小説葛野記:20061030(晴)
今朝は6:30到着、すぐに熱い珈琲を淹れて飲んでいる。そういえばここ数年の夏期は、アイスコーヒーじゃなくて、熱い珈琲ばかりだ。だから、秋になってくるとことさら珈琲が美味くなる。その心は、……。うまい言い方がみつからない。
本日定食
一限目は、図書館が普通のマーケッティングと異なることを少し。近未来の図書館では、どんなことをすれば図書館がにぎわうか、ちょっと問題を出してみよう。
そこは足早にすぎて、ネットワーク構成図に少し言及。余にとっては当たり前のことだが、多くの過去事例では余が板書するとはじめて「ほほぉ」と感心する者もいるようだ。ネットワーク構成、そういう考え方は、あまりないのかな。
二限目は、先回は目録の実例を書いてもらったが、今回はその一々の説明と、さらにもどって、古典的目録カードの雛形・穴埋め練習をしてもらう。目録はそれなりにメタデータとしてのへりくつはあるのだが、やはり、経験的にカード様式の中に一つの図書世界を圧縮する行為をなさないと、隔靴掻痒(かっかそうよう)だね。
三限目は、ほにゃらとおとなりさんへでかけてこにゃにゃちは。今日はやっと着手発表の後半。今日の成果は専用blogか、葛野図書blogに載せるかすこし悩んでいる。やはり前者にするかのう。
おとなりさんは、今秋が最後の演習・講義になるので、いささか感無量で毎週出かけている。葛野とは学生気質もひと味ことなり、そのひと味に教育の塩加減が楽しかった。来春以降はこの浮いた時間を研究に振り向けられると半ばわくわくだが、それで失うものもある。バランス感覚だね。違った世界を同時に味わう良さが消える。いや、そのかわり、この何年も忙殺されて消えていたまともな研究思考時間を得たともいえる。いつも思うのだが、何かを得れば、なにかが手から滑り落ちる。両の手しかないのだから、指の間からぽろぽろとこぼれ落ちるものを寂しく思い、そのかわり得た物をしっかり握りしめる。どんなことも、限りがある。
四限目は、ちとキャンパス内近所によって判子ぽんぽん。これもお仕事。
その後は、夕睡。
なんとなく、人生つじつまがあっておる(へんな理屈)。
昨日日曜のこと
結局、終日UMLにいそしんでいた。ユースケース図とクラスター図とで、なんとか日曜作家のデータ処理をすすめていた。結局マシン、ソフト依存症は筋金入りだと痛感した。しかしいつまでたっても、JavaとDelphi(PASCAL)との使用頻度に悩む。本来ならば、C系のJavaよりも、PASCAl系のDelphi が好みだし、身体にも合っているのだが、なんというか流行とか、そういうことに気持ちがふらつく。
結局、Delphi のヴァージョンを良くしらべて、UML装着を確認して、しこしこと余生を超絶ソフト世界に沈めることでしょう。余の人生にあってシステムは余を裏切らない、常に(笑)。
夕風呂はことのほかよかった。うっとりした。なんというても、開発レベルの趣味のあとの風呂は、最高によい。
そのあと、十二国記「図南の翼」を、結局80%読んでしまった。これ、これまでのシリーズ内容と少し異なる。よい違いがある。小野さんって、すばらしい作家だと再確認した。
で、功名が辻。山内一豊さんついに、徳川についた。土佐二十万石が保証された一夜だった。それにしても仲間さんという女優さん、なかなかよろしい(笑)。
いざ
今朝最後の三科目予習して、いざ出陣。武運長久。
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