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2006年10月11日 (水)

もう終わった昨日の日記

 昨日は人が起きるころに思い立って近所の公民館へ行き、戸籍をとった。戸籍には私の名前が抹消もされずに残っていてほっとした。
 その後、生まれて初めて社会保険事務所というところへ行ってみた。国道24号線が名神高速道路の下をくぐる直前の、でっかい消防署の横にあった。自分のことと家族のことで、相談に行ったわけである。相談とは言っても、結局書類をもらうためだった。

 広い待合い席に50人分くらいの椅子があって、窓口は7つあった。私の番号札は43番。随分待たされた。しかし気さくな担当者だったので、話が弾み(笑)20分ほど相談した。そのあと別の階の別の窓口にも寄った。内部の仕事ぶりは、ちかごろ話題の社会保険事務所であってもよくわからないが、待合いシステムとか、担当者が個人単位で綿密に相談に乗るのは、長いあいだの工夫の果てのものなのだろう。

 ところが。私自身について言うと、社会保険事務所は当面、無関係だと分かった。二時間前後、なんだったんだろうと思う反面、こういうことをまったく経験せずに、国や私学の事務組織に支えられたきた者が、はじめて社会にでた(笑)という、自立のためのセレモニーみたいで、おもしろかった。考えてみれば、よきことあしきこと、数十年にわたって私の宮仕えというのは、国とか私学に丸抱えされた、おくるみに包まれた状態だったのかもしれない。

 結局昼になってしまっていた。近所の四川料理へいって、日替わりランチ800円にした。随分むかしから、24号線を走るたびに、この店が気になっていた。味苑とかいう名前だ。国道沿いの一角に駐車場らしき敷地もない、ちっこいただの中華飯店にすぎない。

 注文にでてきた小柄なお兄さんに、メニューなしで日替わり以外の名前を口にしたら、なんとなく首をかしげる。おやっとおもって、他のお兄さん達を見た。似たような風貌だ。「もしかしたら、日本語は駄目なのか」と気付いた。あわててメニューをあけて、じゃまくさかったので日替わりの写真をしめした。仏頂面で首を縦に振った。わかったようだ。厨房にもどった彼の大きな声が聞こえた。中国語だった。

 ところが。他の数名のお客さんとの対応をみていると、ほとんど中国語だった。あらら。このお店、お客も含めて、全部純粋の現地四川料理かもしれない。

 美味しかった。中華はときどき嵐山近辺で、チェーン店にはいるのだが、そこも気に入っているが、ここはまるで四川、大量の茄子のようなもの(笑)の炒め方仕上がり甘さ辛さの質が異なっていた。附録で鶏肉唐揚げをマダムらしき人が運んできた。でっかい、中身もジューシー。「違うんだなぁ~」と、嬉しくなっていた。

 帰りに800円払いながら、マダムに「美味しいですね」というと、にっこり笑って、なまりのある日本語で「麻婆豆腐はもっとですよ」と答えた。現地の麻婆豆腐は日本のものと違うのかも知れない。そのつもりになってみると、お兄さん達、そしてマダムの風貌、やはり日本と違っている。もちろん料理も違っている。
 だけど、なんとなく気持がよくなった。違いがあっても、しっかり働いて、しっかりサービスしている人達をみて、安心した。

 葛野の屯所で、局長2006秋と、倶楽部運営についてだいぶ話し込んだ。間に別仕事もはいって、合計すると二時間ほどだった。接点がいくつか見つかった。

 木幡で夕食は、大皿のブリ刺身だった。
 ドレッシングはなかったが、海藻とかいくつかの自製ハーブとかの上に、なにか胡椒がかかったようなブリが一面にあった。大量のカボスが二つ切りにしてあって、それを硝子の小皿に絞り込んで、醤油をたらして、食べた。うむうむの味だった。
 若布のみそ汁、ゴーヤ(笑:*)のチャンプール、小芋のにっころがし、たくあん。デザートはイチジク。
 そうそう、最近はイチジクのジャムが朝の友。

 昨日の日記を記している間に、空腹になってきた。いま午前四時すぎ。さて、珈琲とイチジクジャムと、発酵バターで朝のお食事。今日も元気だ。煎茶がうまい。


 ゴーヤというのは、わたしにとって、子供のニンジンのようだ。あのてこのてで食卓にのる。ときどき騙されて口にする。そう、まずくはない。おいしいのだ。しかし、なにかしら、苦手だ。しかたない。

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コメント

役所の帰りに四川料理

 役所とかの公的な機関の訪問は娯楽じゃないですよね。
用事が終わったらビ~ルを飲んだり旨いものを食べたりしたくなりますわね。
今回は旨い(四川料理)、しかもネイティブたちの調理、サービスで味は良好。
よかったですねえ。

 当方は一足お先に(おくるみに包まれた状態)から開放され、今年から自分の足でよちよち歩きの練習を始めております。
まあ赤ん坊でいうと満一歳といったところ。
還暦、とはいい得て妙ですなあ。

 ゴ~ヤは、しかし、なにかしら、苦手だ。
落ちが決まりましたね。

投稿: ふうてん | 2006年10月11日 (水) 12時28分

ふうてんさん、役所の仕事は毎日毎月経験することじゃないから、難しいね。裏面の説明書を難解読んでも頭に入らない。こういう法令というか内規を作る人も人だが、それを執行する公務員もどんな頭をしているのかぁ~感心します(笑)。
日本はものすごい人材があるんだなぁ。

しかし、件のことなんか、役所を私の場合数回遍歴して、それぞれにそれぞれの書類を交互に、交換することになるから、ときどき絶望的になりました。どっちを先にするか。

笑い話だが、この書類をAに納めるにはBの書類が必要で。Bからその書類を取り寄せるには、Aの書類が必要で、それをとるにはCとBとの確認書が必要で~。あははははは。無限ループだね。

まあね、みなさんその書類の山に埋もれて毎日お仕事をして、毎月お給料もらって生計たているのだから、その原資には私の税金からも補填されているだろうけど、お互いに、仕事がなくなると、困るわね。

びしっと、一つの窓口で、5分で済んだら、リストラになる人が増えるから、黙ってみていましょう。

でも、ふと疑念。
「こんな複雑な仕事。間違わないのだろうか~?」
この疑念にとらわれると、現代社会、重度の鬱になりますね。

投稿: Mu→ふうてん | 2006年10月11日 (水) 16時24分

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