茶六別館・丹後の宮津・あるいは梅安湯治
承前:天橋立
茶六別館(京都府宮津市島崎)地図
温泉(外に岩風呂)「小町」
広縁
江戸の池波・梅安さんほどではないが、それなりの仕事を夏期にこなした後だから、この温泉半日はとても身にあっていた。宿の茶六別館は、うわさでは旅行会社での宮津ベストに入っているらしい。と、ひとごとのような宣伝に想うかも知れないが、たしかに、ちょっと古体のそれでいて清潔な、あざとさのまったくない、誠実な旅籠(はたご)だった。
仲居さんが、その時は、ものすごく素人ぽくって爆笑だった。最初はぎこちなかったのに、だんだん言葉が地元(いや? ちょっと別の田舎かな?)になってきて、話を聞いているだけで、料理が美味しくなった。
写真の風呂は、小町温泉のほうで、露天は岩風呂。男性の「太郎」温泉は、露天が信楽焼の壺だった!? 壺だから一人しか入れないが、なんとも言えない味わいでしたな。
なお、部屋は羽衣。二階にあって、十畳+三畳で、広々としていました。至福。
参考
茶六別館
| 固定リンク
「地図の風景」カテゴリの記事
- 白峯陵の西行(2012.03.13)
- 小説木幡記:瀬戸大橋線・瀬戸内海をまたぐ列車(2012.02.20)
- 小説木幡記:徳島城下・伊予街道の不思議な光景(2012.02.18)
- 伊勢参り(2)伊勢神宮とトポスとしての「おかげ横丁」(2010.02.04)
- 紅鮎(べにあゆ)で湯治ついでに季節の料理(2007.05.08)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント