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2006年11月13日 (月)

小説葛野記:20061113(月)晴

 葛野に着いたのは7時だった。普通なら珈琲を飲んで、さて早速小説葛野記を執筆するはずだったが、授業の準備がやけにおもしろくってあっというまに8時50分になってしまった。先週すませたはずなのに、しつこいというか粘着質のわが身を知った(笑)。

 それで、午前の二つ、午後の一つ、そのあとの公務、そのあとの学生指導:これはword原稿をパワーポイントに写す、移すことなど、無事終えた。後者は、あっさりドラッグですませるはずだったが、なんと幾つかの図版や文字囲いがあったせいか、そのままだとパワポ画面に載せたとたんに内容が壊れてしまった。
 「えっつ!?」「そうなんです先生。だからお呼びしたんです」と。
 「まてまて、うむうむ」。 と言うわけで数分後に秘伝の技を使って完了。
 まだまだ、昔取った杵柄よな。

 さて、そのあとは9月に開催した誠会のビデオをDV化する作業にようやくとりかかった。細工は隆々、あとは気力と時間だけ。マックG5健在。古いマシンでも(昨年の!)、メモリーは3GB弱、ハードディスクは合計500GB以上あるから、……。来年はテラバイトにしなくっちゃ。

 というわけで、今はもう外は真っ暗になってきた。
 昨夜の功名が辻はなかなかよかった。勝った者の悲哀が良く現れていた。勝も負けるも人生。生きてなお不確かな未来を生きる苦もあれば、石田三成のように端座して首を打たれる人生もある。
 ところで、これは木幡記に属する話だが、最近は淀君が良く思えてきた。勝ち気な女の悲しみがよく分かるのう。……。歴史にifは禁物だけど、あの時秀頼がせめて彦根あたりに陣をはっていたなら、裏切りもなかったかもしれない。女子は戦争、戦略思考にはむかないのかもな(と、性差別かねぇ)。

 ああ、これは葛野記だ。
 アップルが気持ちよくて仕方ない。事情は判然とせぬのだが、なんかこう、動画とか写真を相手に触っていると、全体が潮や気流に乗って流れるような感じがする。精神衛生上、まことによい。

 明日からはまた新しい世界に入ろうぞ。いつも、明日がある。そして過去は連綿と重なって余の背にある。過去が宝。その光で明日を照らす。くくく、たまにはかっこうつけてもよかろう。
 ただ。電気を消した後、そこで思念が消えたとき、時のない世界にうつる。

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