宇治川のラジオゾンデ
気球とゾンデ
それなら、陸上自衛隊の気球なのだろうか。実は、最初にイメージに浮かんだのは「風船爆弾?」だった。自衛隊の空にしぼんで立っていたからそう思ったのか、人の考えにまとまりはない。帰りに空高く見えたのは、自衛隊とは反対の場所、宇治川を挟んだ南側だった。
熱気球、風船爆弾、ラジオゾンデ、飛行船、……。空の気球をみると大抵そういう言葉が浮かんでくる。昔の飛行船は水素ガスだったらしく、ヒンデンブルク号爆発歴史映像は脳裏の底に残っている。今は、ヘリウムガスなのだろう。
ところで、写真を見ると風船の下に長い紐が付いていて、地上につながっているようだった。ラジオゾンデをネットで調べてみると、気象観測気球のことで、ものすごい上空まで飛ばし最後は割れるようだ。その間、機器が無線で気象状況を送り、機器は回収されるのかどうか。
ゾンデという言葉は、ドイツ語でSonde、英語だとプローブ(probe)。探索すること、探索針、つまり手の届かないところを長針で探るような様子らしい。
確かに、風船の下には機器があった。肉眼では、なんとなくビデオカメラのような気がした。私がそういうことをしたかったから、そう見えたのだろう。安定棒のようなものが機器の横に付いているのも分かる。
たいしたことでも無かろうが、気球をみることは滅多にないので、興奮して写真に撮った。
ゾンデは何を探索していたのだろうか(笑)。
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