三日目。まとめ日になる。ノリのよい班、悪い班。いろいろあるけど、なんとか今日までは無事に終わった。
その後は、明日の重要会議のために別館で打合せ。
その後は、別の会議。
その後は、掃除しながら、作戦を練る。
戦略と戦術
つとに思うようになった。時間を無意識に有効に使うようにセットしなくては、と。つまり、スケジュルを細かくたてて、分単位で行動するのはかっこう悪いことだ。そんなのがこれからの余生であってはならない。蝶のように舞い、蜂のように刺す。こうでなくちゃね、でないと、アメーバや猿と変わらない。
どうするか。
年内まで立ち止まって過去を振り返り、厖大な雑事余事無駄事を整理する。つまり掃除だね。かかえこんだままウン十年とかいうものを整理する。そうすることでなんとか、ゆったり乗り切ろう。
しかし。
無趣味無芸隠遁生活と思う割には、好き事が多すぎるなぁ。
……。
マシン関係。せめてwinかマックか、どっちかに整理する→できないなぁ。
ソフト関係。Delphi 一本にしぼると言ったじゃないの→そう言っても、なぁ。
車関係。タクシーと電車、新幹線でどこでも行ける→RSは棄てられないなぁ。
旧式のMAUSER M721なんか棄ててしまう→も、もったいないなぁ。
読書。「文学」にしぼって、マンガやキワモノ(何をさす?)は棄てる→うむむ、青ざめるなぁ。
歴史。古代史に絞って、その他は無視する→ああ、困った。
隠遁生活。携帯もメルも棄てたらもっと隠遁→よい考えだが、逆効果。つまり隠れれば隠れるほど好奇心(まだ、生きとるかな、と)を持たせてしまう。
会議。いなくても良い会議は病気になるか→クビになる覚悟しないとね~。
授業。……→ホントに免職になるぞぉ。
ともかく、生きていくと言うことは、なかなか気苦労がつきない。人生、蝶のように舞い、蜂のように刺す。これは難しいね。
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